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しおりを挟む夜空の下のテラスで、レイラの背後に立ち、アーロンに胸を揉み扱かれている。
薄いナイトドレスを着るレイラには、この刺激がもどかしいやらせつないやらで、下腹部がキュン、と疼いた。
「駄目ぇ………部屋へ……」
「誰も見ていない………見ているなら夜空に浮かぶ星ぐらいか?………君が声を我慢すれば誰も来ない」
背後に当たるアーロンの杭。
もうそれは硬く、レイラが求めても直ぐに与えられる程になっていた。
だから、部屋でとレイラは望んだが、アーロンは部屋へ行こうとしてくれない。
しかも、ナイトドレスの中に手を差し込み、揉み込む手もあった。
片手はナイトドレスの上、片手はナイトドレスの中。
触られる指使いも変えられ、何方も強さが違う。
そんなに器用にされたら、レイラもアーロンを求めてしまい我慢等出来よう筈がない。
「アーロン………様ぁ………」
「…………そんな、可愛く色香を俺に見せると、ベッドに連れて行かずに、この場で貪られても文句は受け付けないぞ?」
レイラはアーロンを求め、トロンとした顔へと変わっていた。
結婚してまだ3ヶ月だ。
会える時は常にアーロンがレイラの傍で、レイラに色香で誘う様に、スキンシップをされて、レイラから強請らせる様に意地悪く、アーロンは頃合いを見ては止める。
閨でも、絶頂を我慢させてから、絶頂続きをレイラに与えるので、レイラはその身体へと変貌されていた。
今も胸だけで、絶頂を迎える様に、胸以外は触っては来ない。
「…………此処で…は……嫌………」
「ならば我慢だな………俺は此処でレイラの胸を可愛がりたい………」
「さ、触って欲しい………ん………です………」
「おやおや………腰を俺のに当てて、堪え性が無いな………可愛く擦って悪い妻だ………」
「っ!」
いつの間にか腰も捩り、アーロンの杭を刺激していたレイラ。
「欲しかったら、尻を突き出して見せてごらん」
「こ、此処じゃ…………」
「欲しい物は後でベッドの上………同意してない事は出来ない」
強請る事はお互いに違う。
レイラは部屋へ戻りたい。
アーロンはテラスでレイラと星をまだ眺めたい。
アーロンの杭はその気であるのと、レイラを愛撫する手は止みそうになく、途中で終わってくれる気配さえ無かった。
「レイラ…………柵をしっかり掴んでろよ」
「っひゃっぁぁぁ………」
「そんな声を出したら、人が来る…………」
ナイトドレスの裾を腰迄上げてしまったアーロンは、胸だけで感じていたレイラの秘部へ指を挿し込んだ。
ヌルっとした粘液は既にレイラから溢れ、アーロンの指は、乾いた場所に塗り拡げていく。
「アーロン………様ぁ………」
「……………そんな蕩けた顔で俺を見上げず、星を見たら如何だ?」
「っ!…………い、意地悪です………」
膣内には指を入れてくれず、溢れる蜜をレイラ自身にどれだけ濡れているかを教えていて、もどかしさが増していった。
「俺を望むなら、奥迄可愛がるぞ?」
「っ!……………部屋……で………」
「夜空に見せ付けてやりたいな………可愛い妻を………」
「ッああっ………な、中………さ、触って………下さい……」
「……………っ!………良い子だ………」
レイラの頭上で、アーロンの喉が鳴る。
新婚で、可愛い妻のお強請りには逆らえないアーロンは、直ぐにレイラの膣内に指を最奥迄入れ、掻き混ぜていく。
「んあぁぁ、あ……あっ………」
「レイラ…………声………聞きたいが此処は外なんだぞ?…………我慢だ……良い子だろ?」
「っ!……………む、無理………」
「仕方ないな…………口で塞いでやるから、顔を向けて」
「……………アーロン………様………」
声を抑えようと、下に顔を向け、夜空も見なくなったレイラは、必死にアーロンへ顔を向け、熱い息を吐くアーロンと唇を重ねた。
「んん、んんん…………っ……」
「……………挿入るぞ………レイラ………」
「っ!……………そ、それは………ま、待っ………部屋…………でぇっ…………っ!………んあっあ………」
新邸で抱き合うのは初めてではないが、外でこんな風に貪られるのは初めてのレイラは、アーロンが挿入った直後に果ててしまう。
「まだ先にイクなよ…………俺だってレイラの中で果ててやりたいんだから………」
「っんっ…………イッて………今……待っ…………」
「次は一緒にイこうか………まだコレで終わるとは思ってないだろ?」
ガツガツと打ち付けられた腰の衝撃で、テラスの柵が壊れない事を願い、しっかりと手に力を入れ握り締めていたレイラが、その手を緩めたのは、アーロンがレイラの膣内で熱を放出してからだった。
♡ ♡ ♡ ♡
「そんなに怒らないでくれ、レイラ」
「……………怒ってません」
「怒ってるじゃないか」
昨夜、テラスで抱き合ってからも、ベッドでまた続き、レイラが珍しく寝坊し、太陽が昇りきった中、遅い朝食をアーロンと取っている。
「朝から忙しい事、分かってたじゃないですか…………起こしてもくれず………アーロン様は先にひと仕事終えてたなんて、あんまりです………」
「昨夜のテラスの事を怒ってるんじゃないのか」
「っな!」
アーロンはレイラに駐屯地の牢屋に行ってほしくなく、先に一度行っていたらしい。
其処で、レイラが彼等に聞きたかった事や此方からの提案書を訳してあったのを、見せに行ったという。
勿論、それは生書ではなく複製で、アーロンが別の紙に書き写した物ではあるのだが、海賊達からの返答を待たず、ロヴァニエ子爵邸に帰って来た所に、レイラは起きた頃だったのだ。
それにレイラは怒った訳で、テラスでの事を怒っていた訳ではない。
それなのに、思い出させられて、一気に顔を赤らめたレイラ。
「あ、あ、あれは…………その………い、良い………んです………怒って……ません………から………」
「何だ…………じゃあまた今夜も良いという事か………」
「い、今そんな話じゃなくて!」
「分かってるさ…………奴等にも考える時間は必要だと思ってるから渡してきたんだ………あいつ等が母国に帰るなら良いが、帰りそうにないなら全員捕まえて極刑なんだから………」
数人を見せしめで極刑。
それがアーロンの考えだ。
だが、レイラは極刑ではなく人質交換を願っている。
その事を、訳した提案書を昨夜、邸に帰ってから書いている。
彼等の返答が、レイラには怖かった。
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この小説はムーンライトノベルズ、アルファポリス同時投稿です。
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