絶対に笑える作者の日常・爆笑した話集

湯川仁美

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㊱箸が折れた。

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ooh!my chopstick
おー!私の箸が。
冷凍ご飯が解凍されているだろうと思い取り分けようと突き刺したら、折れた。

結婚して数年。
毎日、毎日、毎日、お勤めご苦労様でした。
合掌。

心の中で箸に向かって合掌をすると、ゴミ箱に梨乃は自身の箸と夫の箸を捨てる。
そして、その日から結婚祝いで貰った夫はグリーン。
妻は赤の夫婦箸を使い出した。

―――5日後
「最近見てないんだけど。いつもの箸は?」
夫の総一郎は夕食時、何気なく総一郎は尋ねた。
「折れた」
「え?あ、そうなんだ。某有名雑貨店、フランプランの箸折れたんだ。毎日、使ってもんな」
「うん。ショックだったわ」
「俺に”合わせて”お揃いにしてくれてありがとう」
「違うわよ?折れたのは私の箸」
「あ、じゃあ。俺はいつもの使おうかな」
結婚祝いの箸はツルツルでゴツゴツしている使いにくい橋。
「貴方の箸もゴミ箱よ」

「え?」

「捨てた」
「俺の箸は・・・折れてないんだよね」
「そうよ」
「・・・あ、うん。えーっ!」
ガーンっとする総一郎に梨乃は少し肩をすくめる
「今ここで、捨てることなかったよなと後悔してる」
けどさ。
梨乃は総一郎を見る。
「何もかもお揃いがいいよね?」
「・・・・あ、え、あぁ・・・。うん!」
「長年連れ添った箸も1人で捨てられると悲しがるし、病む終えなかったのよ」
「あ、うん。そうだね」
妻に丸め込まれた夫に梨乃はクスクス笑いながらごねんね。捨てる事はなかったわと両手を合わせた。

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