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第六話 失望
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気まぐれにやってきて、気まぐれに僕とお話してくださったユリウスさまのことです。
また来ると言ってもただのあいさつ代わりの社交辞令だと真に受けていませんでしたが……ふたを開けてみれば、ユリウスさまは本当に次の日もいらっしゃいました。
そして、なんのことはない雑談をして、「また明日」と言って、行ってしまわれるのです。
王族の御方の「明日も来る」というお言葉があるからには、王権の剣たるイェントの人間として、お迎えしないわけにはいきません。
不定期のリフレッシュルーティンであったはずの習慣は、あれよあれよと日課になりました。
当初は振り回されてばかりの僕でしたが、これが二カ月も続けば、戸惑うようなこともなくなり、今ではむしろ、ユリウスさまとお話する数分間が、密かな楽しみになっています。
何せ、人目を気にせず、おにいさまのお話を出来るのは、ユリウスさまだけなのです。
ユリウスさまが教えてくださるおにいさまの普段のご様子は、僕にとっては垂涎の情報でした。
「いやぁ、本当、参っちゃうね。ボク、これでも真剣に婿に貰ってくれる女の子探してるんだけどさ、アウレールと一緒にいると女の子の視線全部そっちに行くわけ。まあボクもアウレールが目の前にいるとアウレールの顔面にしか目がいかないんだけど」
「ああ、それは……もう、殿下がおにいさまに婿入りするしかないのでは?」
「それ親衛隊の一部の子にもよく言われる~! やだよイェントに婿入りなんか。イェント騎士団と書いて地獄にご案内じゃん」
「大丈夫ですよ! イェントの騎士の皆さんはどなたも優しくて、僕が転びそうになったら、ありったけのフカフカなものでくるんでココアとかくださいます」
「テクニカルな自虐やめて、結構いたたまれないから」
「備品を運ぼうとしたら、手伝いますと言ってくださって、僕ごと抱えてくださるくらい温かみのある騎士団ですよ」
「ああ……真綿で首絞められてる時の人間ってそう言う顔するんだねぇ」
「僕ってイェントの何なのでしょうね」
「リエは頑張ってるよ……」
ユリウスさまと話していると、いつの間にか、僕は繕わない自分にさせられています。
ユリウスさまになら、他には誰にも言えないような本音を打ち明けることができました。
今ではユリウスさまは僕の置かれた現状を誰より分かってくださって、どうしようもないような悩みもふんわりと軽く受け流してくださいます。
そこはかとなく、目の前の全てのことを真に受けずに、飄々と生きていらっしゃる。そんなユリウスさまの態度が、今は何より心地が良いのでした。
「こんな僕がイェントの当主になって、何かいいことがあるのでしょうか」
「なってみないとわかんないんじゃない?」
「おにいさまがいるから、僕が当主になっても大丈夫なんて……そんなの、僕が当主になる意味がないのと同じです」
「それはまあ、ね……イェントって家門が家門だからね……リエの言いたいことは分かる」
「きっと、お父様は、僕を強引にでも当主にしなければ、僕は他の何者にもなれないとお思いなんです。確かに、イェントの役には立てないかもしれない、でも、探せば他に、なにか、世の中の役に立つ方法があるかもしれないじゃないですか……」
「いやぁ……イェント公爵が息子可愛さで王権の剣を鈍らせるようなことはしないよぉ、あのおっかない人に限って、ねぇ」
まあ、知らないけどさ……ユリウスさまが核心に迫るような意味深なことを言うときに、必ず付く言葉です。
ちゃらんぽらんな軽薄王子だと、彼の受ける評価は世間的にそう高いものではありませんが、やはり、ユリウスさまは、そういうフリがお上手なだけで、おにいさまのように特別な人間なのだろうと思います。
視座が違うからこそ、ユリウスさまはものぐさを装うのでしょう。すべてを俯瞰して見ているから、僕には見えない何かが分かるのです。超然的な御方です。
「まあ、あんなおっかない人も、人生に一度くらいはうっかりすることもあるんだなって思うよ。まさか、拾った捨て猫が荒獅子に化けるとは思わなかったんじゃない」
「荒獅子って、もしかして、おにいさまのことですか」
途端に、ユリウスさまはピタリと無言になり、ややあって、フフンと意味ありげに笑い、肩を竦めました。
どうしたことかと横を見上げていれば、ユリウスさまは突如として立ち上がり、また明日、と言い残して走り去っていきました。
いつになく、どこか焦った様子のユリウスさまでした。しかし、あの御方がよく分からないのは今に始まったことではありません。彼の脳内は高度すぎるあまり、余人にはそう簡単に理解できるものではないのです。
僕もそろそろ教室へ戻ろうかと、背伸びがてらベンチの背もたれに寄りかかって、少し仰け反りながら考えたところでした。
ザッと砂を踏みしめる足音が間近から聞こえてきました。背伸びをした拍子に目を閉じたままだったので、良く聞こえたのです。
こんな場所にわざわざやってくるのはユリウスさまくらいしかいらっしゃいませんから、何か忘れものでもしてしまったのだろうかと、そのままの体勢で目を開けました。
「……っ」
そして、ただちに姿勢を正し、俯きました。ただでさえ冷たげな無表情をしていらっしゃるおにいさまが、凍り付くような威圧感を纏って、僕の前に立っていたのです。
「第四王子殿下と、一体、何のお話を?」
「た、他愛もない、ことです……わざわざ、関心を割いていただくようなことでは」
「何か、俺には言えないような話ですか」
「それは……」
「あの方の話には耳を傾けない方がいい。色恋にうつつを抜かし、生徒会の一員でありながら、率先して学内の風紀を乱しているような感心しない人だ」
「僕には、とてもそんな方には見えません……殿下がお話してくださるのは、いつも……」
おにいさまのこと。本当は、学院に来て、この目でずっと見ていたかった、おにいさまのお姿のことを、殿下は教えてくださるのです。
時に憎まれ口のようなことを仰ることもありますが、その後ろには、おにいさまへの親愛が確かにあって――。
ほかの誰からおにいさまの称賛を聞くよりも、殿下からお聞かせいただくおにいさまのお話が、僕の心を満たしてやみません。
「あなたは、こんな場所で、限りある時間を浪費するために、わざわざ学院に来たのか……俺の気も知らないで」
ガツンと、頭を殴られたような心地がしました。そして、じわじわと、血の気が引いていきました。
苦しい。上手く、息ができません。おにいさまに少しでも近づきたい、そんな思いで、ようやくこぎ着けた学院入学。でも、そんなの、おにいさまにとっては、ただの遊び感覚でしかないはずです。
目的意識の重みが違いすぎる。おにいさまの学院入学は義務でした。イェント公爵の後継として、国内の最高学府にて優秀な成績をおさめて卒業するのは、必要最低限の要件です。
そのために、少しも時間を無駄には出来なかった。今もなお、そんな予断を許さない生活を送っているに違いありません。
それなのに、学院にようやく補欠合格して、入学してからも、周囲のサポートがなければ落第すら有り得たような僕が、そんなおにいさまの立場を脅かしているのです。
「申し訳ありません……」
「……どうか、公爵閣下のご期待に背くようなことをなさいませんよう」
では、とすげなく踵を返し、おにいさまの背中はあっという間に見えなくなってしまいました。
あえて、お父様のことを、義父上ではなく、公爵閣下と呼んだ意味。
言外に、僕のことなど弟とは思わないと、そういう意志表明だったに違いないでしょう。あろうことか、お父様からの期待なんて……そんなもの、ありはしません。
おにいさまほど、お父様からの期待を受けた方は、当代のイェントにはいないのです。僕が次期当主に据えられたのは、期待されていたからでは断じてありません。
痛烈な皮肉です。おにいさまの抱く大きな失望が、深く根付いたような言葉。いつまでも耳に反響して、首を絞められているような苦しさに襲われました。
「けほっ、ゴホ……ッ」
ゾワ、と鳥肌が立ちました。発作を思い出すような心臓の痛み。胸元を押さえ、込み上げる全身の震えをどうにか押さえつけて、深呼吸をしました。
まるで、しがみ付いた断崖の中腹で、命綱を断ち切られたような、途方もない絶望でした。
また来ると言ってもただのあいさつ代わりの社交辞令だと真に受けていませんでしたが……ふたを開けてみれば、ユリウスさまは本当に次の日もいらっしゃいました。
そして、なんのことはない雑談をして、「また明日」と言って、行ってしまわれるのです。
王族の御方の「明日も来る」というお言葉があるからには、王権の剣たるイェントの人間として、お迎えしないわけにはいきません。
不定期のリフレッシュルーティンであったはずの習慣は、あれよあれよと日課になりました。
当初は振り回されてばかりの僕でしたが、これが二カ月も続けば、戸惑うようなこともなくなり、今ではむしろ、ユリウスさまとお話する数分間が、密かな楽しみになっています。
何せ、人目を気にせず、おにいさまのお話を出来るのは、ユリウスさまだけなのです。
ユリウスさまが教えてくださるおにいさまの普段のご様子は、僕にとっては垂涎の情報でした。
「いやぁ、本当、参っちゃうね。ボク、これでも真剣に婿に貰ってくれる女の子探してるんだけどさ、アウレールと一緒にいると女の子の視線全部そっちに行くわけ。まあボクもアウレールが目の前にいるとアウレールの顔面にしか目がいかないんだけど」
「ああ、それは……もう、殿下がおにいさまに婿入りするしかないのでは?」
「それ親衛隊の一部の子にもよく言われる~! やだよイェントに婿入りなんか。イェント騎士団と書いて地獄にご案内じゃん」
「大丈夫ですよ! イェントの騎士の皆さんはどなたも優しくて、僕が転びそうになったら、ありったけのフカフカなものでくるんでココアとかくださいます」
「テクニカルな自虐やめて、結構いたたまれないから」
「備品を運ぼうとしたら、手伝いますと言ってくださって、僕ごと抱えてくださるくらい温かみのある騎士団ですよ」
「ああ……真綿で首絞められてる時の人間ってそう言う顔するんだねぇ」
「僕ってイェントの何なのでしょうね」
「リエは頑張ってるよ……」
ユリウスさまと話していると、いつの間にか、僕は繕わない自分にさせられています。
ユリウスさまになら、他には誰にも言えないような本音を打ち明けることができました。
今ではユリウスさまは僕の置かれた現状を誰より分かってくださって、どうしようもないような悩みもふんわりと軽く受け流してくださいます。
そこはかとなく、目の前の全てのことを真に受けずに、飄々と生きていらっしゃる。そんなユリウスさまの態度が、今は何より心地が良いのでした。
「こんな僕がイェントの当主になって、何かいいことがあるのでしょうか」
「なってみないとわかんないんじゃない?」
「おにいさまがいるから、僕が当主になっても大丈夫なんて……そんなの、僕が当主になる意味がないのと同じです」
「それはまあ、ね……イェントって家門が家門だからね……リエの言いたいことは分かる」
「きっと、お父様は、僕を強引にでも当主にしなければ、僕は他の何者にもなれないとお思いなんです。確かに、イェントの役には立てないかもしれない、でも、探せば他に、なにか、世の中の役に立つ方法があるかもしれないじゃないですか……」
「いやぁ……イェント公爵が息子可愛さで王権の剣を鈍らせるようなことはしないよぉ、あのおっかない人に限って、ねぇ」
まあ、知らないけどさ……ユリウスさまが核心に迫るような意味深なことを言うときに、必ず付く言葉です。
ちゃらんぽらんな軽薄王子だと、彼の受ける評価は世間的にそう高いものではありませんが、やはり、ユリウスさまは、そういうフリがお上手なだけで、おにいさまのように特別な人間なのだろうと思います。
視座が違うからこそ、ユリウスさまはものぐさを装うのでしょう。すべてを俯瞰して見ているから、僕には見えない何かが分かるのです。超然的な御方です。
「まあ、あんなおっかない人も、人生に一度くらいはうっかりすることもあるんだなって思うよ。まさか、拾った捨て猫が荒獅子に化けるとは思わなかったんじゃない」
「荒獅子って、もしかして、おにいさまのことですか」
途端に、ユリウスさまはピタリと無言になり、ややあって、フフンと意味ありげに笑い、肩を竦めました。
どうしたことかと横を見上げていれば、ユリウスさまは突如として立ち上がり、また明日、と言い残して走り去っていきました。
いつになく、どこか焦った様子のユリウスさまでした。しかし、あの御方がよく分からないのは今に始まったことではありません。彼の脳内は高度すぎるあまり、余人にはそう簡単に理解できるものではないのです。
僕もそろそろ教室へ戻ろうかと、背伸びがてらベンチの背もたれに寄りかかって、少し仰け反りながら考えたところでした。
ザッと砂を踏みしめる足音が間近から聞こえてきました。背伸びをした拍子に目を閉じたままだったので、良く聞こえたのです。
こんな場所にわざわざやってくるのはユリウスさまくらいしかいらっしゃいませんから、何か忘れものでもしてしまったのだろうかと、そのままの体勢で目を開けました。
「……っ」
そして、ただちに姿勢を正し、俯きました。ただでさえ冷たげな無表情をしていらっしゃるおにいさまが、凍り付くような威圧感を纏って、僕の前に立っていたのです。
「第四王子殿下と、一体、何のお話を?」
「た、他愛もない、ことです……わざわざ、関心を割いていただくようなことでは」
「何か、俺には言えないような話ですか」
「それは……」
「あの方の話には耳を傾けない方がいい。色恋にうつつを抜かし、生徒会の一員でありながら、率先して学内の風紀を乱しているような感心しない人だ」
「僕には、とてもそんな方には見えません……殿下がお話してくださるのは、いつも……」
おにいさまのこと。本当は、学院に来て、この目でずっと見ていたかった、おにいさまのお姿のことを、殿下は教えてくださるのです。
時に憎まれ口のようなことを仰ることもありますが、その後ろには、おにいさまへの親愛が確かにあって――。
ほかの誰からおにいさまの称賛を聞くよりも、殿下からお聞かせいただくおにいさまのお話が、僕の心を満たしてやみません。
「あなたは、こんな場所で、限りある時間を浪費するために、わざわざ学院に来たのか……俺の気も知らないで」
ガツンと、頭を殴られたような心地がしました。そして、じわじわと、血の気が引いていきました。
苦しい。上手く、息ができません。おにいさまに少しでも近づきたい、そんな思いで、ようやくこぎ着けた学院入学。でも、そんなの、おにいさまにとっては、ただの遊び感覚でしかないはずです。
目的意識の重みが違いすぎる。おにいさまの学院入学は義務でした。イェント公爵の後継として、国内の最高学府にて優秀な成績をおさめて卒業するのは、必要最低限の要件です。
そのために、少しも時間を無駄には出来なかった。今もなお、そんな予断を許さない生活を送っているに違いありません。
それなのに、学院にようやく補欠合格して、入学してからも、周囲のサポートがなければ落第すら有り得たような僕が、そんなおにいさまの立場を脅かしているのです。
「申し訳ありません……」
「……どうか、公爵閣下のご期待に背くようなことをなさいませんよう」
では、とすげなく踵を返し、おにいさまの背中はあっという間に見えなくなってしまいました。
あえて、お父様のことを、義父上ではなく、公爵閣下と呼んだ意味。
言外に、僕のことなど弟とは思わないと、そういう意志表明だったに違いないでしょう。あろうことか、お父様からの期待なんて……そんなもの、ありはしません。
おにいさまほど、お父様からの期待を受けた方は、当代のイェントにはいないのです。僕が次期当主に据えられたのは、期待されていたからでは断じてありません。
痛烈な皮肉です。おにいさまの抱く大きな失望が、深く根付いたような言葉。いつまでも耳に反響して、首を絞められているような苦しさに襲われました。
「けほっ、ゴホ……ッ」
ゾワ、と鳥肌が立ちました。発作を思い出すような心臓の痛み。胸元を押さえ、込み上げる全身の震えをどうにか押さえつけて、深呼吸をしました。
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