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第3章 精霊と新しい暮らしを始める元聖女
第36話 思い出話
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「かっわいいーっ!」
「でしょー? こんなのもあるわよ?」
「ふわぁぁぁー! 何これっ!」
レオナさんと色んな話をした後、外出されていたクロードさんのお母さん――セーラさんが帰ってきて、三人で昔の……幼い頃のクロードさんのアルバムを見せてもらう。
光の精霊の力を使った魔導具で、今見ている視界をそのまま紙に写してくれる物が昔からあるんだけど……六歳の頃のクロードさんが可愛過ぎるっ!
「昔はお姉ちゃんお姉ちゃんって言って、いっつも私の後について来ていたんだけどねー」
「そうね。クロードはレオナの事が大好きで、お風呂も寝る時も、いっつも一緒だったわねー」
「そうなんですねー。すっごく意外です」
クロードさんの昔話に花を咲かせていると、
「それで……リディアちゃんは、ウチの娘になってくれるのかしら?」
「せ、セーラさん!?」
「あ義母さんって呼んでも良いのよ? クロードが騎士学校に進学してから、異性の話を一切聞かなくなって久しいけど、それがこんなに、可愛い女の子を連れて来て……私は嬉しくて」
唐突に嫁入りする話になって、セーラさんが嬉しそうに……って、レオナさんもだけど、話が飛び過ぎですからっ!
こんな所で、セーラさんとレオナさんが親子だなぁと実感させられる。
とりあえず、セーラさんにもレオナさんに話した様に、私とクロードさんの関係を説明しようとして、
「クロードです。ただ今、帰りました」
リビングの外から聞き慣れた声が聞こえてきた。
名乗った通り、クロードさんが普段着姿で現れる。
「母上、姉上。お久しぶりです。この度は突然のお願いで申し訳ありませんでした」
「あら、クロード。まだ日も明るいのに……お仕事は良いの?」
「えぇ。今日は色々とイレギュラーな事があったのと、今回の帰省も任務扱いですので」
実家に帰って来ても、いつも通り格好良いクロードさんが、テーブルに腰掛け、
「は、母上っ! それに姉上もっ! い、一体何をリディア様に見せているんですかっ!」
「何…….って、クロードの幼い頃のアルバムよ? この頃のクロードはもっと無邪気で可愛かったのにねぇ。騎士になれたのは良いけど、すっかり畏まっちゃって。たまには、昔みたいにママって呼んでも良いのよ?」
「は、母上……私はもう成人なんですが」
テーブルに広げられたアルバムに気付き、セーラさんとレオナさんからからかわれる。
二人ともクロードさんの事が可愛くて仕方ないんだろうな……と、暫く和やかな雰囲気が続いたものの、キリの良い所でクロードさんの放つ空気が変わる。
「こほん。まだ詳しい話が出来ていませんでしたが、この家にリディア様をお招きした理由は……」
「クロードのお嫁さんよね?」
「姉上……その話は一旦置いておいてください。真面目な話、リディア様が何者かに狙われて居ます。しかも、非常に残念な事に、騎士団内に内通者も居るようです」
「なるほど。それで、この家ね。冒険者ギルドとして、支援もした方が良いのかしら?」
「何か異変を感じたら、それもお願いします。一先ず、今日から私もこの家から王宮へ通う事にしたので、夜の警護は任せてください」
夜の警護!?
それって……えぇっ!? そ、そういう事!?
『ほら、ウチの言った通りだよね』
(エミリーの言った通りって……貞操の……)
『頑張ってね、リディア』
えぇぇぇーっ!?
「でしょー? こんなのもあるわよ?」
「ふわぁぁぁー! 何これっ!」
レオナさんと色んな話をした後、外出されていたクロードさんのお母さん――セーラさんが帰ってきて、三人で昔の……幼い頃のクロードさんのアルバムを見せてもらう。
光の精霊の力を使った魔導具で、今見ている視界をそのまま紙に写してくれる物が昔からあるんだけど……六歳の頃のクロードさんが可愛過ぎるっ!
「昔はお姉ちゃんお姉ちゃんって言って、いっつも私の後について来ていたんだけどねー」
「そうね。クロードはレオナの事が大好きで、お風呂も寝る時も、いっつも一緒だったわねー」
「そうなんですねー。すっごく意外です」
クロードさんの昔話に花を咲かせていると、
「それで……リディアちゃんは、ウチの娘になってくれるのかしら?」
「せ、セーラさん!?」
「あ義母さんって呼んでも良いのよ? クロードが騎士学校に進学してから、異性の話を一切聞かなくなって久しいけど、それがこんなに、可愛い女の子を連れて来て……私は嬉しくて」
唐突に嫁入りする話になって、セーラさんが嬉しそうに……って、レオナさんもだけど、話が飛び過ぎですからっ!
こんな所で、セーラさんとレオナさんが親子だなぁと実感させられる。
とりあえず、セーラさんにもレオナさんに話した様に、私とクロードさんの関係を説明しようとして、
「クロードです。ただ今、帰りました」
リビングの外から聞き慣れた声が聞こえてきた。
名乗った通り、クロードさんが普段着姿で現れる。
「母上、姉上。お久しぶりです。この度は突然のお願いで申し訳ありませんでした」
「あら、クロード。まだ日も明るいのに……お仕事は良いの?」
「えぇ。今日は色々とイレギュラーな事があったのと、今回の帰省も任務扱いですので」
実家に帰って来ても、いつも通り格好良いクロードさんが、テーブルに腰掛け、
「は、母上っ! それに姉上もっ! い、一体何をリディア様に見せているんですかっ!」
「何…….って、クロードの幼い頃のアルバムよ? この頃のクロードはもっと無邪気で可愛かったのにねぇ。騎士になれたのは良いけど、すっかり畏まっちゃって。たまには、昔みたいにママって呼んでも良いのよ?」
「は、母上……私はもう成人なんですが」
テーブルに広げられたアルバムに気付き、セーラさんとレオナさんからからかわれる。
二人ともクロードさんの事が可愛くて仕方ないんだろうな……と、暫く和やかな雰囲気が続いたものの、キリの良い所でクロードさんの放つ空気が変わる。
「こほん。まだ詳しい話が出来ていませんでしたが、この家にリディア様をお招きした理由は……」
「クロードのお嫁さんよね?」
「姉上……その話は一旦置いておいてください。真面目な話、リディア様が何者かに狙われて居ます。しかも、非常に残念な事に、騎士団内に内通者も居るようです」
「なるほど。それで、この家ね。冒険者ギルドとして、支援もした方が良いのかしら?」
「何か異変を感じたら、それもお願いします。一先ず、今日から私もこの家から王宮へ通う事にしたので、夜の警護は任せてください」
夜の警護!?
それって……えぇっ!? そ、そういう事!?
『ほら、ウチの言った通りだよね』
(エミリーの言った通りって……貞操の……)
『頑張ってね、リディア』
えぇぇぇーっ!?
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