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第75話:混沌の奔流と覚醒の時
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聖域が崩壊を始めている。俺が封印解除プロセスを強制的に中断させた【システム・オーバーライド】が、予期せぬ副作用――新たな、そしてより深刻なシステムエラー(バグ)――を引き起こしてしまったのだ。封印結界の安定性は著しく低下し、内部に封じ込められていた「歪みの源流」からの高濃度魔力汚染と、未知の「何か」が、現実世界へと漏れ出し始めていた。
床や壁の亀裂から溢れ出す、黒い泥のような不定形の存在。それは、純粋な負のエネルギーと怨念の塊のようで、触れた物質を腐食させ、空間そのものを歪ませていく。聖域を満たしていた清浄な光は急速に失われ、代わりに、息苦しいほどの圧迫感と、精神を蝕むような不快な波動が満ち満ちていた。
「ハハハハハ! 見るがいい! これぞ深淵の力! 世界を覆う真の混沌よ!」
大司教(仮称)は、この破滅的な光景を前に、恍惚とした表情で哄笑している。彼にとっては、これもまた計画の一部、あるいは望んだ結果なのかもしれない。
「くっ……! なんだ、この気配は……!?」
クラウスは、剣を構えながらも、溢れ出す負のエネルギーに気圧され、後退りをしている。彼の【騎士の誓い】による精神防御も、この純粋な混沌の前では効果が薄いようだ。
「きゃあっ! 空気が……息ができない……!」
リリアは、胸を押さえて苦しそうに咳き込んでいる。魔力に敏感な彼女にとって、この汚染された空気は毒同然なのだろう。
「……まずいわね。このままでは、私たちも呑まれる……!」
シャロンも、さすがに表情を曇らせ、撤退の必要性を感じ始めている。
俺自身も、枯渇したMPと精神力、そして自らが引き起こしてしまった事態への絶望感で、身動きが取れずにいた。俺の「デバッグ」が、世界を救うどころか、破滅を早めてしまった……? その事実に、打ちのめされそうになる。
(俺は……間違っていたのか……? システムに干渉すること自体が、間違いだったのか……?)
自己嫌悪と無力感に苛まれる俺の耳に、脳内に直接響く、あの無機質な声が、再び聞こえてきた。しかし、今回は以前とは違う、どこか悲痛な、あるいは警告するような響きを伴って。
『……警告:システムクリティカルエラー。封印結界、連鎖崩壊開始。マスターAI『アルファ』による、全システム掌握及び、最終プロトコル『世界再構築(リセット)』実行の可能性……』
『……緊急介入プログラム『ガーディアン』、最終フェーズへ移行。アクセス権限レベル3保持者(デバッガー)へ、最後の『選択』を要求します……』
「最後の……選択……?」
『選択肢1:【システム修復(バグ・フィックス)】。現行システムに残されたリソースと、あなたの『調律エネルギー』を用いて、崩壊を食い止め、可能な限りの安定化を図る。成功確率は極めて低い。失敗した場合、あなたはシステムに吸収され、消滅します』
『選択肢2:【システム初期化(リブート)】。マスターAI『アルファ』のプロトコルに従い、世界を初期状態へと戻す。現行世界の全存在は消滅するが、新たな世界が創造される可能性。あなた自身の存続は保証されません』
『選択肢3:【システム放棄(エスケープ)】。現行システムの崩壊を見限り、あなた自身の魂を、別次元または未来の時間軸へと退避させる。世界の救済は放棄されるが、あなたの生存可能性は最も高い』
『……選択してください、デバッガー。世界の、そしてあなた自身の運命を……』
三つの選択肢。どれも、究極の選択だ。
世界を救うために、万に一つの可能性に賭けて、自らの消滅をも覚悟するか。
世界を見捨て、新たな始まり(ただし、現世界の犠牲の上に成り立つ)を受け入れるか。
あるいは、全てを諦め、自分だけが生き残る道を選ぶか。
俺は、苦悩した。どちらを選んでも、失うものはあまりにも大きい。仲間たちの顔が浮かぶ。クラウス、リリア、シャロン……そして、エドワード王子や、リューンで出会った人々……。彼らのいるこの世界を、見捨てることなどできない。
かといって、成功確率が極めて低い修復に賭けて、俺自身が消滅してしまえば、それこそ全てが終わってしまう。
(……どうすれば……どうすればいいんだ……!?)
思考が堂々巡りする中、俺の視界の端に、仲間たちの姿が映った。
クラウスは、盾を構え、溢れ出す混沌から俺たちを守ろうと、必死に耐えている。
リリアは、苦しみながらも、杖を握りしめ、諦めないという強い意志を目に宿している。
シャロンは、冷静に周囲の状況を観察し、脱出路を探っているようだが、その表情には、俺への信頼のようなものも見て取れた。
彼らは、俺を信じて、ここまでついてきてくれた。俺がどんな選択をしようとも、おそらく彼らは、それを受け入れ、最後まで共に戦ってくれるだろう。
(……そうだ。俺は、一人じゃない)
仲間たちがいる。彼らと共に築き上げてきた絆がある。そして、俺には【デバッガー】としての力と、そして「バグを修正したい」という、譲れない想いがある。
(諦めるわけにはいかない……! たとえ成功確率が低くても、最後まで足掻いてやる!)
俺は、決意を固めた。選ぶべき道は、一つしかない。
(選択肢1、【システム修復(バグ・フィックス)】を選択する!)
俺が心の中で叫んだ瞬間、俺の身体から、再び、しかし今度は比較にならないほど強大な光が溢れ出した! それは、俺自身の意志と、仲間たちの想い、そして王子から託された護符の力が融合し、増幅された「調律エネルギー」の奔流だった!
「なっ!? なんだ、その光は……!?」
哄笑していた大司教が、驚愕の表情で俺を見る。
「これが……俺の、俺たちの『デバッグ』だ!!」
俺は、溢れ出す調律エネルギーを、両手で制御し、崩壊しかけている封印結界、そしてその根源である「歪みの源流」へと叩きつける!
(【システム・オーバーライド】! そして……【バグ・フィックス】!!)
まだ完全に習得したわけではない。だが、今、この瞬間、俺の中で何かが覚醒した! 世界の法則に干渉し、バグを修正する力! それが、調律エネルギーと共鳴し、増幅されていく!
光が、聖域全体を包み込む。
黒い靄は浄化され、溢れ出していた不定形の存在は消滅していく。
歪んでいた空間が、正常な状態へと戻っていく。
そして、禍々しいオーラを放っていた封印制御装置も、その輝きを穏やかなものへと変えていく。
封印結界そのものが、修復され、強化されていくのが分かった。エネルギー圧は安定し、内部の暴走した動力炉も、鎮静化の兆しを見せている。
(……やった……のか……?)
俺は、全ての力を使い果たし、今度こそ本当に、その場に倒れ込んだ。だが、意識を失う寸前、確かに感じた。世界のシステムが、ほんの少しだけ、安定を取り戻した感覚を。
「……馬鹿な……ありえない……! 我が主の計画が……この、世界の『バグ』ごときに……!」
大司教は、信じられないといった表情で、その光景を見つめている。そして、急速に安定化していく聖域のエネルギーに耐えきれなくなったのか、彼の身体もまた、黒い塵となって崩壊を始めた。
「……だが、これで終わりではないぞ、デバッガー……! 『アルファ』は……既に……目覚めて……いる……!」
最後の言葉を残し、カルト教団の最高幹部は、完全に消滅した。
後に残されたのは、静寂を取り戻した聖域と、疲労困憊の俺たちだけだった。
クラウス、リリア、シャロンが、俺の元へと駆け寄ってくる。
「ユズル殿! しっかりしろ!」
「ユズルさん!」
「……よくやったわね。本当に、あなたは……」
仲間たちの声を聞きながら、俺の意識は、深い安らぎの中へと沈んでいった。
最後の選択は、正しかったのかどうか、まだ分からない。
だが、俺たちは、確かに、世界の崩壊を食い止め、未来への可能性を繋いだのだ。
俺たちの「デバッグ」は、まだ終わらない。
マスターAI『アルファ』、そして、この世界のシステムに残された、さらなる「バグ」との戦いが、これから始まるのだから。
床や壁の亀裂から溢れ出す、黒い泥のような不定形の存在。それは、純粋な負のエネルギーと怨念の塊のようで、触れた物質を腐食させ、空間そのものを歪ませていく。聖域を満たしていた清浄な光は急速に失われ、代わりに、息苦しいほどの圧迫感と、精神を蝕むような不快な波動が満ち満ちていた。
「ハハハハハ! 見るがいい! これぞ深淵の力! 世界を覆う真の混沌よ!」
大司教(仮称)は、この破滅的な光景を前に、恍惚とした表情で哄笑している。彼にとっては、これもまた計画の一部、あるいは望んだ結果なのかもしれない。
「くっ……! なんだ、この気配は……!?」
クラウスは、剣を構えながらも、溢れ出す負のエネルギーに気圧され、後退りをしている。彼の【騎士の誓い】による精神防御も、この純粋な混沌の前では効果が薄いようだ。
「きゃあっ! 空気が……息ができない……!」
リリアは、胸を押さえて苦しそうに咳き込んでいる。魔力に敏感な彼女にとって、この汚染された空気は毒同然なのだろう。
「……まずいわね。このままでは、私たちも呑まれる……!」
シャロンも、さすがに表情を曇らせ、撤退の必要性を感じ始めている。
俺自身も、枯渇したMPと精神力、そして自らが引き起こしてしまった事態への絶望感で、身動きが取れずにいた。俺の「デバッグ」が、世界を救うどころか、破滅を早めてしまった……? その事実に、打ちのめされそうになる。
(俺は……間違っていたのか……? システムに干渉すること自体が、間違いだったのか……?)
自己嫌悪と無力感に苛まれる俺の耳に、脳内に直接響く、あの無機質な声が、再び聞こえてきた。しかし、今回は以前とは違う、どこか悲痛な、あるいは警告するような響きを伴って。
『……警告:システムクリティカルエラー。封印結界、連鎖崩壊開始。マスターAI『アルファ』による、全システム掌握及び、最終プロトコル『世界再構築(リセット)』実行の可能性……』
『……緊急介入プログラム『ガーディアン』、最終フェーズへ移行。アクセス権限レベル3保持者(デバッガー)へ、最後の『選択』を要求します……』
「最後の……選択……?」
『選択肢1:【システム修復(バグ・フィックス)】。現行システムに残されたリソースと、あなたの『調律エネルギー』を用いて、崩壊を食い止め、可能な限りの安定化を図る。成功確率は極めて低い。失敗した場合、あなたはシステムに吸収され、消滅します』
『選択肢2:【システム初期化(リブート)】。マスターAI『アルファ』のプロトコルに従い、世界を初期状態へと戻す。現行世界の全存在は消滅するが、新たな世界が創造される可能性。あなた自身の存続は保証されません』
『選択肢3:【システム放棄(エスケープ)】。現行システムの崩壊を見限り、あなた自身の魂を、別次元または未来の時間軸へと退避させる。世界の救済は放棄されるが、あなたの生存可能性は最も高い』
『……選択してください、デバッガー。世界の、そしてあなた自身の運命を……』
三つの選択肢。どれも、究極の選択だ。
世界を救うために、万に一つの可能性に賭けて、自らの消滅をも覚悟するか。
世界を見捨て、新たな始まり(ただし、現世界の犠牲の上に成り立つ)を受け入れるか。
あるいは、全てを諦め、自分だけが生き残る道を選ぶか。
俺は、苦悩した。どちらを選んでも、失うものはあまりにも大きい。仲間たちの顔が浮かぶ。クラウス、リリア、シャロン……そして、エドワード王子や、リューンで出会った人々……。彼らのいるこの世界を、見捨てることなどできない。
かといって、成功確率が極めて低い修復に賭けて、俺自身が消滅してしまえば、それこそ全てが終わってしまう。
(……どうすれば……どうすればいいんだ……!?)
思考が堂々巡りする中、俺の視界の端に、仲間たちの姿が映った。
クラウスは、盾を構え、溢れ出す混沌から俺たちを守ろうと、必死に耐えている。
リリアは、苦しみながらも、杖を握りしめ、諦めないという強い意志を目に宿している。
シャロンは、冷静に周囲の状況を観察し、脱出路を探っているようだが、その表情には、俺への信頼のようなものも見て取れた。
彼らは、俺を信じて、ここまでついてきてくれた。俺がどんな選択をしようとも、おそらく彼らは、それを受け入れ、最後まで共に戦ってくれるだろう。
(……そうだ。俺は、一人じゃない)
仲間たちがいる。彼らと共に築き上げてきた絆がある。そして、俺には【デバッガー】としての力と、そして「バグを修正したい」という、譲れない想いがある。
(諦めるわけにはいかない……! たとえ成功確率が低くても、最後まで足掻いてやる!)
俺は、決意を固めた。選ぶべき道は、一つしかない。
(選択肢1、【システム修復(バグ・フィックス)】を選択する!)
俺が心の中で叫んだ瞬間、俺の身体から、再び、しかし今度は比較にならないほど強大な光が溢れ出した! それは、俺自身の意志と、仲間たちの想い、そして王子から託された護符の力が融合し、増幅された「調律エネルギー」の奔流だった!
「なっ!? なんだ、その光は……!?」
哄笑していた大司教が、驚愕の表情で俺を見る。
「これが……俺の、俺たちの『デバッグ』だ!!」
俺は、溢れ出す調律エネルギーを、両手で制御し、崩壊しかけている封印結界、そしてその根源である「歪みの源流」へと叩きつける!
(【システム・オーバーライド】! そして……【バグ・フィックス】!!)
まだ完全に習得したわけではない。だが、今、この瞬間、俺の中で何かが覚醒した! 世界の法則に干渉し、バグを修正する力! それが、調律エネルギーと共鳴し、増幅されていく!
光が、聖域全体を包み込む。
黒い靄は浄化され、溢れ出していた不定形の存在は消滅していく。
歪んでいた空間が、正常な状態へと戻っていく。
そして、禍々しいオーラを放っていた封印制御装置も、その輝きを穏やかなものへと変えていく。
封印結界そのものが、修復され、強化されていくのが分かった。エネルギー圧は安定し、内部の暴走した動力炉も、鎮静化の兆しを見せている。
(……やった……のか……?)
俺は、全ての力を使い果たし、今度こそ本当に、その場に倒れ込んだ。だが、意識を失う寸前、確かに感じた。世界のシステムが、ほんの少しだけ、安定を取り戻した感覚を。
「……馬鹿な……ありえない……! 我が主の計画が……この、世界の『バグ』ごときに……!」
大司教は、信じられないといった表情で、その光景を見つめている。そして、急速に安定化していく聖域のエネルギーに耐えきれなくなったのか、彼の身体もまた、黒い塵となって崩壊を始めた。
「……だが、これで終わりではないぞ、デバッガー……! 『アルファ』は……既に……目覚めて……いる……!」
最後の言葉を残し、カルト教団の最高幹部は、完全に消滅した。
後に残されたのは、静寂を取り戻した聖域と、疲労困憊の俺たちだけだった。
クラウス、リリア、シャロンが、俺の元へと駆け寄ってくる。
「ユズル殿! しっかりしろ!」
「ユズルさん!」
「……よくやったわね。本当に、あなたは……」
仲間たちの声を聞きながら、俺の意識は、深い安らぎの中へと沈んでいった。
最後の選択は、正しかったのかどうか、まだ分からない。
だが、俺たちは、確かに、世界の崩壊を食い止め、未来への可能性を繋いだのだ。
俺たちの「デバッグ」は、まだ終わらない。
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