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#5 親友の勘が鋭すぎて、秘密がバレそうな件
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翌日の昼休み。
俺は、いつものように屋上で弁当を食べていた。
屋上は人が少ない。
静かで、風が心地よく、誰にも邪魔されない。
俺にとっては最高の場所だ。
スマホを取り出し、昨日の続きを見ようと思ったその時――
「あ、類。やっぱりここにいた」
振り返ると、伊波周が弁当を持って現れた。
「なんでここに」
「お前、毎日ここで飯食ってるじゃん。知ってるよ」
「ストーカー」
「ひどっ!友達だろ!?」
周は俺の隣に座り、弁当を開ける。
唐揚げ、卵焼き、ウインナー。いかにも高校生らしい弁当だ。
「つーかさ、お前って本当に一人が好きだよな」
「人混みが苦手なだけだ」
「まぁ、わかるけど」
周は唐揚げを頬張りながら、ふと思い出したように言った。
「そういや、最近強羅さんと話してた?」
「別に」
俺は視線をスマホに戻す。
だが、周の視線が刺さるのを感じた。
「嘘つけ。昨日の放課後、お前が校舎裏に行くの見たぞ」
「気のせい」
「いや、絶対見た。で、強羅さんも同じ方向に歩いてった」
周の勘の良さは、時々厄介だ。
「まさか、類、強羅さんのこと気になってんの?」
「別に」
「珍しいなー!類が女子に興味持つとか、レアじゃん!」
「だから、違う」
俺は即答した。
だが、周はにやにやしながら続ける。
「でもさ、強羅さんって謎多いよな。いつも一人だし、友達もいないし」
「それは俺も同じだ」
「いや、お前には俺という唯一無二の存在がいるだろ」
「だから何なんだ」
俺がどんなに冷たく言っても、周は全く堪えていない。
「つーかさ、強羅さんって地味だけど、よく見たら可愛いよな」
「そうか?」
「そうだよ!眼鏡取ったら絶対美人だと思う!あー……眼鏡がいいってのもあるけど!難しいとこだなぁー」
周の言葉に、昨日見たひまりの姿が脳裏に浮かぶ。
眼鏡を外して、ダンスを踊っていた彼女。
夕陽に照らされて、輝いていた姿。
(……確かに、綺麗だった)
だが、それを周に言うわけにはいかない。
「お前、強羅に興味あるのか?」
「え?俺?いや、別に。ただ気になっただけ」
周はそう言いながら、弁当を食べ終えて食後の焼きそばパンに進む。見ているだけで胃もたれしそうだ。
「でもさ、強羅さんって最近ちょっと変わったよな」
「変わった?」
「うん。前まではもっと暗かったっていうか、影が濃かったっていうか。でも最近、ちょっとだけ明るくなった気がする」
周の観察眼は、意外と鋭い。
「気のせいじゃないか?」
「そうかなぁ。俺、結構人のこと見てるんだよ?」
周はにやりと笑った。
「で、お前も強羅さんのこと見てるよな」
「……見てない」
「嘘つけ。今朝も授業中、チラチラ見てただろ」
「見てない」
「見てたって。俺、気づいてたから」
周の勘の良さに、俺は内心でため息をついた。
(これ以上追及されると、まずい)
だが、周はそれ以上深入りしてこなかった。
代わりに、話題を変える。
「つーかさ、お前って本当に友達いないよな」
「自覚はある」
「でも、強羅さんも友達いないじゃん。お似合いじゃね?」
「どういう意味だ」
「いや、ぼっち同士仲良くすればいいのにって」
周は笑いながら、次のクリームパンを開ける。
俺は何も言わず、Netflixの画面を見つめた。
家族ドラマ。父親が娘を励ますシーン。紛うことなき普通の家族の家族だ。
そんなことを考えていると――
屋上のドアが静かに開いた。
「あ……」
振り返ると、そこには強羅ひまりが立っていた。
眼鏡をかけた地味な姿。
手には弁当箱を持っている。
「ご、ごめんなさい……人がいるとは思わなくて……」
ひまりは慌てて頭を下げた。
「あ、強羅さん!」
ひまりに気付いて、周が手を振る。
「ここ、結構穴場だよね。俺たちも邪魔だったら出てくけど」
「い、いえ……わたしが……」
ひまりは視線を泳がせている。
そして、ちらりと俺を見た。
その目には、少しだけ――困惑の色が浮かんでいた。
(……俺がいるから、居づらいのか?)
俺は立ち上がった。
「俺、教室戻る」
「え、マジ?」
周が驚いたように見上げる。
「強羅さん、ここ使っていいぞ。静かだから」
そう言って、俺は屋上を出ようとした。
「あ、あの……」
ひまりが小さく声をかけた。
「なに?」
「昨日は……ありがとうございました」
小さな声。
だが、その言葉には――感謝の気持ちがこもっていた。
「別に」
俺はそれだけ言って、屋上を出た。
廊下を歩きながら、俺は昨日のことを思い出していた。
校舎裏で、ダンスを踊っていたひまり。
そして、秘密を守ってほしいと頼まれたこと。
(……あの子、本当に誰にも言ってないのか)
アイドルであることを。
Re⭐︎LuMiNaのメンバーであることを。
(隠さなくても、いいと思うけどな)
疑問が頭の中を巡る。
だが、それ以上考える前に――
「おーい、類!」
後ろから周の声が聞こえた。
振り返ると、周が息を切らしながら追いかけてきた。
「お前、なんで急に出てったんだよ」
「邪魔だと思った」
「邪魔って、誰の?」
「強羅の」
周は少し考えて、にやりと笑った。
「お前、優しいなー」
「そうか?」
「そうだよ。強羅さん、お前がいたから居づらそうにしてたもんな」
周は俺の肩を叩いた。
「でもさ、類。お前って本当に不器用だよな」
「何が?」
「強羅さんのこと、気になってるくせに、素直に話しかけないところ」
周の言葉に、俺は少し戸惑った。
「……気になってない」
「嘘つけ。顔に書いてあるぞ」
「書いてない」
「書いてる書いてる」
周は半分に割ったクリームパンを俺に押し付けて、廊下を歩き始めた。
「まぁ、お前のペースでいいけどさ。でも、友達くらい作ってもいいんじゃね?」
「……友達は、お前がいる」
「確かに俺は素晴らしい親友だけど!でも、俺だけじゃ寂しいだろ。強羅さんとも仲良くなれよ」
周はそう言って、教室へ向かった。
俺は廊下に立ち尽くしながら、周の言葉を反芻していた。
(……友達、か)
俺にとって、友達とは何なのか。
暗殺者時代には、そんなものは存在しなかった。
仲間はいたが、友達ではなかった。
だが、今――
周という”友達”がいる。
そして、ひまりという”秘密を共有する相手”がいる。
(……これが、普通の高校生活、なのか?)
俺は教室へ戻りながら、そう考えていた。
⸻
放課後。
俺は再び、校舎裏へ向かった。
昨日と同じ場所。
ひまりがダンスを踊っていた場所。
だが、今日は誰もいなかった。
(……来ないのか)
俺は少し待ってみたが、彼女は現れなかった。
(まあ、毎日来るわけじゃないか)
そう思って帰ろうとした時――
「あ……」
振り返ると、ひまりが立っていた。
眼鏡を外し、イヤホンを持っている。
「兎山、さん……」
「来たのか」
「は、はい……あの、昨日は……」
ひまりは言葉を探すように、視線を泳がせた。
「昨日は……見られて、恥ずかしかったです」
「そうか」
「でも……ありがとうございました。秘密、守ってくれて」
ひまりは小さく頭を下げた。
「別に。困ってる人を見たら、手を貸すだけだ」
「でも……」
ひまりは顔を上げた。
その目には――少しだけ、安堵の色が浮かんでいた。
「兎山さんって、優しいんですね」
「そうでもない」
俺はそう言って、踵を返した。
「じゃあな」
「あ、あの!」
ひまりが声をかけた。
「なに?」
「わたし、またここで、だ、だ、ダイエットしてるかもしれません」
「好きにしろ」
「兎山さんも、その、き、来てもいいですよ……!なんて」
「……わかった」
俺はそれだけ言って、その場を離れた。
だが、心の中では――少しだけ、気になっていた。
彼女が、どんな想いでダンスを踊っているのか。
なぜ、アイドルを続けているのか。
(……気になる)
俺は夕陽に染まる校舎を見上げた。
そして――
この秘密が、これから俺の日常を少しずつ変えていく予感がした。
俺は、いつものように屋上で弁当を食べていた。
屋上は人が少ない。
静かで、風が心地よく、誰にも邪魔されない。
俺にとっては最高の場所だ。
スマホを取り出し、昨日の続きを見ようと思ったその時――
「あ、類。やっぱりここにいた」
振り返ると、伊波周が弁当を持って現れた。
「なんでここに」
「お前、毎日ここで飯食ってるじゃん。知ってるよ」
「ストーカー」
「ひどっ!友達だろ!?」
周は俺の隣に座り、弁当を開ける。
唐揚げ、卵焼き、ウインナー。いかにも高校生らしい弁当だ。
「つーかさ、お前って本当に一人が好きだよな」
「人混みが苦手なだけだ」
「まぁ、わかるけど」
周は唐揚げを頬張りながら、ふと思い出したように言った。
「そういや、最近強羅さんと話してた?」
「別に」
俺は視線をスマホに戻す。
だが、周の視線が刺さるのを感じた。
「嘘つけ。昨日の放課後、お前が校舎裏に行くの見たぞ」
「気のせい」
「いや、絶対見た。で、強羅さんも同じ方向に歩いてった」
周の勘の良さは、時々厄介だ。
「まさか、類、強羅さんのこと気になってんの?」
「別に」
「珍しいなー!類が女子に興味持つとか、レアじゃん!」
「だから、違う」
俺は即答した。
だが、周はにやにやしながら続ける。
「でもさ、強羅さんって謎多いよな。いつも一人だし、友達もいないし」
「それは俺も同じだ」
「いや、お前には俺という唯一無二の存在がいるだろ」
「だから何なんだ」
俺がどんなに冷たく言っても、周は全く堪えていない。
「つーかさ、強羅さんって地味だけど、よく見たら可愛いよな」
「そうか?」
「そうだよ!眼鏡取ったら絶対美人だと思う!あー……眼鏡がいいってのもあるけど!難しいとこだなぁー」
周の言葉に、昨日見たひまりの姿が脳裏に浮かぶ。
眼鏡を外して、ダンスを踊っていた彼女。
夕陽に照らされて、輝いていた姿。
(……確かに、綺麗だった)
だが、それを周に言うわけにはいかない。
「お前、強羅に興味あるのか?」
「え?俺?いや、別に。ただ気になっただけ」
周はそう言いながら、弁当を食べ終えて食後の焼きそばパンに進む。見ているだけで胃もたれしそうだ。
「でもさ、強羅さんって最近ちょっと変わったよな」
「変わった?」
「うん。前まではもっと暗かったっていうか、影が濃かったっていうか。でも最近、ちょっとだけ明るくなった気がする」
周の観察眼は、意外と鋭い。
「気のせいじゃないか?」
「そうかなぁ。俺、結構人のこと見てるんだよ?」
周はにやりと笑った。
「で、お前も強羅さんのこと見てるよな」
「……見てない」
「嘘つけ。今朝も授業中、チラチラ見てただろ」
「見てない」
「見てたって。俺、気づいてたから」
周の勘の良さに、俺は内心でため息をついた。
(これ以上追及されると、まずい)
だが、周はそれ以上深入りしてこなかった。
代わりに、話題を変える。
「つーかさ、お前って本当に友達いないよな」
「自覚はある」
「でも、強羅さんも友達いないじゃん。お似合いじゃね?」
「どういう意味だ」
「いや、ぼっち同士仲良くすればいいのにって」
周は笑いながら、次のクリームパンを開ける。
俺は何も言わず、Netflixの画面を見つめた。
家族ドラマ。父親が娘を励ますシーン。紛うことなき普通の家族の家族だ。
そんなことを考えていると――
屋上のドアが静かに開いた。
「あ……」
振り返ると、そこには強羅ひまりが立っていた。
眼鏡をかけた地味な姿。
手には弁当箱を持っている。
「ご、ごめんなさい……人がいるとは思わなくて……」
ひまりは慌てて頭を下げた。
「あ、強羅さん!」
ひまりに気付いて、周が手を振る。
「ここ、結構穴場だよね。俺たちも邪魔だったら出てくけど」
「い、いえ……わたしが……」
ひまりは視線を泳がせている。
そして、ちらりと俺を見た。
その目には、少しだけ――困惑の色が浮かんでいた。
(……俺がいるから、居づらいのか?)
俺は立ち上がった。
「俺、教室戻る」
「え、マジ?」
周が驚いたように見上げる。
「強羅さん、ここ使っていいぞ。静かだから」
そう言って、俺は屋上を出ようとした。
「あ、あの……」
ひまりが小さく声をかけた。
「なに?」
「昨日は……ありがとうございました」
小さな声。
だが、その言葉には――感謝の気持ちがこもっていた。
「別に」
俺はそれだけ言って、屋上を出た。
廊下を歩きながら、俺は昨日のことを思い出していた。
校舎裏で、ダンスを踊っていたひまり。
そして、秘密を守ってほしいと頼まれたこと。
(……あの子、本当に誰にも言ってないのか)
アイドルであることを。
Re⭐︎LuMiNaのメンバーであることを。
(隠さなくても、いいと思うけどな)
疑問が頭の中を巡る。
だが、それ以上考える前に――
「おーい、類!」
後ろから周の声が聞こえた。
振り返ると、周が息を切らしながら追いかけてきた。
「お前、なんで急に出てったんだよ」
「邪魔だと思った」
「邪魔って、誰の?」
「強羅の」
周は少し考えて、にやりと笑った。
「お前、優しいなー」
「そうか?」
「そうだよ。強羅さん、お前がいたから居づらそうにしてたもんな」
周は俺の肩を叩いた。
「でもさ、類。お前って本当に不器用だよな」
「何が?」
「強羅さんのこと、気になってるくせに、素直に話しかけないところ」
周の言葉に、俺は少し戸惑った。
「……気になってない」
「嘘つけ。顔に書いてあるぞ」
「書いてない」
「書いてる書いてる」
周は半分に割ったクリームパンを俺に押し付けて、廊下を歩き始めた。
「まぁ、お前のペースでいいけどさ。でも、友達くらい作ってもいいんじゃね?」
「……友達は、お前がいる」
「確かに俺は素晴らしい親友だけど!でも、俺だけじゃ寂しいだろ。強羅さんとも仲良くなれよ」
周はそう言って、教室へ向かった。
俺は廊下に立ち尽くしながら、周の言葉を反芻していた。
(……友達、か)
俺にとって、友達とは何なのか。
暗殺者時代には、そんなものは存在しなかった。
仲間はいたが、友達ではなかった。
だが、今――
周という”友達”がいる。
そして、ひまりという”秘密を共有する相手”がいる。
(……これが、普通の高校生活、なのか?)
俺は教室へ戻りながら、そう考えていた。
⸻
放課後。
俺は再び、校舎裏へ向かった。
昨日と同じ場所。
ひまりがダンスを踊っていた場所。
だが、今日は誰もいなかった。
(……来ないのか)
俺は少し待ってみたが、彼女は現れなかった。
(まあ、毎日来るわけじゃないか)
そう思って帰ろうとした時――
「あ……」
振り返ると、ひまりが立っていた。
眼鏡を外し、イヤホンを持っている。
「兎山、さん……」
「来たのか」
「は、はい……あの、昨日は……」
ひまりは言葉を探すように、視線を泳がせた。
「昨日は……見られて、恥ずかしかったです」
「そうか」
「でも……ありがとうございました。秘密、守ってくれて」
ひまりは小さく頭を下げた。
「別に。困ってる人を見たら、手を貸すだけだ」
「でも……」
ひまりは顔を上げた。
その目には――少しだけ、安堵の色が浮かんでいた。
「兎山さんって、優しいんですね」
「そうでもない」
俺はそう言って、踵を返した。
「じゃあな」
「あ、あの!」
ひまりが声をかけた。
「なに?」
「わたし、またここで、だ、だ、ダイエットしてるかもしれません」
「好きにしろ」
「兎山さんも、その、き、来てもいいですよ……!なんて」
「……わかった」
俺はそれだけ言って、その場を離れた。
だが、心の中では――少しだけ、気になっていた。
彼女が、どんな想いでダンスを踊っているのか。
なぜ、アイドルを続けているのか。
(……気になる)
俺は夕陽に染まる校舎を見上げた。
そして――
この秘密が、これから俺の日常を少しずつ変えていく予感がした。
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