5 / 15
トワレ家の現在
しおりを挟む
ミランダは王都に戻り久しぶりにゆっくりとしていた、
疲労困憊でヘロヘロな3人は帰りの馬車で見事に馬車酔いをしてしまい大変だった
どうにか王都に着いて別れ際
「お休み出来る期間はのんびりするわ!」
と、普段元気なサリーナがつぶやいて、カルロスとミランダも大きく同意して頷き別れた。
振り返ってみたら、何を向きになって働きまくっていたのだろう、仕事の内容は選ばないと体を壊してからでは取り返しがつかなくなるわ 幸い、今までの貯金もあるし
手をつけていない親からの財産もある
少し落ちついて、自分を大事にしようと思える機会になった、
もう、いいじゃない 過去の事で傷つき続ける必要はないわ
叔父さまに久しぶりに手紙を書いた
『叔父様お元気ですか?』
内容は挨拶程度の内容だけど、アルカナンの街でサイラス子爵令息から聞いた話しが、気になっていた
宛名はただのミランダ 今のトワレ家の従者が取り継ぐかわからないけどと、思いながら送る
ミランダは叔父に対しては嫌な思い出はない、叔父は物静かな人で、対照的に夫人は賑やかなひとだった
まさか、次の日に返事が来るとは思っていなかったのでミランダは驚いた
『ミランダから手紙を貰いとても嬉しいよ、
一度会って話がしたい トワレ家へ来てくれないか?』
この日は大丈夫か?と日付けも書かれていた
時間もあることだしミランダは久しぶりにトワレ家に行って見ることにした
久しぶりのトワレ家の邸宅は 見事に古びていた 庭も草刈りはされているが
ミランダの記憶にある庭では無かった
「ずいぶんと、変わったのね」
応接室に通されソファに座り待っていると
扉が開いて叔父が入ってきた
「ミランダ久しぶりだね、ああ、義姉さんにそっくりだ 」
「叔父様、ご無沙汰しております お元気でしたか?」
やつれて、年老いた叔父の姿がそこにはあった
「ミランダお前にはすまない事をしたと思っているんだ 両親を亡くしてすぐ君を追い出す事になってしまって」
「いえ、叔父さま 私は薬師学校に行くと決めていたので」
「そうじゃないんだよ、貴族の籍を奪ってしまったことを言っているんだ、貴族のまま薬師になれたのにそうさせなかった」
「私は次男で子爵を継ぐことはないからと、好きなように成長してしまってね、あまりにも無知だったんだ それが今のトワレ家の衰退になってしまった せっかく兄さんが築きあげたものを私が台無しにしてしまった・・」
「叔母さま達は今どうされているのですか?」
叔父には私と同じ歳の娘と2歳下の息子がいる
「もう,とっくに離縁したよ 勘違いした義両親と共にこの国じゃ商売が出来なくなって他国に渡ったときいてるよ 娘と息子も一緒にな 」
「そんな・・じゃあトワレ家は叔父様の代で爵位は終わりに?」
「ああ、遠縁の者も探したが継げる男性はいないんだ」
「ただ、ひとつだけミランダ、君が籍を貴族に戻せば繋がる道はある」
「え?私は女ですよ?しかも離婚したし」
「離婚は問題ない、王家に嫁ぐ訳じゃないから純潔でなくていい!君が貴族籍に戻り、婿をとれば解決するし、子が生まれればまた爵位が続くし、できなければ養子を迎えればいい」
「え、えっと、叔父様が養子を迎えるのではいけないのですか?」
「それも考えたよ? だけどミランダがいるじゃないか、君を差し置いて赤の他人が継ぐのは認められないよ」
「誰に?」
「国王陛下に、認められないんだよ」
「それでは爵位を返すしか・・」
「それは私が死ねば自動的にそうなるよ、
勝手な事を言っていることは百も承知だ
考えてくれないか、領地は随分と縮小してしまったが、兄さんが力を入れていた領地はまだあるんだよ」
「父が力を入れていた領地?」
「薬草が豊富に取れる ナナルの村の領地だよ 兄からは君が薬師を目指すきっかけになった領地だときいているよ」
「ああ、あの村ね ええ、そう1度しかいっていないけど、薬草が豊富で薬師の人が薬にするのを見て魔法見たいと思ったのよ
私も叔父様と同じね、自分は爵位は継げないからと一部の事しか見ていなかったわ
あそこに住む人達を守る事なんて、考えた事はなかったわ」
「仕方ないさ、女性は爵位は継げないからね、国の管理下に置かれても悪くはならないと思うが、ミランダ、君が薬師ならあの土地は手放さない方がいいと思う、考えてくれないか?」
「父が大切にしていた土地なのね?」
「ああ、そうだ」
「ふふ、私今仕事がひと段落して時間があるの、ナナルの村に行って見ようかしら?」
「そうか! それはいい、私も行くぞ
すぐに用意しよう」
叔父とはこんなに話すのは初めてで、驚いたけど、ナナルの村に興味はあったので行って見ることにした
疲労困憊でヘロヘロな3人は帰りの馬車で見事に馬車酔いをしてしまい大変だった
どうにか王都に着いて別れ際
「お休み出来る期間はのんびりするわ!」
と、普段元気なサリーナがつぶやいて、カルロスとミランダも大きく同意して頷き別れた。
振り返ってみたら、何を向きになって働きまくっていたのだろう、仕事の内容は選ばないと体を壊してからでは取り返しがつかなくなるわ 幸い、今までの貯金もあるし
手をつけていない親からの財産もある
少し落ちついて、自分を大事にしようと思える機会になった、
もう、いいじゃない 過去の事で傷つき続ける必要はないわ
叔父さまに久しぶりに手紙を書いた
『叔父様お元気ですか?』
内容は挨拶程度の内容だけど、アルカナンの街でサイラス子爵令息から聞いた話しが、気になっていた
宛名はただのミランダ 今のトワレ家の従者が取り継ぐかわからないけどと、思いながら送る
ミランダは叔父に対しては嫌な思い出はない、叔父は物静かな人で、対照的に夫人は賑やかなひとだった
まさか、次の日に返事が来るとは思っていなかったのでミランダは驚いた
『ミランダから手紙を貰いとても嬉しいよ、
一度会って話がしたい トワレ家へ来てくれないか?』
この日は大丈夫か?と日付けも書かれていた
時間もあることだしミランダは久しぶりにトワレ家に行って見ることにした
久しぶりのトワレ家の邸宅は 見事に古びていた 庭も草刈りはされているが
ミランダの記憶にある庭では無かった
「ずいぶんと、変わったのね」
応接室に通されソファに座り待っていると
扉が開いて叔父が入ってきた
「ミランダ久しぶりだね、ああ、義姉さんにそっくりだ 」
「叔父様、ご無沙汰しております お元気でしたか?」
やつれて、年老いた叔父の姿がそこにはあった
「ミランダお前にはすまない事をしたと思っているんだ 両親を亡くしてすぐ君を追い出す事になってしまって」
「いえ、叔父さま 私は薬師学校に行くと決めていたので」
「そうじゃないんだよ、貴族の籍を奪ってしまったことを言っているんだ、貴族のまま薬師になれたのにそうさせなかった」
「私は次男で子爵を継ぐことはないからと、好きなように成長してしまってね、あまりにも無知だったんだ それが今のトワレ家の衰退になってしまった せっかく兄さんが築きあげたものを私が台無しにしてしまった・・」
「叔母さま達は今どうされているのですか?」
叔父には私と同じ歳の娘と2歳下の息子がいる
「もう,とっくに離縁したよ 勘違いした義両親と共にこの国じゃ商売が出来なくなって他国に渡ったときいてるよ 娘と息子も一緒にな 」
「そんな・・じゃあトワレ家は叔父様の代で爵位は終わりに?」
「ああ、遠縁の者も探したが継げる男性はいないんだ」
「ただ、ひとつだけミランダ、君が籍を貴族に戻せば繋がる道はある」
「え?私は女ですよ?しかも離婚したし」
「離婚は問題ない、王家に嫁ぐ訳じゃないから純潔でなくていい!君が貴族籍に戻り、婿をとれば解決するし、子が生まれればまた爵位が続くし、できなければ養子を迎えればいい」
「え、えっと、叔父様が養子を迎えるのではいけないのですか?」
「それも考えたよ? だけどミランダがいるじゃないか、君を差し置いて赤の他人が継ぐのは認められないよ」
「誰に?」
「国王陛下に、認められないんだよ」
「それでは爵位を返すしか・・」
「それは私が死ねば自動的にそうなるよ、
勝手な事を言っていることは百も承知だ
考えてくれないか、領地は随分と縮小してしまったが、兄さんが力を入れていた領地はまだあるんだよ」
「父が力を入れていた領地?」
「薬草が豊富に取れる ナナルの村の領地だよ 兄からは君が薬師を目指すきっかけになった領地だときいているよ」
「ああ、あの村ね ええ、そう1度しかいっていないけど、薬草が豊富で薬師の人が薬にするのを見て魔法見たいと思ったのよ
私も叔父様と同じね、自分は爵位は継げないからと一部の事しか見ていなかったわ
あそこに住む人達を守る事なんて、考えた事はなかったわ」
「仕方ないさ、女性は爵位は継げないからね、国の管理下に置かれても悪くはならないと思うが、ミランダ、君が薬師ならあの土地は手放さない方がいいと思う、考えてくれないか?」
「父が大切にしていた土地なのね?」
「ああ、そうだ」
「ふふ、私今仕事がひと段落して時間があるの、ナナルの村に行って見ようかしら?」
「そうか! それはいい、私も行くぞ
すぐに用意しよう」
叔父とはこんなに話すのは初めてで、驚いたけど、ナナルの村に興味はあったので行って見ることにした
57
あなたにおすすめの小説
あなたのことを忘れない日はなかった。
仏白目
恋愛
ノウス子爵家には2人の娘がいる
しっかり者の20歳の長女サエラが入婿をとり子爵家を継いだ、
相手はトーリー伯爵家の三男、ウィルテル20歳 学園では同級生だつた とはいえ恋愛結婚ではなく、立派な政略結婚お互いに恋心はまだ存在していないが、お互いに夫婦として仲良くやって行けると思っていた。 結婚するまでは・・・
ノウス子爵家で一緒に生活する様になると
ウィルテルはサエラの妹のリリアンに気があるようで・・・
*作者ご都合主義の世界観でのフィクションでございます。
こちらからお断りです
仏白目
恋愛
我が家は借金だらけの子爵家
ある日侯爵家から秘密裏に契約結婚が持ちかけられた、嫡男との結婚 受けて貰えるなら子爵家を支援するが?という話
子爵家には年頃の娘が3人いる 貧乏子爵家に縁を求めてくる者はなく、まだ誰も婚約者はいない、侯爵家はその中の一番若い末娘を求めていた、
両親はその話に飛びついた,これで自分たちの暮らしも楽になる、何も無い子爵家だったが娘がこんな時に役に立ってくれるなんて,と大喜び
送り出され娘はドナドナな気分である
「一体何をされるんだろう・・・」
*作者ご都合主義の世界観でのフィクションです。
泣きたいくらい幸せよ
仏白目
恋愛
アーリング王国の第一王女リディアは、幼い頃に国と国の繋がりの為に、シュバルツ王国のアインリヒ王太子と婚約者になった
お互い絵姿しか見た事がない関係、婚約者同士の手紙のやり取りも季節の挨拶程度、シュバルツ王国側から送られて来る手紙やプレゼントは代理の者がいるのだろう それはアーリング王国側もそうであったからだ
2年前にシュバルツ王国の国王は崩御して、アインリヒが国王になった
現在、リディア王女は15歳になったが、婚約者からの結婚の打診が無い
父のアーリング国王がシュバルツ王国にそろそろ進めないかと、持ちかけたがツレない返事が返ってきた
シュバルツ王国との縁を作りたいアーリング国王はリディアの美しさを武器に籠絡して来いと王命をだす。
『一度でも会えば私の虜になるはず!』と自信満々なリディア王女はシュバルツ王国に向かう事になった、私の美しさを引き立てる妹チェルシーを連れて・・・
*作者ご都合主義の世界観でのフィクションです。
**アインリヒsideも少しずつ書いてます
私と幼馴染と十年間の婚約者
川村 あかり
恋愛
公爵令嬢ロゼリアは、王子アルベルトとの婚約を結んでいるが、彼の心は無自覚に幼馴染のミナに奪われていた。ミナの魔法【魅了】が無意識に周りの男性を狂わせ、アルベルトもその例外ではない。
それぞれが生まれつき得意な魔法があり、ロゼリアは見たものや聞いたものを完璧に記録できる【記録・再生】の魔法を持ち、二人の関係に耐えきれず胃の痛みに悩む日々。そんな中、彼女の唯一の理解者の冷静沈着なキースや毒舌のマリーが心の支えとなる。
アルベルトの側近であるガストンは、魔法【増幅】で騒動を盛り上げる一方、ミナの友人リリィは【幻影】の魔法を使ってロゼリアを貶めようと画策する。
婚約者と幼馴染の行動に振り回されるロゼリア。魔法が絡んだ恋愛模様の中で、彼女は本当の愛を見つけられるのか?
不機嫌な侯爵様に、その献身は届かない
翠月 瑠々奈
恋愛
サルコベリア侯爵夫人は、夫の言動に違和感を覚え始める。
始めは夜会での振る舞いからだった。
それがさらに明らかになっていく。
機嫌が悪ければ、それを周りに隠さず察して動いてもらおうとし、愚痴を言ったら同調してもらおうとするのは、まるで子どものよう。
おまけに自分より格下だと思えば強気に出る。
そんな夫から、とある仕事を押し付けられたところ──?
平民の方が好きと言われた私は、あなたを愛することをやめました
天宮有
恋愛
公爵令嬢の私ルーナは、婚約者ラドン王子に「お前より平民の方が好きだ」と言われてしまう。
平民を新しい婚約者にするため、ラドン王子は私から婚約破棄を言い渡して欲しいようだ。
家族もラドン王子の酷さから納得して、言うとおり私の方から婚約を破棄した。
愛することをやめた結果、ラドン王子は後悔することとなる。
【完結】うちの悪役令嬢はヒロインよりも愛らしい
らんか
恋愛
前世の記憶を思い出した今なら分かる。
ヒロインだからって、簡単に王子様を手に入れていいの?
婚約者である悪役令嬢は、幼い頃から王子妃になる為に、厳しい淑女教育を受けて、頑張ってきたのに。
そりゃ、高圧的な態度を取る悪役令嬢も悪いけど、断罪するほどの事はしていないでしょ。
しかも、孤独な悪役令嬢である彼女を誰も助けようとしない。
だから私は悪役令嬢の味方なると決めた。
ゲームのあらすじ無視ちゃいますが、問題ないよね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる