未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

文字の大きさ
719 / 2,962
新世代

走・凱編 聞き捨てならない

しおりを挟む
朋群ほうむか、いいですね」

「いいよ、それでいい!」

「私もいいと思う」

シモーヌとあかりひかりが声を上げる。

いや待て! ホントに今パッと頭に浮かんだだけのだぞ!? 正直、自分でも微妙だと思うぞ!? いいのかそれで!?

って、考えてみりゃあかりひかりは、俺以外の人間といったらシモーヌしか知らなかったわけで、そのシモーヌもこの種のネーミングセンスという点では微妙だからな。比較対象がないんだ。

「私もいいと思います……」

ビアンカは視線を逸らしながらそう言った。

って、それ、完全に、

『正直、微妙だと思うけど『異論はありません』と言った以上、いまさらダメだとも言えない』

とか何とか思ってる顔だろ!? くっそう~!

でもまあ、仕方ない。そういうことになったんなら。ここは、惑星<朋群ほうむ>だ。後で文句言われたって知らんからな!?

別に勝手に変えてくれても構わんけど……

取り敢えず仮に朋群ほうむと呼ぶことにする。と言っても、たぶん使わんと思うが。これまで通り『ここ』とか『この惑星』でいくことになるだろうな。

いやマジに他と区別をつける必要がないから名前なんかなくても困らないんだよなあ。



なんてこともありつつ、仲間も増えて俺達の暮らしはますます賑やかになっていった。

今のところは仲間内で決定的に対立することもない。

それが何より助かってる。

ビアンカを伴って集落の建設に精を出すのもスムーズだ。

「私のような人もこれから増える可能性があるんですよね?」

「そうだな。その可能性は十分にありえる」

「となると、あらかじめ建物を作っておいたほうがいいでしょうか?」

彼女の疑問ももっともだ。ただ、今の時点では、

「いや、さすがにそれだと無駄になるかもしれないし、必要になった時には随時ってことでいいと思う。

ただ、ここは集落のシミュレーションにまず使いたいから、クモ人間アラニーズ用の住宅も建てよう」

「シミュレーションですか?」

「ああ、今、開発中の、アリスシリーズとドライツェンシリーズの初期ロットをここの<住人>に見立てて運営を試そうと思ってるんだ」

「なるほど」

「それに、例の不定形生物由来の生き物の中には、人間に対してやけに敵意を抱いてるのがいるんだ。ただそいつらも、人間そのものというよりも<人間の気配>とか<痕跡>とか、とにかく人間を関わりのありそうなものに対しても強い敵意を示すみたいだから、そいつらに対する<防壁>というニュアンスでのダミーの集落のシミュレーションも兼ねてるけどな」

「シモーヌから聞きました。<グンタイ竜グンタイ>、<みずち>、<がく>のことですね?」

「ああ。生きるために戦うことから目を背けるつもりはないが、戦わずに済むならそれに越したことはないと思うからな。

あと、それ以上に、そいつらは倒すごとにより強くなっていってる可能性があるんだ。それが本当だとすると、倒せば倒すほど危険なのが現れるってことになるし」

「……それは、防衛を預かってた身としても聞き捨てならない話ですね」

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨
ファンタジー
普通の高校生として生きていく。その為の手段は問わない。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...