8 / 64
第一章「王国編」
第八話「アイゼンシュタイン王国」
しおりを挟む
フェンリルと出会った日から、俺達の本格的な旅が始まった。俺はロビンとダリウスに戦い方を教える事にし、早朝に起きて戦闘の訓練を行い、朝の八時まで訓練をすると、馬車での移動を開始する。
ガーゴイルやゴブリン等の魔物を狩りながら、強化石を集めて移動をし、幼いフェンリルに大量の食事を与える。フェンリルは瞬く間に大きくなり、体重は二十キロ程にまで増加した。力を上昇させる強化石と、敏捷を上昇させる強化石をフェンリルに与え、一気にステータスを伸ばしている。
フェンリルは『アイス』の魔法と、『アイスストーム』の魔法を練習している。アイスは氷を作りし、敵の動きを阻害する魔法。アイスストームは氷を含む竜巻を発生させ、周囲に氷ダメージを与える魔法だ。魔法の威力も上がり、弱いゴブリンやガーゴイルなら、アイスの魔法で凍らせられる様になった。
俺はフェンリルの名前をヴォルフと名付けた。名前の意味は狼。初めて出会った時に、狼に見えたからだ。ちなみに、ミノタウロスの事はタウロスと呼んでいる。ヘンリエッテさんが付けたあだ名だ。
仲間のレベルも大きく上昇し、俺はレベル29。ヘンリエッテさんは20。ダリウスは12、ロビンは13、ヴォルフは35まで上昇した。ヴォルフのステータスの上昇速度には目を見張るものがある。タウロスの力を借りる程の敵とは出会えなかったから、彼のレベルは50のままだ。
ゆっくりと馬車で移動を続け、途中で召喚石や魔法石を集めながらアイゼンシュタイン王国を目指すと、俺達はついに王国に辿り着いた……。
〈アイゼンシュタイン王国〉
魔王城を出てから二十五日ほど経過した。途中で魔物との戦闘や、剣術の訓練を行ったから、随分時間が掛かってしまったが、その分、パーティーの戦力を大幅に強化出来た。
「ついに着いたわね。ラインハルトはこれから冒険者ギルドに行くの?」
「そうですね! すぐにでも冒険者登録がしたいですよ」
「冒険者ギルドも規模が様々だから、登録するギルドは慎重に選ぶのよ。ラインハルト。暫く別行動をしましょうか。旅で手に入れた物を精算したいし」
「そうですね。ヘンリエッテさん、今までお世話になりました! また会いましょう」
「ええ。私はこの町に居るから、用があったら商人ギルドに遊びに来てね」
ヘンリエッテさんは俺を強く抱きしめると、彼女が所属する商人ギルドの場所を書いた地図を渡してくれた。ヘンリエッテさんとは長い時間を共に過ごしたから、別れるのがとても寂しい。だが、またすぐに合流出来るだろう。
まずはこの町にどんな冒険者ギルドがあるのか、調べてみる必要がありそうだ。どうせなら大きなギルドではなく、規模が小さなギルドに加入して、俺達の力でギルドを盛り上げていきたい。
石畳が敷かれた美しい町を歩く。背の低い木造の家や店が規則正しく建ち並んでおり、町の至る所に露店がある。見るもの全てが新鮮だ。俺はロビンを肩に乗せ、ヴォルフの背中にダリウスを乗せた。ダリウスはヴォルフの背中に乗るのが好きなのか、町の人達は興味深そうに俺達を見つめている。
ゴブリンを肩車する人間と、白い毛の狼の背中に乗るガーゴイル。可笑しい組み合わせだとは思うが、これが俺達の日常だ。ゆっくりと美しい町を見て歩くと、俺達はまず、魔石を売る事にした。旅で手に入れた魔石は、基本的に俺達の戦利品となり、魔石以外の物は全てヘンリエッテさんに譲った。
鞄には召喚石や魔法石、空の魔石が詰まっている。魔石を買い取ってくれる店を探した方が良さそうだな。魔石を売ったお金で宿の宿泊費を払おう。それ以外には特にお金の使い道はない。
暫く町を進むと、冒険者向けの道具を扱う通りを見つけた。どうやらここは『冒険者区』というエリアらしい。冒険者区には冒険者が溢れており、武具を扱う店や魔法道具の店が所狭しと建ち並んでいる。きっとここは一日中歩いていても飽きないだろう。
冒険者区を見物しながら歩いていると、古い木造の建物を見つけた。どうやらここは冒険者ギルドなのだろう。店の入り口には『冒険者ギルド・レッドストーン』と書かれた看板が掛かっている。冒険者区には様々なギルドがあったが、このギルドが一番規模が小さいみたいだ。規模が小さいというか、外見は魔王城と同じくらい朽ち果てている。
父がハース大陸の南部に建てた木造の魔王城は、隙間風も入り、天井が落ちている部屋もあった。とても『城』と表現出来る様な立派な建物ではなかったが、父は城だと言って聞かなかった。何だか自分が暮らしていた魔王城を見ているみたいで懐かしい……。
「ラインハルト。ここで冒険者登録をするの?」
「分からないな。ちょっと覗いてみようか」
ダリウスとロビンは不安げに建物を見上げている。ヴォルフは俺の背中に飛び乗り、嬉しそうに俺の顔を舐めている。木製の扉を開けると、室内からは甘い果実の香りがした。室内には古びた家具が乱雑に置かれており、本棚に並ぶ本は埃を被っている。本当にここは冒険者ギルドなのだろうか?
室内には木製のカウンターが置かれており、カウンターの奥では、一人の少女が楽しそうに料理をしている。料理をする前に、室内を掃除すれば良いのにと思ったが、少女は俺を見る事もなく、淡々と料理を続けている。どうやら果物を使ったパイを作っているみたいだ。以前父が、人間が暮らす村からパイをくすねて来てくれた事があった。盗んだパイを食べながら、二人で葡萄酒を飲んだ事が懐かしいな……。
「すみません……ここは冒険者ギルドですか?」
俺が声を掛けると、美しい銀髪の少女は料理を作る手を止めた。パイは完成したのか、形が悪いパイを包丁で切ると、少女は何も言わずに俺の方に差し出した。
「これ、頂いても良いんですか?」
「はい……」
透き通るような声がとても美しい。肌は雪の様に白く、白いワンピースを着ている。少女は相変わらず俺を見ようとはしない。俯いたまま、俺の方にパイを押しやった。
いびつな形のパイを口に運んでみると、豊かな酸味と程よい甘みが口の中で広がった。まるでリンゴの様な食感の果実が美味しい。これは何という果実なのだろうか。そのままパイを全て頬張ると、ダリウスもロビンも食べたいと言って聞かなかった。
少女は嬉しそうに小さく笑うと、パイを切って皿に乗せれくれた。俺は仲間達にパイを食べさせると、少女は目を瞑ったまま顔を上げた。
「美味しい……ですか?」
「はい。ご馳走様でした。パイを食べるのは人生で二回目なので、何だか感動してしまいましたよ」
「パイが人生で二度目? 冗談でしょう? まさか、そんな人が居るなんて……」
「一度目は父さんが民家からパイを盗んできてくれたんですよ」
「それは本当ですか? まぁ、悪いお父様ですね……」
少女は相変わらず目を瞑ったまま、楽しそうに微笑んだ。まさか、目が見えないのだろうか? 目が見えないから室内の乱雑な様子が分からず、埃が被った本棚を放置しているのだろうか。
「冒険者ギルド、レッドストーンへようこそ」
「ここは冒険者ギルドなんですね」
「はい。これから活動をしようと思っています」
「実は俺も、これから冒険者になろうと思ってこの町に来たんです」
「そうなんですね。ところで、あなたの近くに居る生き物はなんですか?」
「この子はゴブリンのロビン。それからガーゴイルのダリウスに、フェンリルのヴォルフです」
「ゴブリンにガーゴイル、それからフェンリル? 少し触れてみても良いですか?」
「勿論良いですよ」
少女はゆっくりと近づいてくると、テーブルにつまずいて転びそうになった。俺は咄嗟に少女の体を支えると、彼女は恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「ごめんなさい……私、この通り目が見えないんです。だからたまに躓いて転んでしまう事があるんです」
「そうなんですね……」
ダリウスは少女の手に触れると、少女は嬉しそうに何度もダリウスの手を触ってから、ダリウスの頭を撫でた。目が見えないから、ガーゴイルという生き物の形が分からないのだろう。少女はダリウスの翼に触れると、小さく悲鳴を上げて手を引っ込めた。
「ガーゴイルは大理石の様な白い皮膚に、背中から翼が生えているんです。背は低く、翼を使って自由に空を飛ぶ事が出来るんですよ」
「魔物について詳しいんですね」
「俺が詳しいのは仲間の事だけですよ」
「ガーゴイルのダリウス……初めまして」
「初めまして……」
ダリウスは恥ずかしそうに少女を見上げている。彼も男だから、女性に触れられるのが恥ずかしいのだろう。俺の体の後ろに隠れると、ロビンの背中を押した。それから少女はロビンとヴォルフを何度も楽しそうに触ると、満面の笑みを浮かべた。きっと頭の中で、見た事もない魔物の姿を想像しているのだろう。
「あの……私はつい最近、この建物を購入して、冒険者ギルドの運営を始めたのですが、まだ勝手も分からなくて……もし良かったら、他のギルドには行かずに、私のギルドで冒険者登録をしてくれませんか?」
少女の正体はさっぱり分からないが、仲間達が彼女に気を許しているし、俺は何だかこの子に興味を持ってしまったのか、彼女の提案を二つ返事で引き受けた。
ガーゴイルやゴブリン等の魔物を狩りながら、強化石を集めて移動をし、幼いフェンリルに大量の食事を与える。フェンリルは瞬く間に大きくなり、体重は二十キロ程にまで増加した。力を上昇させる強化石と、敏捷を上昇させる強化石をフェンリルに与え、一気にステータスを伸ばしている。
フェンリルは『アイス』の魔法と、『アイスストーム』の魔法を練習している。アイスは氷を作りし、敵の動きを阻害する魔法。アイスストームは氷を含む竜巻を発生させ、周囲に氷ダメージを与える魔法だ。魔法の威力も上がり、弱いゴブリンやガーゴイルなら、アイスの魔法で凍らせられる様になった。
俺はフェンリルの名前をヴォルフと名付けた。名前の意味は狼。初めて出会った時に、狼に見えたからだ。ちなみに、ミノタウロスの事はタウロスと呼んでいる。ヘンリエッテさんが付けたあだ名だ。
仲間のレベルも大きく上昇し、俺はレベル29。ヘンリエッテさんは20。ダリウスは12、ロビンは13、ヴォルフは35まで上昇した。ヴォルフのステータスの上昇速度には目を見張るものがある。タウロスの力を借りる程の敵とは出会えなかったから、彼のレベルは50のままだ。
ゆっくりと馬車で移動を続け、途中で召喚石や魔法石を集めながらアイゼンシュタイン王国を目指すと、俺達はついに王国に辿り着いた……。
〈アイゼンシュタイン王国〉
魔王城を出てから二十五日ほど経過した。途中で魔物との戦闘や、剣術の訓練を行ったから、随分時間が掛かってしまったが、その分、パーティーの戦力を大幅に強化出来た。
「ついに着いたわね。ラインハルトはこれから冒険者ギルドに行くの?」
「そうですね! すぐにでも冒険者登録がしたいですよ」
「冒険者ギルドも規模が様々だから、登録するギルドは慎重に選ぶのよ。ラインハルト。暫く別行動をしましょうか。旅で手に入れた物を精算したいし」
「そうですね。ヘンリエッテさん、今までお世話になりました! また会いましょう」
「ええ。私はこの町に居るから、用があったら商人ギルドに遊びに来てね」
ヘンリエッテさんは俺を強く抱きしめると、彼女が所属する商人ギルドの場所を書いた地図を渡してくれた。ヘンリエッテさんとは長い時間を共に過ごしたから、別れるのがとても寂しい。だが、またすぐに合流出来るだろう。
まずはこの町にどんな冒険者ギルドがあるのか、調べてみる必要がありそうだ。どうせなら大きなギルドではなく、規模が小さなギルドに加入して、俺達の力でギルドを盛り上げていきたい。
石畳が敷かれた美しい町を歩く。背の低い木造の家や店が規則正しく建ち並んでおり、町の至る所に露店がある。見るもの全てが新鮮だ。俺はロビンを肩に乗せ、ヴォルフの背中にダリウスを乗せた。ダリウスはヴォルフの背中に乗るのが好きなのか、町の人達は興味深そうに俺達を見つめている。
ゴブリンを肩車する人間と、白い毛の狼の背中に乗るガーゴイル。可笑しい組み合わせだとは思うが、これが俺達の日常だ。ゆっくりと美しい町を見て歩くと、俺達はまず、魔石を売る事にした。旅で手に入れた魔石は、基本的に俺達の戦利品となり、魔石以外の物は全てヘンリエッテさんに譲った。
鞄には召喚石や魔法石、空の魔石が詰まっている。魔石を買い取ってくれる店を探した方が良さそうだな。魔石を売ったお金で宿の宿泊費を払おう。それ以外には特にお金の使い道はない。
暫く町を進むと、冒険者向けの道具を扱う通りを見つけた。どうやらここは『冒険者区』というエリアらしい。冒険者区には冒険者が溢れており、武具を扱う店や魔法道具の店が所狭しと建ち並んでいる。きっとここは一日中歩いていても飽きないだろう。
冒険者区を見物しながら歩いていると、古い木造の建物を見つけた。どうやらここは冒険者ギルドなのだろう。店の入り口には『冒険者ギルド・レッドストーン』と書かれた看板が掛かっている。冒険者区には様々なギルドがあったが、このギルドが一番規模が小さいみたいだ。規模が小さいというか、外見は魔王城と同じくらい朽ち果てている。
父がハース大陸の南部に建てた木造の魔王城は、隙間風も入り、天井が落ちている部屋もあった。とても『城』と表現出来る様な立派な建物ではなかったが、父は城だと言って聞かなかった。何だか自分が暮らしていた魔王城を見ているみたいで懐かしい……。
「ラインハルト。ここで冒険者登録をするの?」
「分からないな。ちょっと覗いてみようか」
ダリウスとロビンは不安げに建物を見上げている。ヴォルフは俺の背中に飛び乗り、嬉しそうに俺の顔を舐めている。木製の扉を開けると、室内からは甘い果実の香りがした。室内には古びた家具が乱雑に置かれており、本棚に並ぶ本は埃を被っている。本当にここは冒険者ギルドなのだろうか?
室内には木製のカウンターが置かれており、カウンターの奥では、一人の少女が楽しそうに料理をしている。料理をする前に、室内を掃除すれば良いのにと思ったが、少女は俺を見る事もなく、淡々と料理を続けている。どうやら果物を使ったパイを作っているみたいだ。以前父が、人間が暮らす村からパイをくすねて来てくれた事があった。盗んだパイを食べながら、二人で葡萄酒を飲んだ事が懐かしいな……。
「すみません……ここは冒険者ギルドですか?」
俺が声を掛けると、美しい銀髪の少女は料理を作る手を止めた。パイは完成したのか、形が悪いパイを包丁で切ると、少女は何も言わずに俺の方に差し出した。
「これ、頂いても良いんですか?」
「はい……」
透き通るような声がとても美しい。肌は雪の様に白く、白いワンピースを着ている。少女は相変わらず俺を見ようとはしない。俯いたまま、俺の方にパイを押しやった。
いびつな形のパイを口に運んでみると、豊かな酸味と程よい甘みが口の中で広がった。まるでリンゴの様な食感の果実が美味しい。これは何という果実なのだろうか。そのままパイを全て頬張ると、ダリウスもロビンも食べたいと言って聞かなかった。
少女は嬉しそうに小さく笑うと、パイを切って皿に乗せれくれた。俺は仲間達にパイを食べさせると、少女は目を瞑ったまま顔を上げた。
「美味しい……ですか?」
「はい。ご馳走様でした。パイを食べるのは人生で二回目なので、何だか感動してしまいましたよ」
「パイが人生で二度目? 冗談でしょう? まさか、そんな人が居るなんて……」
「一度目は父さんが民家からパイを盗んできてくれたんですよ」
「それは本当ですか? まぁ、悪いお父様ですね……」
少女は相変わらず目を瞑ったまま、楽しそうに微笑んだ。まさか、目が見えないのだろうか? 目が見えないから室内の乱雑な様子が分からず、埃が被った本棚を放置しているのだろうか。
「冒険者ギルド、レッドストーンへようこそ」
「ここは冒険者ギルドなんですね」
「はい。これから活動をしようと思っています」
「実は俺も、これから冒険者になろうと思ってこの町に来たんです」
「そうなんですね。ところで、あなたの近くに居る生き物はなんですか?」
「この子はゴブリンのロビン。それからガーゴイルのダリウスに、フェンリルのヴォルフです」
「ゴブリンにガーゴイル、それからフェンリル? 少し触れてみても良いですか?」
「勿論良いですよ」
少女はゆっくりと近づいてくると、テーブルにつまずいて転びそうになった。俺は咄嗟に少女の体を支えると、彼女は恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「ごめんなさい……私、この通り目が見えないんです。だからたまに躓いて転んでしまう事があるんです」
「そうなんですね……」
ダリウスは少女の手に触れると、少女は嬉しそうに何度もダリウスの手を触ってから、ダリウスの頭を撫でた。目が見えないから、ガーゴイルという生き物の形が分からないのだろう。少女はダリウスの翼に触れると、小さく悲鳴を上げて手を引っ込めた。
「ガーゴイルは大理石の様な白い皮膚に、背中から翼が生えているんです。背は低く、翼を使って自由に空を飛ぶ事が出来るんですよ」
「魔物について詳しいんですね」
「俺が詳しいのは仲間の事だけですよ」
「ガーゴイルのダリウス……初めまして」
「初めまして……」
ダリウスは恥ずかしそうに少女を見上げている。彼も男だから、女性に触れられるのが恥ずかしいのだろう。俺の体の後ろに隠れると、ロビンの背中を押した。それから少女はロビンとヴォルフを何度も楽しそうに触ると、満面の笑みを浮かべた。きっと頭の中で、見た事もない魔物の姿を想像しているのだろう。
「あの……私はつい最近、この建物を購入して、冒険者ギルドの運営を始めたのですが、まだ勝手も分からなくて……もし良かったら、他のギルドには行かずに、私のギルドで冒険者登録をしてくれませんか?」
少女の正体はさっぱり分からないが、仲間達が彼女に気を許しているし、俺は何だかこの子に興味を持ってしまったのか、彼女の提案を二つ返事で引き受けた。
0
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる