25 / 41
お泊まり雄大。
しおりを挟むアパートに戻ってきた私は雄大さんをソファーに座らせてお茶を淹れた。
雪華「これ飲みながら待ってて?すぐ作るから。」
雄大「ありがとな。」
冷蔵庫から材料を取り出して、ちゃちゃっと作っていく。
雪華「えーと・・・ジャガイモをレンチンしてる間に玉ねぎ切って・・・」
ぶつぶつレシピを頭で確認しながら作業を進めていく。
できるだけ早くできるように時間を調節しながら作っていき、私はパスタを雄大さんの前に出した。
ついでにコーンスープも温めてクルトンを乗せておいた。
雪華「はいっ、召し上がれっ。」
雄大「・・・もう出来た!?」
雪華「15分くらいでできるよ?」
雄大「いや・・・早い上に美味そうとか・・・」
雪華「召し上がれ?」
雄大さんはフォークを手に取って私を見た。
雄大「いただきますっ。」
パスタの麺をフォークで取り、ぱくっと口の中に入れた。
雄大「!!・・・うまっ!」
雪華「ふふ。私も好きなんだー。ほんとはこれ、パスタじゃなくてメインなんだけど・・・トマトクリームがパスタに合うなーって思って作り始めた(笑)」
そう言って私も自分の分をテーブルに置き、食べ始める。
鶏の旨味がトマトクリームに馴染んでいて・・・いい味を出していた。
雪華「うん、おいしい。」
ぱくぱくと食べてると、雄大さんが食べながら私に聞いてきた。
雄大「なんか・・・お店出せそうなレベルだと思うんだけど・・・雪華の料理・・・。」
雪華「あー・・・秘かに夢見てるよ?お店出すこと。」
料理は元々好きだから・・・カフェを開くことは問題ないと思ってる。
問題なのは・・・資金と経営だ。
利益を生み出す計算も込みの計画が・・・なかなか練れない。
雄大「まじで!?」
雪華「『秘かに』だよ?このこと知ってんのってミヤとユキくらい。だって全然現実的じゃないもん。」
雄大「『現実的じゃない』?」
雪華「土地買って、お店立てて・・・機材買って、搬入して・・・レシピ考えて・・食材の仕入れして金額を決める。経費とか、利益とか?そんな計算苦手だし、ちゃんとやっていけるのかもわからないから・・・『秘かに』なの。」
貯金はそのためにしてるけど、まだまだ安心できる金額にはなってない。
最初の数年は赤字が続くと見込んで・・・資金を用意しないといけないのだ。
雪華(借りたら返すのも大変だし・・・。)
やるって決めたら借りずにスタートさせたい。
だから『現実的じゃない』話なのだ。
雄大「でも・・・雪華の料理なら客はすぐつくと思うけど・・・。」
雪華「それはわかんないよ。でもレシピだけは作っておきたくて・・・カフェで思いついたりしたら書くようにしてるの。試作品とかすごい味になったりして死にそうになるときあるよ(笑)」
雄大「!!・・・それ、俺も食べたい。」
雪華「・・・失敗作のほうが多いんだよ?」
食べれたものじゃないものができることもある。
それはなんとか別のものに作り替えて食べるけど・・・人に食べさせれるものじゃないことは私が一番よく知ってる。
雄大「俺も手伝いたい。雪華の夢に近づくために。」
雪華「!・・・ふふ。」
雄大さんが私との将来を考えてくれてることはわかってる。
前に仮プロポーズをしてくれた時・・・真剣な表情だった。
それからも・・・その前も・・・私を大事にしてくれて・・・この人と一生一緒にいられたら・・幸せだろうなー・・・なんて思っていた。
単なる『夢』で終わっていくと思っていた『カフェ経営』。
それが現実になりそうな・・・そんな予感を一瞬感じた。
雪華「ありがと。」
雄大「俺も出世するから。・・・出世したらもう一度プロポーズするから。」
雪華「!!・・・ふふ、待ってる。」
ご飯を食べ終わったあと、私のベッドで雄大さんに寝てもらった。
自分の家じゃないし、すぐには寝てくれないかと思ったけど・・・雄大さんは私の枕を抱きしめてすぐに眠っていった。
雪華(やっぱり疲れてたんだ・・・。)
雄大「・・・zzz。」
私は音を立てないように片づけをし、鞄を持ってそっとアパートを出た。
雪華「よしっ、今日はから揚げにしよう!」
男の人が好きなおかず、ベスト3に入ってるであろうから揚げ。
他にもサラダやらなんやら作る材料を買うために私はスーパーに足を進めた。
ーーーーー
雄大side・・・
雄大「・・・・んー・・。」
随分長い時間眠ってたような気がしながら・・・俺は目を開けた。
そばにある茶色の枕カバーの枕から・・・雪華の甘い匂いがする。
雄大(やば・・・勃ちそう・・・。)
好きな匂いに包まれながら幸せを感じてると、ジュージューといい音が耳に入ってきた。
ゆっくり体を起こすと、エプロン姿の雪華の後姿が目に入る。
雄大(・・・なにこの夢みたいな景色・・。)
目を覚ますと愛してる彼女がキッチンで料理を作ってる。
それも・・・俺のことを想いながら。
雪華「起きたらすぐ食べるかなー?温かいほうがおいしいもんね。」
雄大(幸せ過ぎる・・・。)
可愛くて・・・かっこよくて・・・きれいで・・・おまけに相思相愛だ。
こんな彼女・・・何回生まれ変わっても出会えないと思った。
俺はベッドから下りて、そっと雪華に近づいた。
雪華の背中側からそっと抱きしめる。
雪華「わっ・・・!起きたの?」
雄大「うん。おはよ。」
雪華「ふふ、もうすぐ20時だよ?」
雪華の言葉に俺は驚いた。
雄大「・・・えぇ!?そんな寝てた!?」
自分の体内時計では1時間くらい寝たつもりだった。
ところが6時間ほど寝てしまっていたようだ。
雪華「すごく気持ちよさそうだったよ?もう起きるかなって思って作り始めたんだけど・・・もしかして私が起こしちゃった?」
雄大「ううん?・・・あ、でも起きたかも・・・。」
雪華「え?」
ぎゅっと抱きしめた雪華の身体が久しぶりで・・・俺のモノがむくむくと成長していくのがわかった。
それは雪華にもわかったようで・・・
雪華「?・・・---っ!?」
雄大「ご飯の前に・・・抱いてもいい?」
雪華「ゆっ・・雄大さんっ・・疲れてないの・・!?」
雄大「もう元気・・・いろんな意味で元気(笑)」
雪華「~~~~っ!?」
雪華はキリのいいところまで料理をして、手を洗ったあと俺に抱きついて来た。
それを受け止めて・・・ぎゅっと抱きしめる。
雄大「かわいい・・・好き・・・。」
雪華「私も好きだよ?でも・・・い・・1回だけだからね・・?」
雄大「!!・・・無理、そんなかわいいこと言われたら治まんない。」
雪華「!?」
俺は雪華を抱っこして、そのままベッドに連れて行った。
久しぶりに・・・1週間ぶりに抱く雪華を目一杯味わいたくて、服を脱がしながら全身に口づけしていく。
ちゅ・・ちゅ・・ちゅちゅ・・・
雪華「んぅ・・・んっ・・・」
雄大「あー・・・雪華が一番美味いかも・・・。」
甘くて・・いい匂いのする雪華。
啼かせれば甘い声が部屋を支配する。
雄大「・・・隣に聞かれても困るしな・・。雪華の言った通り1回にするか。」
俺はズボンのポケットに入れてある財布からゴムを取り出した。
いつでも付けれるように枕元に置き、すでにびっしょびしょの雪華の大事なとこをほぐしていった。
1週間とはいえ、シてない期間があるから念の為。
くちゅっ・・くちゅくちゅ・・・くちゅっ・・・!
雪華「ひぁっ・・!それだめぇ・・・っ!」
雄大「だいぶ狭くなってるな・・・。」
毎日抱けばその分ほぐれたままだけど、1週間抱いてないと随分狭くなってしまう雪華のナカ。
ハジメテとは違うから痛くはないと思うけど・・・
雄大(問題は俺だな・・・久しぶりだし・・・こんな狭いとこ入れたらすぐ果てそう・・。)
ナカで雪華をイかせられないことを考えたら、今イかせときたいところだ。
だからしつこく雪華のナカをいじる。
くちゅっ・・・くっちゅくっちゅ・・・!
雪華「ひぅ・・・!」
雄大「雪華、口開けて。1回イっとこ?」
熱を持て余し始めていた雪華は、素直に口を開いた。
そのまま唇を重ねて・・・舌を絡めていく。
ちゅく・・・ちゅぱっ・・・ちゅうぅぅーーー・・
雪華「んぁ・・・!んっ・・・!」
雄大「ほら・・・イって・・・?」
そう言って指を2本、雪華の一番奥に押し込んだ。
ぐちゅんっ・・・!
雪華「!!・・・あぁぁぁーーーーっ・・!!」
びっくんびっくん身体が揺れる雪華。
肩で息をしながら目を閉じてる。
雪華「はぁっ・・!はぁっ・・!」
雄大「上手。」
雪華が息を整えてる間に俺は自分のモノにゴムをかぶせた。
雪華の足を大きく開かせて・・・雪華の大事なとこに自分のモノをあてがった。
ぴと・・・
雄大「入るよ?」
雪華「ゆっ・・ゆっくり・・・ね?」
くちゅ・・・くちゅ・・と音を立てながらナカに入る。
雪華「も・・・いっぱい・・・!」
雄大「!!・・・まだ半分も入ってないって・・・。」
雪華の様子を見ながら自分のモノを押し入れてると・・・ふと雪華の下腹部が膨らんでることに気がついた。
太った様子はなかったものの、気になった俺はその下腹部をそっと抑えた。
ごりゅっ・・・!
雪華「ひぁ・・っ!?」
雄大「え?あ・・・まさか・・。」
そう、下腹部の膨らみは・・・俺のモノだった。
雪華の腹の肉が無さ過ぎて・・・俺の形が見えてしまっていたのだ。
雪華「やっ・・!それだめ!」
身を縮めながらふるふると震える雪華。
これは・・・イイところに違いない。
雄大「!!・・・へぇ・・いいこと聞いた。」
今日は雪華のアパートだし、声をあまり出させたくなかったから触るのはもうやめた。
ゆっくり腰を動かして・・・雪華と繋がってる幸せを味わう。
くちゅっ・・・!ぱちゅんっ・・・!くちゅっ・・!
雪華「んんっ・・!あっ・・!」
雄大「あー・・・気持ちイイ・・・っ、雪華もイイっ・・?」
雪華「んっ・・!う・・んっ・・!好きっ・・!」
雄大「!!・・・素直でエロいな・・・。」
繋がることの気持ちよさを教えたのは俺だ。
だから・・責任を持ってイかさないと・・・。
くちゅっ・・・!ぱちゅんっ!ぱちゅっ・・!くちゅっ!
雪華「あっ・・!だめだめ・・・!きちゃうぅっ・・・!」
雄大「くっ・・!俺も・・・もう出る・・・!」
ゆっくり動かしていた腰のスピードを速めていく。
それにつれて雪華の声がだんだん高くなっていって・・・
急にナカが締め付けられた。
雪華「あぁぁぁーーーーっ・・!」
雄大「ぅくっ・・!あぁっ・・!出る出る・・!!」
ごぷごぷと白濁液を雪華のナカに注ぎ込む。
全てはゴムが受け止めてしまうけど・・・収縮する雪華のナカで出せれたことが気持ちイイ。
雪華「はっ・・!はっ・・!」
雄大「あー・・・かわいい・・好き・・・。」
ちゅ・・ちゅ・・と雪華の顔にキスを落としながら余韻を味わい、俺たちは息を整えた。
72
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる