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14章 終わりの序章
194話男の余興
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「い、嫌…来ないでぇ!」
アリスは近くに転がっている木の枝や小石を男にぶつけるが男は変わらずにアリスに近付いて行く
「諦めろ…お前を守る男はもう消えた」
男がアリスに掴もうと手を伸ばす
「へぇ~誰が消えたって?」
男は笑い始めた
「くっくっくっくっ…がははははははは!そう来なくてはな!さあ!お前の全力を見せてもらおうか!」
ザクッ!
男が振り返ると同時に腕を斬り落とされた
「無駄だ!」
気が付いた時には斬った筈の男の腕がいつの間にか戻っていた
アリウスは驚いて斬り落とした腕が飛んでいった方向を見るがそこにしっかりと腕は存在していた
「余所見は禁物だぞ?」
ハッとしたアリウスが再び男を見ると同時に横に吹っ飛ばされ、壁に叩き付けられた
「ぐふっ」
全身から血が流れ出てアリウスの視界も赤く染め上げる
「どんな手品を使ったかは知らないがあれで無傷だった奴は初めてだった」
男はゆっくりとアリウスに近付いて来る
(あれ?あれってなんだよ…もしかして偽の俺を掴んだやつか?)
アリウスが考えていると男が目の前まで来た
「もう終わりだ…1つ聞きたい」
「なん…だ?ごふぁ!」
アリウスが血を吐くと男が口を開いた
「なぜあの様な弱者を守った?見捨てていればもっと戦えた筈だ…なぜ?」
アリウスは鼻で笑うと男を指差した
「お前には…分からねぇ…だろうなぁ…弱いからって…見捨てられ…る訳ねぇ…だろ?例え1人…でも…」
アリウスがニヤッと口角を上げると同時に男は首を横に振った
「やはり分からん…」
男が手を振り上げ、その手を金槌に変化させた
「死ね」
バキンッ!
降り下ろした先にはもうアリウスはおらず、男は辺りを見渡したがその姿は見当たらない
「大丈夫か?」
「あ、ああ、ありがとうな…」
アリウスを助けたのは…
部屋の外では
「開けろ!開けろ!」
リュートが塞がった壁を何度も叩いていた
「おい、後は主達に任せるんだ」
「けどあの中には動けない奴とか戦闘向けじゃない奴までいるんだぞ!?」
「…分かっている!…だがな、仲間を信じない事には何も始まらない…信じているのなら早く一番上へ向かうぞ!」
ナタが空に漂っている虹の橋だった物へ跳び移り一番上へ向かっていく姿を見てリュートもクルを抱えてそれに続いて同じ様に登っていった
そして少し進むと熱気が立ち込めてきた
「はあ…はあ…ナタ…少し…休まないか?俺以外にも疲れてる奴はいるし…」
リュートがナタに言うとナタはチラリと下を見た
リュートは付いてきていたがリュート以外は息を切らして100m位下で止まっていた
「少し休憩しよう」
ナタは近くに休憩出来そうな所を探してナタ達の近くに木に窪みがあるのを見付けた
「リュート、あそこで休むぞ」
ナタがその窪みを指差してリュートに指示を出すとリュートはコクりと頷き、その窪みへ浮遊物を跳び移り窪みへ向かった
ナタはチル達の所へ降りていきリュートが向かっている窪みを指差した
「あの窪みで少し休憩するぞ」
「え?休憩?」
「ああ、あそこまで登ったら休憩してくれて構わない」
「やっ…た~~~~~~~~~~!」
チルが歓喜の声を上げると同時にキル達も喜び始めた
「それじゃあ待ってるから」
「え、ちょ!」
チルが手を伸ばしてナタを掴もうとした所で置いて行かれた
「あそこまで登って行けって…どうやって?」
チルの疑問も暗い空に吸われていった
「大丈夫か?」
「ああ、ありがとうな…」
アリウスを助けたのは…アモだった
「おい!どこに隠れてんだ!姿を見せろ!」
「チッ…助けてくれたのはありがたいが…」
アリウスが再び戻ろうとするとアモは襟を掴んだ
「何を!」
アリウスが振り返ると同時に顔面を殴られた
「悪ぃな…だがその体で行けば今度こそ死ぬだろうからな…それに、確か…リズム…だったか?」
アモはその場にアリウスを寝かすと男の前に出ていった
「おい!はや…なんだ?俺は弱者には興味はない、早くさっきの奴を出せ」
男がアモを見下すと、アモは拳を構えた
「なんだ?お前がやるのか?無理だ、お前では俺には勝てん」
「勝てなくても良い…ただ、お前を倒せれば…それで良い」
アモは左右に小刻みに跳び始めた
「む?なんだ?それは?」
「教えるかよ…バカ」
そしてアモが地面を蹴って男へ近付くと男は嘆息した
「お前じゃ俺には勝てんと言ったろう?」
男は両手を金槌に変えるとアモを左右から潰しに掛かったが、アモは軽く地面を踏んで後ろへ退いた
ゴンッ!
「ほう、先程よりは楽しめそうだな」
「来いよ、さっきの俺と同じと思うなよ?」
再び跳び始めると男も少し警戒して顎を引き始めた
「それじゃあ始めようぜ?余興をよ」
「そうだな」
2人は互いに睨み合い、暫くそれが続き、次に動いたのは男だった
アリスは近くに転がっている木の枝や小石を男にぶつけるが男は変わらずにアリスに近付いて行く
「諦めろ…お前を守る男はもう消えた」
男がアリスに掴もうと手を伸ばす
「へぇ~誰が消えたって?」
男は笑い始めた
「くっくっくっくっ…がははははははは!そう来なくてはな!さあ!お前の全力を見せてもらおうか!」
ザクッ!
男が振り返ると同時に腕を斬り落とされた
「無駄だ!」
気が付いた時には斬った筈の男の腕がいつの間にか戻っていた
アリウスは驚いて斬り落とした腕が飛んでいった方向を見るがそこにしっかりと腕は存在していた
「余所見は禁物だぞ?」
ハッとしたアリウスが再び男を見ると同時に横に吹っ飛ばされ、壁に叩き付けられた
「ぐふっ」
全身から血が流れ出てアリウスの視界も赤く染め上げる
「どんな手品を使ったかは知らないがあれで無傷だった奴は初めてだった」
男はゆっくりとアリウスに近付いて来る
(あれ?あれってなんだよ…もしかして偽の俺を掴んだやつか?)
アリウスが考えていると男が目の前まで来た
「もう終わりだ…1つ聞きたい」
「なん…だ?ごふぁ!」
アリウスが血を吐くと男が口を開いた
「なぜあの様な弱者を守った?見捨てていればもっと戦えた筈だ…なぜ?」
アリウスは鼻で笑うと男を指差した
「お前には…分からねぇ…だろうなぁ…弱いからって…見捨てられ…る訳ねぇ…だろ?例え1人…でも…」
アリウスがニヤッと口角を上げると同時に男は首を横に振った
「やはり分からん…」
男が手を振り上げ、その手を金槌に変化させた
「死ね」
バキンッ!
降り下ろした先にはもうアリウスはおらず、男は辺りを見渡したがその姿は見当たらない
「大丈夫か?」
「あ、ああ、ありがとうな…」
アリウスを助けたのは…
部屋の外では
「開けろ!開けろ!」
リュートが塞がった壁を何度も叩いていた
「おい、後は主達に任せるんだ」
「けどあの中には動けない奴とか戦闘向けじゃない奴までいるんだぞ!?」
「…分かっている!…だがな、仲間を信じない事には何も始まらない…信じているのなら早く一番上へ向かうぞ!」
ナタが空に漂っている虹の橋だった物へ跳び移り一番上へ向かっていく姿を見てリュートもクルを抱えてそれに続いて同じ様に登っていった
そして少し進むと熱気が立ち込めてきた
「はあ…はあ…ナタ…少し…休まないか?俺以外にも疲れてる奴はいるし…」
リュートがナタに言うとナタはチラリと下を見た
リュートは付いてきていたがリュート以外は息を切らして100m位下で止まっていた
「少し休憩しよう」
ナタは近くに休憩出来そうな所を探してナタ達の近くに木に窪みがあるのを見付けた
「リュート、あそこで休むぞ」
ナタがその窪みを指差してリュートに指示を出すとリュートはコクりと頷き、その窪みへ浮遊物を跳び移り窪みへ向かった
ナタはチル達の所へ降りていきリュートが向かっている窪みを指差した
「あの窪みで少し休憩するぞ」
「え?休憩?」
「ああ、あそこまで登ったら休憩してくれて構わない」
「やっ…た~~~~~~~~~~!」
チルが歓喜の声を上げると同時にキル達も喜び始めた
「それじゃあ待ってるから」
「え、ちょ!」
チルが手を伸ばしてナタを掴もうとした所で置いて行かれた
「あそこまで登って行けって…どうやって?」
チルの疑問も暗い空に吸われていった
「大丈夫か?」
「ああ、ありがとうな…」
アリウスを助けたのは…アモだった
「おい!どこに隠れてんだ!姿を見せろ!」
「チッ…助けてくれたのはありがたいが…」
アリウスが再び戻ろうとするとアモは襟を掴んだ
「何を!」
アリウスが振り返ると同時に顔面を殴られた
「悪ぃな…だがその体で行けば今度こそ死ぬだろうからな…それに、確か…リズム…だったか?」
アモはその場にアリウスを寝かすと男の前に出ていった
「おい!はや…なんだ?俺は弱者には興味はない、早くさっきの奴を出せ」
男がアモを見下すと、アモは拳を構えた
「なんだ?お前がやるのか?無理だ、お前では俺には勝てん」
「勝てなくても良い…ただ、お前を倒せれば…それで良い」
アモは左右に小刻みに跳び始めた
「む?なんだ?それは?」
「教えるかよ…バカ」
そしてアモが地面を蹴って男へ近付くと男は嘆息した
「お前じゃ俺には勝てんと言ったろう?」
男は両手を金槌に変えるとアモを左右から潰しに掛かったが、アモは軽く地面を踏んで後ろへ退いた
ゴンッ!
「ほう、先程よりは楽しめそうだな」
「来いよ、さっきの俺と同じと思うなよ?」
再び跳び始めると男も少し警戒して顎を引き始めた
「それじゃあ始めようぜ?余興をよ」
「そうだな」
2人は互いに睨み合い、暫くそれが続き、次に動いたのは男だった
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