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第2部 始祖竜編
42話 登山支度
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「寒~いっ!!やっぱりお店入ろう!!」
私は白い息を吐きながら、教えてもらった服屋さんを目指していた。
雪の上は歩きづらいけど、そんなこと言ってられないぐらい寒い。
すると、肩のいるラディウスが小さく飛び跳ねた。
『おいおい、そんなに走ってたら転ぶぞ』
「だって寒いもん!!」
『それはいいが……お前、そんな大声で話してたら変な目で見られるぞ。
ここ、雪のせいで声響きやすいみたいだしよ』
すっかり調子を取り戻したラディウスから指摘されて、慌てて立ち止まった。
それから手で口を覆って周囲を見回す。
人がまばらに歩いていたけど、私の声に足を止めている人はいなさそうだった。
「はぁ……よかった……」
『全く、ヒヤヒヤする――ハックションッ!!……ヤベッ』
ラディウスが大きなクシャミをした。
その拍子に私の肩から転がり落ちて雪の上にダイブする。
『ブヘッ!?……冷てぇ……』
「大変っ!」
すぐにラディウスを拾い上げて、雪を払った。
ぬいぐるみも白いのでわかりづらかったけど、全部払い落とせたと思う。
『……助かった……。人の目がある中で動くわけにはいかねぇからな』
「そりゃあ助けるよ。ラディウスいないと困るし」
『箱入り娘だからな!』
「それまだ言うの!?私、勉強頑張ったのに!!」
つい大声を出してしまって、慌ててラディウスを胸に押し付けて周りを見る。
誰も歩いていなかった。
「良かった~……って寒っ!!手がかじかんできちゃった」
『早く店行こうぜ』
ラディウスに賛同して、足を踏み出す。
滑るかもしれないとも思ったけど、早く温まりたかった。
「こんにちはー!」
失礼だとは思ったけど、ノック無しでドアを開けると温かい空気が私達を迎え入れてくれる。
「温か~いっ!!」
店の隅に暖炉があって、火が赤々と燃えていた。
思わず叫ぶと、店の奥からオレンジ髪を一つ結びにしたふくよかなおば――お姉さんがにこにこしながら出て来る。
「まぁまぁまぁ、いらっしゃい。小さなお客さん。
って、あら大変!そんな薄着じゃ風邪引いちゃうわっ!」
お姉さんはバタバタと慌てた様子で私の側まで来た。
「私、ブラウア大陸に来るの初めてで、防寒着を持っていないんです。
だから――」
「よ~くわかったわ!買い揃えたいのね!任せてちょうだいっ!
あ、端にある姿見の前に立っててくれる?上着をいくつか持ってくるから。
荷物は足元に置いててね」
「わ、わかりました」
お姉さんは早口で言うと、陳列台のところに飛ぶように行ってしまった。
私の返事が聞こえたかはわからないけど、とりあえず言われた通りにする。
ラディウスとポーチと革袋を床に置いて、お姉さんが来るのを待った。
改めて鏡で見てみると、少し擦り切れた濃い緑色のドレスを着た私が映る。
素材は絹なので高いけど、どう見ても薄い。
これじゃ周りの人たちも心配するだろう。
すると、ラディウスが小さく飛び跳ねたので、私は急いで顔を近づけて小声で話しかけた。
「どうしたの?」
『大丈夫か?あのおばさん。ああいう性格のヤツが1番信用できん』
「たぶん大丈夫。あとラディウス、おばさんは失礼だよ」
『じゃあなんて呼べばいいんだよ。おばさん以外に思いつかねぇ』
「お姉さん。それが嫌ならアイツでいいよ」
『へいへい……』
ラディウスは素っ気ない返事をした。
少しして、両手に色とりどりの上着がかかったハンガーをぶら下げたお姉さんが戻ってくる。
そして、私の体に当て始めた。
「うーんそうねぇ、あなたは髪が紫がかった黒で、目が緑色だから……。
だいたい何色でも似合うとは思うんだけど……。何色が好き?」
「明るめの色です。ピンクとか白とか」
「なら、これはどうかしら?」
お姉さんが当ててくれたのは白いモコモコした上着。
袖口がピンクで、私の希望の色ピッタリだ。
「わぁ、可愛いですね!これにします!」
「じゃあ上着は決まりねっ!あとは帽子と手袋とブーツと……」
お姉さんはブツブツ呟きながら再び棚の方へ戻ってしまった。
そして数分後。
私は青い帽子、黒い手袋、クリーム色のブーツを身に着けて
鏡の前に立っていた。
お姉さんが嬉しそうにパンと手を叩く。
「よし、これでバッチリね!
どうかしら?気に入った?」
「はいっ!とっても気に入りました!
……ところで、これ全部でおいくらですか?」
「全部で銀貨2枚よ」
「えっ?そんなに安くていいんですか?」
あまりにも安くて声が裏返った。
お姉さんは指を折りながら話を続ける。
「安いも何もそれがここの基準よ。
上着が銀貨1枚、手袋が銅貨3枚、マフラーが銅貨2枚、ブーツが銅貨5枚。
ね?銀貨2枚でしょう?」
「そう、なんですね。クラルハイトから来たので」
「あぁ……。クラルハイトなら納得だわ。物価高いもの」
「確かにそうです……」
ちょっとショックだった。
以前、服を2着買おうとしたけど銀貨8枚もしたので、
仕方がなく1着に減らしたのを思い出した。
私の顔を見たお姉さんはふんわりと微笑む。
「そんなにショックを受けることじゃないわよ。
クラルハイトの物は質が良いって聞いてるわ。
素材が良いからその分金額も上がるのよ」
「な、なるほど……」
そう答えながら周りを見回した私は、一点に釘付けになった。
奥の机の端に置いてある小振りのカゴの中に、色とりどりの毛糸や布が入っていたのだ。
ぬいぐるみ制作意欲がムクムクと湧き上がってくる。
「すみません、あの毛糸とかって売り物ですか?」
「ええ。
この町雪国でしょう?自分で防寒具を作る人も多いのよ」
「追加で買っても良いですか!?」
つい興奮して尋ねると、お姉さんは笑顔で頷いた。
「もちろん!あなたも裁縫好きなの?」
「裁縫、というよりはぬいぐるみ作るのが好きなんです!」
「まあ、それは良いわね!
あら、じゃあその小さな白いぬいぐるみも手作り?」
お姉さんが私の手に乗っているラディウスを指差す。
私は大きく頷いた。
「はい!」
「上手ねぇ。あっ、そうだ!そのぬいぐるみにも防寒着つけてあげるわ。
きっと寒いでしょう?」
「お願いします!」
『勝手に話進めるんじゃねぇ!
それで、お前、またぬいぐるみ作る気かよ!?』
すかさずラディウスの怒声が飛んできたけど、スルーするしかなかった。
お姉さんは1度店の奥に引っ込んで、すぐに戻ってきた。
かのじょのてには、私の手のひらより少し小さめの帽子やマフラーがいくつか握られている。
「サイズピッタリかも……」
「そうでしょう!?これ、お人形用なのよ。
お人形達は寒がるわけじゃないけど、温かくしてあげたいって人達はいるから」
『……人形とぬいぐるみって全然違うと思うんだが……』
ほぼ強制的に防寒着を身につけることになって諦めたのか、ラディウスの声は少し不機嫌だった。
ラディウスにも青い帽子と黒いマフラーを付けてもらった。
「わぁっ!可愛い!」
「本当ね!あなたとお揃いだし!」
『……俺は人形じゃねぇよ……』
可愛いと言われたのが嫌なのか、私とお姉さんが目をキラキラさせて見ているのが不快なのかはわからなかったけど、
ラディウスの声はさらに低くなってしまっていた。
ふと、お姉さんは思い出したように声を上げると、
カゴの側まで移動して中身を引っ張り出す。
「そうそう、布も見るんだったわね。何色が良いかしら?
白?青?あ、緑はどうかしら?」
「自分で選ばせてください!」
結局、私は白と青の布を買った。
毛糸も興味はあったけど、まだ編み方を知らないので今回は遠慮しておいた。
着ていた物は革袋に入れた。
またぬいぐるみを作れるかと思うと、嬉しくてホクホクの笑顔になる。
「ありがとうございましたっ!」
「どういたしまして~。私も楽しかったわ。
この町を楽しんでおいでね」
「はいっ!」
私は元気よく返事をすると、外に飛び出した。
私は白い息を吐きながら、教えてもらった服屋さんを目指していた。
雪の上は歩きづらいけど、そんなこと言ってられないぐらい寒い。
すると、肩のいるラディウスが小さく飛び跳ねた。
『おいおい、そんなに走ってたら転ぶぞ』
「だって寒いもん!!」
『それはいいが……お前、そんな大声で話してたら変な目で見られるぞ。
ここ、雪のせいで声響きやすいみたいだしよ』
すっかり調子を取り戻したラディウスから指摘されて、慌てて立ち止まった。
それから手で口を覆って周囲を見回す。
人がまばらに歩いていたけど、私の声に足を止めている人はいなさそうだった。
「はぁ……よかった……」
『全く、ヒヤヒヤする――ハックションッ!!……ヤベッ』
ラディウスが大きなクシャミをした。
その拍子に私の肩から転がり落ちて雪の上にダイブする。
『ブヘッ!?……冷てぇ……』
「大変っ!」
すぐにラディウスを拾い上げて、雪を払った。
ぬいぐるみも白いのでわかりづらかったけど、全部払い落とせたと思う。
『……助かった……。人の目がある中で動くわけにはいかねぇからな』
「そりゃあ助けるよ。ラディウスいないと困るし」
『箱入り娘だからな!』
「それまだ言うの!?私、勉強頑張ったのに!!」
つい大声を出してしまって、慌ててラディウスを胸に押し付けて周りを見る。
誰も歩いていなかった。
「良かった~……って寒っ!!手がかじかんできちゃった」
『早く店行こうぜ』
ラディウスに賛同して、足を踏み出す。
滑るかもしれないとも思ったけど、早く温まりたかった。
「こんにちはー!」
失礼だとは思ったけど、ノック無しでドアを開けると温かい空気が私達を迎え入れてくれる。
「温か~いっ!!」
店の隅に暖炉があって、火が赤々と燃えていた。
思わず叫ぶと、店の奥からオレンジ髪を一つ結びにしたふくよかなおば――お姉さんがにこにこしながら出て来る。
「まぁまぁまぁ、いらっしゃい。小さなお客さん。
って、あら大変!そんな薄着じゃ風邪引いちゃうわっ!」
お姉さんはバタバタと慌てた様子で私の側まで来た。
「私、ブラウア大陸に来るの初めてで、防寒着を持っていないんです。
だから――」
「よ~くわかったわ!買い揃えたいのね!任せてちょうだいっ!
あ、端にある姿見の前に立っててくれる?上着をいくつか持ってくるから。
荷物は足元に置いててね」
「わ、わかりました」
お姉さんは早口で言うと、陳列台のところに飛ぶように行ってしまった。
私の返事が聞こえたかはわからないけど、とりあえず言われた通りにする。
ラディウスとポーチと革袋を床に置いて、お姉さんが来るのを待った。
改めて鏡で見てみると、少し擦り切れた濃い緑色のドレスを着た私が映る。
素材は絹なので高いけど、どう見ても薄い。
これじゃ周りの人たちも心配するだろう。
すると、ラディウスが小さく飛び跳ねたので、私は急いで顔を近づけて小声で話しかけた。
「どうしたの?」
『大丈夫か?あのおばさん。ああいう性格のヤツが1番信用できん』
「たぶん大丈夫。あとラディウス、おばさんは失礼だよ」
『じゃあなんて呼べばいいんだよ。おばさん以外に思いつかねぇ』
「お姉さん。それが嫌ならアイツでいいよ」
『へいへい……』
ラディウスは素っ気ない返事をした。
少しして、両手に色とりどりの上着がかかったハンガーをぶら下げたお姉さんが戻ってくる。
そして、私の体に当て始めた。
「うーんそうねぇ、あなたは髪が紫がかった黒で、目が緑色だから……。
だいたい何色でも似合うとは思うんだけど……。何色が好き?」
「明るめの色です。ピンクとか白とか」
「なら、これはどうかしら?」
お姉さんが当ててくれたのは白いモコモコした上着。
袖口がピンクで、私の希望の色ピッタリだ。
「わぁ、可愛いですね!これにします!」
「じゃあ上着は決まりねっ!あとは帽子と手袋とブーツと……」
お姉さんはブツブツ呟きながら再び棚の方へ戻ってしまった。
そして数分後。
私は青い帽子、黒い手袋、クリーム色のブーツを身に着けて
鏡の前に立っていた。
お姉さんが嬉しそうにパンと手を叩く。
「よし、これでバッチリね!
どうかしら?気に入った?」
「はいっ!とっても気に入りました!
……ところで、これ全部でおいくらですか?」
「全部で銀貨2枚よ」
「えっ?そんなに安くていいんですか?」
あまりにも安くて声が裏返った。
お姉さんは指を折りながら話を続ける。
「安いも何もそれがここの基準よ。
上着が銀貨1枚、手袋が銅貨3枚、マフラーが銅貨2枚、ブーツが銅貨5枚。
ね?銀貨2枚でしょう?」
「そう、なんですね。クラルハイトから来たので」
「あぁ……。クラルハイトなら納得だわ。物価高いもの」
「確かにそうです……」
ちょっとショックだった。
以前、服を2着買おうとしたけど銀貨8枚もしたので、
仕方がなく1着に減らしたのを思い出した。
私の顔を見たお姉さんはふんわりと微笑む。
「そんなにショックを受けることじゃないわよ。
クラルハイトの物は質が良いって聞いてるわ。
素材が良いからその分金額も上がるのよ」
「な、なるほど……」
そう答えながら周りを見回した私は、一点に釘付けになった。
奥の机の端に置いてある小振りのカゴの中に、色とりどりの毛糸や布が入っていたのだ。
ぬいぐるみ制作意欲がムクムクと湧き上がってくる。
「すみません、あの毛糸とかって売り物ですか?」
「ええ。
この町雪国でしょう?自分で防寒具を作る人も多いのよ」
「追加で買っても良いですか!?」
つい興奮して尋ねると、お姉さんは笑顔で頷いた。
「もちろん!あなたも裁縫好きなの?」
「裁縫、というよりはぬいぐるみ作るのが好きなんです!」
「まあ、それは良いわね!
あら、じゃあその小さな白いぬいぐるみも手作り?」
お姉さんが私の手に乗っているラディウスを指差す。
私は大きく頷いた。
「はい!」
「上手ねぇ。あっ、そうだ!そのぬいぐるみにも防寒着つけてあげるわ。
きっと寒いでしょう?」
「お願いします!」
『勝手に話進めるんじゃねぇ!
それで、お前、またぬいぐるみ作る気かよ!?』
すかさずラディウスの怒声が飛んできたけど、スルーするしかなかった。
お姉さんは1度店の奥に引っ込んで、すぐに戻ってきた。
かのじょのてには、私の手のひらより少し小さめの帽子やマフラーがいくつか握られている。
「サイズピッタリかも……」
「そうでしょう!?これ、お人形用なのよ。
お人形達は寒がるわけじゃないけど、温かくしてあげたいって人達はいるから」
『……人形とぬいぐるみって全然違うと思うんだが……』
ほぼ強制的に防寒着を身につけることになって諦めたのか、ラディウスの声は少し不機嫌だった。
ラディウスにも青い帽子と黒いマフラーを付けてもらった。
「わぁっ!可愛い!」
「本当ね!あなたとお揃いだし!」
『……俺は人形じゃねぇよ……』
可愛いと言われたのが嫌なのか、私とお姉さんが目をキラキラさせて見ているのが不快なのかはわからなかったけど、
ラディウスの声はさらに低くなってしまっていた。
ふと、お姉さんは思い出したように声を上げると、
カゴの側まで移動して中身を引っ張り出す。
「そうそう、布も見るんだったわね。何色が良いかしら?
白?青?あ、緑はどうかしら?」
「自分で選ばせてください!」
結局、私は白と青の布を買った。
毛糸も興味はあったけど、まだ編み方を知らないので今回は遠慮しておいた。
着ていた物は革袋に入れた。
またぬいぐるみを作れるかと思うと、嬉しくてホクホクの笑顔になる。
「ありがとうございましたっ!」
「どういたしまして~。私も楽しかったわ。
この町を楽しんでおいでね」
「はいっ!」
私は元気よく返事をすると、外に飛び出した。
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