女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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旅館オナホ

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 オナホの宿に帰って来たら、テーブルと思しき膨らみの上に、お椀が三つ並んでた。汁椀の中には樹液と思しき液体が入ってる。飲めと?そして菓子椀の中には果物が。お茶にお茶請けだなこれ。オナホの宿は旅館オナホになったようだ。有難く頂くが、エージャもお客様の一人として認められたと言う事にちょっとびっくり。一緒にエッチしたからかな?

「私だけこんな良い物を頂くのは、他の皆さんに悪い気がします」

「俺のを半分やるよ。こんなに飲み切れないからな。お前のはママ上殿への土産にすると良い」

魔剣や魔装より、甘味の方が貰い物としてのグレードは上らしい。雑木でスプーンを作ってやるとエロい顔でレロレロしてた。俺はソーサーを焼こう。薄焼きソーサーに塗り塗りして食べた。甘くて美味いが満腹中枢が刺激されて三枚も食べたらご馳走様になってしまったよ。果物も地上のより甘くて美味い。黄緑色の皮の中は酸味と甘みの調和が取れたゼリーが詰まってた。菓子椀には六つも入っているが、トマト程の大きさがあるのでこれも一個で充分だ。残りはエージャがお食べ。

 飯風呂寝るで、多分朝。目覚めると床から伸びるオナホに宿賃徴収されてた。魔力が欲しいのかと思ったら、俺が目覚めたら床に戻って行った。まさかのモーニングコールである。せめて一回出させてくれ。

「エージャ、起きろ。射精したい」

「んん…。無理矢理に、捩じ込んでくだされば良いのに…」

「樹液たっぷりのちんぽ、要らないなら帰る支度をするぞ」

「頂きます」

スッキリして旅館オナホを出る。昨日のお茶請けが効いてるのか、朝から頗る元気だ。ササッと雑魚を蹴散らして、外に出るとまだ暗かった。時差ボケしそうだぜ…。二の鐘が鳴る前だったおかげで追加料金が安く済んで良かったが、列成す冒険者共に凄く見られた。

「確かに朝帰りの方が狩り草は増えるな…」

「採取専門なら一日くらい寝なくても…」

「飯はどうせ食っちまうし、俺達もやってみるか…」

金の匂いに敏感な奴等がヒソヒソとしているのを横目に、どうしようかと途方に暮れる。彼奴等まだ寝てるだろうし、忍び入るのも忍びない。

「あ、カケル様!おはようございます」

「「「おはようございます」」」

冒険者の朝は早いな。心配が杞憂に終わった。彼女等はこれから並ぶらしい。俺とエージャはやる事も無いので一緒に並んで話でもしようか。

「おはよう。皆はこれから潜るのか?」

「はい。実戦での確認が主なので稼ぎは度返しですけどね」

「二十二階なら充分食えるだろ?」

「彼処には、彼奴が居るから…」

「それこそ偶には会いに行ってやれよ」

「ん…、そうだね。私くらいは彼奴の事、忘れないで居てあげなきゃね!」

「今日は泊まりにはしない予定なんだけど、そこまで潜るなら泊まる?」

「やだ」「ダメ」「日帰りよ!」

サスーンの一言は他の女達から尽く否定された。俺は察する事の出来る男だ。

「だったらどうすんだい!?」

「良い方法があるぞ。四十階まで降りてボス狩りするとかな」

「ああ~、そこまでは灯りが要らないんだったね」

「詳しくは今夜教えてやろう。此処では耳が多過ぎる。だから無事に戻れよ?」

「「「「はーい」」」」

「そこの皮鎧!受付けしてないなら並ぶな!」

「出て来たばっかりだからもう入らんよ。女達にちょっかい掛けてただけだ」

衛兵に注意されちゃったのでそろそろ行こう。ある程度金も欲しいのでギルドにでも行くか。十本槍の七人に、行ってらっしゃいのキスをしてその場を後にした。

 ギルドは随分空いている。Cランク以上の冒険者の殆どがダンジョンに行ってしまうので掲示板の周りも数える程しか人が居ない。更にこの時間が一番暇な買取りカウンターに向かい、要らない装備を売り払った。カウンターに居た三人を忙しくしてしまったが、働ける事に文句を言ってはいけないぞ?


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