37 / 100
第三十七話:ヴァイスラント防衛軍
しおりを挟む
グランツ帝国侵攻の報は、ヴァイスラント全土を震撼させた。だが、領民たちの反応は、アッシュが最初にこの地を訪れた時とは全く違っていた。彼らの心に宿ったのは、逃げ惑う「恐怖」や全てを諦める「絶望」ではない。自らの手で築き上げた故郷を、家族を、そして未来を守り抜こうとする、燃えるような「決意」だった。
「俺も戦うぜ!これ以上、好きにはさせねえ!」
「私の息子が兵士なら、私も看護兵として働くよ!」
「わしら年寄りにできることは、武器を研ぐことと、神に祈ることぐらいじゃが、それでも!」
村の広場には、義勇兵への参加を志願する者たちが列をなした。それは、屈強な若者だけではなかった。まだ少年と呼べる年齢の者から、狩りの経験がある中年の男、果ては農具を手に取った老人まで。彼らの目は、皆一様に、死を覚悟した兵士の光を宿していた。
アッシュは、その光景を館の窓から見下ろしていた。彼のスキルが、村全体に満ちる感情を捉える。
「愛郷心:80」「団結:85」「闘志:70」
かつて絶望の吹き溜まりだったこの土地は、今や帝国で最も士気の高い場所へと変貌していた。
「……見事なものだ」
背後から、杖を突いたガイウスが声をかけた。彼の顔には、まだ病み上がりの青白さが残っているが、その隻腕の将軍は、眼下の光景に深い感銘を受けていた。
「お前さんは、たった数ヶ月で、ここの民を本物の戦士に変えた。これは、どんな名将にもできん芸当だ」
「俺が変えたのではない。彼ら自身が変わったんだ」
アッシュは静かに答えた。
「俺は、きっかけを与えたに過ぎん。守るべきものができた時、人は誰でも強くなれる」
ガイウスは、新たに志願した者たちの中から、戦力になりそうな者を選抜し、既存の義勇兵と合わせて正式な「ヴァイスラント防衛軍」を組織した。総兵力は、百名に満たない。それでも、彼らはこの土地で最強の軍隊だった。
ガイウスの訓練は、以前にも増して苛烈を極めた。彼は、限られた時間の中で、素人同然の民を兵士へと叩き上げる必要があった。
「敵は千だ!お前たち一人が、十人を相手にする計算になる!気合でどうにかなると思うな!頭を使え!仲間を信じろ!」
練兵場には、彼の雷鳴のような怒声が絶え間なく響き渡った。
ブロック率いる建築部隊は、村の周囲に急ピッチで防衛設備の構築を進めていた。深い空堀、鋭く尖らせた木の杭を並べた柵、そして、敵の進軍を妨げるための巧妙な罠。彼の頭脳は、この痩せた土地を、難攻不落の要塞へと変えようとしていた。
ギムリの鍛冶場は、二十四時間、火が消えることがなかった。鉱山から採掘された良質な鉄が、彼のドワーフとしての魂を込めて打ち鍛えられ、鋭い切れ味を持つ剣や、頑丈な鎧へと姿を変えていく。ヴァイスラントの兵士たちは、帝国の正規軍にも劣らない、最高品質の武具で身を固めることになった。
そして、セレスティアは、この戦いにおける最大の切り札となるべく、自らの魔力を高めていた。彼女は、村のはずれにある岩場で、一人黙々と魔法の訓練に打ち込んでいた。
「――集え、炎の精霊よ。我が声に応え、敵を焼き尽くす劫火となれ!」
彼女が呪文を唱えると、何もない空間から巨大な火球が出現し、轟音と共に岩壁を粉々に砕いた。その威力は、一個師団の砲撃にも匹敵する。
だが、彼女の表情は晴れなかった。
(これほどの魔法でも、千の軍勢を相手に、どれだけ通用するかしら……)
彼女の広範囲攻撃魔法は、確かに強力だ。しかし、連発はできない。一度使えば、膨大な魔力を消耗し、しばらくは無防備になる。使いどころを見誤れば、戦況を好転させるどころか、自らの命を危険に晒すことになりかねない。
アッシュは、そんな彼女の元を訪れた。
「無理はするな。貴女は、我々の切り札だ。切り札は、ここぞという時まで見せるべきではない」
「分かっているわ」
セレスティアは、額の汗を拭い、ぶっきらぼうに答えた。
「それより、あなたはどうなの?皆がそれぞれの持ち場で戦っているというのに、あなたは部屋に籠って、地図を眺めているだけ。まさか、怖気づいたわけではないでしょうね?」
その言葉には、まだアッシュに対する不信と、皮肉が混じっていた。
アッシュは、彼女の挑発には乗らなかった。
「俺の戦場は、ここではない。もっと別の場所だ」
彼はそう言うと、一枚の羊皮紙をセレスティアに手渡した。
「これは……?」
「敵の進軍予想ルートと、天候の予測。そして、敵将の性格分析だ」
羊皮紙には、アッシュによる緻密な分析が、びっしりと書き込まれていた。
グランツ帝国の将軍は、功を焦る猪突猛進タイプ。ヴァイスラントを侮り、短期決戦を挑んでくるだろう。そして、侵攻が予想される数日後、この地域には濃い霧が発生しやすい、という過去の天候データまで記されていた。
セレスティアは、その分析のあまりの正確さと、冷徹さに言葉を失った。
「……あなた、一体何者なの……」
「言ったはずだ。俺は、使えるものは全て使う。情報も、天候も、そして、敵の感情さえもな」
アッシュの赤い瞳が、セレスティアを射抜いた。
「貴女の魔法は、確かに強力だ。だが、闇雲に放っても、敵兵を数百人殺せるだけだ。それでは、戦争には勝てん。俺が、貴女のその力が最大限に活きる『舞台』を用意してやる。貴女は、俺の合図があるまで、決して動くな」
それは、命令だった。帝国最強の魔導師である彼女に対して、追放された罪人である少年が、明確に命令を下したのだ。
セレスティアは、屈辱に唇を噛んだ。反論しようとした。だが、アッシュの瞳に宿る、絶対的な自信を前にして、何も言うことができなかった。
この少年は、本気で千の軍勢に勝つつもりなのだ。そして、そのための完璧な脚本を、すでに頭の中に描き終えている。
セレスティアは、初めて、アッシュという男の底知れなさを垣間見た気がした。
決戦の日は、刻一刻と迫っていた。
ヴァイスラントは、その持てる力の全てを注ぎ込み、来るべき嵐に備えていた。帝国の誰もが知らない北の果てで、歴史に残るであろう、絶望的な防衛戦の幕が、今、静かに上がろうとしていた。
「俺も戦うぜ!これ以上、好きにはさせねえ!」
「私の息子が兵士なら、私も看護兵として働くよ!」
「わしら年寄りにできることは、武器を研ぐことと、神に祈ることぐらいじゃが、それでも!」
村の広場には、義勇兵への参加を志願する者たちが列をなした。それは、屈強な若者だけではなかった。まだ少年と呼べる年齢の者から、狩りの経験がある中年の男、果ては農具を手に取った老人まで。彼らの目は、皆一様に、死を覚悟した兵士の光を宿していた。
アッシュは、その光景を館の窓から見下ろしていた。彼のスキルが、村全体に満ちる感情を捉える。
「愛郷心:80」「団結:85」「闘志:70」
かつて絶望の吹き溜まりだったこの土地は、今や帝国で最も士気の高い場所へと変貌していた。
「……見事なものだ」
背後から、杖を突いたガイウスが声をかけた。彼の顔には、まだ病み上がりの青白さが残っているが、その隻腕の将軍は、眼下の光景に深い感銘を受けていた。
「お前さんは、たった数ヶ月で、ここの民を本物の戦士に変えた。これは、どんな名将にもできん芸当だ」
「俺が変えたのではない。彼ら自身が変わったんだ」
アッシュは静かに答えた。
「俺は、きっかけを与えたに過ぎん。守るべきものができた時、人は誰でも強くなれる」
ガイウスは、新たに志願した者たちの中から、戦力になりそうな者を選抜し、既存の義勇兵と合わせて正式な「ヴァイスラント防衛軍」を組織した。総兵力は、百名に満たない。それでも、彼らはこの土地で最強の軍隊だった。
ガイウスの訓練は、以前にも増して苛烈を極めた。彼は、限られた時間の中で、素人同然の民を兵士へと叩き上げる必要があった。
「敵は千だ!お前たち一人が、十人を相手にする計算になる!気合でどうにかなると思うな!頭を使え!仲間を信じろ!」
練兵場には、彼の雷鳴のような怒声が絶え間なく響き渡った。
ブロック率いる建築部隊は、村の周囲に急ピッチで防衛設備の構築を進めていた。深い空堀、鋭く尖らせた木の杭を並べた柵、そして、敵の進軍を妨げるための巧妙な罠。彼の頭脳は、この痩せた土地を、難攻不落の要塞へと変えようとしていた。
ギムリの鍛冶場は、二十四時間、火が消えることがなかった。鉱山から採掘された良質な鉄が、彼のドワーフとしての魂を込めて打ち鍛えられ、鋭い切れ味を持つ剣や、頑丈な鎧へと姿を変えていく。ヴァイスラントの兵士たちは、帝国の正規軍にも劣らない、最高品質の武具で身を固めることになった。
そして、セレスティアは、この戦いにおける最大の切り札となるべく、自らの魔力を高めていた。彼女は、村のはずれにある岩場で、一人黙々と魔法の訓練に打ち込んでいた。
「――集え、炎の精霊よ。我が声に応え、敵を焼き尽くす劫火となれ!」
彼女が呪文を唱えると、何もない空間から巨大な火球が出現し、轟音と共に岩壁を粉々に砕いた。その威力は、一個師団の砲撃にも匹敵する。
だが、彼女の表情は晴れなかった。
(これほどの魔法でも、千の軍勢を相手に、どれだけ通用するかしら……)
彼女の広範囲攻撃魔法は、確かに強力だ。しかし、連発はできない。一度使えば、膨大な魔力を消耗し、しばらくは無防備になる。使いどころを見誤れば、戦況を好転させるどころか、自らの命を危険に晒すことになりかねない。
アッシュは、そんな彼女の元を訪れた。
「無理はするな。貴女は、我々の切り札だ。切り札は、ここぞという時まで見せるべきではない」
「分かっているわ」
セレスティアは、額の汗を拭い、ぶっきらぼうに答えた。
「それより、あなたはどうなの?皆がそれぞれの持ち場で戦っているというのに、あなたは部屋に籠って、地図を眺めているだけ。まさか、怖気づいたわけではないでしょうね?」
その言葉には、まだアッシュに対する不信と、皮肉が混じっていた。
アッシュは、彼女の挑発には乗らなかった。
「俺の戦場は、ここではない。もっと別の場所だ」
彼はそう言うと、一枚の羊皮紙をセレスティアに手渡した。
「これは……?」
「敵の進軍予想ルートと、天候の予測。そして、敵将の性格分析だ」
羊皮紙には、アッシュによる緻密な分析が、びっしりと書き込まれていた。
グランツ帝国の将軍は、功を焦る猪突猛進タイプ。ヴァイスラントを侮り、短期決戦を挑んでくるだろう。そして、侵攻が予想される数日後、この地域には濃い霧が発生しやすい、という過去の天候データまで記されていた。
セレスティアは、その分析のあまりの正確さと、冷徹さに言葉を失った。
「……あなた、一体何者なの……」
「言ったはずだ。俺は、使えるものは全て使う。情報も、天候も、そして、敵の感情さえもな」
アッシュの赤い瞳が、セレスティアを射抜いた。
「貴女の魔法は、確かに強力だ。だが、闇雲に放っても、敵兵を数百人殺せるだけだ。それでは、戦争には勝てん。俺が、貴女のその力が最大限に活きる『舞台』を用意してやる。貴女は、俺の合図があるまで、決して動くな」
それは、命令だった。帝国最強の魔導師である彼女に対して、追放された罪人である少年が、明確に命令を下したのだ。
セレスティアは、屈辱に唇を噛んだ。反論しようとした。だが、アッシュの瞳に宿る、絶対的な自信を前にして、何も言うことができなかった。
この少年は、本気で千の軍勢に勝つつもりなのだ。そして、そのための完璧な脚本を、すでに頭の中に描き終えている。
セレスティアは、初めて、アッシュという男の底知れなさを垣間見た気がした。
決戦の日は、刻一刻と迫っていた。
ヴァイスラントは、その持てる力の全てを注ぎ込み、来るべき嵐に備えていた。帝国の誰もが知らない北の果てで、歴史に残るであろう、絶望的な防衛戦の幕が、今、静かに上がろうとしていた。
14
あなたにおすすめの小説
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
貴族に無茶苦茶なことを言われたのでやけくそな行動をしたら、戦争賠償として引き抜かれました。
詰んだ
ファンタジー
エルクス王国の魔法剣士で重鎮のキースは、うんざりしていた。
王国とは名ばかりで、元老院の貴族が好き勝手なこと言っている。
そしてついに国力、戦力、人材全てにおいて圧倒的な戦力を持つヴォルクス皇国に、戦争を仕掛けるという暴挙に出た。
勝てるわけのない戦争に、「何とか勝て!」と言われたが、何もできるはずもなく、あっという間に劣勢になった。
日を追うごとに悪くなる戦況に、キースへのあたりがひどくなった。
むしゃくしゃしたキースは、一つの案を思いついた。
その案を実行したことによって、あんなことになるなんて、誰も想像しなかった。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる