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14章 終わりの序章
195話決着
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「死ねぇ!」
バキバキバキ…
男がアモへ叩き付けたが躱され横顔に蹴りを入れられた
アモは蹴りを入れた後男の髪の掴んでそれを軸に方向転換して男の後頭部を蹴って距離を取った
「がははは!やるじゃねえか!ちょっくら本気出すか!」
男が喜んで右手を金槌に変化させ、アモは再びリズムを刻みだした
(1、2、3、4、1、2、3、4…)
「これで終わりだぁ!」
男はアモへ右手を叩き付けた
それを寸前で横に躱して男に蹴りを入れようと近付いた
「お見通しだぜ!」
男は左手で金槌となった右手をアモが躱した方向へ叩いて無理矢理方向転換させた
「っ!」
アモはそれを後ろへ後方宙返りで躱すと壁を蹴って男との距離を縮めた
ドンッ!
突然アモの視界に映ったのは1面真っ黒な風景だった
バキバキバキ!
「がっ!」
それと同時に襲ってきた衝撃に悲鳴を上げたくなるがなんとか抑えたアモは顔を上げた
「楽しか」
(嘘…だろ?)
アモは目の前で起こった事に驚いて目を見開いた
男が突然、何者かに首を切断された
ドサッ
アモがその人物へ目を向けると渇いた笑いが込み上げてきた
「は、はは、な、何やってんだよ?俺が殺るって言ったじゃねえか…」
「人の事言えるか…お前も殺され掛けてたじゃね…ごはっ!」
その人物が突然口から血を吐き出し咳き込んだ
「大丈夫か!?」
「あ、ああ、肋が何本か折れただけっ!………だ」
一瞬胸を押さえて言葉を止めたが何事も無かったかの様にニコッと微笑んだ
「嬢ちゃん達は大丈夫だったか?」
アリスの方を見たその者はアリウスだ
アリスはコクりと頷きアリウスはそれを見ると頬を緩ませた
「これは少し痛かったなぁ」
突然アリウスの後ろで倒れた死体が喋りだし、警戒した
「俺を1回殺したんだ、名前は教えてやろう。俺の名はゴルス、神に選ばれ、弱き者を滅ぼす力を身に付けた者だ!」
ゴルスの説明よりもアモとアリウスは目の前で溶けて黒い液体と化すゴルスの頭だった物を見ていた
「ど、どうなってんだ?」
「っ!来る!」
ゴルスが右手を金槌に変化させて殴り掛かった所をアモはアリウスを押し退けて掌を地面にぴったりと付け、足を折り曲げて足の裏が、掌と平行になる様に体勢を整えると目を瞑って大きく息を吸い始めた
「今度は何をするんだ!面白い!面白いぞ!」
そして金槌がアモに触れる直前に開眼して手に思いっきり力を込めて足を思いきり伸ばした
ドンッ!
するとゴルスは少しよろめいて2、3歩下がった
「うおっととと、中々やるじゃねえか…今のはなんだ?」
「昔…つっても一年位前に親しかった人間がいたんだ
そいつに教えて貰った…リズムってやつ、バネや呼吸法って奴もそうだ…はは、忘れてた俺が恥ずかしいわ…なんの為に魔王をぶちのめしに行ったんだか…」
アモが天井を見上げて話すとキッとゴルスを睨んだ
「俺、やっぱ勝つよ…
俺は勝つ
ナーラ達に教えて貰ったこの方法で…!」
アモは息を吸い始めた
「ん?何を始めるかと思いきやつまんねぇ…クソつまんねぇ、とっとと殺してやる!」
ゴルスは両手を金槌に変化させてアモに襲い掛かった
アモはそれを左へ軽く地面を蹴って避けると今度は息を吐き出した
「クソっ!クソっ!なんで当たらねぇんだよ!」
何度も何度もゴルスは両手を振り回しているが全くアモに当たる気配が無い
「…4、1、2」
アモが数えながら再び息を吸い出したのを見てゴルスは一端動きを止めて考え始めた
(なんで4秒だけ数えてまた1から数えている?それなら普通に…ああ、そうか、4秒置きに呼吸をしているのか
つまりあいつがさっき言ってた呼吸法とか言うやつか?)
ゴルスはニヤッと笑ってアモを見た
「それが呼吸法とか言うやつなんだろ!だったら俺もそれを真似してやる!」
ドカッ
「チィッ!無駄だって言ってるだろうが!」
突然蹴ってきたアモに向かって怒るがアモは平然として足を深く曲げて目を瞑って拳を構えた
「真似だと?別にしても構わない…今までのは俺が落ち着く為にしていた呼吸法、言わば冷静になる為にしていただけだ」
アモは開眼すると同時に天井へ向かって跳躍した
見事天井へ近付き、そこで宙返りをして天井へ足の裏を着けるとゴルスを睨んだ
「呼吸法其の一
火の呼吸・撃」
アモは脚に思いきり力を込めて息を大きく吸い込んだ
そして天井を蹴ると同時に一気に肺に入った空気を全て吐き出した
「な!さっきよりも動きが…!」
ゴルスが金槌でアモをぶっ飛ばそうとした時には頭を潰されていた
「これは俺がナーラの敵討ちの為に考えた呼吸、力を最大限に引き出す為に考え出した呼吸法だ」
「だが!そんな物じゃ俺は死なない!」
「だろうな」
グサッ!
「な、なんだ?これは…」
「そ…それは…!」
アリウスはいつの間にか自分の手から無くなっていた剣がゴルスの胸に突き刺さって目を見開いた
「これでもまだ死ぬわけには…!」
ゴルスは自分の左胸に刺さった剣を引き抜こうと後ろに手を回した
「そうか…
呼吸法其の二
風の呼吸・絡」
アモは体中の力を抜いて肺の空気を全て吐き出すとフラりとゴルスの膝の裏に軽く足を当てると、背中に手を回した時に少し重心が後ろへ傾いていたのでそのまま倒れそうになるが、ゴルスは倒れまいと膝を軽く曲げて脚に力を入れた
しかしアモはその膝を足場にゴルスの首へ飛び付くと同時に軽く息を吸い始めた
そしてその勢いを殺さずにクルリとアモの体をゴルスの背中まで持っていくとアモの体重も掛かってゴルスは地面へ倒れた
「クソっ!まだっ!まだっ!」
「もう終わりだ」
ゴルスが右手を地面に伸ばすがアモはそれを外側に蹴ってゴルスの行動を防いだ
「クソが!クソが!クソがぁあぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!」
ブスリ…
見事に柄まで突き刺さった剣を見るとアモはそれに手を伸ばした
「まだ死なないって言ったろ!」
突然掴まれた足を引き剥がそうと動かすが更に掴む力が強くなりアモの骨が悲鳴を上げる
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」
アモが目を強く瞑って悲鳴を上げるがゴルスはニヤリと笑う
ボキッ
「ここまで追い詰められたのは初めてだぜ、礼を言う、そしてここまで俺を追い詰めたんだ…苦しま「うわぁぁぁぁぁぁ!」」
グサッ!
突然顔に降り掛かる液体と足に込められる力が無くなった事にアモは戸惑い顔に掛かった液体を拭うと目を開いた
「はあ…はあ…」
アモの目の前にはゴルスの脳天を貫く刀身半ばで折れた刃折れの剣が血を絡ませ、その先からポタポタと血が滴り落ちていくのが見えた
「死んだ…のか?」
アモの声に反応したかの様にゴルスが倒れるとその先に人影が見えた。それは…アリスだった
アリスは震えた手を見詰めて渇いた笑みを溢した
「ごめんな…汚れ…仕ご…とは、はあ、はあ、俺ら…の仕事…だってのに」
「は、はは、べ、別に良いよ…アリウスさんは私を守って怪我をした訳だし…」
アリスが俯いて言うとアリウスは血を吐いた
「だ!大丈夫ですか!?」
「あ、ああ、俺より…アモを見てやってくれ…あいつの足の方が心配だ…」
アリウスがアモを指差すとアリスはコクりと頷いてアモの足を見た
アモの足は脛の所で曲がっていて濃い紫に変色していた
「と、とにかく皆を端に集めなくちゃ…」
アリスが皆を1ヵ所に集めている内に閉じた穴は開いていた
バキバキバキ…
男がアモへ叩き付けたが躱され横顔に蹴りを入れられた
アモは蹴りを入れた後男の髪の掴んでそれを軸に方向転換して男の後頭部を蹴って距離を取った
「がははは!やるじゃねえか!ちょっくら本気出すか!」
男が喜んで右手を金槌に変化させ、アモは再びリズムを刻みだした
(1、2、3、4、1、2、3、4…)
「これで終わりだぁ!」
男はアモへ右手を叩き付けた
それを寸前で横に躱して男に蹴りを入れようと近付いた
「お見通しだぜ!」
男は左手で金槌となった右手をアモが躱した方向へ叩いて無理矢理方向転換させた
「っ!」
アモはそれを後ろへ後方宙返りで躱すと壁を蹴って男との距離を縮めた
ドンッ!
突然アモの視界に映ったのは1面真っ黒な風景だった
バキバキバキ!
「がっ!」
それと同時に襲ってきた衝撃に悲鳴を上げたくなるがなんとか抑えたアモは顔を上げた
「楽しか」
(嘘…だろ?)
アモは目の前で起こった事に驚いて目を見開いた
男が突然、何者かに首を切断された
ドサッ
アモがその人物へ目を向けると渇いた笑いが込み上げてきた
「は、はは、な、何やってんだよ?俺が殺るって言ったじゃねえか…」
「人の事言えるか…お前も殺され掛けてたじゃね…ごはっ!」
その人物が突然口から血を吐き出し咳き込んだ
「大丈夫か!?」
「あ、ああ、肋が何本か折れただけっ!………だ」
一瞬胸を押さえて言葉を止めたが何事も無かったかの様にニコッと微笑んだ
「嬢ちゃん達は大丈夫だったか?」
アリスの方を見たその者はアリウスだ
アリスはコクりと頷きアリウスはそれを見ると頬を緩ませた
「これは少し痛かったなぁ」
突然アリウスの後ろで倒れた死体が喋りだし、警戒した
「俺を1回殺したんだ、名前は教えてやろう。俺の名はゴルス、神に選ばれ、弱き者を滅ぼす力を身に付けた者だ!」
ゴルスの説明よりもアモとアリウスは目の前で溶けて黒い液体と化すゴルスの頭だった物を見ていた
「ど、どうなってんだ?」
「っ!来る!」
ゴルスが右手を金槌に変化させて殴り掛かった所をアモはアリウスを押し退けて掌を地面にぴったりと付け、足を折り曲げて足の裏が、掌と平行になる様に体勢を整えると目を瞑って大きく息を吸い始めた
「今度は何をするんだ!面白い!面白いぞ!」
そして金槌がアモに触れる直前に開眼して手に思いっきり力を込めて足を思いきり伸ばした
ドンッ!
するとゴルスは少しよろめいて2、3歩下がった
「うおっととと、中々やるじゃねえか…今のはなんだ?」
「昔…つっても一年位前に親しかった人間がいたんだ
そいつに教えて貰った…リズムってやつ、バネや呼吸法って奴もそうだ…はは、忘れてた俺が恥ずかしいわ…なんの為に魔王をぶちのめしに行ったんだか…」
アモが天井を見上げて話すとキッとゴルスを睨んだ
「俺、やっぱ勝つよ…
俺は勝つ
ナーラ達に教えて貰ったこの方法で…!」
アモは息を吸い始めた
「ん?何を始めるかと思いきやつまんねぇ…クソつまんねぇ、とっとと殺してやる!」
ゴルスは両手を金槌に変化させてアモに襲い掛かった
アモはそれを左へ軽く地面を蹴って避けると今度は息を吐き出した
「クソっ!クソっ!なんで当たらねぇんだよ!」
何度も何度もゴルスは両手を振り回しているが全くアモに当たる気配が無い
「…4、1、2」
アモが数えながら再び息を吸い出したのを見てゴルスは一端動きを止めて考え始めた
(なんで4秒だけ数えてまた1から数えている?それなら普通に…ああ、そうか、4秒置きに呼吸をしているのか
つまりあいつがさっき言ってた呼吸法とか言うやつか?)
ゴルスはニヤッと笑ってアモを見た
「それが呼吸法とか言うやつなんだろ!だったら俺もそれを真似してやる!」
ドカッ
「チィッ!無駄だって言ってるだろうが!」
突然蹴ってきたアモに向かって怒るがアモは平然として足を深く曲げて目を瞑って拳を構えた
「真似だと?別にしても構わない…今までのは俺が落ち着く為にしていた呼吸法、言わば冷静になる為にしていただけだ」
アモは開眼すると同時に天井へ向かって跳躍した
見事天井へ近付き、そこで宙返りをして天井へ足の裏を着けるとゴルスを睨んだ
「呼吸法其の一
火の呼吸・撃」
アモは脚に思いきり力を込めて息を大きく吸い込んだ
そして天井を蹴ると同時に一気に肺に入った空気を全て吐き出した
「な!さっきよりも動きが…!」
ゴルスが金槌でアモをぶっ飛ばそうとした時には頭を潰されていた
「これは俺がナーラの敵討ちの為に考えた呼吸、力を最大限に引き出す為に考え出した呼吸法だ」
「だが!そんな物じゃ俺は死なない!」
「だろうな」
グサッ!
「な、なんだ?これは…」
「そ…それは…!」
アリウスはいつの間にか自分の手から無くなっていた剣がゴルスの胸に突き刺さって目を見開いた
「これでもまだ死ぬわけには…!」
ゴルスは自分の左胸に刺さった剣を引き抜こうと後ろに手を回した
「そうか…
呼吸法其の二
風の呼吸・絡」
アモは体中の力を抜いて肺の空気を全て吐き出すとフラりとゴルスの膝の裏に軽く足を当てると、背中に手を回した時に少し重心が後ろへ傾いていたのでそのまま倒れそうになるが、ゴルスは倒れまいと膝を軽く曲げて脚に力を入れた
しかしアモはその膝を足場にゴルスの首へ飛び付くと同時に軽く息を吸い始めた
そしてその勢いを殺さずにクルリとアモの体をゴルスの背中まで持っていくとアモの体重も掛かってゴルスは地面へ倒れた
「クソっ!まだっ!まだっ!」
「もう終わりだ」
ゴルスが右手を地面に伸ばすがアモはそれを外側に蹴ってゴルスの行動を防いだ
「クソが!クソが!クソがぁあぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!」
ブスリ…
見事に柄まで突き刺さった剣を見るとアモはそれに手を伸ばした
「まだ死なないって言ったろ!」
突然掴まれた足を引き剥がそうと動かすが更に掴む力が強くなりアモの骨が悲鳴を上げる
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」
アモが目を強く瞑って悲鳴を上げるがゴルスはニヤリと笑う
ボキッ
「ここまで追い詰められたのは初めてだぜ、礼を言う、そしてここまで俺を追い詰めたんだ…苦しま「うわぁぁぁぁぁぁ!」」
グサッ!
突然顔に降り掛かる液体と足に込められる力が無くなった事にアモは戸惑い顔に掛かった液体を拭うと目を開いた
「はあ…はあ…」
アモの目の前にはゴルスの脳天を貫く刀身半ばで折れた刃折れの剣が血を絡ませ、その先からポタポタと血が滴り落ちていくのが見えた
「死んだ…のか?」
アモの声に反応したかの様にゴルスが倒れるとその先に人影が見えた。それは…アリスだった
アリスは震えた手を見詰めて渇いた笑みを溢した
「ごめんな…汚れ…仕ご…とは、はあ、はあ、俺ら…の仕事…だってのに」
「は、はは、べ、別に良いよ…アリウスさんは私を守って怪我をした訳だし…」
アリスが俯いて言うとアリウスは血を吐いた
「だ!大丈夫ですか!?」
「あ、ああ、俺より…アモを見てやってくれ…あいつの足の方が心配だ…」
アリウスがアモを指差すとアリスはコクりと頷いてアモの足を見た
アモの足は脛の所で曲がっていて濃い紫に変色していた
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