Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜

2nd kanta

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狙われた彼女達

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うむ、何か忘れているような気がする。

「どうした?ロウ」
「なんか、忘れている気がするんだ」
「ああ、防具ではないのか?」
「おー!革の胸当てだったわ!
サンキュー!クリス。じゃ、行こう!」

「14、5人の綺麗どころを連れて、通りを歩くと流石に目立つよな」

「矢島さんを、見る目が親の仇を見るようですね」

「軽く言ってくれるけど、俺だけ睨まれてるからね」

「あった。ここだよ」

「ほう、中々の面構えね」

 Meiちゃんの上から目線は健在のようです。

「あれ?開かないよ」

 アズサがガラス扉の前でピョンピョン飛び跳ねる。

「アズサ、あんたわざとやっているでしょう。自動ドアなんてないのよ」

「ひゅ~!流石ねミカ。貴方にお笑い芸人の称号を譲るわ。アズサと組んで芸人目指しましょう!ウチの社長を紹介するわ
絶対売れるから」

「えー!私嫌だわ!売春斡旋事務所なんでしょ」

「ちげーよ!多分ちゃんとした芸能事務所のはずだ」

「芸能界に入ったら、色んな人が下心満載で寄ってくるんでしょ。その中にヤマタノオロチの蛇君が来たらどうしよう?」

「大丈夫よミカ、蛇ってコイツよ」とアズサはスマホをミカに見せた。

「うひょーー!!キモすぎるーー!!
駄目、私、生理的に受け付けないよ」

「だよねー!私も駄目だわ」

「どうしたメイちゃん?ソイツとは切れてるんだろ?」

「……」

「えっ!切れてないの!」

「あなた、お店の前ですよ。迷惑が掛かりますので中に入りましょう」

「あ、そうですね。君子さん」

「チィース!」元気にアズサが入店する。

 見るからに、この世界の者では無い人間が集団で入ってきたのだ。店主は驚き目を見開いていた。先日のオリビア来店を目の当たりにした後の二度目の衝撃だろう。

「ヤー!店主、先日ぶりですね」

「あなた様は、当店をご贔屓にしていただきありがとうございます」

「今日ね、彼女達に革の胸当てとローブを揃えたくてね」

「はい、お任せください」

「明日も、これくらいの人数連れて来るからよろしく」

「えっ、あ、はい!ありがとうございます」

「みんな採寸手伝ってあげてね」

「「「は~い」」」

「クリス、ブーツはどうなん?」

「もちろん、向こうの方が種類が豊富で機能も充実してると思うわ」

「そっか、じゃ向こうで揃えよう」

 まあ、当然この人数全部が揃うわけではないので、明日の採寸後に注文が確定する。
多分4、5日で仕上げると言っていた。

「それでは店主、明日また来ますのでよろしく」

「お待ちしております。今日はありがとうございました」

俺達が店を出ると、嫌な視線を感じた。

「ほう、これはさっき小便を漏らした奴だな。仕返しにきたか?」

「ロウ、分かるのか?」

「ほら、マップを広げて自分に対しての悪意を意識して、マップに投影すれば……
赤い三角が敵、青が味方、黄色がどちらにでもなり得るってかな」

「ほほう、これは使えるな」

「だろう」

「お兄ちゃん、このグレーは何だろうね」

「あー、それはアズサ、お前をウザく思ってる人達だ」

「えーーっ!私の周りにいっぱいいるよ!」

「矢島さん、それは違いますよ!アズサちゃんが可愛いって思っている人達ですよ」

「そうでしょう!私ビックリしたよ!」

「あー、そうかもな……みんな、次の角左手に曲がってから、アジトに転移だぞ!」

「「「は~い」」」

「俺はちょっと、奴らの真意を確かめてくるから少し遅れるかも、そん時は先に食事を進めてくれ」

「分かった」

物陰に隠れていた者達が動きだした。

「坊ちゃん奴らが出てきました」

「よし、ぬかるなよ!」

「へい!更に腕っぷしの強そうな者も追加で10人集めてみました。手抜かりはありませんぜ!」

チンピラかよ。役にたつのか?

「行くぞ!女は傷つけるなよ!」

「「「へい!」」」

「はぁ~。ただのチンピラじゃねぇか」
「お兄ちゃんどこまでやるの?」
「な、アズサ」
「ロウ、ダンジョンの下層に飛ばしてみようよ!楽しそうだ」
「クリス」
「旦那様、適当に山の中に飛ばしてあげれば喜ばれるかと」
「君子さん達も来たのね」

 俺は角を曲がった瞬間に奴らの背後に飛んで、後ろから様子をうかがっていた。

「それじゃ、こうしよう」

俺は、非常に悪い顔をしていたようだ。

「ん、いいんじゃね」

糞アズサめ!


「おいおい、この先は袋小路だぜお嬢さん」
「うひょー!上玉ばかりだぜ!」
「こりゃいいわ!半分もらっちゃうべ」
「へへ、そうすっぺよ」

「おい!女は全て俺のものだ!」

「へっ!貴族っていっても、三男坊だろ?
なら、平民と同じじゃねぇか?」
「能無しだから冒険者やっているのだろ
従者も子守は大変だよな」

「下郎め!口を慎め!」

従者が、割って入る。

「おー!怖い怖い、俺達を相手にしている間に、坊ちゃんの首を掻っ切るくらいは、簡単だと思わないか?レベルも20もないんだろ?雑魚じゃねぇか!」

「坊ちゃん、あんまり俺を怒らせるなよ」

「ぐっ!……クソッ!」

「なんですか!貴方達は!」

 気丈にも、マネージャーの瑠美子さんがチンピラに立ち向かう。だが、体が震えている。ドラゴン以上の力がありながら、戦闘経験、まして喧嘩もした事がない事務職の彼女にとって、怖いものは怖いのだ。

「おお、胸も大きくて、なかなかのいい女ではないか」

「アニキ、俺がもらってもいいよね」

「お前の働き次第だ」

「ウッホーー!ありがとうよアニキ!」

 ジワジワ追い詰められて、彼女達には後が無い。


「いい、みんな3、2、1、でやるわよ!
その時は、後ろを向いて目をつぶってね」

「へへ、観念したか、よだれが止まらないぜ」
「なっ!お前、ズボンの前が染みてる」
「はえぇな、もう出したのか」
「ちげぇよ!汁だ汁!我慢汁だ!」

「……2、1、今よ!」
「喰らえー!蛆虫どもー!」

 一瞬の内に、真夏の太陽を直視したようなまぶしさで、目を焼かれてしまった。

「ギャーーッ!!目が!目が!」

 チンピラと坊ちゃん達が目を押さえながら地面をジタバタ転げ回っている。

「糞っ!油断したー!」

「みんな帰還するわよ!」

「「「は~い」」」

「後は、俺に任せな」

「「「矢島さん!」」」

「多分、気のせいかもしれないけど、私、矢島さんが、カッコよく見えたわ!」

「私もよ!今夜抱かれてしまうのかな?」

「早く帰って、お風呂に入るわ!」

「マリアさんを探して、ねじ込んで貰うよ」

 ワイワイキャッキャッと彼女達は転移して行った。

さあて、やりますか。







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