あの素晴らしい愛をもう一度

仏白目

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レベッカは王都の娼館にいた あてがわれた部屋にキアラを残して
店にでている

結局ベンは帰ってこなかった、王都で付き合っていた何股目かの女に刺されて死んだ

その後ハッキリした事は、
クソみたいな男だったと言う事と、金ヅルと思っていたのに当てが外れて
お荷物のキアラが残っただけだった

てっとり早く稼げる王都の娼館に子供を抱えて行くと、邪険にされるかと思ったけど

 赤ん坊を連れている事で大変だったねと、周りが優しくしてくれた

レベッカの顔だちは可愛いらしく庇護欲をそそるタイプで、要するに
男受けが良さそうなのだ、店主も快く雇ってくれた すぐに売れっ子になった

働き出して2年になる頃 上客の1人が
男爵だと分かるとレベッカは、ターゲットを決めた
貴方だけの女になりたいと、言い寄り涙をみせると
あっという間にレベッカの虜になった
男爵の愛人の座を掴んだが、そうなると
キアラが邪魔になった 店の者は子持ちと知っているが、客に知られる訳にはいかない、何かの時の為にキアラにもママとは呼ばせていない




天気のいい日、レベッカはキアラを散歩に連れて行く、こうして散歩に連れて歩くのは初めてで
キアラは何もかもが珍しくキョロキョロしている 
露店の前で可愛いクマのぬいぐるみを見つけたキアラは立ち止まったまま動かない、
仕方なくレベッカは小さなクマのぬいぐるみを買ってやった 
「はい、可愛いお嬢さんクマちゃんだよ」
店主から受け取ったキアラは満面の笑みで

「クマたん!チアラの? うれちぃ」
と頬ずりをしている

「ほら、行くよ!」

「あーい、ベッカありあとー」

とてとてと、レベッカの後をついて歩き
教会の前まで来たときに

「キアラちょっと階段の所に座って待ってて、あたし忘れ物したから取ってくるよ! いいかい?動かないで待ってるんだよ」

「あいっ!」

キアラが教会の階段に座るとレベッカは早足で来た道を戻っていった







キアラがレベッカを見たのはそれが最後だった

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