未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

新編 穏やかな表情

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新暦〇〇三四年三月十日



正直、地味で変わり映えしない毎日が続く。興味もない人間がそんなのを見せられたら、確かに苦痛にもなるだろう。でも俺はそんな赤の他人の苦痛よりも、自分の家族の心情を優先する。絵的に派手なイベントでうららの気持ちを強引に切り替えさせようとも思わない。

普通のフィクションならそれで上手くいくんだろうが、現実ではそんなものが上手くいく保証はどこにもない。で、上手くいかなかった時には、

『どうして分かってくれないんだ!?』

とキレるんだろう? はっきり言ってそんなもの、やられた方としては迷惑以外の何物でもないだろうな。自分が望んでもないやり方をされて、『これで立ち直れ!』とか強要されるなんて、意味が分からない。そのデリカシーのなさが不快なんだとなんで分からないのかが分からない。

そうして俺達は、丁寧にうららに接し、ひなたまどかのフォローも丁寧に行った。



その一方、あらたの方はどうしているかと言うと、少し寂しそうにしている時もありつつ、同時に、うららに煩わされることがなくなったのが良かったのか、すごく穏やかな表情をしているのが、あんずやますらおのカメラに捉えられていた。

やっぱり、あらたにとってはうららの気持ちは負担だったんだな。

とは言え、うららのことが嫌いというわけじゃないのも確かだろう。普通なら成長と共に親にじゃれつくのが収まっていくはずが別の意味で滅茶苦茶じゃれつかれるようになって、しかもそれがいつ終わるとも知れないという状態だったことで、さすがに疲れてしまったんだろう。

あくまで子供として仲間としてうららにじゃれつかれている間は、迷惑そうにはしていなかった。うららあらたを雄と見做して気持ちを向けるようになってきてからだ。あらたが戸惑った様子を見せだしたのは。

そう。うららが<子供>だった間は良かったんだ。成長すれば自然と離れていくから。なのに、離れていくどころか熱烈なアピールをするようになったんだもんな。無理もないのか。

俺達の集落で暮らしていた時にも、基本的には自分のことは自分でしていたあらたは、アカトキツユ村に移ってからも、これといってあんずとますらおを煩わせることもなかった。あんずとますらおの家の片隅を自分の寝床にして休み、朝になれば勝手に自分で食事をしに行って、パパニアンが虫除けのために塗り、白い毛を維持するのにも役立っている木の実を塗って手入れをするのも自分でやる。ただそれについては、手が届かない部分については、あんずに手伝ってもらったりもしているが、まあそれくらいはな。

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