14 / 26
14 親交
しおりを挟む
あれから部屋に帰ったアウロラは早速侍女のボエルに今日のあった事を軽い食事を摂りながら話した。
ボエルは、ビリエルとディーサの話の時には自分の事のように憤慨していたが、ランナルの話を聞くや、両手を胸の前で組み目をキラキラさせていた。
「素敵な殿方ですね!
この後お会いするのですよね。服はどうされますか?腕が鳴ります!!」
「ボエル、あとからランナル様のお母様と妹さんもいらっしゃるのよ?」
「まぁ!家族ぐるみで!!
それにイクセル様にも了承を得ていらっしゃるなんて。」
どうしましょう!と行ったり来たりしているボエルを見て、苦笑するアウロラだったが、服装を選んだりしていると三時間はすぐ経ってしまい、慌ててロビーへと向かった。
結局、クリーム色に彩り豊かな小さな花柄のワンピースと先ほど付けたカメオも胸元に付け、髪は両サイドをまとめて後ろで緩く縛った姿に落ち着いたアウロラ。
階段を下りると、先ほどとはまた別の席に座っているランナルを見つけたアウロラだったが、ランナルも気づいたようで手を軽く振ってくれた。
「来てくれてありがとう。慌ただしかったかな。」
そう言って、近くにいた係員に珈琲と、アウロラにも尋ねてくれて紅茶を頼んだ。
「いえ、お誘いいただき嬉しかったです。」
「そ、そう?
あ!えっと、改めて妹を助けてくれてありがとう。さっき部屋で事の顛末を聞いたよ、済まなかったね。」
「とんでもない!
思ったよりも酷い怪我ではなくて良かったです。」
「アウロラ嬢君は…心優しいね。昔も今も変わらない。」
「そんな事ありませんわ。」
「いや…そんな心清らかな君が、どうして…」
「?」
「あ、いや…そもそも、何故ショールバリ侯爵家の彼と…?」
アウロラは、ビリエルと一緒にいた所を助けてもらったし、クリスティーン親子へ汚い言葉を浴びせられていた事もあって説明をする事とした。
「ーーーー…という事だったのです。」
「なるほど。お父様同士が学友で…それは何とも言い難いな。
それで、アウロラ嬢はどうするつもりなの?」
「はい。本当は、一度一緒にいたくらいで相手を見定める事は失礼にあたるとは思っております。けれども、どうにも話も合いませんしその…一緒にいるのも…」
ランナルに自分の気持ちをさらけ出そうとしたが、上手い言葉が見つからず、言葉を濁すとランナルがすかさず苦笑いしながら後をつないだ。
「まぁ、そうだね。あまり一緒に居たい相手ではないよね。
さっきも、自分で身分証を忘れたのに顔パスで通せと職員に詰め寄っていたし。」
「ええ、あの時は助かりました。」
アウロラも、注目も集めてしまうしあの時は本当に困ったのだった。
「じゃあ、奴…ビリエル殿がどうなってもアウロラ嬢は心を痛まないかな?」
「え?」
「いや、クリスティーンと母上がかなりご立腹でね。自分たちだけでなく、アウロラ嬢にも酷い言葉を投げつけていたと。」
「あ、先ほどの事ですね。私よりも、お二人の方が…」
「あのカフェには、うちで育てた林檎が使われた飲み物があってね。それを飲みに、服装も軽装で出掛けたみたいだったんだがそれが良くなかったのか。クリスティーンも、庶民の町娘の設定で出掛けたらしく年相応に対応したのが相手をつけ上がらせたのかと怒っていたよ。」
「まぁ!
…でも、だからって罵っていい理由にはなりませんものね。」
だからクリスティーンはあの場ではしおらしく口数もそれほど多い訳でもなかったのだと思った。ロビーで話していた時とは別人のようであったからだ。
「それに、アウロラ嬢という連れがいたのに、難癖を付けていた女性と去って行ったんだろう?男としてあり得ないと憤慨していた。」
「そうですか…確かに驚きましたが、これで良かったのですわ。」
「ああ、そうだね。俺もこれで遠慮無くいける。」
「え?」
「あ、いや…アウロラ嬢はビリエル殿と交流を続けたいのであれば、とは思ったんだがそうでないのなら…こうやって会う機会がこれからもあるといいと思ったんだがどうかな?」
「…はい、私もそう思います。」
そう問われ、アウロラは顔を赤らめながら答える。
「良かった!」
そう言ってお互い少し恥ずかしさからか気持ちを落ち着かせていると、何やらホテルの入り口の方から大きな声が聞こえてきた。
『おい!もう少しで肩の骨が折れる所だったぞ!謝れ!!』
「…なんだか、聞いた事のある声だが。」
それにランナルは反応し、声を上げる。アウロラも、確かに聞き覚えのある男性の声だと入り口を見遣ると、今度は女性の甲高い声で加勢が入った。どうやら、入り口扉で、ぶつかるぶつからないと難癖を付けているようだ。
『そうよ!どこ見て歩いてるのよ!?私達に道を譲りなさいよ!!』
少し距離もあり、姿こそ見えないが人もそれなりに行き交い賑わうホテルのロビーで、そのように聞こえるとはよほど声を荒げているのだろう、フロントから職員が慌てた様子で駆けつけているのが見えた。
「…もしかしたら、またこのホテルに用があるのかな。ビリエル殿、だよね?」
「違うと思いたいのですが声は似ていましたね。
女性の方も、先ほど一緒に出掛けられたディーサ=ショールバリと言われる、侯爵家のご令嬢の声に似ておりましたが。」
せっかく夕食の時間までゆっくり二人で話そうと思っていたのにと、苦々しい表情でお互い吐き出していると、その声が再び聞こえ、しかも近づいてくるのかはっきりと聞こえてきた。
ボエルは、ビリエルとディーサの話の時には自分の事のように憤慨していたが、ランナルの話を聞くや、両手を胸の前で組み目をキラキラさせていた。
「素敵な殿方ですね!
この後お会いするのですよね。服はどうされますか?腕が鳴ります!!」
「ボエル、あとからランナル様のお母様と妹さんもいらっしゃるのよ?」
「まぁ!家族ぐるみで!!
それにイクセル様にも了承を得ていらっしゃるなんて。」
どうしましょう!と行ったり来たりしているボエルを見て、苦笑するアウロラだったが、服装を選んだりしていると三時間はすぐ経ってしまい、慌ててロビーへと向かった。
結局、クリーム色に彩り豊かな小さな花柄のワンピースと先ほど付けたカメオも胸元に付け、髪は両サイドをまとめて後ろで緩く縛った姿に落ち着いたアウロラ。
階段を下りると、先ほどとはまた別の席に座っているランナルを見つけたアウロラだったが、ランナルも気づいたようで手を軽く振ってくれた。
「来てくれてありがとう。慌ただしかったかな。」
そう言って、近くにいた係員に珈琲と、アウロラにも尋ねてくれて紅茶を頼んだ。
「いえ、お誘いいただき嬉しかったです。」
「そ、そう?
あ!えっと、改めて妹を助けてくれてありがとう。さっき部屋で事の顛末を聞いたよ、済まなかったね。」
「とんでもない!
思ったよりも酷い怪我ではなくて良かったです。」
「アウロラ嬢君は…心優しいね。昔も今も変わらない。」
「そんな事ありませんわ。」
「いや…そんな心清らかな君が、どうして…」
「?」
「あ、いや…そもそも、何故ショールバリ侯爵家の彼と…?」
アウロラは、ビリエルと一緒にいた所を助けてもらったし、クリスティーン親子へ汚い言葉を浴びせられていた事もあって説明をする事とした。
「ーーーー…という事だったのです。」
「なるほど。お父様同士が学友で…それは何とも言い難いな。
それで、アウロラ嬢はどうするつもりなの?」
「はい。本当は、一度一緒にいたくらいで相手を見定める事は失礼にあたるとは思っております。けれども、どうにも話も合いませんしその…一緒にいるのも…」
ランナルに自分の気持ちをさらけ出そうとしたが、上手い言葉が見つからず、言葉を濁すとランナルがすかさず苦笑いしながら後をつないだ。
「まぁ、そうだね。あまり一緒に居たい相手ではないよね。
さっきも、自分で身分証を忘れたのに顔パスで通せと職員に詰め寄っていたし。」
「ええ、あの時は助かりました。」
アウロラも、注目も集めてしまうしあの時は本当に困ったのだった。
「じゃあ、奴…ビリエル殿がどうなってもアウロラ嬢は心を痛まないかな?」
「え?」
「いや、クリスティーンと母上がかなりご立腹でね。自分たちだけでなく、アウロラ嬢にも酷い言葉を投げつけていたと。」
「あ、先ほどの事ですね。私よりも、お二人の方が…」
「あのカフェには、うちで育てた林檎が使われた飲み物があってね。それを飲みに、服装も軽装で出掛けたみたいだったんだがそれが良くなかったのか。クリスティーンも、庶民の町娘の設定で出掛けたらしく年相応に対応したのが相手をつけ上がらせたのかと怒っていたよ。」
「まぁ!
…でも、だからって罵っていい理由にはなりませんものね。」
だからクリスティーンはあの場ではしおらしく口数もそれほど多い訳でもなかったのだと思った。ロビーで話していた時とは別人のようであったからだ。
「それに、アウロラ嬢という連れがいたのに、難癖を付けていた女性と去って行ったんだろう?男としてあり得ないと憤慨していた。」
「そうですか…確かに驚きましたが、これで良かったのですわ。」
「ああ、そうだね。俺もこれで遠慮無くいける。」
「え?」
「あ、いや…アウロラ嬢はビリエル殿と交流を続けたいのであれば、とは思ったんだがそうでないのなら…こうやって会う機会がこれからもあるといいと思ったんだがどうかな?」
「…はい、私もそう思います。」
そう問われ、アウロラは顔を赤らめながら答える。
「良かった!」
そう言ってお互い少し恥ずかしさからか気持ちを落ち着かせていると、何やらホテルの入り口の方から大きな声が聞こえてきた。
『おい!もう少しで肩の骨が折れる所だったぞ!謝れ!!』
「…なんだか、聞いた事のある声だが。」
それにランナルは反応し、声を上げる。アウロラも、確かに聞き覚えのある男性の声だと入り口を見遣ると、今度は女性の甲高い声で加勢が入った。どうやら、入り口扉で、ぶつかるぶつからないと難癖を付けているようだ。
『そうよ!どこ見て歩いてるのよ!?私達に道を譲りなさいよ!!』
少し距離もあり、姿こそ見えないが人もそれなりに行き交い賑わうホテルのロビーで、そのように聞こえるとはよほど声を荒げているのだろう、フロントから職員が慌てた様子で駆けつけているのが見えた。
「…もしかしたら、またこのホテルに用があるのかな。ビリエル殿、だよね?」
「違うと思いたいのですが声は似ていましたね。
女性の方も、先ほど一緒に出掛けられたディーサ=ショールバリと言われる、侯爵家のご令嬢の声に似ておりましたが。」
せっかく夕食の時間までゆっくり二人で話そうと思っていたのにと、苦々しい表情でお互い吐き出していると、その声が再び聞こえ、しかも近づいてくるのかはっきりと聞こえてきた。
189
あなたにおすすめの小説
メイド令嬢は毎日磨いていた石像(救国の英雄)に求婚されていますが、粗大ゴミの回収は明日です
有沢楓花
恋愛
エセル・エヴァット男爵令嬢は、二つの意味で名が知られている。
ひとつめは、金遣いの荒い実家から追い出された可哀想な令嬢として。ふたつめは、何でも綺麗にしてしまう凄腕メイドとして。
高給を求めるエセルの次の職場は、郊外にある老伯爵の汚屋敷。
モノに溢れる家の終活を手伝って欲しいとの依頼だが――彼の偉大な魔法使いのご先祖様が残した、屋敷のガラクタは一筋縄ではいかないものばかり。
高価な絵画は勝手に話し出し、鎧はくすぐったがって身よじるし……ご先祖様の石像は、エセルに求婚までしてくるのだ。
「毎日磨いてくれてありがとう。結婚してほしい」
「石像と結婚できません。それに伯爵は、あなたを魔法資源局の粗大ゴミに申し込み済みです」
そんな時、エセルを後妻に貰いにきた、という男たちが現れて連れ去ろうとし……。
――かつての救国の英雄は、埃まみれでひとりぼっちなのでした。
この作品は他サイトにも掲載しています。
【完結】想い人がいるはずの王太子殿下に求婚されまして ~不憫な王子と勘違い令嬢が幸せになるまで~
Rohdea
恋愛
──私は、私ではない“想い人”がいるはずの王太子殿下に求婚されました。
昔からどうにもこうにも男運の悪い侯爵令嬢のアンジェリカ。
縁談が流れた事は一度や二度では無い。
そんなアンジェリカ、実はずっとこの国の王太子殿下に片想いをしていた。
しかし、殿下の婚約の噂が流れ始めた事であっけなく失恋し、他国への留学を決意する。
しかし、留学期間を終えて帰国してみれば、当の王子様は未だに婚約者がいないという。
帰国後の再会により再び溢れそうになる恋心。
けれど、殿下にはとても大事に思っている“天使”がいるらしい。
更に追い打ちをかけるように、殿下と他国の王女との政略結婚の噂まで世間に流れ始める。
今度こそ諦めよう……そう決めたのに……
「私の天使は君だったらしい」
想い人の“天使”がいるくせに。婚約予定の王女様がいるくせに。
王太子殿下は何故かアンジェリカに求婚して来て───
★★★
『美人な姉と間違って求婚されまして ~望まれない花嫁が愛されて幸せになるまで~』
に、出て来た不憫な王太子殿下の話になります!
(リクエストくれた方、ありがとうございました)
未読の方は一読された方が、殿下の不憫さがより伝わるような気がしています……
【完結】溺愛される意味が分かりません!?
もわゆぬ
恋愛
正義感強め、口調も強め、見た目はクールな侯爵令嬢
ルルーシュア=メライーブス
王太子の婚約者でありながら、何故か何年も王太子には会えていない。
学園に通い、それが終われば王妃教育という淡々とした毎日。
趣味はといえば可愛らしい淑女を観察する事位だ。
有るきっかけと共に王太子が再び私の前に現れ、彼は私を「愛しいルルーシュア」と言う。
正直、意味が分からない。
さっぱり系令嬢と腹黒王太子は無事に結ばれる事が出来るのか?
☆カダール王国シリーズ 短編☆
【完】嫁き遅れの伯爵令嬢は逃げられ公爵に熱愛される
えとう蜜夏
恋愛
リリエラは母を亡くし弟の養育や領地の執務の手伝いをしていて貴族令嬢としての適齢期をやや逃してしまっていた。ところが弟の成人と婚約を機に家を追い出されることになり、住み込みの働き口を探していたところ教会のシスターから公爵との契約婚を勧められた。
お相手は公爵家当主となったばかりで、さらに彼は婚約者に立て続けに逃げられるといういわくつきの物件だったのだ。
少し辛辣なところがあるもののお人好しでお節介なリリエラに公爵も心惹かれていて……。
22.4.7女性向けホットランキングに入っておりました。ありがとうございます 22.4.9.9位,4.10.5位,4.11.3位,4.12.2位
Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)
【完結】氷の王太子に嫁いだら、毎晩甘やかされすぎて困っています
22時完結
恋愛
王国一の冷血漢と噂される王太子レオナード殿下。
誰に対しても冷たく、感情を見せることがないことから、「氷の王太子」と恐れられている。
そんな彼との政略結婚が決まったのは、公爵家の地味な令嬢リリア。
(殿下は私に興味なんてないはず……)
結婚前はそう思っていたのに――
「リリア、寒くないか?」
「……え?」
「もっとこっちに寄れ。俺の腕の中なら、温かいだろう?」
冷酷なはずの殿下が、新婚初夜から優しすぎる!?
それどころか、毎晩のように甘やかされ、気づけば離してもらえなくなっていた。
「お前の笑顔は俺だけのものだ。他の男に見せるな」
「こんなに可愛いお前を、冷たく扱うわけがないだろう?」
(ちょ、待ってください! 殿下、本当に氷のように冷たい人なんですよね!?)
結婚してみたら、噂とは真逆で、私にだけ甘すぎる旦那様だったようです――!?
【完結】憧れの人の元へ望まれて嫁いだはずなのに「君じゃない」と言われました
Rohdea
恋愛
特別、目立つ存在でもないうえに、結婚適齢期が少し過ぎてしまっていた、
伯爵令嬢のマーゴット。
そんな彼女の元に、憧れの公爵令息ナイジェルの家から求婚の手紙が……
戸惑いはあったものの、ナイジェルが強く自分を望んでくれている様子だった為、
その話を受けて嫁ぐ決意をしたマーゴット。
しかし、いざ彼の元に嫁いでみると……
「君じゃない」
とある勘違いと誤解により、
彼が本当に望んでいたのは自分ではなかったことを知った────……
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
【完結】美人な姉と間違って求婚されまして ~望まれない花嫁が愛されて幸せになるまで~
Rohdea
恋愛
───私は美しい姉と間違って求婚されて花嫁となりました。
美しく華やかな姉の影となり、誰からも愛されずに生きて来た伯爵令嬢のルチア。
そんなルチアの元に、社交界でも話題の次期公爵、ユリウスから求婚の手紙が届く。
それは、これまで用意された縁談が全て流れてしまっていた“ルチア”に届いた初めての求婚の手紙だった!
更に相手は超大物!
この機会を逃してなるものかと父親は結婚を即快諾し、あれよあれよとルチアは彼の元に嫁ぐ事に。
しかし……
「……君は誰だ?」
嫁ぎ先で初めて顔を合わせたユリウスに開口一番にそう言われてしまったルチア。
旦那様となったユリウスが結婚相手に望んでいたのは、
実はルチアではなく美しくも華やかな姉……リデルだった───
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる