186 / 625
6章
173話 虚無タイム2
しおりを挟む
「……この格好で白い粉持ってるとやばくね」
南エリアから戻り、ゼイテの転移地点から自宅に戻って、早速畑に行く訳だが……うん、まあ、この格好で白い粉って言ったらもう薬に見える。別に問題ないんだけど、絵面がアウトすぎじゃね。
バケツの中身をジャガイモ畑にぶちまけまくる、そりゃもう真っ白になるくらいに。
「これ、効果あんのかな」
散々色々とぶちまけておいて、結果これよ。
前にもまいたっけ?機械的に植えては収穫してを繰り返しているからちょっと前にやったことはすっかり忘れてしまうのはしょうがないね、イベントあったり寝込んだりしたし。
「いや、一回だけ撒いたな、余った分のちょびっとだけだったから効果が薄かったって事か」
どれくらい撒いたらいいのかもわからんから何とも言えない。実は本腰入れてファーマーやるのって初めてじゃね?
って言うかそもそも植える前に撒いておくもんじゃなかったっけ、これ?なんだったら消石灰にしなきゃいけないから、水で溶かすとか必要だっけか。
それにしたってなーんも分からない状態って大変だな。農業ギルドに実は肥料が売られますってなったらどうしよう……って思ったけど、単純にマネーパワーでごり押しするだけだったわ。
「やっぱ本職でもないし、やったことない事やるのが大変だが……それを楽しむのがゲームってもんか」
ツナギ着て鍬振るって、石灰撒いて、水撒いて、とりあえず作物が出来ますって感じの行為しかやってないわけで、あとの成果は収穫してみてだな。
ファーマーってとにかく時間が必要になる場合が多いよね、牧場経営のゲームでも高回転の何度も収穫できる作物で稼ぎまくるのが鉄板の攻略方法だし、時間と初期投資を掛けた割にそんなに稼げるって訳でもない場合も多いんだよな。
「今は数で兎に角押してるから収支はプラスにはなってるけど、もうちょっと効率のいい稼ぎとかあるんでねーかな」
ひたすらジャガイモ農家やるのもなあ……いや、まあ、金銭効率はかなりいいんだよ、100Zで苗買って5個分合わせて250Zで売れるから1.5倍になるし、そこまで時間も掛からないから数で攻められるけど、元価格が低いから結局数なんだよなあ。
『そういや、商人系の職ってショップの売値や買値に補正掛かる奴ってないの?』
『聞いた事はないけど、あるんじゃね?』
『しらなーい』
まあ、バトルジャンキーが知らないのは知ってた、トカゲも鍛冶クランで繋がりがあったと思ったけど、そうでもなかった。一番の情報通でもある髭親父は反応なし。
こういう時に限って頼りにならない構成員が多いな、もう。
『うちのクランって情報通がいないなあ……やっぱりWiki見るなりした方が良いんかね』
『次の引き抜きは情報クランの奴でも狙うのか』
『いやー、連中はクランで抱えてる情報とかネットワークの強みだから引き抜いてもねえ……集団で強いからって1人引き抜いても弱いなら意味ないじゃん』
『流石アカメちゃん、無意識ディスりぃ』
そんな事はない、わけではないか。情報クランに関してはとにかく人数で情報網をカバーしているわけで、その人数のうち1人を抜いた所で、そいつがクランの全情報を持っている訳じゃないから、やるなら丸ごとか大量に引き込むしか有効じゃない。
しかもその大人数を私がカバーしきれるのかって言うと……カバーできるけど、管理するのめんどくさいからやりたくない。
それにどれくらいの規模がいるかは知らんし、ゲームWiki立ちあげてやれるくらいには情報網は広くて多いからそのうちの1人抜いた所でって話。
『海岸の砂を1つ掬ったからってそれで全部の砂を手に入れたわけじゃないでそ』
それくらい無駄な事に労力を費やしたくないので、あいつらは金で使うってのが一番正しいって事よ。そういえば舎弟と砂丘は元気かな、しばらくあいつらの顔見てないわ。
『金稼いでギルドレベルあげるのに農作業してるわけだけど、待ちが長いのがなぁ……かといってちょーっとダンジョン行ったり回ったりしたらそれはそれで高回転出来ないし、いちいち戻るの大変だし』
『文句ばっかり言ってないでやったらどうだ』
『まー、そうなんだけどねー……街中巡ってギルド探すわ』
これならそこまで遠出しなくてもいいから、時間を潰すのには最適じゃね?エルスタンで見つけられなかったけど、ゼイテだったらあるかもしれん。
そういう訳でゼイテの街中をトラッカー使いながら足跡と建物を見比べまわる時間。
イベント終ってからあまりにもやることなさすぎじゃね……?二次職やサブ職を取得するって目標もあったけど、レベリングってどこでやりゃいいんだろう。
銃撃でほぼ一撃で倒せるって条件で経験値の美味しい相手が理想なのだが、そんな奴いるんかね。銃格闘と銃剣で立ちまわるのもいいんだが、それだと火力が低い上に自分の耐久力が無さすぎるから戦闘時間が長くなるから、効率が悪い。逆に銃撃だけだと、コスパがくっそ悪い。
やっぱり先にガンナーギルド見つけて銃弾を買えるようになる方が良いってなるんだよなあ……1発1,000Zくらいだったらジャガイモ金策1回で100発くらいは買えるし。
「何かしらのヒントが欲しいけど……まさか二次職解禁しないとギルドも出現して来ないって可能性もあるか?」
おしゃべり忍者の奴がそんな話も軽くしてた覚えがあるな。ってか私以外のガンナーってどういう分布になってるかもわからんのよね。
あのピンク髪はまだ始めたてだったし、最初期に百人程いたのは一度全滅して私だけになって、今またちらほら人口が増えてるわけだけど、二次に到達したのがいるのかな。
現実的にみたら初期職で戦えるものにして、ある程度の地盤を固めて、二次でガンナーを選ぶのが良いんだろうけど……専用スキルとSPの関係があるから二次までスキル無しって厳しいか。
つまり何かしらの影響で初期職で選び直したか、出遅れ組の方が多いってことなら、ある程度の所で銃弾が切れるし、銃の開発できてないなら無理ゲーだよなあ。
「うーぬ、やっぱり先にレベル上げた方がいいんだろうけど、金策もやりたいし農業ギルドのレベルも上げたい……お手伝いNPCみたいなものも欲しい、銃弾の量産もしたい、銃の開発もしたい、アタッチメントの開発もしたい、機械工作もしたい、あー、庭の拡張と地下室の拡張はしなきゃならんし……」
指折り数えながらあれこれ唸り、その間にも足跡見て、建物見て、マップにチェック入れて、メモ帳に書き込んで……マルチタスクにも程があんぞ。
『やっぱり、ちょっと手伝ってくんね?』
『諦めるの早くないか』
『戦闘以外何も出来ないけどぉー?』
『金属木工製品くらいなら出来るけど』
うん、やっぱり頼りになるわ、うちの構成員。
南エリアから戻り、ゼイテの転移地点から自宅に戻って、早速畑に行く訳だが……うん、まあ、この格好で白い粉って言ったらもう薬に見える。別に問題ないんだけど、絵面がアウトすぎじゃね。
バケツの中身をジャガイモ畑にぶちまけまくる、そりゃもう真っ白になるくらいに。
「これ、効果あんのかな」
散々色々とぶちまけておいて、結果これよ。
前にもまいたっけ?機械的に植えては収穫してを繰り返しているからちょっと前にやったことはすっかり忘れてしまうのはしょうがないね、イベントあったり寝込んだりしたし。
「いや、一回だけ撒いたな、余った分のちょびっとだけだったから効果が薄かったって事か」
どれくらい撒いたらいいのかもわからんから何とも言えない。実は本腰入れてファーマーやるのって初めてじゃね?
って言うかそもそも植える前に撒いておくもんじゃなかったっけ、これ?なんだったら消石灰にしなきゃいけないから、水で溶かすとか必要だっけか。
それにしたってなーんも分からない状態って大変だな。農業ギルドに実は肥料が売られますってなったらどうしよう……って思ったけど、単純にマネーパワーでごり押しするだけだったわ。
「やっぱ本職でもないし、やったことない事やるのが大変だが……それを楽しむのがゲームってもんか」
ツナギ着て鍬振るって、石灰撒いて、水撒いて、とりあえず作物が出来ますって感じの行為しかやってないわけで、あとの成果は収穫してみてだな。
ファーマーってとにかく時間が必要になる場合が多いよね、牧場経営のゲームでも高回転の何度も収穫できる作物で稼ぎまくるのが鉄板の攻略方法だし、時間と初期投資を掛けた割にそんなに稼げるって訳でもない場合も多いんだよな。
「今は数で兎に角押してるから収支はプラスにはなってるけど、もうちょっと効率のいい稼ぎとかあるんでねーかな」
ひたすらジャガイモ農家やるのもなあ……いや、まあ、金銭効率はかなりいいんだよ、100Zで苗買って5個分合わせて250Zで売れるから1.5倍になるし、そこまで時間も掛からないから数で攻められるけど、元価格が低いから結局数なんだよなあ。
『そういや、商人系の職ってショップの売値や買値に補正掛かる奴ってないの?』
『聞いた事はないけど、あるんじゃね?』
『しらなーい』
まあ、バトルジャンキーが知らないのは知ってた、トカゲも鍛冶クランで繋がりがあったと思ったけど、そうでもなかった。一番の情報通でもある髭親父は反応なし。
こういう時に限って頼りにならない構成員が多いな、もう。
『うちのクランって情報通がいないなあ……やっぱりWiki見るなりした方が良いんかね』
『次の引き抜きは情報クランの奴でも狙うのか』
『いやー、連中はクランで抱えてる情報とかネットワークの強みだから引き抜いてもねえ……集団で強いからって1人引き抜いても弱いなら意味ないじゃん』
『流石アカメちゃん、無意識ディスりぃ』
そんな事はない、わけではないか。情報クランに関してはとにかく人数で情報網をカバーしているわけで、その人数のうち1人を抜いた所で、そいつがクランの全情報を持っている訳じゃないから、やるなら丸ごとか大量に引き込むしか有効じゃない。
しかもその大人数を私がカバーしきれるのかって言うと……カバーできるけど、管理するのめんどくさいからやりたくない。
それにどれくらいの規模がいるかは知らんし、ゲームWiki立ちあげてやれるくらいには情報網は広くて多いからそのうちの1人抜いた所でって話。
『海岸の砂を1つ掬ったからってそれで全部の砂を手に入れたわけじゃないでそ』
それくらい無駄な事に労力を費やしたくないので、あいつらは金で使うってのが一番正しいって事よ。そういえば舎弟と砂丘は元気かな、しばらくあいつらの顔見てないわ。
『金稼いでギルドレベルあげるのに農作業してるわけだけど、待ちが長いのがなぁ……かといってちょーっとダンジョン行ったり回ったりしたらそれはそれで高回転出来ないし、いちいち戻るの大変だし』
『文句ばっかり言ってないでやったらどうだ』
『まー、そうなんだけどねー……街中巡ってギルド探すわ』
これならそこまで遠出しなくてもいいから、時間を潰すのには最適じゃね?エルスタンで見つけられなかったけど、ゼイテだったらあるかもしれん。
そういう訳でゼイテの街中をトラッカー使いながら足跡と建物を見比べまわる時間。
イベント終ってからあまりにもやることなさすぎじゃね……?二次職やサブ職を取得するって目標もあったけど、レベリングってどこでやりゃいいんだろう。
銃撃でほぼ一撃で倒せるって条件で経験値の美味しい相手が理想なのだが、そんな奴いるんかね。銃格闘と銃剣で立ちまわるのもいいんだが、それだと火力が低い上に自分の耐久力が無さすぎるから戦闘時間が長くなるから、効率が悪い。逆に銃撃だけだと、コスパがくっそ悪い。
やっぱり先にガンナーギルド見つけて銃弾を買えるようになる方が良いってなるんだよなあ……1発1,000Zくらいだったらジャガイモ金策1回で100発くらいは買えるし。
「何かしらのヒントが欲しいけど……まさか二次職解禁しないとギルドも出現して来ないって可能性もあるか?」
おしゃべり忍者の奴がそんな話も軽くしてた覚えがあるな。ってか私以外のガンナーってどういう分布になってるかもわからんのよね。
あのピンク髪はまだ始めたてだったし、最初期に百人程いたのは一度全滅して私だけになって、今またちらほら人口が増えてるわけだけど、二次に到達したのがいるのかな。
現実的にみたら初期職で戦えるものにして、ある程度の地盤を固めて、二次でガンナーを選ぶのが良いんだろうけど……専用スキルとSPの関係があるから二次までスキル無しって厳しいか。
つまり何かしらの影響で初期職で選び直したか、出遅れ組の方が多いってことなら、ある程度の所で銃弾が切れるし、銃の開発できてないなら無理ゲーだよなあ。
「うーぬ、やっぱり先にレベル上げた方がいいんだろうけど、金策もやりたいし農業ギルドのレベルも上げたい……お手伝いNPCみたいなものも欲しい、銃弾の量産もしたい、銃の開発もしたい、アタッチメントの開発もしたい、機械工作もしたい、あー、庭の拡張と地下室の拡張はしなきゃならんし……」
指折り数えながらあれこれ唸り、その間にも足跡見て、建物見て、マップにチェック入れて、メモ帳に書き込んで……マルチタスクにも程があんぞ。
『やっぱり、ちょっと手伝ってくんね?』
『諦めるの早くないか』
『戦闘以外何も出来ないけどぉー?』
『金属木工製品くらいなら出来るけど』
うん、やっぱり頼りになるわ、うちの構成員。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる