絶対に笑える作者の日常・爆笑した話集

湯川仁美

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㊲思わずケラケラさすが、小学生の高学年

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―――木曜の昼下がり。
時計が13時を指した時だった。
その日の梨乃は給食を職員室で教頭や校長と雑談をしながら食べ終え、保健室でコーヒーを飲んでいたが急ぎの仕事もないので保健室のドアを開けると給食を返しに行く子供達をなんとなく眺めていた。

”顔面に不審な痣のある子はいないかしら?”
目の周り、頬骨、顎など骨の付きだしたところの痣は質問。
眼球、ほっぺなと骨が無く柔らかい所は他人からの暴力が多いなど色々とチェック項目はある。
”あ・・・。発見”
「畑田さん。顔、どうしたの?」
目の周りの骨の下に青あざのある子どもに林檎は尋ねる。
「空手で殴られた」
「あら。そうなんだ。痛そう」
なんて気になった児童に片っ端から観察して言う中だった。

「なぁー!湯川先生」
声を掛けてきたのは給食を返し終えた6年生の男の子。
165㎝と学校の中でも背の高い彼はお調子者。
「佐々木君。どうしたの?」
梨乃はにっこりとほほ笑んで穏やかに答える。
「俺、友達おらんねん!」
堂々という彼に梨乃は苦笑する。
お前の隣に居るの友達じゃないのか?
彼は良く休み時間に一緒に遊んでいる三木、浅草と歩いている。
「そうなの。先生が友達1号になってあげましょうか?」
冗談で言うには、二人の友人が傷つくのではないのかしら?
なんて梨乃は思っていると・・・。

「いらんわ!」
彼が明るく梨乃の提案を断る。
「俺、親友は一杯おるから!」
「ぷっ。あはははははは。良かったわね。昼休憩を楽しんできて」
梨乃はクスクス笑うと子供達の観察に戻る。

―――――5時間目の授業の始まった職員室
「今日、親友と言う言葉を授業で習ったのかしら?」
梨乃はクスクス笑いながら教頭に言うと、教頭も苦笑する。
「確かに。友達おらんって言われたら、びっくりするやんな」
教頭は仕事の手を止めると梨乃に相槌を打つ。
「そうなんですよね。心配して友達になってあげようかといったら、親友は沢山いるって断られて」
「拍子抜けするな」
「そうなんですよ。でも、素敵な自慢を聞けて腹は立たないですね」
平和な会話をすると梨乃は職員室で事務仕事を始めた。
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