王子よ、貴方が責任取りなさい

天冨 七緒

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聖女時代

ソミールとコルネリウスの会話

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 ソミールとコルネリウスの会話。
 
「ねぇ、もう帰っちゃうの?」

「ああ」

「……私と自然に話してくれるの、今じゃコルネリウスさんだけだから……」

「聖女候補と上手くいっていないのか?」

「……上手くいってないわけじゃないんだけど……」

「あれからまた何かあったのか?」

「私は、皆と協力出来たらって思っていたんだけど……『見習いとは仲良くするべきではない』って言われて……行動も監視されているみたいで」

「監視?」

「見習いの子と一緒に掃除していただけなんだけどね……親しすぎるって注意されちゃったの」

「それだけでか?」

「他にも、見習いの子だけじゃなく礼拝に訪れた人とも話しちゃいけないとか、言われちゃって……私としては、普通の会話をしていただけなんですけど……なんだか皆と、どう接したらいいのか分からなくなっちゃって……」

「聖女候補が多くの者と交流を持つことは、なんら問題ない。それを注意? どうかしている」

「皆は、あんまり会話したくないみたいなの。見習いの子や礼拝に訪れる人は私と同じ平民だからだと思う」

「平民差別か……」

「平民差別? そんなんじゃないと思う。どう接していいか分からないだけじゃないかな……差別だなんて……」

「私から司祭に……」

「だめ。それはしないで。私はいいけど、見習いの子に迷惑かけちゃうから」

「……そうか、わかった。なるべく早めに訪れるとしよう。そうだな、次は……四日……いや、五日後になるかな」

「五日後……本当ね? すれ違っちゃったりしたら嫌だから、変更になる時は必ず連絡してね」

「あぁ、そうするよ」

「……もう、帰っちゃうんだよね?」

「色々やることがあるからな」

「……寂しい……」

 コルネリウスの腕にそっと触れるソミール。

「五日後は必ず来るから……ソミール嬢、あまり無理しないようにな」

「無理なんてしてないよ。体力だけには自信があるもの」

「何かあれば、すぐに私を頼るように」

「ありがとう。心強いよ」

「ソミール嬢……」
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