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圭と雪華2。
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少し肩を揺さぶると、彼女の身体がぐらっ・・っと傾いた。
俺に向かって・・・倒れこんでくる。
どさっ・・・!
圭「!!・・・雪華ちゃん!?」
俺は咄嗟に彼女の身体を抱きとめた。
圭(!!ほっそ・・・!)
抱きしめながらどうしようかと思っていた時、救護室のドアが開いた。
ガチャ・・・!
雄大「え・・・雪華!?」
圭「!!・・・雄大さん!?」
雄大「どうした!?」
さっき出動したはずの雄大さんが戻ってきたのだ。
雄大さんは雪華ちゃんを見て、慌てて駆け寄ってきた。
圭「さっきから受け答えが遅くなってきて・・・」
雄大「!!・・・救急受けてくれるとこ探してくれ!」
圭「はっ・・はいっ!!」
雄大「雪華、ちょっとベッドに寝かせるからな。」
雄大さんは雪華ちゃんを抱え上げた。
そのとき、雪華ちゃんは目を開けた。
雪華「ぁ・・・・」
雄大「!!・・・大丈夫か?」
圭「雪華ちゃん!」
雪華「大丈夫・・・。」
雄大さんは雪華ちゃんをベッドに座らせた。
前に倒れないように・・・雪華ちゃんの前にしゃがみ、両手で身体を支えていた。
雪華「ごめん、ちょっとめまいがして・・・・」
そう言って雪華ちゃんは右手で自分のおでこを押さえた。
雄大「病院、行ったほうがいいと思うんだけど・・・。」
雪華「や、大丈夫・・・。なんか・・さっきよりすっきりしてる・・・。」
そう答える雪華ちゃんはさっきよりも受け答えがしっかりしていた。
雄大「・・・どう思う?」
両手で雪華ちゃんを支えたまま俺を見た雄大さん。
俺は雪華ちゃんの受け答えがしっかりしてることから・・・様子見でもいいかもしれないことを伝えた。
圭「一晩、様子を見てもいいかもしれません。」
雄大「俺もそう思うんだけど・・・困ったことに俺、明日の朝まで仕事なんだよ。側で見てないと不安だ・・・。」
心配そうな表情で雪華ちゃんを見る雄大さん。
俺自身も・・・『もう大丈夫』と言えるくらいまで側で見ていたいと思った。
それは・・・さっきもらったサンドイッチのお礼の気持ちも入ってる。
圭「・・・この救護室に明日の朝までいてもらうのはどうでしょうか。」
雄大「・・・・。」
圭「幸い、この部屋が使われることはほとんどありませんし・・・何かあっても誰かがすぐに駆け付けれる。」
ここは24時間体制だ。
常に誰かが起きていて・・・署内をウロウロしている。
ここを通るたびに覗くようにしてもらったら・・・それだけで安心だ。
雪華「私、大丈夫だよ・・・。もう帰るね・・・。」
そう言って立ち上がろうとした雪華ちゃんの身体を雄大さんはぐっと押さえ、立ち上がれないようにした。
雄大「雪華、頭のケガは甘く見ちゃいけない。心配だから・・・ここにいてくれる?」
雪華「明日は仕事があるから帰りたいんだけど・・・」
雄大「休んだ方がいい。」
雪華「・・・。」
雄大さんの心配する眼差しに、雪華ちゃんは『敵わない』と思ったのか軽くため息をついた。
雪華「・・・お世話になります。」
雪華ちゃんが救護室に泊まることになり、俺と雄大さんは自分の担当部署にこのことを連絡しにいった。
バーベキューで雪華ちゃんと面識のある人は、時々様子を覗きに行くことになり、一安心しながら仕事に戻った。
結局雪華ちゃんはそのあと容態が悪くなることはなく、時々眠っては起きてる時間を過ごし、朝の7時に消防署を出て帰っていくことになった。
ーーーーー
雪華「お世話になりました。迷惑かけてすみません・・・。」
深々と頭を下げる雪華ちゃんに、消防隊の人たちは笑いながら言う。
「大丈夫、大丈夫っ。新隊員はみんなぶつかるし(笑)」
「そうそう。それよりサンドイッチ、めっちゃ美味かったよ!」
「今度メシ作りに来てくれたら助かる!せっちゃんが料理上手なの雄大が自慢してるからさー、一回食べてみたい!」
雪華「!・・・ふふ、ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて作りに来ますね。」
そう言ってみんなに見送られながら家に帰っていった。
雄大「ありがとな、助かったよ。」
圭「いえ・・・。雄大さんが戻って来なかったらパニックになるところでした。」
雄大「ははっ。」
圭「そういえば・・・出動の割に戻ってくるの速くなかったですか?本来なら1時間や2時間戻ってこないのに・・・。」
昨日は30分くらいで戻ってきたような気がした。
雄大「あぁ、誤報だったんだよ。だから早かった。」
圭「そうなんですか。」
雄大「平和が一番だな。」
圭「ですね。」
俺と雄大さんはそのあと、自分の部署に戻って引き継ぎをした。
やっと家に帰れる時間になり、俺も消防署を後にする。
圭「あー・・・疲れた・・・。」
雪華ちゃんの様子を気にしながらする夜勤。
出動こそはなかったものの、事務作業や勉強に追われていつも通り疲れていた。
圭「今は・・・10時か。帰る前にどっかでご飯食べてからにしよかな・・・。」
へとへとの身体では自炊する気になれない。
帰ってすぐに寝てしまうことを考えたら・・・どこかで軽く食べたかった。
圭「・・・あ、カフェでモーニングにしよ。」
家までの道を歩いてるときに見つけたカフェ。
通勤路はいつも一緒だから存在は知っていたけど、寄ることはなかった。
たまには寄るのもいいかもしれない。
俺は足をカフェに向けた。
こじゃれた外見のカフェだけど、一人で入るのに抵抗がない。
店の前にはガラスケースに入ったモーニングセットの見本が入っていた。
トーストにスクランブルエッグに・・・トマトのサラダだ。
圭「美味そ・・・。」
俺はカフェのドアに手をかけた。
カランカラン・・・・
雪華「いらっしゃいませー・・・・・って、圭くん・・・?」
圭「!?・・・雪華ちゃん!?え!?なんでここ・・・え!?」
カフェの制服・・を着てカウンターの向こうにいた彼女。
それは雪華ちゃんだった。
制服姿からここの店員であることはすぐにわかった。
圭「ここで働いてたの!?」
雪華「あー・・・うん(笑)あ、好きなお席どうぞ?」
そう言われ、俺は店に入ってすぐ近くの席に座った。
雪華ちゃんはお水とおしぼりを持ってきてくれ、テーブルにことんっと置いた。
雪華「昨日はありがとう。」
にこっと笑った彼女の笑顔は眩しく、おもわず俺は顔を反らした。
圭「そっ・・それより働いてていいの?雄大さんに休めって言われたんじゃ・・・」
雪華「うーん・・・今日、ただでさえ人が少ない日で・・・・ナイショにしててくれる?」
右手の人差し指を立てて自分の唇にあてた彼女。
困ったような表情をしながらも笑顔を見せる彼女に、一瞬胸が跳ねた。
圭「---っ!」
雪華「あ、ご注文は?」
圭「もっ・・モーニングセット・・・。」
雪華「お飲み物はどういたしましょうか。」
圭「こっ・・コーヒーで・・・」
雪華「少々お待ちくださいね。」
そう言って厨房のほうに戻って行った。
圭(やばい・・・きれいすぎる・・・。)
テーブルに置かれた水をごくごくと飲みながら、チラッと厨房を見た。
鳴れた手つきでコーヒーを淹れ、何やら作業をしてるのが見える。
その所作がとても綺麗で・・・思わず見惚れてしまっていた。
圭(同い年なのに・・・しっかりしてる・・・。)
この前の同窓会にいた女の子たちは・・・みんなまだ学生のようだった。
それは同級生に会ったからかもしれないけど・・あまりのはしゃぎっぷりに俺はついていけなかった。
圭(それに比べて雪華ちゃんは落ち着いてて・・・なのに可愛くて・・・料理も上手くて・・・。)
まさに『非の打ち所がない』女の子だった。
圭(俺・・・絶対好きになる・・・。)
それが『憧れ』なのか『恋愛』なのかはまだ分からなかったけど・・・
もっと彼女に近づきたいと思ったことだけはわかった。
雪華「お待たせいたしました。モーニングセットでございます。」
俺が考えごとをしてる間にモーニングセットが出来上がり、雪華ちゃんが俺の前に置いた。
圭「・・・あれ?」
俺の前に置かれたモーニングセットは、
トースト
スクランブルエッグ
トマトのサラダ
それと・・・・小さいチョコのケーキがあった。
雪華「私からのサービス。昨日はありがとう。」
圭「---っ!」
気を使ってしてくれたサービスを喜ばない人はいないだろう。
俺は特に甘い物は得意じゃなかったけど・・・この気づかいは嬉しかった。
まだ慣れない仕事に疲れていて・・・なんだか報われた気がしたのだ。
圭「・・・ありがとう。嬉しいよ。」
雪華「・・・ふふ。ごゆっくりどうぞ。」
俺はこの時間に幸せを感じながらモーニングセットを食べていった。
俺に向かって・・・倒れこんでくる。
どさっ・・・!
圭「!!・・・雪華ちゃん!?」
俺は咄嗟に彼女の身体を抱きとめた。
圭(!!ほっそ・・・!)
抱きしめながらどうしようかと思っていた時、救護室のドアが開いた。
ガチャ・・・!
雄大「え・・・雪華!?」
圭「!!・・・雄大さん!?」
雄大「どうした!?」
さっき出動したはずの雄大さんが戻ってきたのだ。
雄大さんは雪華ちゃんを見て、慌てて駆け寄ってきた。
圭「さっきから受け答えが遅くなってきて・・・」
雄大「!!・・・救急受けてくれるとこ探してくれ!」
圭「はっ・・はいっ!!」
雄大「雪華、ちょっとベッドに寝かせるからな。」
雄大さんは雪華ちゃんを抱え上げた。
そのとき、雪華ちゃんは目を開けた。
雪華「ぁ・・・・」
雄大「!!・・・大丈夫か?」
圭「雪華ちゃん!」
雪華「大丈夫・・・。」
雄大さんは雪華ちゃんをベッドに座らせた。
前に倒れないように・・・雪華ちゃんの前にしゃがみ、両手で身体を支えていた。
雪華「ごめん、ちょっとめまいがして・・・・」
そう言って雪華ちゃんは右手で自分のおでこを押さえた。
雄大「病院、行ったほうがいいと思うんだけど・・・。」
雪華「や、大丈夫・・・。なんか・・さっきよりすっきりしてる・・・。」
そう答える雪華ちゃんはさっきよりも受け答えがしっかりしていた。
雄大「・・・どう思う?」
両手で雪華ちゃんを支えたまま俺を見た雄大さん。
俺は雪華ちゃんの受け答えがしっかりしてることから・・・様子見でもいいかもしれないことを伝えた。
圭「一晩、様子を見てもいいかもしれません。」
雄大「俺もそう思うんだけど・・・困ったことに俺、明日の朝まで仕事なんだよ。側で見てないと不安だ・・・。」
心配そうな表情で雪華ちゃんを見る雄大さん。
俺自身も・・・『もう大丈夫』と言えるくらいまで側で見ていたいと思った。
それは・・・さっきもらったサンドイッチのお礼の気持ちも入ってる。
圭「・・・この救護室に明日の朝までいてもらうのはどうでしょうか。」
雄大「・・・・。」
圭「幸い、この部屋が使われることはほとんどありませんし・・・何かあっても誰かがすぐに駆け付けれる。」
ここは24時間体制だ。
常に誰かが起きていて・・・署内をウロウロしている。
ここを通るたびに覗くようにしてもらったら・・・それだけで安心だ。
雪華「私、大丈夫だよ・・・。もう帰るね・・・。」
そう言って立ち上がろうとした雪華ちゃんの身体を雄大さんはぐっと押さえ、立ち上がれないようにした。
雄大「雪華、頭のケガは甘く見ちゃいけない。心配だから・・・ここにいてくれる?」
雪華「明日は仕事があるから帰りたいんだけど・・・」
雄大「休んだ方がいい。」
雪華「・・・。」
雄大さんの心配する眼差しに、雪華ちゃんは『敵わない』と思ったのか軽くため息をついた。
雪華「・・・お世話になります。」
雪華ちゃんが救護室に泊まることになり、俺と雄大さんは自分の担当部署にこのことを連絡しにいった。
バーベキューで雪華ちゃんと面識のある人は、時々様子を覗きに行くことになり、一安心しながら仕事に戻った。
結局雪華ちゃんはそのあと容態が悪くなることはなく、時々眠っては起きてる時間を過ごし、朝の7時に消防署を出て帰っていくことになった。
ーーーーー
雪華「お世話になりました。迷惑かけてすみません・・・。」
深々と頭を下げる雪華ちゃんに、消防隊の人たちは笑いながら言う。
「大丈夫、大丈夫っ。新隊員はみんなぶつかるし(笑)」
「そうそう。それよりサンドイッチ、めっちゃ美味かったよ!」
「今度メシ作りに来てくれたら助かる!せっちゃんが料理上手なの雄大が自慢してるからさー、一回食べてみたい!」
雪華「!・・・ふふ、ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて作りに来ますね。」
そう言ってみんなに見送られながら家に帰っていった。
雄大「ありがとな、助かったよ。」
圭「いえ・・・。雄大さんが戻って来なかったらパニックになるところでした。」
雄大「ははっ。」
圭「そういえば・・・出動の割に戻ってくるの速くなかったですか?本来なら1時間や2時間戻ってこないのに・・・。」
昨日は30分くらいで戻ってきたような気がした。
雄大「あぁ、誤報だったんだよ。だから早かった。」
圭「そうなんですか。」
雄大「平和が一番だな。」
圭「ですね。」
俺と雄大さんはそのあと、自分の部署に戻って引き継ぎをした。
やっと家に帰れる時間になり、俺も消防署を後にする。
圭「あー・・・疲れた・・・。」
雪華ちゃんの様子を気にしながらする夜勤。
出動こそはなかったものの、事務作業や勉強に追われていつも通り疲れていた。
圭「今は・・・10時か。帰る前にどっかでご飯食べてからにしよかな・・・。」
へとへとの身体では自炊する気になれない。
帰ってすぐに寝てしまうことを考えたら・・・どこかで軽く食べたかった。
圭「・・・あ、カフェでモーニングにしよ。」
家までの道を歩いてるときに見つけたカフェ。
通勤路はいつも一緒だから存在は知っていたけど、寄ることはなかった。
たまには寄るのもいいかもしれない。
俺は足をカフェに向けた。
こじゃれた外見のカフェだけど、一人で入るのに抵抗がない。
店の前にはガラスケースに入ったモーニングセットの見本が入っていた。
トーストにスクランブルエッグに・・・トマトのサラダだ。
圭「美味そ・・・。」
俺はカフェのドアに手をかけた。
カランカラン・・・・
雪華「いらっしゃいませー・・・・・って、圭くん・・・?」
圭「!?・・・雪華ちゃん!?え!?なんでここ・・・え!?」
カフェの制服・・を着てカウンターの向こうにいた彼女。
それは雪華ちゃんだった。
制服姿からここの店員であることはすぐにわかった。
圭「ここで働いてたの!?」
雪華「あー・・・うん(笑)あ、好きなお席どうぞ?」
そう言われ、俺は店に入ってすぐ近くの席に座った。
雪華ちゃんはお水とおしぼりを持ってきてくれ、テーブルにことんっと置いた。
雪華「昨日はありがとう。」
にこっと笑った彼女の笑顔は眩しく、おもわず俺は顔を反らした。
圭「そっ・・それより働いてていいの?雄大さんに休めって言われたんじゃ・・・」
雪華「うーん・・・今日、ただでさえ人が少ない日で・・・・ナイショにしててくれる?」
右手の人差し指を立てて自分の唇にあてた彼女。
困ったような表情をしながらも笑顔を見せる彼女に、一瞬胸が跳ねた。
圭「---っ!」
雪華「あ、ご注文は?」
圭「もっ・・モーニングセット・・・。」
雪華「お飲み物はどういたしましょうか。」
圭「こっ・・コーヒーで・・・」
雪華「少々お待ちくださいね。」
そう言って厨房のほうに戻って行った。
圭(やばい・・・きれいすぎる・・・。)
テーブルに置かれた水をごくごくと飲みながら、チラッと厨房を見た。
鳴れた手つきでコーヒーを淹れ、何やら作業をしてるのが見える。
その所作がとても綺麗で・・・思わず見惚れてしまっていた。
圭(同い年なのに・・・しっかりしてる・・・。)
この前の同窓会にいた女の子たちは・・・みんなまだ学生のようだった。
それは同級生に会ったからかもしれないけど・・あまりのはしゃぎっぷりに俺はついていけなかった。
圭(それに比べて雪華ちゃんは落ち着いてて・・・なのに可愛くて・・・料理も上手くて・・・。)
まさに『非の打ち所がない』女の子だった。
圭(俺・・・絶対好きになる・・・。)
それが『憧れ』なのか『恋愛』なのかはまだ分からなかったけど・・・
もっと彼女に近づきたいと思ったことだけはわかった。
雪華「お待たせいたしました。モーニングセットでございます。」
俺が考えごとをしてる間にモーニングセットが出来上がり、雪華ちゃんが俺の前に置いた。
圭「・・・あれ?」
俺の前に置かれたモーニングセットは、
トースト
スクランブルエッグ
トマトのサラダ
それと・・・・小さいチョコのケーキがあった。
雪華「私からのサービス。昨日はありがとう。」
圭「---っ!」
気を使ってしてくれたサービスを喜ばない人はいないだろう。
俺は特に甘い物は得意じゃなかったけど・・・この気づかいは嬉しかった。
まだ慣れない仕事に疲れていて・・・なんだか報われた気がしたのだ。
圭「・・・ありがとう。嬉しいよ。」
雪華「・・・ふふ。ごゆっくりどうぞ。」
俺はこの時間に幸せを感じながらモーニングセットを食べていった。
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