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海。
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要さんはスワンの羽を外したり、首を外したりして食べ始めた。
要「あ・・美味い。」
美都「要さんはカスタードクリームとホイップクリーム、どっちが好きですか?」
要「んー・・カスタードかな?でもこのシュークリーム好きだよ?」
美都「私もカスタードが好きですー。」
実習で作ったシュークリームを食べてると、リヒトの声が聞こえた。
リヒト「ミト、クスリ。」
要「?・・・なんか喋った?」
美都「リヒトですね。薬の飲み忘れがないように言うんです。」
要「薬?」
私は鞄から薬の入ったポーチを取りだした。
美都「毎日飲んでる薬があって・・・目を休ませるための薬なんですけど、ほぼ睡眠薬です。」
要「睡眠薬・・・。」
美都「飲まなくてもいいんですけど、暗闇に入って、目を回復させた日は飲まないといけないって言われてます。」
要「へぇー。覚えとく。」
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気がつけばもう21時を回っていた。
要「俺、そろそろ帰るよ。」
美都「はい。」
要さんは玄関にいき、靴を履き始めた。
要「今度、月曜が休みなんだけど・・・。」
美都「私、昼まで学校です。」
要「じゃあ学校終わったらデートしない?」
美都「はいっ。」
新しいデートの約束に、自然と頬が緩む。
要「・・・そんなかわいく笑っちゃって・・・。」
美都「へ?」
要さんを見上げたとき、要さんの顔が近づいてきて・・・
ちゅ・・・。
美都「んむ!?」
要「・・・いろいろごちそうさま。またね。あ、ちゃんと鍵しろよ?」
そう言って帰っていった。
美都「今・・・キス?」
初めての体験に体が熱くなっていく。
美都「・・・どきどきしてる。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
要さんと付き合い始めて1ヶ月が経った。
要さんの仕事が休みの日は、私の学校まで迎えに来てくれたりしてでかけたり・・・
お互いに休みの日は朝からどこかに出かけたり・・・
暗くなるまでしか遊べないけど、楽しく過ごしていた。
もちろん、要さんが仕事終わりにうちに来ることもあって、晩御飯を食べて帰ったり、コーヒーだけ飲んで帰ったり・・・。
そんな生活を続けていたある日。
美都「・・・車?」
私を迎えにきた要さんが車に乗っていた。
要「たまにはいいかと思って。」
美都「持ってたの?」
要「そ。ほら乗って。」
助手席を開けられ、私は中にお邪魔した。
要「ちょっと遠いけど、海行こ。」
美都「海っ!」
要「泳ぐ気は無いから見るだけか、足だけ・・・な。」
美都「楽しみっ。」
要「じゃあシートベルトして?」
美都「はいっ。」
私のシートベルトを確認して、車は走りだした。
美都「へへっ。」
要「・・・海、好き?」
美都「好きー。でもここ何年も行ってないから楽しみっ。」
要「ならよかった。」
車の窓から見える景色はまだ街中だ。
このあと海の景色に変わるのかと思ったら心が躍り出す。
要「そういえば聞きたかったんだけどさ。」
美都「うん?」
要「美都って俺以外の男と付き合ったことある?」
唐突に聞かれ、一瞬黙り込んでしまった。
美都「・・・・・・。」
要「なさそうだな。」
美都「ごめん・・・。」
要「謝ることじゃないよ。俺は嬉しいし。」
美都「嬉しい?」
要「俺のことしか知らないってのは結構嬉しいもんなんだよ。」
美都「?・・・そうなんだ?」
要「あー・・意味、わかってないな。まぁ、いいけど。」
要さんの言ってることがよくわからず、窓の外を見た。
一瞬だけ海が見える。
美都「海っ!」
要「え?・・・あぁ、隙間からちょっと見えた?」
美都「見えた!」
要「あと・・・30分くらいかな。」
車は山道を抜け、海岸通りに出た。
ほどなくして海水浴場につき、私たちは車から下りた。
美都「わ・・砂浜に足を取られて歩きにくいっ・・。」
要「砂が靴に入るな・・・。濡らさないほうが得策かも。」
美都「だね。乾いた貝殻を探すのも楽しいかも。」
気がつけば要さんが私の手を握り、こけないようにバランスを取っててくれてた。
美都「・・・ありがと。」
要「うん?・・・あぁ、どういたしまして。こけないでよ?目に入ったら大変だ。」
波打ち際に沿って二人で歩く。
たまに見つける貝殻を拾ったり、手頃な大きさの石を拾ってみたり・・・。
要「・・・結構拾った?」
美都「うん。石が二つと、貝殻が・・・五つかな?」
要「そんなに拾ってどーすんの。」
美都「飾るっ。」
要「飾ったら見に行くよ。」
美都「ふふっ。」
要「あ・・美味い。」
美都「要さんはカスタードクリームとホイップクリーム、どっちが好きですか?」
要「んー・・カスタードかな?でもこのシュークリーム好きだよ?」
美都「私もカスタードが好きですー。」
実習で作ったシュークリームを食べてると、リヒトの声が聞こえた。
リヒト「ミト、クスリ。」
要「?・・・なんか喋った?」
美都「リヒトですね。薬の飲み忘れがないように言うんです。」
要「薬?」
私は鞄から薬の入ったポーチを取りだした。
美都「毎日飲んでる薬があって・・・目を休ませるための薬なんですけど、ほぼ睡眠薬です。」
要「睡眠薬・・・。」
美都「飲まなくてもいいんですけど、暗闇に入って、目を回復させた日は飲まないといけないって言われてます。」
要「へぇー。覚えとく。」
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気がつけばもう21時を回っていた。
要「俺、そろそろ帰るよ。」
美都「はい。」
要さんは玄関にいき、靴を履き始めた。
要「今度、月曜が休みなんだけど・・・。」
美都「私、昼まで学校です。」
要「じゃあ学校終わったらデートしない?」
美都「はいっ。」
新しいデートの約束に、自然と頬が緩む。
要「・・・そんなかわいく笑っちゃって・・・。」
美都「へ?」
要さんを見上げたとき、要さんの顔が近づいてきて・・・
ちゅ・・・。
美都「んむ!?」
要「・・・いろいろごちそうさま。またね。あ、ちゃんと鍵しろよ?」
そう言って帰っていった。
美都「今・・・キス?」
初めての体験に体が熱くなっていく。
美都「・・・どきどきしてる。」
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要さんと付き合い始めて1ヶ月が経った。
要さんの仕事が休みの日は、私の学校まで迎えに来てくれたりしてでかけたり・・・
お互いに休みの日は朝からどこかに出かけたり・・・
暗くなるまでしか遊べないけど、楽しく過ごしていた。
もちろん、要さんが仕事終わりにうちに来ることもあって、晩御飯を食べて帰ったり、コーヒーだけ飲んで帰ったり・・・。
そんな生活を続けていたある日。
美都「・・・車?」
私を迎えにきた要さんが車に乗っていた。
要「たまにはいいかと思って。」
美都「持ってたの?」
要「そ。ほら乗って。」
助手席を開けられ、私は中にお邪魔した。
要「ちょっと遠いけど、海行こ。」
美都「海っ!」
要「泳ぐ気は無いから見るだけか、足だけ・・・な。」
美都「楽しみっ。」
要「じゃあシートベルトして?」
美都「はいっ。」
私のシートベルトを確認して、車は走りだした。
美都「へへっ。」
要「・・・海、好き?」
美都「好きー。でもここ何年も行ってないから楽しみっ。」
要「ならよかった。」
車の窓から見える景色はまだ街中だ。
このあと海の景色に変わるのかと思ったら心が躍り出す。
要「そういえば聞きたかったんだけどさ。」
美都「うん?」
要「美都って俺以外の男と付き合ったことある?」
唐突に聞かれ、一瞬黙り込んでしまった。
美都「・・・・・・。」
要「なさそうだな。」
美都「ごめん・・・。」
要「謝ることじゃないよ。俺は嬉しいし。」
美都「嬉しい?」
要「俺のことしか知らないってのは結構嬉しいもんなんだよ。」
美都「?・・・そうなんだ?」
要「あー・・意味、わかってないな。まぁ、いいけど。」
要さんの言ってることがよくわからず、窓の外を見た。
一瞬だけ海が見える。
美都「海っ!」
要「え?・・・あぁ、隙間からちょっと見えた?」
美都「見えた!」
要「あと・・・30分くらいかな。」
車は山道を抜け、海岸通りに出た。
ほどなくして海水浴場につき、私たちは車から下りた。
美都「わ・・砂浜に足を取られて歩きにくいっ・・。」
要「砂が靴に入るな・・・。濡らさないほうが得策かも。」
美都「だね。乾いた貝殻を探すのも楽しいかも。」
気がつけば要さんが私の手を握り、こけないようにバランスを取っててくれてた。
美都「・・・ありがと。」
要「うん?・・・あぁ、どういたしまして。こけないでよ?目に入ったら大変だ。」
波打ち際に沿って二人で歩く。
たまに見つける貝殻を拾ったり、手頃な大きさの石を拾ってみたり・・・。
要「・・・結構拾った?」
美都「うん。石が二つと、貝殻が・・・五つかな?」
要「そんなに拾ってどーすんの。」
美都「飾るっ。」
要「飾ったら見に行くよ。」
美都「ふふっ。」
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