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王国崩壊編
138.マインラート
しおりを挟むリビングに全員が集められた。といっても、獣群連邦で任務を続けているオリヴァー先輩はいらっしゃらない。なのでそれ以外の奴隷と騎士、そして寮監のバルタザールだった。
「マインラート君……外に出ても元気でね!」
ハンカチを握りしめ、何度も眼鏡をずらして拭いながらおいおい泣いている。その勢いに私はやや引いていた。聞けばマインラートはバルタザールが寮監になる前に、すでにこの寮に居たらしい。そのマインラートが辞めていくのが感慨深いようだった。
マインラートは少し困ったような表情をしながらゆるく微笑んだ。
<そんなに泣いて、僕の消音魔法の手順、間違ったりしないでくださいね>
「わかってるよおおお~っ」
基本寮にいる奴隷は任期を終えれば解放になる。
犯罪奴隷や専業奴隷は平民の地位が与えられるし、その後ろ盾は群青騎士団となる。……まあ声を取り戻しても定期的に所在を確認されたり、騎士の身体の秘密に関しては喋れない制約が付くらしいが。
自分の奴隷のハイラムがあと一年とちょっとで任期満了なアンドレ先輩は、少しばかりそわそわしていた。当の本人は素知らぬ顔でマインラートと挨拶を交わしている。
<ベッカー。僕の後任が決まるまでは大変だと思うけど、エリーをよろしくお願いしますね>
<任されたくねえけど任された。ま、ユストゥスもいるから大丈夫だろ>
<勝手に俺を巻き込むんじゃねえよ>
笑い合う彼らの表情は明るかった。
エリーアス様は少し離れた壁際の椅子に腰かけ、奴隷たちと笑い合うマインラートを眩しそうな表情で眺めている。指先で自分の髪を弄ろうとして、短くなったことにふっと小さく笑みを零していた。そんなエリーアス様にクリス先輩が紅茶を差し出している。
皆がそっとしておけと言うのでお声を掛けていないのだが、それでも寂しさを堪えるようなエリーアス様に私もなんだか寂しい気持ちになってしまう。エリーアス様とは逆側の壁の端でうろうろしていると、ライマー先輩に「熊が徘徊してる」と笑われた。
「お前ね……そんな顔してたらエリーアスも気にするでしょ?」
「しかしだな……お声をかけないから、そばに行ってもよいだろうか」
ジギー先輩に小さな声で咎められたが、ますます気になってしまい、私は身体を丸めてこそこそと囁き返した。へんなりと眉毛が下がっているのを見られて、小さく吹き出される。
「しょげ熊め、マインラートがいる間は我慢しな。代わりにほら、ディーターをあげるから」
「えっ」
ジギー先輩に腕を軽く引かれたディー先輩は目をぱちりと瞬かせ、私を見上げた。よほど私が情けない顔をしていたのか、軽く表情を緩ませると、私の腕の中に入ってきてくれた。
なので私はディー先輩を背後から覆いかぶさるようにして抱き締める。私が本気で圧し掛かったらディー先輩などぺしゃんこだ。だから軽くくっつく程度にしているが、細いディー先輩は私の腕にすっぽりと埋もれてしまう。
「すまないディー先輩」
「何言ってるの。クンツとくっつけるの、嬉しいよ」
頬をすりすりと寄せるとくすぐったいのか小さく笑みを零す。そんな私とディー先輩を見て、イェオリは腕を組んで嬉しそうに頷いていた。ハイルヴィヒがそんなイェオリに首を傾げながら尋ねる。
<なあ、あれはいいのかよ>
<子熊はディーの癒しだからね。下心あってじゃれてるわけじゃないし>
<襲われてるようにしか見えねえけど、そんなもんかあ?>
<彼は、誰にとっても可愛い存在ですから。……2人ともエリーをよろしく>
マインラートが会話に混じってきたことでイェオリとハイルヴィヒが頷きつつ手話を続ける。
<よろしくされなくても、勝手に絞ってってくれるからな>
<僕はもう少しお手柔らかにお願いしたいところだけどね>
奴隷たちが挨拶を終えると次は騎士たちだ。
穏やかに挨拶を交わしていく。マインラートは品行方正でセックスも上手いしおちんぽは大きいし所作も丁寧なので、奴隷専用の麻服を着ていても貴族である騎士の中にいても見劣りがしない。
マナーをそこまで勉強していない私が言えた話ではないが、庶民の出だというライマー先輩の方がガサツなぐらいだ。
そしてようやく私の番が来たのか、ついっと視線を向けられた。新月時の湖面のような黒い瞳が私を捉える。少し緊張してきゅっと強くディー先輩を抱き締めてしまった。先輩が小さく声を漏らしたことに気付いて、慌てて力を緩める。
途端にマインラートの視線が下がってディー先輩に移った。
<余り接点はなかったけれど、貴方の体調が回復してよかったです。エリーをよろしくお願いします>
「僕が出来ることなんてあんまりないと思うけど、でも群青騎士として精いっぱい頑張るよ」
私が抱きついている下からディー先輩は手を出しだし、マインラートも笑顔で握り返している。それを眺めていると、不意にその手が動き、ほっそりとした白いたおやかなマインラートの指が、私の鼻を摘まんだ。
「ふがっ?」
ディー先輩を抱き締めたまま、固まる。マインラートは微笑んでいるが、その意図がわからない。
マインラートに嫌いと言われたあともおちんぽは貰ってはいたが、会話はほとんどなかった。彼のものを舐めて勃たせて、入れて出して終わりだ。愛撫は丁寧で的確だから私は盛大に声を上げて喘いだし、終わった後も甲斐甲斐しく服を着せてもらったりしている。
が、私が何を言っても微笑むばかりで手話を返してくれないのだ。
ユストゥスにも相談したが、難しい表情で<気にするな>と言われて終わりだった。
ど、どうしたらいいのだ?
鼻を塞がれても口で呼吸できるからいいのだが、口を開いていいものか。考えているうちにどんどん息苦しくなってくる。するとマインラートは摘まんだとき同様、ぱっと指を離した。
「だ、大丈夫?」
「へいき、だ」
呼吸して良いと言われた気がしてゼイゼイと大きく息を吸い込む私に、ディー先輩が気遣ってくれる。その間にマインラートはバルタザールの元に戻っていた。
もしかしてもしかしなくても、私への挨拶はこれで終わりか……?
何とも複雑な心境で黒髪の麗人を見やる。
<声を戻していただいていいでしょうか。最後にエリーと話がしたい>
「うんうんいいよ!そんなに時間ないけど、ちゃんと挨拶してね」
マインラートを椅子に座らせ舌を差し出させると、バルタザールは小袋を取り出し、中に入った粉を指に付けながら解呪を行う。
「……あー、あああー。ん、あー」
皆が見ている前で舌に付いていた魔法印がなくなり、マインラートは喉を手で押さえながら声を出した。年齢にしては少し高めの艶やかな声だった。
……ん?この声、聞いたことあるような、ないような……?だが気のせいだろう。奴隷だったマインラートの声を聞く機会などないはずだ。うん。
マインラートは喉の調子を確認した後にバルタザールに礼を言い、それからエリーアス様に向き直る。そしてまっすぐ歩み寄った。エリーアス様は手にしていたソーサーとカップを太めの肘置きにおくと立ち上がる。
「マインラート」
感無量と言った表情のエリーアス様に対して、マインラートは軽く目を閉じ、ゆっくりと開いてうっすらと笑みを浮かべた。
「独善的で身勝手な貴方のこと、僕はずっと嫌いでした」
艶やかな声で飛び出した毒に周辺がざわめいた。だがそんなマインラートに対しても、エリーアス様は笑みを深くするばかりで慈愛に満ちた表情を浮かべている。
「知ってたよ。ごめんね。今までずっと拘束して。でも安心して、もう大丈夫だから」
「僕を他国に送り出せる折衝が、上手くいったからからですか」
「え、どういうことエリーアス! 重要機密を握っている群青騎士の元奴隷が、他国に出せるわけ……「国や団長の了承は得てる!マインラートに関しては、誰にも口を出させないから」」
背筋が凍りつくような冷たさを持ったエリーアス様の言葉に、バルタザールは口を噤んだ。それによって、マインラートが国外に出ることが確実であるということが皆の中に伝わる。奴隷たちにも動揺が広がり、ユストゥスやおじさまが顔をしかめた。
「そのために貴方がどれだけの犠牲を払ったのも、僕は理解しているつもりです」
「別に恩義を感じてほしいわけじゃないよ、マインラート」
「ええ、そうですね。貴方はいつだってそうだった。僕がいくらやめてほしいと頼んでもやめてくれなかった」
「……必要なことだったからね」
「そうですね。貴方にとっては全部、必要なことだった。……ねえ、僕を離さないでエリー。お願い。離れたくない」
心の奥底から絞り出したような懇願だった。
マインラートが強く握った拳は小さく震えているように見える。その手をエリーアス様は優しく両手で包み、自らの唇に押し当てて膝を付く。
「どうか……どうか僕のこともこの国のことも忘れて、どうか健やかにお過ごしください」
手を離したエリーアス様は、そのまま頭を垂れた。右胸に握った手を当て跪くその姿勢は臣下の礼で、まるで厳かな儀式に立ち会ったかのような空気に飲まれて、誰もかれもが静かになる。
その沈黙を破ったのはマインラートだった。
「あっははははっ!最後の最後まで、エリーは少しも僕の気持ちを汲んでくれないんだね!いいよもう、それなら」
ぶわり、とマインラートを中心に気流が生まれた。私は咄嗟にディー先輩を背後に隠して強化魔法を巡らせる。挙動が遅れた奴隷を騎士が庇うように部屋の中心から押し退けた。
マインラートを中心に膨れ上がっていくのはまさしく魔力で、エリーアス様が目を見開く。マインラートの黒い髪から色素が抜け落ちて黄金に輝いた。合わせて瞳の色も麗しい蒼色へと移り変わる。
「『土よ』!」
強化した身体から、魔力が急速に抜けていく気がする。触れた絨毯と床板の下には土台の石と土がある。直に触れているわけではないから扱いが難しいが、それでもマインラートを囲う岩を……皆の盾となる壁を作り出す。エリーアス様をその円の外には出せなかった。距離が近すぎた。
マインラートは身体から漏れだす光で輝いて、眩しいぐらいだった。それらはすべて魔力で私はぞっとする。もっと硬くしないと吹き飛ばされる!
「『意思に従い密度を増しなさい』!」
クリス先輩の補助魔法が掛かって、私が作り出した壁は、強く硬く分厚く成長した。
「あーもうマジかよッ」
ジギー先輩のぼやきとともに、ひゅんっと視線の端をピンクの糸が走っていく。
周辺にいないかユストゥスとおじさまを探したが、姿は見えない。立ち位置的に逆側だった。どうしてそばにいなかったのかと悔やむ。でもぐるりと壁の外側を回って、そちらに行く時間はなかった。
「やめ……っだめです!カインザート様っ!!」
エリーアス様の切羽詰まった声がする。私は振り返ってディー先輩を抱き締めてその身体を覆った。
「うるさい!僕は僕で、勝手にするから!」
その宣言とともに、バチバチと跳ねあがる光が爆発した。
私が作り出した壁はあっという間に消え去り、光は皆を飲み込んだ。
それでも最後にエリーアス様の魔力が緩衝帯となったのがわかった。それがなければ命がなかったことだろう。だがその放出された魔力の強さに、私たちは吹き飛んで瓦礫の下になる。
全てが一瞬のうちに終わっていた。
「ディー先輩っ、大丈夫だろうか?」
「ぼくは、僕は平気だけど、クンツは大丈夫?っ……イェオリッ!イェオリどこっ?!」
全身に痛みはあるものの身体は動かせる。パニックになっているディー先輩を抱き締めたまま、私は強化魔法で落ちてきた瓦礫を力任せに押しのける。
「っは……」
外に這い出てみて驚いた。
一輪寮が跡形もなく吹き飛んで、そこにあるのは瓦礫の山ばかりとなっていた。私の腕から抜け出たディー先輩が、イェオリを呼びながら瓦礫を押しのけて探している。
大きな爆発音に、周辺からもざわめきが聞こえた。ぼこりと瓦礫が押し上がり、土埃に塗れた先輩方が次々に顔を出す。強化魔法は私だけでなく騎士は皆ほとんどが使えるので、こういう時は早い。
だが問題は奴隷たちだ。声も出せない状態で埋もれてしまったらどう掘り起こせばいいのか。
「ディー!全員糸くっつけてるから、順に助けよ」
「クンツ、こっち手伝ってくれ!それからエリーアス、……おいエリーアス!」
ジギー先輩がディー先輩を呼び、すでに目印となったピンクの糸を頼りに掘り起こし始めていたアンドレ先輩が私を呼んだ。呼ばれて私はそちらに駆け寄る。
放射線状に破片が広がり、その中心近くにエリーアス様が呆然と立っていた。呼ばれているのも気付かない。
「なん……どうして、カインザートさま……っ」
エリーアス様の悲痛な問いかけに応える者は、誰もいなかった。
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