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第72話:ワールド・コアへの道筋と集う仲間たち
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世界の根幹システム「ワールド・コア」へのアクセス――それが、頻発する異常現象(大規模バグ)と、その背後にあるであろう根本的な問題(システムの歪み)を解決するための、俺たちが出した結論だった。しかし、言うは易く行うは難し。ワールド・コアが具体的にどこにあり、どうすればアクセスできるのか、その情報は極めて断片的だった。
「ワールド・コアに関する情報は、神殿の制御コアのログにも、ほとんど残っていませんでした」
セーフハウスで作戦会議を開きながら、俺は仲間たちに説明する。「おそらく、最高レベルの機密情報として扱われているか、あるいは、意図的に削除されているかのどちらかでしょう。ただ、いくつかのヒントはあります」
俺は、解析したログの断片を共有する。
『……ワールド・コアへのアクセスは、物理的な経路と、精神・データ的な経路の二種類が存在する……』
『……物理的なアクセスポイントは、世界各地に点在する『プライマリ・ノード』と呼ばれる特殊な古代遺跡に隠されている……忘れられた神殿も、その一つである可能性……』
『……精神・データ的なアクセス(ダイブ)には、特殊な『インターフェース』と『認証キー』が必要……ホログラフ・キューブは、そのインターフェースの一つとして設計された……?』
『……アクセスには、マスターAI『アルファ』、あるいは、それに準ずる『管理者』の許可、または、システムの『緊急プロトコル』の発動が必要……』
「……つまり、ワールド・コアへ行くには、特別な遺跡を見つけるか、あるいはホログラフ・キューブのような特殊な装置を使って、精神だけを送り込むか、ということか」クラウスが、腕を組んで唸る。
「物理的なアクセスポイント……プライマリ・ノードを探すのは、時間がかかりすぎるわね」シャロンが指摘する。「世界各地に点在する、なんて曖昧な情報じゃ、どこから探せばいいか分からないわ。それに、それぞれのノードにも、神殿のような厳重な警備や罠が仕掛けられている可能性が高い」
「だよね……」リリアも頷く。「それに、精神ダイブっていうのも、なんだか怖いなぁ……。ホログラフ・キューブも、今はシャロンさんが緊急停止させてるけど、また暴走しないとも限らないし……。それに、認証キーって何だろう?」
「おそらく、俺に一時的に付与された『上位アクセス権限』のようなものが、それに近いのかもしれません」俺は推測する。「ですが、あれがいつまで有効なのか、そして安定して使えるのかも分からない。やはり、リスクが高すぎます」
物理的なアクセスも、精神・データ的なアクセスも、どちらも困難で危険が伴う。八方塞がりかと思われた、その時。
「……一つ、可能性があるとしたら」シャロンが、静かに口を開いた。「カルト教団『深淵を覗く者たち』……彼らが、ワールド・コアへのアクセス方法を知っている、あるいは、それに繋がる何かを掴んでいるとしたら?」
「カルト教団が?」
「ええ。彼らの目的は、『歪みの源流』の封印解除だった。そして、その歪みの源流は、おそらくワールド・コアと深く関連しているはずよ。彼らの研究日誌や、これまでの行動パターンから、彼らがワールド・コアの存在、あるいはそれにアクセスするための『鍵』となる情報を、何らかの形で入手している可能性は否定できないわ」
(確かに……彼らの行動は、常にシステムの『歪み』や『バグ』の中心を突いていた。偶然とは思えない)
「ならば、カルト教団の残党を追い、彼らから情報を引き出す、ということですか?」俺は尋ねる。
「それも一つの手ね。でも、もっと確実な方法があるかもしれないわ」シャロンは、意味深な笑みを浮かべる。「彼らが、次に狙うであろう場所……そこに、先回りするのよ」
「次に狙う場所?」
「ええ。研究日誌にあったわよね? 『忘れられた神殿』は、封印解除の『鍵』となる制御装置が隠された場所だと。彼らは、一度は我々に阻止されたけれど、必ず再び神殿を狙ってくるはずよ。今度こそ、制御装置を完全に掌握し、封印解除を強行するためにね」
シャロンは、神殿の地図を広げる。
「そして、神殿の制御装置は、おそらく、ワールド・コアと何らかの形でリンクしている可能性が高い。もし、彼らが制御装置を掌握する瞬間に立ち会い、そのプロセスを逆用、あるいは『デバッグ』できれば……あるいは、我々がワールド・コアへとアクセスできる『道』が開けるかもしれないわ」
(……なるほど。カルト教団の動きを利用し、彼らが開こうとしている扉に便乗する、というわけか)
危険な賭けだが、最も現実的で、かつ効率的な方法かもしれない。
「分かりました。方針は決まりですね」俺は頷く。「再び、忘れられた神殿へ向かいましょう。そして、カルト教団の動きを監視し、彼らが制御装置にアクセスする瞬間を捉え、介入する。それが、ワールド・コアへの道を開く鍵となる」
「うむ。決まれば、行動あるのみだ!」クラウスも、決意を固めたようだ。
「今度こそ、カルト教団をやっつけないとね!」リリアも、拳を握る。
◆
俺たちは、再び忘れられた神殿へと向かう準備を始めた。前回よりもさらに危険な任務になることは必至だ。装備の強化、魔道具の準備、そして何より、精神的な覚悟が必要となる。
リリアは、地下工房で最終調整に余念がない。『ゴーレム・スレイヤー・ボルト』や『アンチ・マジック・フィールド発生器』に加え、対精神攻撃用の防御アミュレット、そして、いざという時のための高出力エネルギーパック(MP回復用)などを新たに開発していた。俺の『マルチ・センサー・ゴーグル』も、情報処理能力と通信機能が強化された改良版になっている。
クラウスは、騎士団から正式に下賜された、新しい鎧と剣(リンドバーグ家に代々伝わる名剣らしい)を手に、黙々と精神統一を行っている。騎士団内での彼の地位は向上し、今や王子派の若手騎士として、大きな期待を寄せられる存在となっていた。今回の任務は、彼にとっても、騎士としての真価が問われる戦いとなるだろう。
シャロンは、その情報網を駆使し、カルト教団の最新の動向を探っていた。「どうやら、彼らも戦力を再編し、神殿への再侵攻を準備しているようね。前回よりも大規模で、おそらくは『切り札』も用意しているはずよ」という、不穏な情報をもたらした。彼女自身も、新たな暗器や毒薬を準備し、決戦に備えているようだった。
そして俺は、カルト教団の研究日誌の最終的な解読と、【デバッガー】及び【システム・オーバーライド】スキルの鍛錬に集中していた。日誌からは、彼らが崇拝する「深淵の主」の正体に関するヒントや、封印解除の儀式の詳細、そして、彼らが狙う「世界の変革」の具体的なビジョン(それは、常人には理解不能な、狂気に満ちたものだったが)が明らかになりつつあった。スキル鍛錬では、特に【システム・オーバーライド】の制御に重点を置いた。この力は強力だが、反動も大きい。いかに効率よく、安全に、そして効果的に使うか。それが、今後の戦いの鍵を握るだろう。
出発の前日。俺たちのセーフハウスに、予期せぬ訪問者があった。
アルフレッドに案内されて現れたのは、第一王子エドワード、その人だった。彼は、護衛も最小限にし、お忍びで俺たちの拠点を訪れたのだ。
「……皆の覚悟は、しかと伝わっている」王子は、俺たち一人一人の顔を見ながら、静かに、しかし力強く言った。「これから始まる戦いは、この国の、いや、世界の運命を左右するものとなるだろう。私は、王宮から、君たちを全力で支援する。だが、どうか、生きて帰ってきてほしい。君たちは、この国の未来にとって、かけがえのない希望なのだから」
彼の言葉は、俺たちの胸を熱くした。単なる依頼主と協力者ではなく、同じ目的のために戦う「同志」としての、強い絆を感じた。
「必ずや、任務を達成し、無事に帰還いたします」クラウスが、代表して力強く誓った。
王子は、満足そうに頷くと、一つの小さな箱を俺に手渡した。
「これは、王家に代々伝わる、ささやかな『護符』だ。古代の技術で作られたものらしく、詳細は不明だが、持ち主を『システムの異常』から守る力があると言われている。君の助けになるかもしれん」
俺は、その箱を受け取り、中を開けた。そこには、透明な水晶の中に、複雑な幾何学模様が浮かび上がる、美しいペンダントが入っていた。
『対象:王家の護符(名称不明)
分類:アーティファクト?>防御・安定化系
状態:安定(休眠中?)
機能:所有者の精神を安定させ、外部からの精神干渉や魔力汚染に対する耐性を向上させる。また、所有者が使用するスキル(特にシステム干渉系)の安定性を高め、反動を軽減する効果がある可能性(未確認)。
備考:古代グランフォール王家に由来する遺物。詳細な機能は失われているが、強力な守りの力が込められている。特定の条件下で真の力が覚醒する?』
(……これは、すごいものかもしれない)
俺のスキル、特に【システム・オーバーライド】のリスクを軽減してくれる可能性がある。まさに、今の俺にとって、最高の贈り物だ。
「……ありがたく、お受けします、殿下」俺は、心からの感謝を込めて頭を下げた。
エドワード王子は、俺たち一人一人に励ましの言葉をかけ、そして静かにセーフハウスを後にした。彼の訪問は、俺たちの士気を最高潮にまで高めてくれた。
◆
出発の朝。王都グランフォールは、まだ深い眠りについている時間だった。俺たちは、全ての準備を整え、セーフハウスの前に集結した。
クラウス、リリア、シャロン、そして俺、ユズル。
それぞれの思いと覚悟を胸に、俺たちは、忘れられた神殿へと続く、最後の戦いの道へと、静かに足を踏み出した。
集う仲間たち。迫る決戦。そして、世界の運命。
物語は、ついに最終局面へと向けて、大きく動き出す。
俺たちの「デバッグ」は、果たして世界を救うことができるのか? それとも……。
「ワールド・コアに関する情報は、神殿の制御コアのログにも、ほとんど残っていませんでした」
セーフハウスで作戦会議を開きながら、俺は仲間たちに説明する。「おそらく、最高レベルの機密情報として扱われているか、あるいは、意図的に削除されているかのどちらかでしょう。ただ、いくつかのヒントはあります」
俺は、解析したログの断片を共有する。
『……ワールド・コアへのアクセスは、物理的な経路と、精神・データ的な経路の二種類が存在する……』
『……物理的なアクセスポイントは、世界各地に点在する『プライマリ・ノード』と呼ばれる特殊な古代遺跡に隠されている……忘れられた神殿も、その一つである可能性……』
『……精神・データ的なアクセス(ダイブ)には、特殊な『インターフェース』と『認証キー』が必要……ホログラフ・キューブは、そのインターフェースの一つとして設計された……?』
『……アクセスには、マスターAI『アルファ』、あるいは、それに準ずる『管理者』の許可、または、システムの『緊急プロトコル』の発動が必要……』
「……つまり、ワールド・コアへ行くには、特別な遺跡を見つけるか、あるいはホログラフ・キューブのような特殊な装置を使って、精神だけを送り込むか、ということか」クラウスが、腕を組んで唸る。
「物理的なアクセスポイント……プライマリ・ノードを探すのは、時間がかかりすぎるわね」シャロンが指摘する。「世界各地に点在する、なんて曖昧な情報じゃ、どこから探せばいいか分からないわ。それに、それぞれのノードにも、神殿のような厳重な警備や罠が仕掛けられている可能性が高い」
「だよね……」リリアも頷く。「それに、精神ダイブっていうのも、なんだか怖いなぁ……。ホログラフ・キューブも、今はシャロンさんが緊急停止させてるけど、また暴走しないとも限らないし……。それに、認証キーって何だろう?」
「おそらく、俺に一時的に付与された『上位アクセス権限』のようなものが、それに近いのかもしれません」俺は推測する。「ですが、あれがいつまで有効なのか、そして安定して使えるのかも分からない。やはり、リスクが高すぎます」
物理的なアクセスも、精神・データ的なアクセスも、どちらも困難で危険が伴う。八方塞がりかと思われた、その時。
「……一つ、可能性があるとしたら」シャロンが、静かに口を開いた。「カルト教団『深淵を覗く者たち』……彼らが、ワールド・コアへのアクセス方法を知っている、あるいは、それに繋がる何かを掴んでいるとしたら?」
「カルト教団が?」
「ええ。彼らの目的は、『歪みの源流』の封印解除だった。そして、その歪みの源流は、おそらくワールド・コアと深く関連しているはずよ。彼らの研究日誌や、これまでの行動パターンから、彼らがワールド・コアの存在、あるいはそれにアクセスするための『鍵』となる情報を、何らかの形で入手している可能性は否定できないわ」
(確かに……彼らの行動は、常にシステムの『歪み』や『バグ』の中心を突いていた。偶然とは思えない)
「ならば、カルト教団の残党を追い、彼らから情報を引き出す、ということですか?」俺は尋ねる。
「それも一つの手ね。でも、もっと確実な方法があるかもしれないわ」シャロンは、意味深な笑みを浮かべる。「彼らが、次に狙うであろう場所……そこに、先回りするのよ」
「次に狙う場所?」
「ええ。研究日誌にあったわよね? 『忘れられた神殿』は、封印解除の『鍵』となる制御装置が隠された場所だと。彼らは、一度は我々に阻止されたけれど、必ず再び神殿を狙ってくるはずよ。今度こそ、制御装置を完全に掌握し、封印解除を強行するためにね」
シャロンは、神殿の地図を広げる。
「そして、神殿の制御装置は、おそらく、ワールド・コアと何らかの形でリンクしている可能性が高い。もし、彼らが制御装置を掌握する瞬間に立ち会い、そのプロセスを逆用、あるいは『デバッグ』できれば……あるいは、我々がワールド・コアへとアクセスできる『道』が開けるかもしれないわ」
(……なるほど。カルト教団の動きを利用し、彼らが開こうとしている扉に便乗する、というわけか)
危険な賭けだが、最も現実的で、かつ効率的な方法かもしれない。
「分かりました。方針は決まりですね」俺は頷く。「再び、忘れられた神殿へ向かいましょう。そして、カルト教団の動きを監視し、彼らが制御装置にアクセスする瞬間を捉え、介入する。それが、ワールド・コアへの道を開く鍵となる」
「うむ。決まれば、行動あるのみだ!」クラウスも、決意を固めたようだ。
「今度こそ、カルト教団をやっつけないとね!」リリアも、拳を握る。
◆
俺たちは、再び忘れられた神殿へと向かう準備を始めた。前回よりもさらに危険な任務になることは必至だ。装備の強化、魔道具の準備、そして何より、精神的な覚悟が必要となる。
リリアは、地下工房で最終調整に余念がない。『ゴーレム・スレイヤー・ボルト』や『アンチ・マジック・フィールド発生器』に加え、対精神攻撃用の防御アミュレット、そして、いざという時のための高出力エネルギーパック(MP回復用)などを新たに開発していた。俺の『マルチ・センサー・ゴーグル』も、情報処理能力と通信機能が強化された改良版になっている。
クラウスは、騎士団から正式に下賜された、新しい鎧と剣(リンドバーグ家に代々伝わる名剣らしい)を手に、黙々と精神統一を行っている。騎士団内での彼の地位は向上し、今や王子派の若手騎士として、大きな期待を寄せられる存在となっていた。今回の任務は、彼にとっても、騎士としての真価が問われる戦いとなるだろう。
シャロンは、その情報網を駆使し、カルト教団の最新の動向を探っていた。「どうやら、彼らも戦力を再編し、神殿への再侵攻を準備しているようね。前回よりも大規模で、おそらくは『切り札』も用意しているはずよ」という、不穏な情報をもたらした。彼女自身も、新たな暗器や毒薬を準備し、決戦に備えているようだった。
そして俺は、カルト教団の研究日誌の最終的な解読と、【デバッガー】及び【システム・オーバーライド】スキルの鍛錬に集中していた。日誌からは、彼らが崇拝する「深淵の主」の正体に関するヒントや、封印解除の儀式の詳細、そして、彼らが狙う「世界の変革」の具体的なビジョン(それは、常人には理解不能な、狂気に満ちたものだったが)が明らかになりつつあった。スキル鍛錬では、特に【システム・オーバーライド】の制御に重点を置いた。この力は強力だが、反動も大きい。いかに効率よく、安全に、そして効果的に使うか。それが、今後の戦いの鍵を握るだろう。
出発の前日。俺たちのセーフハウスに、予期せぬ訪問者があった。
アルフレッドに案内されて現れたのは、第一王子エドワード、その人だった。彼は、護衛も最小限にし、お忍びで俺たちの拠点を訪れたのだ。
「……皆の覚悟は、しかと伝わっている」王子は、俺たち一人一人の顔を見ながら、静かに、しかし力強く言った。「これから始まる戦いは、この国の、いや、世界の運命を左右するものとなるだろう。私は、王宮から、君たちを全力で支援する。だが、どうか、生きて帰ってきてほしい。君たちは、この国の未来にとって、かけがえのない希望なのだから」
彼の言葉は、俺たちの胸を熱くした。単なる依頼主と協力者ではなく、同じ目的のために戦う「同志」としての、強い絆を感じた。
「必ずや、任務を達成し、無事に帰還いたします」クラウスが、代表して力強く誓った。
王子は、満足そうに頷くと、一つの小さな箱を俺に手渡した。
「これは、王家に代々伝わる、ささやかな『護符』だ。古代の技術で作られたものらしく、詳細は不明だが、持ち主を『システムの異常』から守る力があると言われている。君の助けになるかもしれん」
俺は、その箱を受け取り、中を開けた。そこには、透明な水晶の中に、複雑な幾何学模様が浮かび上がる、美しいペンダントが入っていた。
『対象:王家の護符(名称不明)
分類:アーティファクト?>防御・安定化系
状態:安定(休眠中?)
機能:所有者の精神を安定させ、外部からの精神干渉や魔力汚染に対する耐性を向上させる。また、所有者が使用するスキル(特にシステム干渉系)の安定性を高め、反動を軽減する効果がある可能性(未確認)。
備考:古代グランフォール王家に由来する遺物。詳細な機能は失われているが、強力な守りの力が込められている。特定の条件下で真の力が覚醒する?』
(……これは、すごいものかもしれない)
俺のスキル、特に【システム・オーバーライド】のリスクを軽減してくれる可能性がある。まさに、今の俺にとって、最高の贈り物だ。
「……ありがたく、お受けします、殿下」俺は、心からの感謝を込めて頭を下げた。
エドワード王子は、俺たち一人一人に励ましの言葉をかけ、そして静かにセーフハウスを後にした。彼の訪問は、俺たちの士気を最高潮にまで高めてくれた。
◆
出発の朝。王都グランフォールは、まだ深い眠りについている時間だった。俺たちは、全ての準備を整え、セーフハウスの前に集結した。
クラウス、リリア、シャロン、そして俺、ユズル。
それぞれの思いと覚悟を胸に、俺たちは、忘れられた神殿へと続く、最後の戦いの道へと、静かに足を踏み出した。
集う仲間たち。迫る決戦。そして、世界の運命。
物語は、ついに最終局面へと向けて、大きく動き出す。
俺たちの「デバッグ」は、果たして世界を救うことができるのか? それとも……。
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