40 / 61
第2章
第8話:騎士団と新居に向かいます
しおりを挟む
しばらく街の中を走ると、広い敷地内に大きな建物がいくつも建っているエリアが見えて来た。
「あれがこの街の騎士団の本部だ。とりあえず今から騎士団の本部に向かい、挨拶をしてから俺たちの住む場所に向かう事になっているんだ」
なるほど、そう言えばこの馬車も、騎士団の馬車だったわね。この街の騎士団員や副騎士団長様はどんな方なのかしら?なんだか緊張してきた。
そして立派な門をくぐり、騎士団の中へと入って行く。しばらく進むと馬車が停まった。
「さあ、行こうか」
グレイ様に差し出された手を握り、馬車から降りると、数名の男性が待っていた。
「グレイ、よく来てくれたな」
金色の髪に紫色の瞳をした男性が話しかけて来た。あのバッジは、副騎士団長様のものだ。この国では騎士団長が金のバッジ、副騎士団長が銀のバッジを付けているのだ。どうやらこの副騎士団長様はグレイ様を知っている様だ。
「スティーブンじゃないか!久しぶりだな。まさかお前がこの街の副騎士団長なのか?」
「ああ、そうだよ。そちらの女性が、お前の奥さんか?」
「ああ、妻のスカーレットだ。スカーレット、こいつは俺が騎士団に入団した時の同期なんだ。まあ、苦楽を共にした戦友みたいなもんだな。でもお前、王都の街で騎士団員をしていたんじゃなかったのか?」
「お前が母親と一緒に王都を出てすぐ、俺も地方に異動したんだ。その後頑張って訓練を続けて、半年前この街の副騎士団長になった」
「そうだったんなだ。お前とまた一緒に仕事が出来ると思うと、嬉しいよ」
どうやら副騎士団長様はグレイ様のお友達の様だ。いい人そうで良かったわ。おっと、私も挨拶をしないとね。
「初めまして、副騎士団長様。妻のスカーレットと申します。どうぞよろしくお願いいたします」
「スティーブンです。こちらこそ、よろしくね。でも、まさかグレイが結婚するなんてな。お前、女に全く興味がなかったから驚いたよ。それもこんなに可愛らしい奥さんを捕まえて。そうそう、俺も半年前に結婚したんだ。今度妻を紹介するよ。結構人見知りでさ、さらに一回強盗に荷物をふんだくられてから、完全に怯えてしまって、家からほとんど出ないんだよ。スカーレットさん、どうか妻とも仲良くしてやってね」
そう言ってにっこり笑った副騎士団長様。奥様がいるのね、仲良くなれるといいな。
「騎士団の中を案内したいんだが、早く新居に行って荷物の整理もしたいだろう?一応俺立ち合いの元、大きな荷物は既に設置していったぞ。ほら、家の鍵だ」
「何から何まですまなかったな。ありがとう。それじゃあ、俺たちは一旦家に帰らせてもらう事にする。スカーレット、いこうか」
「はい、それでは、失礼いたします」
副騎士団長様たちに頭を下げ、騎士団の敷地の外に出る。
「ここから少し歩くが、大丈夫かい?」
「ええ、もちろんです」
2人で手を繋いで歩いて新しい家に向かう。5分ほど歩いたところで
「あれが新しい家だ」
グレイ様が指さしたのは、白を基調とした可愛らしい家だ。この前の家は平屋だったが、今回は二階建て。家の鍵を開けると、副騎士団長様が言った通り、既に荷物が運ばれていた。
「ある程度の間取りを見て、俺が適当に設置場所を書いた紙を渡しておいたんだが、よかったかな?特に台所回りはスカーレットが使うから、よく見て気に入らない様であれば、言って欲しい」
グレイ様に言われて台所に向かう。
「使ってみないとわかりませんが、問題ないと思いますわ」
「そうか、それはよかった。それじゃあ、早速片づけを開始しよう」
山積みになっている箱を1つ1つ開けていく。でもきっと、今日中には全て片付けるのは無理だろう。使う頻度が多そうなものを中心に取り出して片付けていく。
予想通り、半分も片付けられないまま、夕方になってしまった。
「グレイ様、そろそろ日が暮れます。晩御飯の準備をしたいので、買い物に行って来てもいいですか?」
「確かにそろそろ腹が減って来たな。スカーレット、君も疲れているだろう。今日は何か買ってきてそれを食べよう」
「いいえ、私は大丈夫ですわ。ここ最近、ずっと外で食べておりましたので、今日は私が作ります。確か来る途中に市場がありましたので、食材を買ってきますね」
そう言って家から出ようとしたのだが
「待て、スカーレット。この街は治安が悪い。俺も一緒に行こう」
心配性のグレイ様が買い物に付いてきてくれた。歩いて3分くらいの道のりなのだが…そう思ったが、付いてきてくれると言うのだから、お言葉に甘える事にした。市場に着くと、早速買い物開始だ。
グレイ様が言っていた通り、海老やカニなどの海産物もたくさん売られている。それに、見た事もない魚や果物なども売られている。これは見ているだけで楽しいわね。
「おや、見かけない顔だね。この街に引っ越してきたのかい?」
お店の人が話しかけて来た。
「はい、今日引っ越してきましたの。それで、この赤いお魚、初めて見ましたわ。どうやって食べるのですか?」
「これかい?これは油で揚げて餡かけにすると美味しいよ。こっちの大きな貝は、グラタンにしたりバターで焼いたりして食べるんだよ」
丁寧に教えてくれるお店の人。せっかくなので、赤い魚と大きな貝を購入した。他のお店でも、皆色々と教えてくれた。どうやら街の人たちはとても親切な様だ。
そんな私を見て
「スカーレットは人と仲良くなる天才だな。お店の人と親しくなるのはいいが、あまり市場に1人で来てはいけないよ。ここら辺は、窃盗団もよくうろついているからな」
「わかりましたわ」
そう答えたものの、そこまで治安が悪い様には見えないのだが…
その時だった。
「キャーーー、誰かー―――」
女性の悲鳴?一体どうしたのかしら?
「あれがこの街の騎士団の本部だ。とりあえず今から騎士団の本部に向かい、挨拶をしてから俺たちの住む場所に向かう事になっているんだ」
なるほど、そう言えばこの馬車も、騎士団の馬車だったわね。この街の騎士団員や副騎士団長様はどんな方なのかしら?なんだか緊張してきた。
そして立派な門をくぐり、騎士団の中へと入って行く。しばらく進むと馬車が停まった。
「さあ、行こうか」
グレイ様に差し出された手を握り、馬車から降りると、数名の男性が待っていた。
「グレイ、よく来てくれたな」
金色の髪に紫色の瞳をした男性が話しかけて来た。あのバッジは、副騎士団長様のものだ。この国では騎士団長が金のバッジ、副騎士団長が銀のバッジを付けているのだ。どうやらこの副騎士団長様はグレイ様を知っている様だ。
「スティーブンじゃないか!久しぶりだな。まさかお前がこの街の副騎士団長なのか?」
「ああ、そうだよ。そちらの女性が、お前の奥さんか?」
「ああ、妻のスカーレットだ。スカーレット、こいつは俺が騎士団に入団した時の同期なんだ。まあ、苦楽を共にした戦友みたいなもんだな。でもお前、王都の街で騎士団員をしていたんじゃなかったのか?」
「お前が母親と一緒に王都を出てすぐ、俺も地方に異動したんだ。その後頑張って訓練を続けて、半年前この街の副騎士団長になった」
「そうだったんなだ。お前とまた一緒に仕事が出来ると思うと、嬉しいよ」
どうやら副騎士団長様はグレイ様のお友達の様だ。いい人そうで良かったわ。おっと、私も挨拶をしないとね。
「初めまして、副騎士団長様。妻のスカーレットと申します。どうぞよろしくお願いいたします」
「スティーブンです。こちらこそ、よろしくね。でも、まさかグレイが結婚するなんてな。お前、女に全く興味がなかったから驚いたよ。それもこんなに可愛らしい奥さんを捕まえて。そうそう、俺も半年前に結婚したんだ。今度妻を紹介するよ。結構人見知りでさ、さらに一回強盗に荷物をふんだくられてから、完全に怯えてしまって、家からほとんど出ないんだよ。スカーレットさん、どうか妻とも仲良くしてやってね」
そう言ってにっこり笑った副騎士団長様。奥様がいるのね、仲良くなれるといいな。
「騎士団の中を案内したいんだが、早く新居に行って荷物の整理もしたいだろう?一応俺立ち合いの元、大きな荷物は既に設置していったぞ。ほら、家の鍵だ」
「何から何まですまなかったな。ありがとう。それじゃあ、俺たちは一旦家に帰らせてもらう事にする。スカーレット、いこうか」
「はい、それでは、失礼いたします」
副騎士団長様たちに頭を下げ、騎士団の敷地の外に出る。
「ここから少し歩くが、大丈夫かい?」
「ええ、もちろんです」
2人で手を繋いで歩いて新しい家に向かう。5分ほど歩いたところで
「あれが新しい家だ」
グレイ様が指さしたのは、白を基調とした可愛らしい家だ。この前の家は平屋だったが、今回は二階建て。家の鍵を開けると、副騎士団長様が言った通り、既に荷物が運ばれていた。
「ある程度の間取りを見て、俺が適当に設置場所を書いた紙を渡しておいたんだが、よかったかな?特に台所回りはスカーレットが使うから、よく見て気に入らない様であれば、言って欲しい」
グレイ様に言われて台所に向かう。
「使ってみないとわかりませんが、問題ないと思いますわ」
「そうか、それはよかった。それじゃあ、早速片づけを開始しよう」
山積みになっている箱を1つ1つ開けていく。でもきっと、今日中には全て片付けるのは無理だろう。使う頻度が多そうなものを中心に取り出して片付けていく。
予想通り、半分も片付けられないまま、夕方になってしまった。
「グレイ様、そろそろ日が暮れます。晩御飯の準備をしたいので、買い物に行って来てもいいですか?」
「確かにそろそろ腹が減って来たな。スカーレット、君も疲れているだろう。今日は何か買ってきてそれを食べよう」
「いいえ、私は大丈夫ですわ。ここ最近、ずっと外で食べておりましたので、今日は私が作ります。確か来る途中に市場がありましたので、食材を買ってきますね」
そう言って家から出ようとしたのだが
「待て、スカーレット。この街は治安が悪い。俺も一緒に行こう」
心配性のグレイ様が買い物に付いてきてくれた。歩いて3分くらいの道のりなのだが…そう思ったが、付いてきてくれると言うのだから、お言葉に甘える事にした。市場に着くと、早速買い物開始だ。
グレイ様が言っていた通り、海老やカニなどの海産物もたくさん売られている。それに、見た事もない魚や果物なども売られている。これは見ているだけで楽しいわね。
「おや、見かけない顔だね。この街に引っ越してきたのかい?」
お店の人が話しかけて来た。
「はい、今日引っ越してきましたの。それで、この赤いお魚、初めて見ましたわ。どうやって食べるのですか?」
「これかい?これは油で揚げて餡かけにすると美味しいよ。こっちの大きな貝は、グラタンにしたりバターで焼いたりして食べるんだよ」
丁寧に教えてくれるお店の人。せっかくなので、赤い魚と大きな貝を購入した。他のお店でも、皆色々と教えてくれた。どうやら街の人たちはとても親切な様だ。
そんな私を見て
「スカーレットは人と仲良くなる天才だな。お店の人と親しくなるのはいいが、あまり市場に1人で来てはいけないよ。ここら辺は、窃盗団もよくうろついているからな」
「わかりましたわ」
そう答えたものの、そこまで治安が悪い様には見えないのだが…
その時だった。
「キャーーー、誰かー―――」
女性の悲鳴?一体どうしたのかしら?
60
あなたにおすすめの小説
私を虐げた人には絶望を ~貧乏令嬢は悪魔と呼ばれる侯爵様と契約結婚する~
香木陽灯
恋愛
「あなた達の絶望を侯爵様に捧げる契約なの。だから……悪く思わないでね?」
貧乏な子爵家に生まれたカレン・リドリーは、家族から虐げられ、使用人のように働かされていた。
カレンはリドリー家から脱出して平民として生きるため、就職先を探し始めるが、令嬢である彼女の就職活動は難航してしまう。
ある時、不思議な少年ティルからモルザン侯爵家で働くようにスカウトされ、モルザン家に連れていかれるが……
「変わった人間だな。悪魔を前にして驚きもしないとは」
クラウス・モルザンは「悪魔の侯爵」と呼ばれていたが、本当に悪魔だったのだ。
負の感情を糧として生きているクラウスは、社交界での負の感情を摂取するために優秀な侯爵を演じていた。
カレンと契約結婚することになったクラウスは、彼女の家族に目をつける。
そしてクラウスはカレンの家族を絶望させて糧とするため、動き出すのだった。
「お前を虐げていた者たちに絶望を」
※念のためのR-15です
※他サイトでも掲載中
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
辺境の侯爵令嬢、婚約破棄された夜に最強薬師スキルでざまぁします。
コテット
恋愛
侯爵令嬢リーナは、王子からの婚約破棄と義妹の策略により、社交界での地位も誇りも奪われた。
だが、彼女には誰も知らない“前世の記憶”がある。現代薬剤師として培った知識と、辺境で拾った“魔草”の力。
それらを駆使して、貴族社会の裏を暴き、裏切った者たちに“真実の薬”を処方する。
ざまぁの宴の先に待つのは、異国の王子との出会い、平穏な薬草庵の日々、そして新たな愛。
これは、捨てられた令嬢が世界を変える、痛快で甘くてスカッとする逆転恋愛譚。
【完結】気味が悪いと見放された令嬢ですので ~殿下、無理に愛さなくていいのでお構いなく~
Rohdea
恋愛
───私に嘘は通じない。
だから私は知っている。あなたは私のことなんて本当は愛していないのだと──
公爵家の令嬢という身分と魔力の強さによって、
幼い頃に自国の王子、イライアスの婚約者に選ばれていた公爵令嬢リリーベル。
二人は幼馴染としても仲良く過ごしていた。
しかし、リリーベル十歳の誕生日。
嘘を見抜ける力 “真実の瞳”という能力に目覚めたことで、
リリーベルを取り巻く環境は一変する。
リリーベルの目覚めた真実の瞳の能力は、巷で言われている能力と違っていて少々特殊だった。
そのことから更に気味が悪いと親に見放されたリリーベル。
唯一、味方となってくれたのは八歳年上の兄、トラヴィスだけだった。
そして、婚約者のイライアスとも段々と距離が出来てしまう……
そんな“真実の瞳”で視てしまった彼の心の中は───
※『可愛い妹に全てを奪われましたので ~あなた達への未練は捨てたのでお構いなく~』
こちらの作品のヒーローの妹が主人公となる話です。
めちゃくちゃチートを発揮しています……
お飾り公爵夫人の憂鬱
初瀬 叶
恋愛
空は澄み渡った雲1つない快晴。まるで今の私の心のようだわ。空を見上げた私はそう思った。
私の名前はステラ。ステラ・オーネット。夫の名前はディーン・オーネット……いえ、夫だった?と言った方が良いのかしら?だって、その夫だった人はたった今、私の足元に埋葬されようとしているのだから。
やっと!やっと私は自由よ!叫び出したい気分をグッと堪え、私は沈痛な面持ちで、黒い棺を見つめた。
そう自由……自由になるはずだったのに……
※ 中世ヨーロッパ風ですが、私の頭の中の架空の異世界のお話です
※相変わらずのゆるふわ設定です。細かい事は気にしないよ!という読者の方向けかもしれません
※直接的な描写はありませんが、性的な表現が出てくる可能性があります
忘れられた幼な妻は泣くことを止めました
帆々
恋愛
アリスは十五歳。王国で高家と呼ばれるう高貴な家の姫だった。しかし、家は貧しく日々の暮らしにも困窮していた。
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく_______。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
はじめまして、旦那様。離婚はいつになさいます?
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
「はじめてお目にかかります。……旦那様」
「……あぁ、君がアグリア、か」
「それで……、離縁はいつになさいます?」
領地の未来を守るため、同じく子爵家の次男で軍人のシオンと期間限定の契約婚をした貧乏貴族令嬢アグリア。
両家の顔合わせなし、婚礼なし、一切の付き合いもなし。それどころかシオン本人とすら一度も顔を合わせることなく結婚したアグリアだったが、長らく戦地へと行っていたシオンと初対面することになった。
帰ってきたその日、アグリアは約束通り離縁を申し出たのだが――。
形だけの結婚をしたはずのふたりは、愛で結ばれた本物の夫婦になれるのか。
★HOTランキング最高2位をいただきました! ありがとうございます!
※書き上げ済みなので完結保証。他サイトでも掲載中です。
突然決められた婚約者は人気者だそうです。押し付けられたに違いないので断ってもらおうと思います。
橘ハルシ
恋愛
ごくごく普通の伯爵令嬢リーディアに、突然、降って湧いた婚約話。相手は、騎士団長の叔父の部下。侍女に聞くと、どうやら社交界で超人気の男性らしい。こんな釣り合わない相手、絶対に叔父が権力を使って、無理強いしたに違いない!
リーディアは相手に遠慮なく断ってくれるよう頼みに騎士団へ乗り込むが、両親も叔父も相手のことを教えてくれなかったため、全く知らない相手を一人で探す羽目になる。
怪しい変装をして、騎士団内をうろついていたリーディアは一人の青年と出会い、そのまま一緒に婚約者候補を探すことに。
しかしその青年といるうちに、リーディアは彼に好意を抱いてしまう。
全21話(本編20話+番外編1話)です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる