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第二章「魔石編」
第三十話「再開」
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ヘンリエッテさんは暗殺者襲撃事件以降、アイゼンシュタイン製の武具をアイグナーで販売していたらしい。その後、アイグナーに滞在して魔物の討伐隊を組み、若い冒険者と共にブラックウルフを討伐をしていたのだとか。
「アイグナーといえば、アーベルさんには会えましたか?」
「ええ。アーベルさんの家には何度か遊びに行ったわ。ラインハルトと同じギルドに所属していると言ったら、随分歓迎してくれたわ。暖かい家庭で素敵な人達だった……」
「そうでしたか。俺もいつかアイグナーに戻りたいですよ」
「きっといつでも歓迎してくれるわよ。アーベルさんもカミラも、アマンダさんもラインハルトに会いたいと言っていたからね。それに、村の若い冒険者の中には、ラインハルトも憧れる者も多かったわ」
「え? 俺にですか?」
「そうよ。既にラインハルトの功績はアイグナーにまで轟いているのね。私がレッドストーンの冒険者だと言うと、武具が飛ぶように売れたわ」
ヘンリエッテさんは長く伸ばした黒髪をかきあげて俺を見つめた。フローラも美しいが、ヘンリエッテさんもまた美しい。二十八歳までに結婚出来なければ、俺と結婚したいと冗談半分で言っていたが、俺は既にフローラという最高の恋人が出来た訳だから、ヘンリエッテさんとの約束は守れそうにない。
「ラインハルトは相変わらず町の警備をしているの?」
「そうですね。騎士の称号を得た訳ですから、暗殺者襲撃事件後も、衛兵や兵士達と共に魔物討伐をしています」
「毎日大変ね……」
「まぁ、ブラッドソードの襲撃に備えて夜警をしていた時よりは遥かに楽ですよ。夜も眠れる様になりましたらかね」
「夜眠れる事を喜ぶ十七歳か……そう言えば、私は先月二十六歳の誕生日を迎えたのだけど、二人の誕生日はまだなの?」
「俺の誕生日は四月一日ですよ」
「私は明日なんです……」
フローラの誕生日は十二月十日なのか。明日が誕生日だとは知らなかったから、彼女のための贈り物も用意していなかった。今から急いでフローラのための誕生日プレゼントを買いに行こうか。幸い、今日は特に遂行しなければならないクエストもない。
「フローラ。何か欲しい物はある?」
「そうね……髪留めが欲しいかな。以前お母様から頂いた髪留めが壊れてしまったの」
「髪留めか……他には何か欲しい物はある?」
「普段あまり物は買わないし、どんな物が売っているのかも分からないから……そうね。魔法の杖が欲しいな」
「分かったよ。きっと素敵な贈り物を用意するからね」
「私のためにラインハルトが贈り物を? まぁ楽しみだわ……」
「ああ。それじゃ暫く出掛けてくるよ。ダリウス、ロビン。一緒に町に出ようか」
「俺はヘンリエッテさんと居る! 離れたくない……」
「それじゃ僕が一緒に行くよ。全く、ロビンは本当に甘えん坊だね」
ダリウスはロビンの頭を撫でると、ロビンは頬を赤らめてヘンリエッテさんに抱きついた。それからダリウスは翼を広げて飛び上がると、俺の肩の上に着地した。ブラッドソードの討伐で得た報奨金を魔装の懐に仕舞い、壁に立て掛けた魔剣を背負った。武器は必要ないだろうが、魔剣が無ければどうも落ち着かない。
町に出ると既に日が暮れており、背の高い街灯が魔法の炎で町を照らしている。今は夕方の七時頃だろうか。仕事を終えた冒険者達が、楽しそうに肩を組んで酒場に向かっている。やはりこの町は雰囲気が良い。
自分の手で市民を守っているという実感があるからだろうか、平和に暮らす人々を見ているだけでも、何だか気分が明るくなる。俺の性格ではどうやっても魔王になれる訳がない。人々が安心している顔を見るのが、冒険者としての楽しみになっているのだからな。
まずはフローラの髪留めを探しに行こうか。上等な商品を買うためには、商人に相談して品物を選べば良いだろうか。俺は商人ギルド・ムーンライトに顔を出して、この町で一番質の良い髪留めを作る職人を教えて貰う事にした。
ダリウスを肩に乗せて町を歩くと、背後から視線を感じた。何者かが俺達を尾行しているみたいだ。しかし、ダリウスが警戒していないのは、俺達を尾行する者から殺気を感じないからだろう。ダリウスは悪意のある魔物や、殺意を持って近づく人間には敏感だからな。町の平和を脅かす存在ではないだろうが、王国を防衛する騎士である俺を尾行するとは、一体何を考えているのだろうか。
俺は町のあらゆる路地を知り尽くしている。夜警をしていた時に、暗殺者が隠れられそうな場所を虱潰しに当たっていたからだ。歩行速度を徐々に上げ、狭い通路に入る。この通路の先は行き止まりになっており、地元の人間ならここに立ち入る事はない。というのも、ここはかつて、若い冒険者が自ら命を絶った曰く付きの場所だからだ。
婚約者を持つ若い男の冒険者が、自分の婚約者が別の男と行為をしている所を目撃したらしく、若い冒険者は浮気相手を殺め、自らの命も絶ってしまったという、悲しい過去がある場所らしい。ここには冒険者の亡霊が出ると噂になっているが、亡霊を見る事が出来るのは、過去に浮気をした事がある女性に限るらしい。
新たに女性と交際を始める時は、デートの最中に女性をこの場まで誘導し、女性が霊の姿を確認出来るか確かめるというのが、アイゼンシュタインの若い男の間で流行っているらしい。亡霊は浮気の経験がある女性を見つけると、けたたましい叫び声を上げてこの場から追い出すのだとか。俺は以前エレオノーレさんと面白半分でこの場所に来た事があったが、彼女の前に亡霊が姿を現す事はなかった。
ダリウスと共に通路の奥で身を隠し、俺達を尾行する者を待つ。すると、フードを被った何者かがゆっくりと近づいてきた。俺は左手に火の魔力を込め、ファイアの魔法の準備をした。レベル七十五まで上昇した俺のファイアは、低級の魔物なら一撃で葬れる威力を持つ強力な攻撃魔法へと進化を遂げた。
フードの人物が俺達の前を通り過ぎて奥に進むと、俺達は通路に飛び出した。左手をフードの人物に向けて炎の球を作る。フードの人物は瞬時に剣を抜いて構えた。どこかで見た事がある剣だな……。
そのまま剣で水平斬りを放ってきたが、攻撃があまりにも遅い。一体何のために俺達を襲うのだろう。手に溜めた魔法の威力すら感じ取れないのだろうか。このファイアの魔法は人間を一人葬るには十分過ぎる程の威力だ。俺は魔法の威力を弱め、小さな炎の球を飛ばした。
フードの人物は炎の球を見るや否や、驚いて尻もちをつき、その弾みでフードが脱げた。クリステル・フォン・ファルケンハイン……。ファルケンハイン王国の第一王女と名乗る人物だ。目には大粒の涙を溜めており、彼女は俺を睨みつけると、再びフードを被って路地を出た。
「何がしたかったんだろうね」
「さぁね。ムーンライトに行こうか」
「そうだね」
俺達は特に気にも留めず、商人ギルド・ムーンライトを目指した。すると、性懲りもなくファルケンハインの第一王女が俺達の尾行を再開した。そう言えば『私が直々に魔物の討伐を依頼しに来てやった』と言っていたが、一体どんな魔物の討伐依頼なのだろうか。ギルドでの無礼と、俺達を尾行している事を謝罪するなら、話を聞くくらいはしても良いが、随分気の強そうな女性だったから、きっと自分から俺に謝罪する事は無いだろう。
それからムーンライトの商人達に、髪飾りを作る職人に関する情報を聞き、商業区にある宝飾店に向かう事にした。相変わらずファルケンハインの王女は俺達を尾行してくる。暫く商業区を歩いていると、背後から悲鳴が聞こえた……。
「アイグナーといえば、アーベルさんには会えましたか?」
「ええ。アーベルさんの家には何度か遊びに行ったわ。ラインハルトと同じギルドに所属していると言ったら、随分歓迎してくれたわ。暖かい家庭で素敵な人達だった……」
「そうでしたか。俺もいつかアイグナーに戻りたいですよ」
「きっといつでも歓迎してくれるわよ。アーベルさんもカミラも、アマンダさんもラインハルトに会いたいと言っていたからね。それに、村の若い冒険者の中には、ラインハルトも憧れる者も多かったわ」
「え? 俺にですか?」
「そうよ。既にラインハルトの功績はアイグナーにまで轟いているのね。私がレッドストーンの冒険者だと言うと、武具が飛ぶように売れたわ」
ヘンリエッテさんは長く伸ばした黒髪をかきあげて俺を見つめた。フローラも美しいが、ヘンリエッテさんもまた美しい。二十八歳までに結婚出来なければ、俺と結婚したいと冗談半分で言っていたが、俺は既にフローラという最高の恋人が出来た訳だから、ヘンリエッテさんとの約束は守れそうにない。
「ラインハルトは相変わらず町の警備をしているの?」
「そうですね。騎士の称号を得た訳ですから、暗殺者襲撃事件後も、衛兵や兵士達と共に魔物討伐をしています」
「毎日大変ね……」
「まぁ、ブラッドソードの襲撃に備えて夜警をしていた時よりは遥かに楽ですよ。夜も眠れる様になりましたらかね」
「夜眠れる事を喜ぶ十七歳か……そう言えば、私は先月二十六歳の誕生日を迎えたのだけど、二人の誕生日はまだなの?」
「俺の誕生日は四月一日ですよ」
「私は明日なんです……」
フローラの誕生日は十二月十日なのか。明日が誕生日だとは知らなかったから、彼女のための贈り物も用意していなかった。今から急いでフローラのための誕生日プレゼントを買いに行こうか。幸い、今日は特に遂行しなければならないクエストもない。
「フローラ。何か欲しい物はある?」
「そうね……髪留めが欲しいかな。以前お母様から頂いた髪留めが壊れてしまったの」
「髪留めか……他には何か欲しい物はある?」
「普段あまり物は買わないし、どんな物が売っているのかも分からないから……そうね。魔法の杖が欲しいな」
「分かったよ。きっと素敵な贈り物を用意するからね」
「私のためにラインハルトが贈り物を? まぁ楽しみだわ……」
「ああ。それじゃ暫く出掛けてくるよ。ダリウス、ロビン。一緒に町に出ようか」
「俺はヘンリエッテさんと居る! 離れたくない……」
「それじゃ僕が一緒に行くよ。全く、ロビンは本当に甘えん坊だね」
ダリウスはロビンの頭を撫でると、ロビンは頬を赤らめてヘンリエッテさんに抱きついた。それからダリウスは翼を広げて飛び上がると、俺の肩の上に着地した。ブラッドソードの討伐で得た報奨金を魔装の懐に仕舞い、壁に立て掛けた魔剣を背負った。武器は必要ないだろうが、魔剣が無ければどうも落ち着かない。
町に出ると既に日が暮れており、背の高い街灯が魔法の炎で町を照らしている。今は夕方の七時頃だろうか。仕事を終えた冒険者達が、楽しそうに肩を組んで酒場に向かっている。やはりこの町は雰囲気が良い。
自分の手で市民を守っているという実感があるからだろうか、平和に暮らす人々を見ているだけでも、何だか気分が明るくなる。俺の性格ではどうやっても魔王になれる訳がない。人々が安心している顔を見るのが、冒険者としての楽しみになっているのだからな。
まずはフローラの髪留めを探しに行こうか。上等な商品を買うためには、商人に相談して品物を選べば良いだろうか。俺は商人ギルド・ムーンライトに顔を出して、この町で一番質の良い髪留めを作る職人を教えて貰う事にした。
ダリウスを肩に乗せて町を歩くと、背後から視線を感じた。何者かが俺達を尾行しているみたいだ。しかし、ダリウスが警戒していないのは、俺達を尾行する者から殺気を感じないからだろう。ダリウスは悪意のある魔物や、殺意を持って近づく人間には敏感だからな。町の平和を脅かす存在ではないだろうが、王国を防衛する騎士である俺を尾行するとは、一体何を考えているのだろうか。
俺は町のあらゆる路地を知り尽くしている。夜警をしていた時に、暗殺者が隠れられそうな場所を虱潰しに当たっていたからだ。歩行速度を徐々に上げ、狭い通路に入る。この通路の先は行き止まりになっており、地元の人間ならここに立ち入る事はない。というのも、ここはかつて、若い冒険者が自ら命を絶った曰く付きの場所だからだ。
婚約者を持つ若い男の冒険者が、自分の婚約者が別の男と行為をしている所を目撃したらしく、若い冒険者は浮気相手を殺め、自らの命も絶ってしまったという、悲しい過去がある場所らしい。ここには冒険者の亡霊が出ると噂になっているが、亡霊を見る事が出来るのは、過去に浮気をした事がある女性に限るらしい。
新たに女性と交際を始める時は、デートの最中に女性をこの場まで誘導し、女性が霊の姿を確認出来るか確かめるというのが、アイゼンシュタインの若い男の間で流行っているらしい。亡霊は浮気の経験がある女性を見つけると、けたたましい叫び声を上げてこの場から追い出すのだとか。俺は以前エレオノーレさんと面白半分でこの場所に来た事があったが、彼女の前に亡霊が姿を現す事はなかった。
ダリウスと共に通路の奥で身を隠し、俺達を尾行する者を待つ。すると、フードを被った何者かがゆっくりと近づいてきた。俺は左手に火の魔力を込め、ファイアの魔法の準備をした。レベル七十五まで上昇した俺のファイアは、低級の魔物なら一撃で葬れる威力を持つ強力な攻撃魔法へと進化を遂げた。
フードの人物が俺達の前を通り過ぎて奥に進むと、俺達は通路に飛び出した。左手をフードの人物に向けて炎の球を作る。フードの人物は瞬時に剣を抜いて構えた。どこかで見た事がある剣だな……。
そのまま剣で水平斬りを放ってきたが、攻撃があまりにも遅い。一体何のために俺達を襲うのだろう。手に溜めた魔法の威力すら感じ取れないのだろうか。このファイアの魔法は人間を一人葬るには十分過ぎる程の威力だ。俺は魔法の威力を弱め、小さな炎の球を飛ばした。
フードの人物は炎の球を見るや否や、驚いて尻もちをつき、その弾みでフードが脱げた。クリステル・フォン・ファルケンハイン……。ファルケンハイン王国の第一王女と名乗る人物だ。目には大粒の涙を溜めており、彼女は俺を睨みつけると、再びフードを被って路地を出た。
「何がしたかったんだろうね」
「さぁね。ムーンライトに行こうか」
「そうだね」
俺達は特に気にも留めず、商人ギルド・ムーンライトを目指した。すると、性懲りもなくファルケンハインの第一王女が俺達の尾行を再開した。そう言えば『私が直々に魔物の討伐を依頼しに来てやった』と言っていたが、一体どんな魔物の討伐依頼なのだろうか。ギルドでの無礼と、俺達を尾行している事を謝罪するなら、話を聞くくらいはしても良いが、随分気の強そうな女性だったから、きっと自分から俺に謝罪する事は無いだろう。
それからムーンライトの商人達に、髪飾りを作る職人に関する情報を聞き、商業区にある宝飾店に向かう事にした。相変わらずファルケンハインの王女は俺達を尾行してくる。暫く商業区を歩いていると、背後から悲鳴が聞こえた……。
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