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第67話:王都包囲網
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反乱の狼煙が上がってから八日目の朝。
王都の東壁に設置された物見櫓の兵士が、絶叫に近い声を上げた。
「て、敵襲ーっ! 敵の大軍だーっ!」
その声が王都中に鳴り響く警鐘の代わりとなった。
地平線の彼方が黒く揺らめいていた。それは朝日を浴びて鈍く輝く、無数の槍と鎧の群れ。反乱軍の先鋒がついにその姿を現したのだ。
一人、二人ではない。千、二千……。その数はみるみるうちに膨れ上がり、やがて平原を埋め尽くさんばかりの大軍勢となった。
掲げられた旗印は様々だった。トリスタン伯爵家のもの、そして彼に同調した東部の貴族たちの紋章。その中心でひときわ大きく翻っているのは、マリウス公爵家の鷲の紋章だった。
彼らはもはや自分たちが反乱軍であることを隠そうともしていなかった。
王都の城壁の上では国王軍の兵士たちが、その圧倒的な光景を前に息を飲んでいた。
「……なんという数だ」
「本当に一万以上いるぞ……」
「勝てるのか、俺たちに……」
恐怖と絶望が、じわじわと兵士たちの心を蝕んでいく。
クラウス・フォン・ゲルラッハは城壁の中央司令部で、その光景を顔色一つ変えずに見つめていた。だが固く握りしめられた拳は、彼の内心の緊張を物語っていた。
「……リオ・アシュフォードはまだ動かんのか」
彼の傍らに控えていた側近が不安げに尋ねる。
「うむ。彼からの連絡はまだない。だが信じるしかない。彼こそが我々の唯一の希望なのだから」
クラウスは自分に言い聞かせるようにそう呟いた。
反乱軍はすぐには攻撃を仕掛けてこなかった。
彼らは王都から弓矢の届かない絶妙な距離を保ちながら、巨大な野営地の設営を始めた。
それは長期戦を覚悟した本格的な包囲陣だった。
王都を完全に孤立させる。兵糧攻めによって内部から崩壊させる。それが彼らの狙いだった。
マリウス公爵は本陣の豪華な天幕の中でほくそ笑んでいた。
「フフフ……見たか、あの国王軍の怯えた顔を。もはや勝敗は決したようなものよ」
彼の隣ではヴァイス伯爵が卑屈な笑みを浮かべて相槌を打っている。
「まことに。あとは王都が干上がるのを待つだけでございますな。そうすれば、あの生意気な小僧も娘も、我々の前にひざまずくことになりましょう」
彼らはすでに勝利を確信していた。
自分たちの圧倒的な兵力と帝国の後ろ盾。そして王都の内部に仕込んだ内通者たち。負ける要素などどこにもないはずだった。
だが彼らはまだ気づいていなかった。
自分たちが目に見えない巨大な蜘蛛の巣の中心へと、自ら足を踏み入れてしまったことに。
王都は瞬く間に陸の孤島と化した。
東、北、南の三方を反乱軍の野営地が三日月のように取り囲んでいる。西側は広大な森林地帯が広がっているため大軍が展開することはできず、唯一の抜け道となっていたが、そこもいずれは封鎖されるだろう。
城内は日に日に絶望的な雰囲気に包まれていった。
食料の配給制が始まり、市民たちの間には不満と不安が渦巻いている。
『我々はなぜ、あんな辺境の小僧一人のためにこんな目に遭わなければならないのだ』
『国王陛下は我々を見捨てるおつもりか』
マリウス公爵が事前にばらまいていた噂が、恐怖という名の肥料を得て人々の心の中でじわじわと芽を出し始めていた。
王城の兵士たちの士気も目に見えて低下していた。
城壁の上から見えるどこまでも続く敵の野営地の篝火。それは自分たちが巨大な獣に飲み込まれようとしているかのような、圧倒的なプレッシャーとなって彼らの心を蝕んでいた。
アシュフォードの屋敷は、そんな王都の喧騒とは切り離されたように静まり返っていた。
だがその静寂は諦めから来るものではない。嵐の前の極限まで張り詰めた静寂だった。
司令部の地図には敵の布陣が刻一刻と正確に書き込まれていく。
「敵の本陣はやはりグラウ平原の中央。マリウス公爵はあそこから全軍を指揮しているわ」
エリアーナが斥候からの報告を元に駒を動かす。
「補給部隊は本陣の後方、東の街道沿いに集結。警備は手薄ね。叩くなら今かもしれないわ」
「いや、まだだ」
俺は首を横に振った。「まだ敵を油断させる。俺たちが絶望の淵に追い詰められていると信じ込ませるんだ」
俺はクラウスを通じて国王軍に一つの奇妙な命令を出していた。
『城壁からの散発的な攻撃は許可する。だが決して城門を開けて打って出るな。ひたすら防戦に徹せよ』と。
その命令は国王軍の兵士たちの不満をさらに募らせた。
「なぜだ! このままではジリ貧になるだけではないか!」
「アシュフォードの小僧は我々を見殺しにするつもりか!」
だがクラウスは俺の意図を信じ、国王を説得してその命令を徹底させた。
王都はまるで巨大な亀のように固く殻に閉じこもった。
その様子を見てマリウス公爵は勝利を確信し、高笑いした。
「見たか! 小僧め、完全に怖気づいておるわ! もはや打つ手なしと見える!」
敵の油断は頂点に達しつつあった。
包囲が始まってから三日が過ぎた夜。
王都は絶望の闇に完全に沈んでいた。
市民たちは明日をも知れぬ不安に怯え、兵士たちは敗北を覚悟し始めていた。
誰もがもう終わりだと思った。
だがその絶望の闇の中で、たった一人、反撃の狼煙が上がる瞬間を静かに待ち続けている男がいた。
俺は司令部の屋上から敵陣の無数の篝火を見つめていた。
それはまるで夜空に浮かぶ不吉な星々のようだった。
「……エリアーナ、バルガス、シルフィ。準備はいいか」
俺の静かな問いに、背後に控えていた仲間たちが力強く頷いた。
「いつでも」
「命令を」
「うん」
俺は懐から小さな電信機の発信スイッチを取り出した。
そのスイッチは一本の特別な線に繋がっている。
それはこの包囲網を突破し、遠く離れたアシュフォード領まで届く俺たちの最後の生命線だった。
俺は静かに息を吸い込んだ。
そしてこの国の運命を変える最後のメッセージを、そのスイッチに打ち込み始めた。
点と線が紡ぎ出す反撃の序曲。
その音だけが絶望に沈む王都の夜に、静かに響き渡っていた。
王都の東壁に設置された物見櫓の兵士が、絶叫に近い声を上げた。
「て、敵襲ーっ! 敵の大軍だーっ!」
その声が王都中に鳴り響く警鐘の代わりとなった。
地平線の彼方が黒く揺らめいていた。それは朝日を浴びて鈍く輝く、無数の槍と鎧の群れ。反乱軍の先鋒がついにその姿を現したのだ。
一人、二人ではない。千、二千……。その数はみるみるうちに膨れ上がり、やがて平原を埋め尽くさんばかりの大軍勢となった。
掲げられた旗印は様々だった。トリスタン伯爵家のもの、そして彼に同調した東部の貴族たちの紋章。その中心でひときわ大きく翻っているのは、マリウス公爵家の鷲の紋章だった。
彼らはもはや自分たちが反乱軍であることを隠そうともしていなかった。
王都の城壁の上では国王軍の兵士たちが、その圧倒的な光景を前に息を飲んでいた。
「……なんという数だ」
「本当に一万以上いるぞ……」
「勝てるのか、俺たちに……」
恐怖と絶望が、じわじわと兵士たちの心を蝕んでいく。
クラウス・フォン・ゲルラッハは城壁の中央司令部で、その光景を顔色一つ変えずに見つめていた。だが固く握りしめられた拳は、彼の内心の緊張を物語っていた。
「……リオ・アシュフォードはまだ動かんのか」
彼の傍らに控えていた側近が不安げに尋ねる。
「うむ。彼からの連絡はまだない。だが信じるしかない。彼こそが我々の唯一の希望なのだから」
クラウスは自分に言い聞かせるようにそう呟いた。
反乱軍はすぐには攻撃を仕掛けてこなかった。
彼らは王都から弓矢の届かない絶妙な距離を保ちながら、巨大な野営地の設営を始めた。
それは長期戦を覚悟した本格的な包囲陣だった。
王都を完全に孤立させる。兵糧攻めによって内部から崩壊させる。それが彼らの狙いだった。
マリウス公爵は本陣の豪華な天幕の中でほくそ笑んでいた。
「フフフ……見たか、あの国王軍の怯えた顔を。もはや勝敗は決したようなものよ」
彼の隣ではヴァイス伯爵が卑屈な笑みを浮かべて相槌を打っている。
「まことに。あとは王都が干上がるのを待つだけでございますな。そうすれば、あの生意気な小僧も娘も、我々の前にひざまずくことになりましょう」
彼らはすでに勝利を確信していた。
自分たちの圧倒的な兵力と帝国の後ろ盾。そして王都の内部に仕込んだ内通者たち。負ける要素などどこにもないはずだった。
だが彼らはまだ気づいていなかった。
自分たちが目に見えない巨大な蜘蛛の巣の中心へと、自ら足を踏み入れてしまったことに。
王都は瞬く間に陸の孤島と化した。
東、北、南の三方を反乱軍の野営地が三日月のように取り囲んでいる。西側は広大な森林地帯が広がっているため大軍が展開することはできず、唯一の抜け道となっていたが、そこもいずれは封鎖されるだろう。
城内は日に日に絶望的な雰囲気に包まれていった。
食料の配給制が始まり、市民たちの間には不満と不安が渦巻いている。
『我々はなぜ、あんな辺境の小僧一人のためにこんな目に遭わなければならないのだ』
『国王陛下は我々を見捨てるおつもりか』
マリウス公爵が事前にばらまいていた噂が、恐怖という名の肥料を得て人々の心の中でじわじわと芽を出し始めていた。
王城の兵士たちの士気も目に見えて低下していた。
城壁の上から見えるどこまでも続く敵の野営地の篝火。それは自分たちが巨大な獣に飲み込まれようとしているかのような、圧倒的なプレッシャーとなって彼らの心を蝕んでいた。
アシュフォードの屋敷は、そんな王都の喧騒とは切り離されたように静まり返っていた。
だがその静寂は諦めから来るものではない。嵐の前の極限まで張り詰めた静寂だった。
司令部の地図には敵の布陣が刻一刻と正確に書き込まれていく。
「敵の本陣はやはりグラウ平原の中央。マリウス公爵はあそこから全軍を指揮しているわ」
エリアーナが斥候からの報告を元に駒を動かす。
「補給部隊は本陣の後方、東の街道沿いに集結。警備は手薄ね。叩くなら今かもしれないわ」
「いや、まだだ」
俺は首を横に振った。「まだ敵を油断させる。俺たちが絶望の淵に追い詰められていると信じ込ませるんだ」
俺はクラウスを通じて国王軍に一つの奇妙な命令を出していた。
『城壁からの散発的な攻撃は許可する。だが決して城門を開けて打って出るな。ひたすら防戦に徹せよ』と。
その命令は国王軍の兵士たちの不満をさらに募らせた。
「なぜだ! このままではジリ貧になるだけではないか!」
「アシュフォードの小僧は我々を見殺しにするつもりか!」
だがクラウスは俺の意図を信じ、国王を説得してその命令を徹底させた。
王都はまるで巨大な亀のように固く殻に閉じこもった。
その様子を見てマリウス公爵は勝利を確信し、高笑いした。
「見たか! 小僧め、完全に怖気づいておるわ! もはや打つ手なしと見える!」
敵の油断は頂点に達しつつあった。
包囲が始まってから三日が過ぎた夜。
王都は絶望の闇に完全に沈んでいた。
市民たちは明日をも知れぬ不安に怯え、兵士たちは敗北を覚悟し始めていた。
誰もがもう終わりだと思った。
だがその絶望の闇の中で、たった一人、反撃の狼煙が上がる瞬間を静かに待ち続けている男がいた。
俺は司令部の屋上から敵陣の無数の篝火を見つめていた。
それはまるで夜空に浮かぶ不吉な星々のようだった。
「……エリアーナ、バルガス、シルフィ。準備はいいか」
俺の静かな問いに、背後に控えていた仲間たちが力強く頷いた。
「いつでも」
「命令を」
「うん」
俺は懐から小さな電信機の発信スイッチを取り出した。
そのスイッチは一本の特別な線に繋がっている。
それはこの包囲網を突破し、遠く離れたアシュフォード領まで届く俺たちの最後の生命線だった。
俺は静かに息を吸い込んだ。
そしてこの国の運命を変える最後のメッセージを、そのスイッチに打ち込み始めた。
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その音だけが絶望に沈む王都の夜に、静かに響き渡っていた。
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