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第2章
第18話:グレイ様に迷惑を掛ける訳には行きません
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グレイ様が家に帰ってこなくなってから早10日。大好きなグレイ様に会えない寂しさからか、ここ数日、あまり食欲がない。さらに最近、湿疹ができ始めた。特に痒みなどもないから、様子を見ている。きっと食欲がないせいで、免疫力が下がり湿疹ができたのだろう。
そう思って、一応保湿クリームを塗って対応している。ただ、やはりあまり顔色が良くないのか、私を見たミミリィさんが
「スカーレットさん、顔色があまり良くないけれど、大丈夫?」
そう言って心配してくれた。
「ええ、大丈夫よ。やっぱり1人だとあまり食欲が出なくて…」
「そうよね、私もスティーブンがここ最近ずっと帰ってこないから心配で。でも、夕方いつも様子を見に来てくれるの。ほんの少しだけれど、スティーブンの顔を見ると、元気になれるのよね」
そうか…副騎士団長様は、ミミリィさんに会いに家に帰っているのね。でもグレイ様は…
「スカーレットさん、やっぱり顔色が悪いわ。体調がすぐれないのではなくって?」
そう言うと、私のおでこを触ったミミリィさん。
「熱があるじゃない!とにかく早く横になって」
そう言うと、ベッドに寝かせてくれた。なんだか体がだるいと思っていたら、熱があったのね。ここ5年くらい、熱何て出したことがなかったのに…
さらに氷枕を準備してくれた。
「野菜スープとミルク粥を作っておいたから、また食べてね。それじゃあ、また明日様子を見に来るわ」
「何から何までありがとう。ミミリィさん」
ミミリィさんにお礼を言い、そのまま眠る事にした。きっと寝てればよくなるだろう。そう思っていたのだが…
次に目を覚ました時には、物凄く体が熱くて、頭も痛い。さらにところどころ、湿疹が緑色に変化している。これは一体何なの?とにかく、喉が渇いて仕方がない。フラフラと台所まで向かおうと歩くが、思う様に足が動かず、もつれて転んでしまった。どうしよう…頭がクラクラする…グレイ様、助けて…て、私は何を考えているのかしら?
私は騎士団長でもあるグレイ様の妻だ。グレイ様が今必死に働いている時に、体調が悪いくらいで迷惑なんて掛けられない。とにかく、水を飲んで寝ていれば治るだろう。そんな思いから、もう一度立ち上がろうとするが、全く体が動かない。
その時だった。
コンコン
「スカーレット、パンを持ってきたぞ。開けてくれ」
この声は…ベスさんだ。でも、体が動かない。それに声も出ない。
「スカーレット?いないのか?」
ガチャ
ドアが開く音が聞こえた。そうだわ、ミミリィさんが帰った後、鍵を閉め忘れていたんだ。
「ベ…スさ…ん。ここで…す」
必死に声を振り絞る。すると
「スカーレット、どうしたんだ?大丈夫か?お前、この湿疹。大変だ!すぐに病院に行こう!」
私を背負い、走り出したベスさん。
「スカーレット、もうすぐだから頑張れ」
そう声を掛けながら、病院に連れて行ってくれた。そして病院で受付を済ませた結果、そのまま緊急治療室へと送られる事になった。
「スカーレット、とにかくすぐにお前の旦那に伝えるから、待っていろ」
そう言って、走って病院から出て行こうとするベスさんの腕を何とか掴み
「ベス…さん。私の事は…どうか…夫には黙っていてください…今…夫は物凄く…忙しいので…迷惑を掛けたくは…ないので」
そう伝えた。もし私が病院で緊急治療を受ける事を知ったら、きっとグレイ様は心配して病院に駆けつけるだろう。とにかく、グレイ様の仕事の邪魔をしたくはないのだ。
「何だよそれ…妻より大切な事なんてあるのかよ!でもスカーレットがそう言うなら、分かったよ。とにかくもうしゃべらない方がいい」
なぜか涙目のベスさん。私がうまく話せないうえに、体中に湿疹が出来ているから心配しているのかしら?よく見ると、全身緑色の湿疹になっている。さらに、一部白っぽくなっている。こんな湿疹、初めて見た。もしかして、かなり危険な病気なんじゃあ…
そんな事を考えたまま、意識を手放してしまったのであった。
そう思って、一応保湿クリームを塗って対応している。ただ、やはりあまり顔色が良くないのか、私を見たミミリィさんが
「スカーレットさん、顔色があまり良くないけれど、大丈夫?」
そう言って心配してくれた。
「ええ、大丈夫よ。やっぱり1人だとあまり食欲が出なくて…」
「そうよね、私もスティーブンがここ最近ずっと帰ってこないから心配で。でも、夕方いつも様子を見に来てくれるの。ほんの少しだけれど、スティーブンの顔を見ると、元気になれるのよね」
そうか…副騎士団長様は、ミミリィさんに会いに家に帰っているのね。でもグレイ様は…
「スカーレットさん、やっぱり顔色が悪いわ。体調がすぐれないのではなくって?」
そう言うと、私のおでこを触ったミミリィさん。
「熱があるじゃない!とにかく早く横になって」
そう言うと、ベッドに寝かせてくれた。なんだか体がだるいと思っていたら、熱があったのね。ここ5年くらい、熱何て出したことがなかったのに…
さらに氷枕を準備してくれた。
「野菜スープとミルク粥を作っておいたから、また食べてね。それじゃあ、また明日様子を見に来るわ」
「何から何までありがとう。ミミリィさん」
ミミリィさんにお礼を言い、そのまま眠る事にした。きっと寝てればよくなるだろう。そう思っていたのだが…
次に目を覚ました時には、物凄く体が熱くて、頭も痛い。さらにところどころ、湿疹が緑色に変化している。これは一体何なの?とにかく、喉が渇いて仕方がない。フラフラと台所まで向かおうと歩くが、思う様に足が動かず、もつれて転んでしまった。どうしよう…頭がクラクラする…グレイ様、助けて…て、私は何を考えているのかしら?
私は騎士団長でもあるグレイ様の妻だ。グレイ様が今必死に働いている時に、体調が悪いくらいで迷惑なんて掛けられない。とにかく、水を飲んで寝ていれば治るだろう。そんな思いから、もう一度立ち上がろうとするが、全く体が動かない。
その時だった。
コンコン
「スカーレット、パンを持ってきたぞ。開けてくれ」
この声は…ベスさんだ。でも、体が動かない。それに声も出ない。
「スカーレット?いないのか?」
ガチャ
ドアが開く音が聞こえた。そうだわ、ミミリィさんが帰った後、鍵を閉め忘れていたんだ。
「ベ…スさ…ん。ここで…す」
必死に声を振り絞る。すると
「スカーレット、どうしたんだ?大丈夫か?お前、この湿疹。大変だ!すぐに病院に行こう!」
私を背負い、走り出したベスさん。
「スカーレット、もうすぐだから頑張れ」
そう声を掛けながら、病院に連れて行ってくれた。そして病院で受付を済ませた結果、そのまま緊急治療室へと送られる事になった。
「スカーレット、とにかくすぐにお前の旦那に伝えるから、待っていろ」
そう言って、走って病院から出て行こうとするベスさんの腕を何とか掴み
「ベス…さん。私の事は…どうか…夫には黙っていてください…今…夫は物凄く…忙しいので…迷惑を掛けたくは…ないので」
そう伝えた。もし私が病院で緊急治療を受ける事を知ったら、きっとグレイ様は心配して病院に駆けつけるだろう。とにかく、グレイ様の仕事の邪魔をしたくはないのだ。
「何だよそれ…妻より大切な事なんてあるのかよ!でもスカーレットがそう言うなら、分かったよ。とにかくもうしゃべらない方がいい」
なぜか涙目のベスさん。私がうまく話せないうえに、体中に湿疹が出来ているから心配しているのかしら?よく見ると、全身緑色の湿疹になっている。さらに、一部白っぽくなっている。こんな湿疹、初めて見た。もしかして、かなり危険な病気なんじゃあ…
そんな事を考えたまま、意識を手放してしまったのであった。
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