935 / 1,519
だろうとは思った
しおりを挟む報奨は体で払うのが金も掛からず気持ち良い。互いにそう思えているなら尚更だ。満足するまでアイツを独り占めさせてやると、脱力してアイツを深くめり込ませる。
「子供、欲しいか?」
「あ、あはっ。ほしっ欲しいれすっ、…くだひゃいっ、いいっ!いっ!あひっひいいっ!!」
子袋に入り込んで抜けなくなったアイツを無理矢理に抽挿し、中に溜まった粘液を排出すると、吸い込みが増して俺の子種を受け入れる準備が整って行く。
「絶対孕むからなっ、孕めっ、孕めっ!」
「あひっ!イぐっイっ!!ぎだあああああっ!!ああーーっ!?」
どぷどぷと流し込まれる子種の塊が壁を打ち付け子部屋を満たす。射精感をたっぷり感じた後は少しだけ前後して、報奨を終えた。
「奥様が居ると言うのに…」
「節操が無いな」
「報奨だから」
「そう言われますと」「しかたなし」
「安く済むなら仕方無いですね」
納得して頂けたようだ。その後は妻達をUFOの屋根に乗せて出港し、昼飯の時間迄ミズゲル採集に勤しんだ。ものの三十リット程で数える程に減ったし、それからは魚の居る内側でのんびりしてたのだけどね。
「書いて来たぞ。確認せい」
広場での昼食に混ぜてもらって居ると、頑張って書いて来ただろう指を黒くしたマシュエルが二枚の紙を突き付ける。因みにミーネ、帰って来てるのだが?何故直接突き付けんのか?まあそんな事したら命は無いがな。
「旦那様よ、ソイツは何だ?」
「マシュエルが頑張って書いた、ぼくがかんがえたじゅうみんのそうい、だよ」
「よく分からんな」
「この間、濠の街を整備してフォリ・ガウチなんて名前を付けたろ?それが羨ましいんだ」
「隣の港は深い、と言うヤツだな。名前でも付ければ良いのか?」
「まあ見てみなされ」
雑木紙の一枚を見せてやる。
・土地を増やせ
・建物を作れ
・木を植えろ
・井戸を掘れ
以上、ルドエ小港の総意である。
紙を見て、ミーネの顔が曇る。こんな事が書いてありゃあ曇るわな。
港は土地の端に作られるのだから埋め立てでもしないと土地等増やせない。建物は今でも充分に建っている。井戸は掘っても海水混じりで使いようがない。木は畑に沢山生えているので此処では街路樹の事だろうが、そんなの勝手に植えてボーデンフェルトにでも言えば活着くらい出来よう。
「人の子よ、昼飯時で良かったな。伴侶が居るなら別れを済ませておけ」
「なっ…」
だろうとは思った。
「私はこの街の粗全ての女から意見を聞いているし、男共の意見はボーデンフェルトを通じて聞いている。この紙に書かれた総意は何一つ意見に上がらなかったぞ。土地が増やせんのは皆が知る所であるし、建物も木も、人が増えてもまだ充分に足りている。水に関しては飯も風呂も、洗濯に使う分すら足りている。お前の総意は何処から出たのだ」
何と、共同浴場の女湯は風呂としてより洗濯施設として使われているそうな。それで城に風呂入り来てる女が多かったのか…。
「新たな街が羨ましいのならお前だけの意見としてそう言えば良い。総意等と言って他人に責任を負わすな」
「く……申し訳ありません…」
翌日以降、マシュエルを見た者は居ないと言う。婆ちゃん寂しそうにしてたから、子供等にお願いして一緒に遊んでもらう事にした。おやつは甘納豆ときな粉豆乳だ。
婆ちゃん以外にもお年寄りの介護の為、ネーヴェ達の作ったゴーレムが配備された。勿論人の大きさに合わせた大型タイプで、人型以外にも四足の物が出来た。
そしてその後数十年程掛けて、ルドエ小港は発展する事になる。ぼくがかんがえたじゅうみんのそういが全て叶えられたその街は、マシュエ・ルドエと名を変える事となった。
マシュエ・ルドエを治める街長は、御歳百二十を超えて尚、歳を感じさせない程元気な女であったと言う。
ネーヴェ、やりおったな?
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・
Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・
転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。
そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。
<script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる