女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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いよし!

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 朝食を食みながら驚愕の事実を知らされる。

「後…、何個だって?」

「あれだけの上物とは言いませんが、後五~六個程もあれば完治出来ると思います」

今朝の食事はスライスした海竜の燻製をたっぷり乗せた温野菜サラダとソーサー。この海竜クラスのバケモノを五つも六つも狩らねばならないらしい。
まだ空に凍り付いたのが浮いているのに新しい獲物を狩るのは無駄に星を増やすだけだ。しかも、食べたら元気になる肉なんて軽々しく売って良いのだろうか?

「狩りに行く回数が減る。良い事」

スライス増し増しなサラダの、増し増しを集めて食うイゼッタ。野菜も食べなさい。
以前、大きい肉を一気に狩るか、小さい肉を毎日狩るかの話をした時に、肉の保存が出来れば大きい肉を狩る方が効率的…みたいな話はした。したけどさー。

「狩りに行くとして、星がちゃんと付いて来れるのか心配だ」

「カケル様と同じ動きをするとなると不安ではありますね」

「星なんて売っちゃったらどうです?ギルドなら喜んで買いますよきっと」

肉は半分近く、皮は殆ど剥いでしまったが肉やら骨やらはそれなりに買ってもらえるだろう。あ、皮も売れるか。サミイの言う通りギルドに売っぱらうかな。

「サミイもそろそろ帰らなきゃならんし「嫌です」一度街に「いーやー」戻るか「嫌ですー!」」

駄々っ子がプンスコしているが気にしない。帰さないと両親殿が買い付けに行けないからな。

「旦那さまはわたしの事、嫌いですか…?」

「大好きに決まってる。明日は早朝から出るから楽しみにしておけ?」

言葉の意味を理解したサミイが赤くなる。

「カケル、私も」

「明日はサミイと二人きりだ」

「やった!」

サミイ以外は残念そうだが、買い物はこの間しちゃったし、両親殿に干し肉をお裾分けするくらいしかやる事が無いのだ。

「そして帰りに嫁を増やして帰って来る…と」

そう簡単に増えてたまるか。

「なら私は別口で街に行く」

イゼッタは専用機持ちだった。速度は出ないが行こうと思えば行けるのだ。

「それに、星を降ろすの、カケルがやって良いの?」

「ぐ…、そこを突くか」

俺の荷車は魔道具で、イゼッタは魔法で飛ばしてるって事になっている。イゼッタの方は事実だが、星を降ろすのは俺がやる訳には行かない。イゼッタが魔法で持って来ましたーってていはどうしても必要なのである。全長五十メートルもあるからな。

「仕方ないな。イゼッタは同行して良い」

「いよし!」

ガッツポするイゼッタ以外は残念そうだが、諦めて貰おう。

「ワタクシハ…、カゴノトリ、カゴノトリー…、オヨヨ…」

「姫様!」「姫様ぁ」

「……分かったよ。連れてく」

リアが行くならメイドもセットだ。チョロい男である。リュネは回復に専念するため居残り、残るはテイカだが自ら辞退した。良い子だ。しかも海竜の皮を使って車輪とそりの補強をしたいと言うので了承した。良い子だ。

 食後は荷車のタイヤ部とそりの裏張りをした。皮はミスリルで何とか切れたが、こりゃ普通には戦えないわ。皮を大きめに切り取ったらイゼッタの風魔法で穴を開け、車輪を包み込むように編み込む。そりは前後を袋状にして被せ、その間を編み込んで形とした。生皮でこれだから、乾いたらもう刃物では扱えないかも知れない。
午後はテイカとイチャついた。これが狙いか。ペニスケースにして夕飯を食べ、風呂でも抜かずに入浴し、動かなくなる迄夜を過ごし、挿しっぱなしで肉布団にして寝た。
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