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22 ミリア視点1
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あたしは母と2人で生きてきたわ。今まで母は愛人としてディセンダ子爵に囲われて、暮らしはまだ良かったと思う。
でもそれだけ。
近所の人達は良く思わなかったみたい。愛人の子だって私を馬鹿にしていたわ。住んでいるところは平民街でも少し良いところだったけれど、いつも親子揃って顔だけで生活できていいわねって言われていたの。
何が悪いの?
可愛い私に嫉妬しているだけじゃない。可愛いんだからもっと私は評価されてもいいと思うの。子爵だって褒めて髪飾りや洋服を買ってくれたわ。
それだけじゃ足りないの。
だって私も女の子だもん。キラキラ光る宝石だって欲しいし、ふわふわのドレスを着て舞踏会へ参加したいわ。
格好いい男の子からも声を掛けられたいじゃない。街の埃を被ったジャガイモみたいな男に声をかけられてもイライラするだけよ。
伯爵家に引っ越しした時は、念願のお城に住めるんだー! って感動しちゃったの。私は今日からお姫様なの。平民街に住むみんなとは違うんだから。
今まで親子二人で過ごしていたのに突然、母は『ミリア、これから貴女のお父さんになる人よ』と連れてきたのが今のお父様だった。
突然だったから母が何かをしたんじゃないかって思ったけれど、私には関係ないし、良いお家に住んで美味しい食事が出来るんだったら何でも構わないわ。
伯爵様は母さんを正妻にし、連れ子の私をわざわざ養女として正式に邸に迎えたって事は、実の娘のお姉様より、私が優れているってことよね。
やっぱりこの可愛い私は貴族であることが相応しいってこと。
それなのに、それなのに。
伯爵邸に住んでいたソフィアお姉様は本当のお姫様だった。
見た瞬間から住んでいる世界が違うんだって思ったの。お姉様は物語に出てくるような美人でお淑やかで優秀で悪いところなんて一つもない。その上、婚約者もいる。私には無い全ての物を持っていた。
……悔しい。私より上の存在がいるなんて許せない。
私は伯爵家に住むようになって少ししてからのこと。お姉様に会いに来たノア様を一目で好きになったの。お姉様の婚約者だって分かってはいたわ。
母さんは『貴族は政略結婚が多くて愛人を沢山囲うものよ』って言っていた。政略結婚? 愛のない結婚は多いみたいだけど、ノア様とお姉様の愛のない婚約を愛のある私と交代しても平気なんじゃないかな。
可愛い私の方をノア様も愛してくれるわ。
それに、ノア様はいつも私に贈り物をくれるの。指輪やネックレス、花束も。お姉様のいる前で。やっぱり、私はお姉様よりもずっと、ノア様に愛されているんだって思ったの。
母さんはノア様と早く子供を作れって言っていたけれど、中々ノア様と二人きりにならないんだよね。なんでだろう? こんなに愛されているのに。
学院に入学するとやっぱりみんなは優しくしてくれたわ。特に男の子達はみんな私に優しくしてくれるの。嬉しくってつい甘えちゃう。
誰かが言っていたけど、お馬鹿の方が可愛くて守ってあげたくなっちゃうんだって。
あ、でも私、勉強は嫌いだけど、お馬鹿じゃないからなぁ。でも可愛いからみんなが声かけてくれるし、あんまり気にならないかな。
お姉様なんていつもツンケンしてそうで男も寄り付かないし、可哀想よね。ノア様にだって愛されていない。可愛い私が代わりに慰めてあげないとね。
でもなんでか分からないんだけど女の子達はいつも私のことを無視するんだよね。悪口も言ってくるし、ドロドロの女の世界に私は溶け込めない。
私は悪口を言っていないのによ? おかしいわよね。私が可愛いからっていうやっかみなのかも。
私はやっぱり男の子たちと一緒にいる方が合っているわ。
私が二年生に進級した時、お姉様はオリヴェタン侯爵家へ行ってしまった。やっぱり、貴族は爵位が上がる分、モテるし、みんなが褒めてくれるのよね。
今度、お姉様の邸に行ってお願いしてみようかしら?
侯爵って響きもいいしね。愛されない可哀想なお姉様。お姉様って呼ぶなって言っていたけど、可哀想だし私くらいはお姉様って呼んであげないとね。
お姉様が家を出て行ってからは何故かお父様はずっとイライラしている。ノア様も全然お家に来なくなった。お母様も勉強しなさいってずっと言ってくる。
なんで?
ノア様に会いたいよ。
でもそれだけ。
近所の人達は良く思わなかったみたい。愛人の子だって私を馬鹿にしていたわ。住んでいるところは平民街でも少し良いところだったけれど、いつも親子揃って顔だけで生活できていいわねって言われていたの。
何が悪いの?
可愛い私に嫉妬しているだけじゃない。可愛いんだからもっと私は評価されてもいいと思うの。子爵だって褒めて髪飾りや洋服を買ってくれたわ。
それだけじゃ足りないの。
だって私も女の子だもん。キラキラ光る宝石だって欲しいし、ふわふわのドレスを着て舞踏会へ参加したいわ。
格好いい男の子からも声を掛けられたいじゃない。街の埃を被ったジャガイモみたいな男に声をかけられてもイライラするだけよ。
伯爵家に引っ越しした時は、念願のお城に住めるんだー! って感動しちゃったの。私は今日からお姫様なの。平民街に住むみんなとは違うんだから。
今まで親子二人で過ごしていたのに突然、母は『ミリア、これから貴女のお父さんになる人よ』と連れてきたのが今のお父様だった。
突然だったから母が何かをしたんじゃないかって思ったけれど、私には関係ないし、良いお家に住んで美味しい食事が出来るんだったら何でも構わないわ。
伯爵様は母さんを正妻にし、連れ子の私をわざわざ養女として正式に邸に迎えたって事は、実の娘のお姉様より、私が優れているってことよね。
やっぱりこの可愛い私は貴族であることが相応しいってこと。
それなのに、それなのに。
伯爵邸に住んでいたソフィアお姉様は本当のお姫様だった。
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……悔しい。私より上の存在がいるなんて許せない。
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母さんは『貴族は政略結婚が多くて愛人を沢山囲うものよ』って言っていた。政略結婚? 愛のない結婚は多いみたいだけど、ノア様とお姉様の愛のない婚約を愛のある私と交代しても平気なんじゃないかな。
可愛い私の方をノア様も愛してくれるわ。
それに、ノア様はいつも私に贈り物をくれるの。指輪やネックレス、花束も。お姉様のいる前で。やっぱり、私はお姉様よりもずっと、ノア様に愛されているんだって思ったの。
母さんはノア様と早く子供を作れって言っていたけれど、中々ノア様と二人きりにならないんだよね。なんでだろう? こんなに愛されているのに。
学院に入学するとやっぱりみんなは優しくしてくれたわ。特に男の子達はみんな私に優しくしてくれるの。嬉しくってつい甘えちゃう。
誰かが言っていたけど、お馬鹿の方が可愛くて守ってあげたくなっちゃうんだって。
あ、でも私、勉強は嫌いだけど、お馬鹿じゃないからなぁ。でも可愛いからみんなが声かけてくれるし、あんまり気にならないかな。
お姉様なんていつもツンケンしてそうで男も寄り付かないし、可哀想よね。ノア様にだって愛されていない。可愛い私が代わりに慰めてあげないとね。
でもなんでか分からないんだけど女の子達はいつも私のことを無視するんだよね。悪口も言ってくるし、ドロドロの女の世界に私は溶け込めない。
私は悪口を言っていないのによ? おかしいわよね。私が可愛いからっていうやっかみなのかも。
私はやっぱり男の子たちと一緒にいる方が合っているわ。
私が二年生に進級した時、お姉様はオリヴェタン侯爵家へ行ってしまった。やっぱり、貴族は爵位が上がる分、モテるし、みんなが褒めてくれるのよね。
今度、お姉様の邸に行ってお願いしてみようかしら?
侯爵って響きもいいしね。愛されない可哀想なお姉様。お姉様って呼ぶなって言っていたけど、可哀想だし私くらいはお姉様って呼んであげないとね。
お姉様が家を出て行ってからは何故かお父様はずっとイライラしている。ノア様も全然お家に来なくなった。お母様も勉強しなさいってずっと言ってくる。
なんで?
ノア様に会いたいよ。
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