【完結】ハーレムルートには重要な手掛かりが隠されています

天冨 七緒

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一章 純愛…ルート

シャルマンと似てきているのかも

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「どうして?まだ帰らなくても…」

今朝になり、ライアン様が一度屋敷に戻る事を知った。

「いつまでも世話になるわけにはいかないからな。」

「やだぁ、離れたくないぃ。」

「シャル、学園に戻ったらなっ。」

「戻ったらぁ?」

抱き寄せられ唇を奪われた。

「「「シャル゛」」」

朝から馬車に乗るまでずっと僕は駄々を捏ねていた。
見送りに家族が一緒に集まっていても、ライアン様しか見えておらず今もキスはライアン様からでも僕の方がキスの続きを求めていた。
家族の叫び声は聞こえていたけど、残りの約一週間ちょっとライアン様に会えないと思うとやめる気はなかった。

「にゃぁん」

唇が離れると寂しくて変な声が出た。
だけど「学園には三日前に戻る」と僕にしか聞こえないように教えてくれた。
小さく頷いて素直にライアン様から離れ…手だけはライアン様を離したくなくて絡めたままだった。

「シャル…愛してる。」

頬に軽いキスをして、ライアン様は去っていった。
激しいキスより最後のキスのが破壊力があり、腰が砕けるかと思った。
僕はライアン様を乗せた馬車が見えなくなるまで見続けた。

「ライアン様に会いたい…。」

今別れたばかりなのに、もう会いたくなってしまった。

「シャル、中に入ろうっ身体が冷えてしまう。」

お母様が肩を抱いて屋敷の中に入ることを進めた。
確かに少し寒かった。
ライアン様がいる時は全く感じなかったな…。

ライアン様を見送ってから何日もたった。
何日も経ったのに、まだ始業式三日前にはなっていない。

早く始業式三日前になって欲しい。

誰か時間を進めてくれないかな?
あの日僕はライアン様が使用した着替えをこっそり手にいれていた。
寝巻きに使った服を抱き締めながら、ライアン様が横になったベッドの上にいる。
微かに残るライアン様の痕跡を辿った。
ライアン様を辿ると身体が落ち着き、深く意識が沈んでいく。
気持ちいい心地よさ。
僕は学園に戻るまで同じことを繰り返していた。

やっと、学園に戻る日が近付いてきた。
家族の皆は明日でも良いんじゃないか?と僕をひき止めてくれ、心配や悲しみを表してくれていたのに僕の心は既に学園に向かっていた。

ごめんなさい。

だけどライアン様に会いたいの、側にいたい抱きしめて欲しい。
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