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イルグリット王国 魔道具編
163話 それからの出来事と帰路へ。
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私達はもともと1ヵ月はこの国に滞在するつもりでトーさんも宿を押えていた。なので祭り後のあれやこれもゆっくり見て、ガンゾウさんのいろいろな痕跡もいくつも見つけた。びっくりしたのは、そのガンゾウさんがシンさんのご先祖様だった事。工房の方に遊びにも行かせてもらったし、実はウィルの弟のマルリシオ君がガンさんの魔道回路図を見て、住み込みで弟子入りを強行してしまって、ウィルやバルトロメオ殿下が焦ったり、一見習いとして一切の便宜を図ることをしないって言う条件を付けて弟子入りを認めた。認めた要因の一つは、地下道に書いていた魔道回路がシンママとパパにも認められていた事だった。そしてもう一つは、
「だから、なんでそう効率重視なのニャ!!使う人の事を考えろって言ってるニャ!」
「だから、なんでそう人の事ばかり考えて作るんだよ!!これは自分の作品だろ!!」
「その作品は、製品になるって言ってるニャ!!売れるモノを作るニャ!!」
この、二人のやり取りだろう。家族関係が微妙だったその空気をこの二人の口論が、良い感じに家族とのコミニケーションを回すきっかけになっているみたい。良きかな良きかな。
そしてシンさんのお爺ちゃんからコーちゃんへお星さまのプレゼントをもらった。
前世良くあった、家庭版プラネタリウムが魔力を流すと流した魔力量によって続くという仕様。驚きは掌に光を10秒以上充てると見慣れた星マークがキラリンと現れ消えて行く星を捕まえたいってコーちゃんの要望通りの使用になっているの凄いと思う。コーちゃんは大喜びで跳ね回って、お礼に自分の宝物の一つだと言ってこぶし大の風の魔石をプレゼントした。その魔石の大きさにガンさんや、工場の人が皆びっくりしていた。その魔石を手にしてから、結界をもっと強化できると各工房主たちが集まり、また賑やかだった。
ウィル達はあの後、帰国したら大変な事になっていた。
王様が今回のイルグリット王国の結末を見る為、ドルマン閣下を引き連れイルグリット王国の祭りに来ていたらしい。その国王の姿が忽然と消えたのだと言う事だ。
国王不在にしておくことも出来ず、ウィルはそのまま、国の重鎮達からの後押しもあり議会の議決後、新国王として即位した。そして異世界から召喚した紬木ちゃんを伴侶にすると宣言。まだまだあれるかもしれないが、あの二人が手を取っていくのであればいい国になるだろう。今回の協力もあって、イルグリット王国とウィルは、手を取りあっていくことだろう。
今回フリムストの前国王たちがした召喚は失敗と言わざる負えない…勇者は生存不明により死亡とされ、聖女は忽然と姿を消し消息不明、唯一残った紬木ちゃんは、ウィルの伴侶となり王妃になった。それでも紬木ちゃんは日本に残してきた家族に会いたくてしょうがないと泣くことがあるとウィルが教えてくれた。
「大体魔王も居ないのに召喚を行う必要なんてなかった。」
トーさんはそう言ってウィルに今後召喚が行えないようにしようと話していた。
紬木ちゃんにはいつでも連絡が取れる様に私たちの通信魔道具をプレゼント。もちろんマルリシオ君とも話せるようにプレゼントした。錬金で作っているので、魔道具師の様な回路を引いてのモノではないよとだけつげておいた。
そして私たちは、
「お布団買った。結構な量の饅頭に和菓子にお好み焼きも購入したし、後は買い忘れは無いかな?」
「カナメが欲しがっていた焼き物の器、コーの分の追加は?」
「もちろん購入済みだよ」
「よし、大丈夫!!それでは帰るか!」
「「「はーい」」」
1ヵ月お世話になったお宿『ゆりかごの天使』の方々にお礼を言ってチェックアウトした。宿を出る時お見送りに来てくれたお宿のお爺ちゃん達にみんなで大きく手を振ってお別れをした。とても素敵なお宿でイルグリット王国に来ることがあれば、また泊まりたいお宿でした。
巡回馬車の停留所まで向かっていると、トーさんがふいに告げた
「そう言えば、あの宿の従業員は凄いよな。皆足音立てず歩くし、たまに凄いジャンプ力を見せたり、どこからか現れていたし、前にカナメの言っていた忍者ってこういうのかなって思っていたよ」
コーちゃんもウハハもうんうんと頷く。私は目を丸くした。コーちゃんが笑いながら
「あ奴ら壁にへばりついているのにわかりずらかったり、気配を殺すのもとてもうまかった」
「ボクノ、ケッカイ、ニモ、ヨク、ノッテタ」
「えーーーー私気づかなかった。ホントに?黒ずくめの装束とかじゃなかったし、ニンニン言ってなかったしなぁ~」
「カナメの中の忍者って『ニンニン』言うのか…居るのかそんな奴?」
私は首を傾ける。
「いやハッ○リ君はござるだったかな?」
「ござる?変な口癖だな」
「ゴザル、ゴザル」
口々にゴザルと言いながら笑い始める。ウハハもコーちゃんもピョンっと飛んで、かけっこをはじめた姿を見て私も吹き出してしまった。笑いながらいやいいや、忍者が一般人にそんな気づかれるはずもないもんね。そう思い至ったら、かけて行った二人を追いかけ
「あんまり笑うとほっぺに渦巻書いちゃうぞぉ!!」
そう言いながら追いかけた。そんな私をみて、トーさんが
「ほっぺに渦巻?ゴザル?ニンニン?カナメの言う忍者とはかなり変な生き物なんだな…」
そんな忍者に対する誤解をトーさんが深めて呟いているとは気づくこと無く、青空の下、私は元気に帰路へ駆けていくのであった。
「だから、なんでそう効率重視なのニャ!!使う人の事を考えろって言ってるニャ!」
「だから、なんでそう人の事ばかり考えて作るんだよ!!これは自分の作品だろ!!」
「その作品は、製品になるって言ってるニャ!!売れるモノを作るニャ!!」
この、二人のやり取りだろう。家族関係が微妙だったその空気をこの二人の口論が、良い感じに家族とのコミニケーションを回すきっかけになっているみたい。良きかな良きかな。
そしてシンさんのお爺ちゃんからコーちゃんへお星さまのプレゼントをもらった。
前世良くあった、家庭版プラネタリウムが魔力を流すと流した魔力量によって続くという仕様。驚きは掌に光を10秒以上充てると見慣れた星マークがキラリンと現れ消えて行く星を捕まえたいってコーちゃんの要望通りの使用になっているの凄いと思う。コーちゃんは大喜びで跳ね回って、お礼に自分の宝物の一つだと言ってこぶし大の風の魔石をプレゼントした。その魔石の大きさにガンさんや、工場の人が皆びっくりしていた。その魔石を手にしてから、結界をもっと強化できると各工房主たちが集まり、また賑やかだった。
ウィル達はあの後、帰国したら大変な事になっていた。
王様が今回のイルグリット王国の結末を見る為、ドルマン閣下を引き連れイルグリット王国の祭りに来ていたらしい。その国王の姿が忽然と消えたのだと言う事だ。
国王不在にしておくことも出来ず、ウィルはそのまま、国の重鎮達からの後押しもあり議会の議決後、新国王として即位した。そして異世界から召喚した紬木ちゃんを伴侶にすると宣言。まだまだあれるかもしれないが、あの二人が手を取っていくのであればいい国になるだろう。今回の協力もあって、イルグリット王国とウィルは、手を取りあっていくことだろう。
今回フリムストの前国王たちがした召喚は失敗と言わざる負えない…勇者は生存不明により死亡とされ、聖女は忽然と姿を消し消息不明、唯一残った紬木ちゃんは、ウィルの伴侶となり王妃になった。それでも紬木ちゃんは日本に残してきた家族に会いたくてしょうがないと泣くことがあるとウィルが教えてくれた。
「大体魔王も居ないのに召喚を行う必要なんてなかった。」
トーさんはそう言ってウィルに今後召喚が行えないようにしようと話していた。
紬木ちゃんにはいつでも連絡が取れる様に私たちの通信魔道具をプレゼント。もちろんマルリシオ君とも話せるようにプレゼントした。錬金で作っているので、魔道具師の様な回路を引いてのモノではないよとだけつげておいた。
そして私たちは、
「お布団買った。結構な量の饅頭に和菓子にお好み焼きも購入したし、後は買い忘れは無いかな?」
「カナメが欲しがっていた焼き物の器、コーの分の追加は?」
「もちろん購入済みだよ」
「よし、大丈夫!!それでは帰るか!」
「「「はーい」」」
1ヵ月お世話になったお宿『ゆりかごの天使』の方々にお礼を言ってチェックアウトした。宿を出る時お見送りに来てくれたお宿のお爺ちゃん達にみんなで大きく手を振ってお別れをした。とても素敵なお宿でイルグリット王国に来ることがあれば、また泊まりたいお宿でした。
巡回馬車の停留所まで向かっていると、トーさんがふいに告げた
「そう言えば、あの宿の従業員は凄いよな。皆足音立てず歩くし、たまに凄いジャンプ力を見せたり、どこからか現れていたし、前にカナメの言っていた忍者ってこういうのかなって思っていたよ」
コーちゃんもウハハもうんうんと頷く。私は目を丸くした。コーちゃんが笑いながら
「あ奴ら壁にへばりついているのにわかりずらかったり、気配を殺すのもとてもうまかった」
「ボクノ、ケッカイ、ニモ、ヨク、ノッテタ」
「えーーーー私気づかなかった。ホントに?黒ずくめの装束とかじゃなかったし、ニンニン言ってなかったしなぁ~」
「カナメの中の忍者って『ニンニン』言うのか…居るのかそんな奴?」
私は首を傾ける。
「いやハッ○リ君はござるだったかな?」
「ござる?変な口癖だな」
「ゴザル、ゴザル」
口々にゴザルと言いながら笑い始める。ウハハもコーちゃんもピョンっと飛んで、かけっこをはじめた姿を見て私も吹き出してしまった。笑いながらいやいいや、忍者が一般人にそんな気づかれるはずもないもんね。そう思い至ったら、かけて行った二人を追いかけ
「あんまり笑うとほっぺに渦巻書いちゃうぞぉ!!」
そう言いながら追いかけた。そんな私をみて、トーさんが
「ほっぺに渦巻?ゴザル?ニンニン?カナメの言う忍者とはかなり変な生き物なんだな…」
そんな忍者に対する誤解をトーさんが深めて呟いているとは気づくこと無く、青空の下、私は元気に帰路へ駆けていくのであった。
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