転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー

芍薬甘草湯

文字の大きさ
32 / 171
王都学院 編

魔法端末

しおりを挟む

 ギルドに完了報告したらすごく疑われて現場まで受付嬢同伴で確認に行かされた。
 ゴブ狩りの方はどこかで購入したものじゃないかと、確認作業で待たされた。せっかく早く終わらせたのに。
 結局どちらも間違い無い事が確認出来たので無事に報酬はもらえた。アイテムボックスに余っている魔石の買取は今日は頼まなかった。

 寮に帰りシャワーを浴びる。この異世界はシャワーは割とある、石鹸もある。流石に風呂は王族、上流貴族くらいしか無いらしいが。だから割とみんな清潔だ、水神様の力を使って銭湯ビジネスは思ったより儲からないかもしれん。

 そうか、風呂桶があれば水を出すのも消すのも自由自在だ、俺用の風呂を作ろう。幸い部屋は一階だ。階下に水漏れの心配もない。置くスペースもある。早速明日の放課後探して見よう。

 今日が初授業だ。最初だから大したことはしないだろう。今日の科目は魔法理論だ。でも教科書とか無いけど良いのかな?
 教室に着くとそれぞれにタブレット端末みたいのが置いてあった。早速使用してみるかと思ったら先生に睨まれた。はい、説明を受けてからですね。

「これは我が学院の誇る教育用魔道具、魔法端末だ。まず学生証をそれぞれの端末にかざしてくれ。かざした後に手を当てると指紋が認識される。全員出来たな、これで個人の認識が出来た、他人の端末は使用出来ない。ここまでは大丈夫か?」

 おぉ、前世の最新技術っぽい。
「この端末に沿って授業を行なっていく、体育以外はな。手を当てると画面が開くだろう。授業の科目別に書いてあるところ、そうだな今は「算術」を押してみろ。画面が切り替わって数式が表示されただろう。出来たか?出来たな」

 数式が表示される。横にフリックすると別の式や問題が表示される。まんまタブレット端末やん。

「今日はコレの使い方に慣れてもらう。俺の書いた式や文章が見つかれば今日は終了だ、自由にして良いぞ。昼までに頑張ってくれ」
 おっ、じゃあ風呂桶を探しに行けるな。サクッとやっちまおう。 
 多少使い方の違いに戸惑ったものの前世での記憶のある俺は一番に探し終える、まぁコレは仕方ないよなぁ。
「終わりました」
「ネロ、早いにも程があるぞ、5分しか経ってな‥‥‥、正解だ。上がって良いぞ」
 大学時代のテストも30分で終わらせて退場して別の科目のテスト勉強してたなぁ。

 先生から許可が出たので昨夜の思いつき、風呂探しに出かけよう。
しおりを挟む
感想 91

あなたにおすすめの小説

[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します

mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。 中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。 私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。 そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。 自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。 目の前に女神が現れて言う。 「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」 そう言われて私は首を傾げる。 「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」 そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。 神は書類を提示させてきて言う。 「これに書いてくれ」と言われて私は書く。 「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。 「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」 私は頷くと神は笑顔で言う。 「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。 ーーーーーーーーー 毎話1500文字程度目安に書きます。 たまに2000文字が出るかもです。

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~

深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。 ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。 それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?! (追記.2018.06.24) 物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。 もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。 (追記2018.07.02) お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。 どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。 (追記2018.07.24) お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。 今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。 ちなみに不審者は通り越しました。 (追記2018.07.26) 完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。 お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!

~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます

無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。

転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!

nineyu
ファンタジー
 男は絶望していた。  使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。  しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!  リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、  そんな不幸な男の転機はそこから20年。  累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡

サクラ近衛将監
ファンタジー
 女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。  シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。  シルヴィの将来や如何に?  毎週木曜日午後10時に投稿予定です。

処理中です...