18 / 36
2
#17 朝の登校で人参食べられると話が入ってこないんだが
しおりを挟む
朝の通学路、
昨日のインスタライブの後で深夜まで盛り上がって寝坊している天音を置いて、俺は一人で登校していた。
単なる視聴者の天音がああなのだから、ひまりはどうだろう。
そんなことを考えていると、前を歩く小柄な姿に追いついた。
「あ……類くん、おはよう……」
ひまりは声に元気がない。
表情も沈んでいて、目元がどんよりしている。
「おはよう。眠そうだな」
「ううん、大丈夫。ただ……いろいろ考えてて」
ひまりはそう言いながら、カバンをもそもそと探った。
中から細い人参を取り出すと、眠そうな顔でぽり……ぽり……と齧る。
「人参だ」
「うん……うわっ!無意識に食べてた!」
「それ、ウサギの餌じゃないのか?」
「今日のは違うよ!同じ人参だけど、自分用!人気投票……始まるから……ちょっとでも可愛くなりたくて……」
昨日のインスタライブ。
重大発表――『グループ内人気投票』。
ひまりが落ち込む理由は、わざわざ言われなくても分かる。
が、俺はひまりから人参を取り上げた。
「美容の前に、ちゃんとご飯食べろ」
「あ……」
人参を握りしめたまま、俺は少し間を置いて続けた。
「ひまりは充分可愛い」
「え……」
ひまりは目を丸くして固まった。
頬がうっすらと赤く染まっていく。
「あ、あの……今……」
「でも、勝ちたいなら逃げ腰はよくない」
俺はひまりの動揺を無視して続けた。
(……言い過ぎたか?)
ひまりの顔が真っ赤になっている。
しかし、今はそれより人気投票の話だ。
「昨日の配信、ひまりだけ自信がなさそうに見えた」
「そ……それは……」
「きっとファンはそういう所を見ている。アピールしないと勝てるものも勝てない」
ひまりはぎゅっと唇を噛んだ。
認めたくないという顔をしている。
「……わかってるけど……わたし……苦手、なんだよ……そういうの」
「苦手でも、やらないと変わらない」
そう言うと、ひまりは一瞬うつむき、そして小さくうなづいた。
「そう、だね。うん、類くんの言う通りだよ」
その納得は表面だけだと、俺には分かった。
ひまりは、まだ迷っている。
教室に着く前に、他の生徒に誤解されないように離れる。
ひまりはいつも以上に静かだった。
-----
昼休み、ひまりはカバンを抱えて職員室へと向かっていた。
小テストで赤点だった、英語の補習課題を受け取るためだ。
職員室に入り、英語教師に声をかけるとすぐに課題を渡してくれた。
「強羅さん、これ補習のプリントね。芸能活動で忙しいだろうけど、遅れないように」
「あ、はい……ありがとうございます」
教師はひまりが芸能活動をしていることは知っている。
が、担任以外には詳細を伝えていない。地味なこの生徒がアイドルだと知ったら驚くだろう。
(はぁ……類くんみたいに、何でもできたらよかったのに)
心の中で小さくため息をつく。
(類くんは顔もかっこいいし、運動もできるし……困ったことなんて、ないんだろうな……だから自信があるんだよ……)
そう思った瞬間、後ろから声がした。
「あれ、強羅さん?」
振り向くと、周が職員室を出たところだった。
「伊波くん?」
「もしかして……補習仲間?」
「みたい……」
少し気まずそうに答えるひまりに、周は自分の持つプリントの束を振る。
「一教科だけ?それなら優秀じゃん!俺なんて見てよ!この束!」
「あ、ありがと……英語がね、どうしても苦手なんだ……」
「英語?なら、類に聞けば?あいつ、めっちゃ分かりやすいよ」
「そう……類くんって、頭もいいんだね」
「あー……今はね」
周の言い方に、ひまりは首を傾げた。
「今は……?」
「類ってさ、半年前に転校してきただろ?」
周は補習プリントを振りながら、少し声を落とした。
「その時は、英語以外全部ボロボロだったんだよ。特に国語。マジで小学生レベル……よりも下」
「えっ……」
ひまりは息を呑んだ。
「帰国子女?って聞いたら、意味分かってなかったもん。海外暮らしが長いのかと思ったけど、聞いても全然教えてくれないし」
「そうなんだ……」
「でもさ、半年で全部追いついた上に、俺なんて軽く抜かされちゃってさぁー。補習仲間だと思ってたのに」
周は明るく笑ったが、ひまりの胸には重いものが残った。
(……類くんも、苦労してたんだ)
完璧に見えていた。何でもできると思っていた。
でも、それは”元から”じゃなくて、“努力してきたから”。
(わたし、何か勘違いしていたかも)
ひまりは、いじけていた自分が途端に恥ずかしくなってきた。
類と話さなくては、と考える。
「……ありがとう、伊波くん!」
ひまりはプリントを胸に抱えて駆け出した。
向かったのは、学校の屋上。
扉を開けると、類はいつものように柵に背を預けてスマホを見ていた。
「……あ、類くん」
ひまりが声をかけると、類はひまりが持つプリントに気付く。
「補習課題か」
「う、うん……」
隣に立つと、スマホの画面がちらりと見えた。そこには、家族ドラマの再生画面。
画面が気になって覗いたせいで、類との距離が近くなる。
肩が触れそうなくらいで、ひまりの心臓がどきどきと高鳴った。
「……類くんって、いつもドラマ見てるよね。好きなの?」
「学んでる」
「……学ぶ?演技を?」
「違う。普通の家族を」
「普通の、家族?」
「そう」
(家族って、学ぶものなのかな……?)
ひまりは、自分に両親がいることは当たり前で、類が言っていることが理解できなかった。
しかし、半年前に転校してきたこと、全く似ていない兄妹。
何か複雑な事情があるのかもしれない。
そう考えてひまりはそれ以上尋ねなかったが、類は首を傾げた。
「普通は、こうやって勉強しないのか?」
「あ!ううん、人によると思う!変じゃないよ!」
スマホをしまおうとした類に、ひまりは慌てて言った。
(……類くんも、いろいろあるんだ)
胸の奥がきゅっとなる。
朝の言葉――「もっとアピールしろ」という言葉。あれは、できない人間への突き放しじゃなかった。
類は、できないことから逃げなかった。苦手なものから目を逸らさず、努力して、自分を変えてきた。
そして、ひまりにもそれができると信じている。
だから、あんなふうに言ったんだ。
(……わたしも、逃げたくない)
ひまりは小さく息を吸った。
「……類くん」
類が顔を上げる。
「わたし、人気投票に向けて、もっと、ちゃんと考えてみる」
「そうか」
「逃げてばっかりじゃ、今のわたしから変われない……勝てるやり方を、頑張ってみる」
類はこくりとうなづいた。「当然だ」とでも言うような、その態度。
ひまりには、それがとても優しく見えた。
「……ねえ、類くん」
ひまりは一歩、類に近づいた。
「これから、もっと練習に付き合ってもらえる? わたし、本気で勝ちたいから」
類は少し驚いたように目を瞬かせて、それからまたうなづいた。
「ああ。任せろ」
ひまりの胸の奥で、小さく火が灯る。
(……わたし、頑張る。昔のことは忘れて、ちゃんと、自分から前に出る)
人気投票なんて怖い。自分の順位がまたつけられるなんて、もっと怖い。
でも――
(逃げるのは、もうやめよう)
類がいる。類が見ていてくれる。
それなら、わたしは戦える。
ひまりは固く手を握り締めた。
昨日のインスタライブの後で深夜まで盛り上がって寝坊している天音を置いて、俺は一人で登校していた。
単なる視聴者の天音がああなのだから、ひまりはどうだろう。
そんなことを考えていると、前を歩く小柄な姿に追いついた。
「あ……類くん、おはよう……」
ひまりは声に元気がない。
表情も沈んでいて、目元がどんよりしている。
「おはよう。眠そうだな」
「ううん、大丈夫。ただ……いろいろ考えてて」
ひまりはそう言いながら、カバンをもそもそと探った。
中から細い人参を取り出すと、眠そうな顔でぽり……ぽり……と齧る。
「人参だ」
「うん……うわっ!無意識に食べてた!」
「それ、ウサギの餌じゃないのか?」
「今日のは違うよ!同じ人参だけど、自分用!人気投票……始まるから……ちょっとでも可愛くなりたくて……」
昨日のインスタライブ。
重大発表――『グループ内人気投票』。
ひまりが落ち込む理由は、わざわざ言われなくても分かる。
が、俺はひまりから人参を取り上げた。
「美容の前に、ちゃんとご飯食べろ」
「あ……」
人参を握りしめたまま、俺は少し間を置いて続けた。
「ひまりは充分可愛い」
「え……」
ひまりは目を丸くして固まった。
頬がうっすらと赤く染まっていく。
「あ、あの……今……」
「でも、勝ちたいなら逃げ腰はよくない」
俺はひまりの動揺を無視して続けた。
(……言い過ぎたか?)
ひまりの顔が真っ赤になっている。
しかし、今はそれより人気投票の話だ。
「昨日の配信、ひまりだけ自信がなさそうに見えた」
「そ……それは……」
「きっとファンはそういう所を見ている。アピールしないと勝てるものも勝てない」
ひまりはぎゅっと唇を噛んだ。
認めたくないという顔をしている。
「……わかってるけど……わたし……苦手、なんだよ……そういうの」
「苦手でも、やらないと変わらない」
そう言うと、ひまりは一瞬うつむき、そして小さくうなづいた。
「そう、だね。うん、類くんの言う通りだよ」
その納得は表面だけだと、俺には分かった。
ひまりは、まだ迷っている。
教室に着く前に、他の生徒に誤解されないように離れる。
ひまりはいつも以上に静かだった。
-----
昼休み、ひまりはカバンを抱えて職員室へと向かっていた。
小テストで赤点だった、英語の補習課題を受け取るためだ。
職員室に入り、英語教師に声をかけるとすぐに課題を渡してくれた。
「強羅さん、これ補習のプリントね。芸能活動で忙しいだろうけど、遅れないように」
「あ、はい……ありがとうございます」
教師はひまりが芸能活動をしていることは知っている。
が、担任以外には詳細を伝えていない。地味なこの生徒がアイドルだと知ったら驚くだろう。
(はぁ……類くんみたいに、何でもできたらよかったのに)
心の中で小さくため息をつく。
(類くんは顔もかっこいいし、運動もできるし……困ったことなんて、ないんだろうな……だから自信があるんだよ……)
そう思った瞬間、後ろから声がした。
「あれ、強羅さん?」
振り向くと、周が職員室を出たところだった。
「伊波くん?」
「もしかして……補習仲間?」
「みたい……」
少し気まずそうに答えるひまりに、周は自分の持つプリントの束を振る。
「一教科だけ?それなら優秀じゃん!俺なんて見てよ!この束!」
「あ、ありがと……英語がね、どうしても苦手なんだ……」
「英語?なら、類に聞けば?あいつ、めっちゃ分かりやすいよ」
「そう……類くんって、頭もいいんだね」
「あー……今はね」
周の言い方に、ひまりは首を傾げた。
「今は……?」
「類ってさ、半年前に転校してきただろ?」
周は補習プリントを振りながら、少し声を落とした。
「その時は、英語以外全部ボロボロだったんだよ。特に国語。マジで小学生レベル……よりも下」
「えっ……」
ひまりは息を呑んだ。
「帰国子女?って聞いたら、意味分かってなかったもん。海外暮らしが長いのかと思ったけど、聞いても全然教えてくれないし」
「そうなんだ……」
「でもさ、半年で全部追いついた上に、俺なんて軽く抜かされちゃってさぁー。補習仲間だと思ってたのに」
周は明るく笑ったが、ひまりの胸には重いものが残った。
(……類くんも、苦労してたんだ)
完璧に見えていた。何でもできると思っていた。
でも、それは”元から”じゃなくて、“努力してきたから”。
(わたし、何か勘違いしていたかも)
ひまりは、いじけていた自分が途端に恥ずかしくなってきた。
類と話さなくては、と考える。
「……ありがとう、伊波くん!」
ひまりはプリントを胸に抱えて駆け出した。
向かったのは、学校の屋上。
扉を開けると、類はいつものように柵に背を預けてスマホを見ていた。
「……あ、類くん」
ひまりが声をかけると、類はひまりが持つプリントに気付く。
「補習課題か」
「う、うん……」
隣に立つと、スマホの画面がちらりと見えた。そこには、家族ドラマの再生画面。
画面が気になって覗いたせいで、類との距離が近くなる。
肩が触れそうなくらいで、ひまりの心臓がどきどきと高鳴った。
「……類くんって、いつもドラマ見てるよね。好きなの?」
「学んでる」
「……学ぶ?演技を?」
「違う。普通の家族を」
「普通の、家族?」
「そう」
(家族って、学ぶものなのかな……?)
ひまりは、自分に両親がいることは当たり前で、類が言っていることが理解できなかった。
しかし、半年前に転校してきたこと、全く似ていない兄妹。
何か複雑な事情があるのかもしれない。
そう考えてひまりはそれ以上尋ねなかったが、類は首を傾げた。
「普通は、こうやって勉強しないのか?」
「あ!ううん、人によると思う!変じゃないよ!」
スマホをしまおうとした類に、ひまりは慌てて言った。
(……類くんも、いろいろあるんだ)
胸の奥がきゅっとなる。
朝の言葉――「もっとアピールしろ」という言葉。あれは、できない人間への突き放しじゃなかった。
類は、できないことから逃げなかった。苦手なものから目を逸らさず、努力して、自分を変えてきた。
そして、ひまりにもそれができると信じている。
だから、あんなふうに言ったんだ。
(……わたしも、逃げたくない)
ひまりは小さく息を吸った。
「……類くん」
類が顔を上げる。
「わたし、人気投票に向けて、もっと、ちゃんと考えてみる」
「そうか」
「逃げてばっかりじゃ、今のわたしから変われない……勝てるやり方を、頑張ってみる」
類はこくりとうなづいた。「当然だ」とでも言うような、その態度。
ひまりには、それがとても優しく見えた。
「……ねえ、類くん」
ひまりは一歩、類に近づいた。
「これから、もっと練習に付き合ってもらえる? わたし、本気で勝ちたいから」
類は少し驚いたように目を瞬かせて、それからまたうなづいた。
「ああ。任せろ」
ひまりの胸の奥で、小さく火が灯る。
(……わたし、頑張る。昔のことは忘れて、ちゃんと、自分から前に出る)
人気投票なんて怖い。自分の順位がまたつけられるなんて、もっと怖い。
でも――
(逃げるのは、もうやめよう)
類がいる。類が見ていてくれる。
それなら、わたしは戦える。
ひまりは固く手を握り締めた。
0
あなたにおすすめの小説
クラスで3番目に可愛い無口なあの子が実は手話で話しているのを俺だけが知っている
夏見ナイ
恋愛
俺のクラスにいる月宮雫は、誰も寄せ付けないクールな美少女。そのミステリアスな雰囲気から『クラスで3番目に可愛い子』と呼ばれているが、いつも一人で、誰とも話さない。
ある放課後、俺は彼女が指先で言葉を紡ぐ――手話で話している姿を目撃してしまう。好奇心から手話を覚えた俺が、勇気を出して話しかけた瞬間、二人だけの秘密の世界が始まった。
無口でクール? とんでもない。本当の彼女は、よく笑い、よく拗ねる、最高に可愛いおしゃべりな女の子だったのだ。
クールな君の本当の姿と甘える仕草は、俺だけが知っている。これは、世界一甘くて尊い、静かな恋の物語。
バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件
沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」
高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。
そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。
見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。
意外な共通点から意気投合する二人。
だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは――
> 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」
一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。
……翌日、学校で再会するまでは。
実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!?
オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
昔好きだったお姉さんが不倫されたので落としに行ったら後輩からも好かれていた
九戸政景
恋愛
高校三年生の柴代大和は、小学校一年生の頃からの付き合いである秋田泰希の姉である夕希に恋心を抱いていたが、夕希の結婚をきっかけに恋心を諦めていた。
そして小学生の頃の夢を見た日、泰希から大和は夕希の離婚を伝えられ、それと同時にある頼みをされる。
S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…
senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。
地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。
クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。
彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。
しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。
悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。
――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。
謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。
ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。
この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。
陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!
君と暮らす事になる365日
家具付
恋愛
いつでもぎりぎりまで疲れている主人公、環依里(たまき より)は、自宅である築28年のアパートの扉の前に立っている、驚くべきスタイルの良さのイケメンを発見する。このイケメンには見覚えがあった。
何故ならば、大学卒業後音信不通になった、無駄に料理がうまい、変人の幼馴染だったのだから。
しかし環依里は、ヤツの職業を知っていた。
ヤツはメディアにすら顔を出すほどの、世間に知られた天才料理人だったのだ!
取扱説明書が必要な変人(世間では天才料理人!?)×どこにでもいる一般人OL(通訳)の、ボケとツッコミがぶつかりあうラブコメディ!(予定)
百合ゲーの悪女に転生したので破滅エンドを回避していたら、なぜかヒロインとのラブコメになっている。
白藍まこと
恋愛
百合ゲー【Fleur de lis】
舞台は令嬢の集うヴェリテ女学院、そこは正しく男子禁制 乙女の花園。
まだ何者でもない主人公が、葛藤を抱く可憐なヒロイン達に寄り添っていく物語。
少女はかくあるべし、あたしの理想の世界がそこにはあった。
ただの一人を除いて。
――楪柚稀(ゆずりは ゆずき)
彼女は、主人公とヒロインの間を切り裂くために登場する“悪女”だった。
あまりに登場回数が頻回で、セリフは辛辣そのもの。
最終的にはどのルートでも学院を追放されてしまうのだが、どうしても彼女だけは好きになれなかった。
そんなあたしが目を覚ますと、楪柚稀に転生していたのである。
うん、学院追放だけはマジで無理。
これは破滅エンドを回避しつつ、百合を見守るあたしの奮闘の物語……のはず。
※他サイトでも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる