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フォリ・ガウチ
しおりを挟む昼食を挟んで午後になり、リームを主軸に俺達も働いて、外濠街の景観が整った。とは言え街の中は殆ど草原と林なのだがな。
「硬い守りと豊かな水。良い街になった物だな。我にはこんな物を作り出す発想は無かった」
ボーデンフェルトが唸る。
「水が基幹産業になりそうだ」
ボーデンフェルトが更に唸る。生でも飲める魔法の水は地下水とは比べ物にならん程安全安心な水であり、商材となる事を告げると成程と納得していた。なればこそ、独占を厳しく取り締まるようにと釘を刺しておいた。
「旦那様よ、この街の名はなんとするのだ?人の子は名を付けるのが好きなのだろう?」
ミネストパレスの女王が、街に名を付けよと申される。
「うーん、濠が内でどうだ?」
「フォリ、ガウチ…」
片言?
「どんな意味ですか?」
「そのまんま何だが。濠が内側にあるから濠が内」
「「「成程」」」
濠が内って言ってるのに何故か片言でフォリ・ガウチになってしまった。言い易いのならそれでも良いや。
隣の芝は青い。
人の欲が為せるこの感情はこの世界でも同様で、シルケでは港の広さに置き換えられて表現されると聞く。
ミズゲルの核や本体を拾いに来た俺と、デート気分で付いて来た妻三人、そしてお供のメイド四人は玄関前で主婦の一人と押し問答しているマシュエルを見た。どうやら城への入場が男子禁制(子供は可)になってるらしく、女王に対して陳情に来たマシュエルがそれを知って憤慨してるようだ。
俺も初めて聞いたのだが?
「俺、入れないじゃん。それにそんな事何時決まったんだ?」
「ご主人は王配であるし、問題無かろう」
「決めたのは街の女性達ですけどね。まあお風呂の利用で女性が多く居ますし…」
城が女専用保養所になってしまったようだ。で、女王はと言うと街の外に居て不在だ。リームと共にウラシュ島を見回って、野獣や鳥の生息環境を整える公共事業に当たっている。森が出来て、生き物が集まって来るのが面白くなったようで、言うなれば趣味だ。
「女王は儂等の言葉に耳も貸さんと言う事かっ」
「そもそも居なけりゃ耳も糞も無いだろう?もう帰んなよ」
煩いので出てってやるか。妻達はお風呂に行くってさ。
「よう、元気そうで何よりだが興奮し過ぎると血管切れちゃうぞ?」
「お、カケル様ぁ、聞いとくれよ。この人言っても聞いちゃくれないんだ」「カケル殿!?」
「男が入れないってのは今知ったが、女達の息抜き空間になってるみたいだし、そこは妥協すべきだろうな」
「なら何であんたは城の中に居るんじゃっ」
「王配だから良いみたい。メイドが言うのだからそうなんだろう。ボーデンフェルトだって何時も此処で待ってるんだ、その意味を考えろよ?」
「ぐ…」
地元の強者の名を出すと勢いが削がれたようで静かになった。
「陳情があるなら紙や板に書き出して持って来い。それなら不在でも後で確認出来るだろ?それに公共工事してくれてる龍にその口は不敬だよ。婆ちゃんが泣く事になるから止めとけ」
「クソっ、それで時間稼ぎでもするつもりか」
「馬鹿か。公文書は形に残す事で証拠になるんだ。口約束なら聞いてませんで済んじまうだろ」
雑木紙を二枚渡し、複製も書いて待って来いと指示すると、悄悄とバス停へ歩いて行った。
「…ったく、思考が固まってんな」
「来てくれて助かったよ。アタシじゃもう手に負えなくてさ」
「止めててくれて助かったよ。礼をしなくちゃな…」
「あ…、良いのかい?」
腰を支えて促すと、正直な体は抵抗無く付いて来る。女達が見遣る中、普段滅多に使わない、一階の部屋に連れ込んだ。
「初めて入るよ…」
「客室ではあるんだが、お前達が使うとあっちが廃墟になっちゃいそうだから内緒な」
「それが良いさね…あっ…あむっ」
妻達が湯上りするので急がねば。全身使って口とおっぱいとお股を愛撫すると、興の入った女が股に挟んだアイツを擦りだし、湿り気を帯び始める。大きく擦り上げた割れ目の中に、滑りを纏ったアイツがにゅるんと挿った。
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