女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

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だろうとは思った

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 報奨は体で払うのが金も掛からず気持ち良い。互いにそう思えているなら尚更だ。満足するまでアイツを独り占めさせてやると、脱力してアイツを深くめり込ませる。

「子供、欲しいか?」

「あ、あはっ。ほしっ欲しいれすっ、…くだひゃいっ、いいっ!いっ!あひっひいいっ!!」

子袋に入り込んで抜けなくなったアイツを無理矢理に抽挿し、中に溜まった粘液を排出すると、吸い込みが増して俺の子種を受け入れる準備が整って行く。

「絶対孕むからなっ、孕めっ、孕めっ!」

「あひっ!イぐっイっ!!ぎだあああああっ!!ああーーっ!?」

どぷどぷと流し込まれる子種の塊が壁を打ち付け子部屋を満たす。射精感をたっぷり感じた後は少しだけ前後して、報奨を終えた。


「奥様が居ると言うのに…」

「節操が無い「私もしたかったです」 な」

「報奨だから」

「そう言われますと」「しかたなし」

「安く済むなら仕方無いですね」

 納得して頂けたようだ。その後は妻達をUFOの屋根に乗せて出港し、昼飯の時間迄ミズゲル採集に勤しんだ。ものの三十リット程で数える程に減ったし、それからは魚の居る内側でのんびりしてたのだけどね。

「書いて来たぞ。確認せい」

 広場での昼食に混ぜてもらって居ると、頑張って書いて来ただろう指を黒くしたマシュエルが二枚の紙を突き付ける。因みにミーネ、帰って来てるのだが?何故直接突き付けんのか?まあそんな事したら命は無いがな。

「旦那様よ、ソイツは何だ?」

「マシュエルが頑張って書いた、ぼくがかんがえたじゅうみんのそうい、だよ」

「よく分からんな」

「この間、濠の街を整備してフォリ・ガウチなんて名前を付けたろ?それが羨ましいんだ」

「隣の港は深い、と言うヤツだな。名前でも付ければ良いのか?」

「まあ見てみなされ」

雑木紙の一枚を見せてやる。

・土地を増やせ
・建物を作れ
・木を植えろ
・井戸を掘れ
以上、ルドエ小港の総意である。

紙を見て、ミーネの顔が曇る。こんな事が書いてありゃあ曇るわな。
港は土地の端に作られるのだから埋め立てでもしないと土地等増やせない。建物は今でも充分に建っている。井戸は掘っても海水混じりで使いようがない。木は畑に沢山生えているので此処では街路樹の事だろうが、そんなの勝手に植えてボーデンフェルトにでも言えば活着くらい出来よう。

「人の子よ、昼飯時で良かったな。伴侶が居るなら別れを済ませておけ」

「なっ…」

だろうとは思った。

「私はこの街の粗全ての女から意見を聞いているし、男共の意見はボーデンフェルトを通じて聞いている。この紙に書かれた総意は何一つ意見に上がらなかったぞ。土地が増やせんのは皆が知る所であるし、建物も木も、人が増えてもまだ充分に足りている。水に関しては飯も風呂も、洗濯に使う分すら足りている。お前の総意は何処から出たのだ」

何と、共同浴場の女湯は風呂としてより洗濯施設として使われているそうな。それで城に風呂入り来てる女が多かったのか…。

「新たな街が羨ましいのならお前だけの意見としてそう言えば良い。総意等と言って他人に責任を負わすな」

「く……申し訳ありません…」

翌日以降、マシュエルを見た者は居ないと言う。婆ちゃん寂しそうにしてたから、子供等にお願いして一緒に遊んでもらう事にした。おやつは甘納豆ときな粉豆乳だ。


 婆ちゃん以外にもお年寄りの介護の為、ネーヴェ達の作ったゴーレムが配備された。勿論人の大きさに合わせた大型タイプで、人型以外にも四足の物が出来た。
そしてその後数十年程掛けて、ルドエ小港は発展する事になる。ぼくがかんがえたじゅうみんのそういが全て叶えられたその街は、マシュエ・ルドエと名を変える事となった。
マシュエ・ルドエを治める街長は、御歳百二十を超えて尚、歳を感じさせない程元気な女であったと言う。

ネーヴェ、やりおったな?




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