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助けに来ました。
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駐車場に着くと雪かきをしている職員だらけだった。
とりあえず、リハビリ職員の男性二人、福島くんと伊藤くんを呼び寄せた。
私「こうなったら俺ら3人で、かたっぱしから押し出して職員を返すしかない」
福島「どっからいきます?」
私「道路近くの車から行こうか。道路は除雪されてて、あそこまで押し出せば、あとは勝手に帰って行くだろう」
伊藤「かなり台数ありますよ」
私「仕方がない。たぶん俺ら帰れるの20時くらいか」
福島「がんばりましょう」
最初はスコップで掘って、3人で押したりしていたが、台数が多く大変だった。
車体に積もった雪を降ろしただけで、その雪で身動き不能になる。
私「福島くん、伊藤くん、もうこうなったら俺の車で牽引フックつけて引っ張ってやろうかと。そんで、ふたりはある程度出たら、道路まで押してやって。その間に俺は次の車のところに行ってフックかけるなりしとくから」
二人「わかりました」
いつかきっと使うであろうと積んでいた牽引ロープを取り出した。
私の車は古い車でも、雪道の走行性能や引っ張るパワーはある。
念のためこんな車に乗っててよかった。
道路に近い車からどんどん引っ張ることにした。
ある程度駐車場の道路ぎわまで引っ張ったら、二人が道路まで押し出すと。
次から次へと牽引フックを掛けて引っ張り出して職員を返して行った。
雪はまだまだ降ってきて吹雪だ。
暗くなって来たので、外部照明を点灯し駐車場を明るくした。
作業効率アップするだろう。
職員の車を引っ張り出して、送り出すと、なんと先に帰ったと思ってた竹田さんがまだ駐車場内で雪かきをしていた。
しかも、ボディに乗った雪を降ろす雪かきスティックで!
あーかわいそうにー、スコップ持ってないなんて。
そんなスティックで雪を掻こうと言う意志がまた可愛い。
私「あれ?!竹田さん、まだ帰ってなかったんですか!」
竹田「あ!東條さん、18時までに保育園に行かないといけないんですー」
私「スコップなかったんですか?」
竹田「持ってませんでした。」
私「それ雪かくスティックですよ」
竹田「これしかなかったんだもん」
私「おーい、福島くん伊藤くん、今度は竹田さんの車を押すぞ」
二人「はい~」
私「竹田さん、俺の車で牽引ロープで動けるところまで引っ張るんで、フロントバンパーに牽引フック付けましょう!トランク開けますよ?」
竹田「散らかってて恥ずかしい」
私「大丈夫大丈夫~」
牽引フックを見つけてフロントバンパーに装着。
私の車に牽引ロープを接続した。
そして引っ張り始めることにした。
私「竹田さんハンドルを左にきって、優しくアクセルを踏んでください。二人が後ろから押すんで」
竹田「わかりました」
福島「引っ張っていいですよー」
引っ張り出そうとしたら、車体が隣の車にぶつかると思ったらしく、竹田さんはハンドルを左から右にきって更にブレーキまで!
思ったように動かなかった。
さらに隣の車との隙間が減ってしまった。
車を降りて、竹田さんの近くへ。
私「竹田さん左にハンドルをきるんですよ!?」
竹田「だって隣の車にぶつかると思ったんだもん」
私「大丈夫ですよ!」
竹田「絶対?!」
私「絶対大丈夫」
隣の車に寄ってしまったので、引っ張る方向を変更することに。
私「福島くん、伊藤くん車の場所変えるわ。ここからだともう隣の車に当たるから、前に持ってくるわ」
二人「わかりました」
私「竹田さん俺の車を前に持ってくるんで、ちょっと待ってて」
竹田「はい」
フックを外して私は駐車場をぐるりとまわり雪山を越えて、正面から竹田さんの車を引っ張る位置に移動した。
そして、牽引フック装着。
私「竹田さん、今度は真っ直ぐ引っ張り出しますんで、そのままハンドルは真っ直ぐで!」
竹田「わかりました!」
私「二人ともいくぞー」
二人「はい~!」
今度はまっすぐ進むだけだから、うまく引っ張りだして、竹田さんの車を走り出せるところまで引いて、牽引ロープを外した。
私「おっしゃ、これでオッケー」
保育園に間に合うかどうかはわからない。
私「18時に間に合うといいですね」
彼女「たぶん間に合います!ありがとうございます!」
私「いえいえー、礼には及びますよー二人とも道路まで頼む」
二人「はい~」
竹田さんは二人に押されながら、無事駐車場を出発。
私は次の車へ牽引フックをかけに行った。
その後もスタックした職員を3人で助け続けて、作業を終えた。
ともさんも事務仕事を終えて帰ることに。
ともさんはスタックせずに帰れた。
私「いやー終わったねぇ、お疲れ様」
二人「お疲れ様です」
私「やばかったね」
福島「やばかった明日もですかね?」
私「まぁこのままだと明日はもっと雪積もるだろうね」
伊藤「駐車場って除雪車って入って来ませんか?」
私「業者頼んでるんだけど、他も忙しくてすぐ来れないらしい。施設にある除雪車壊れてるけんな」
福島「意味ないっすね」
私「ホントだよー。修理してもらわんとね」
伊藤「ですね、帰りましょうか」
三人「おつかれっすー」
と言って3人はしっかり残業を付けてこの日の作業を終えた。
とりあえず、リハビリ職員の男性二人、福島くんと伊藤くんを呼び寄せた。
私「こうなったら俺ら3人で、かたっぱしから押し出して職員を返すしかない」
福島「どっからいきます?」
私「道路近くの車から行こうか。道路は除雪されてて、あそこまで押し出せば、あとは勝手に帰って行くだろう」
伊藤「かなり台数ありますよ」
私「仕方がない。たぶん俺ら帰れるの20時くらいか」
福島「がんばりましょう」
最初はスコップで掘って、3人で押したりしていたが、台数が多く大変だった。
車体に積もった雪を降ろしただけで、その雪で身動き不能になる。
私「福島くん、伊藤くん、もうこうなったら俺の車で牽引フックつけて引っ張ってやろうかと。そんで、ふたりはある程度出たら、道路まで押してやって。その間に俺は次の車のところに行ってフックかけるなりしとくから」
二人「わかりました」
いつかきっと使うであろうと積んでいた牽引ロープを取り出した。
私の車は古い車でも、雪道の走行性能や引っ張るパワーはある。
念のためこんな車に乗っててよかった。
道路に近い車からどんどん引っ張ることにした。
ある程度駐車場の道路ぎわまで引っ張ったら、二人が道路まで押し出すと。
次から次へと牽引フックを掛けて引っ張り出して職員を返して行った。
雪はまだまだ降ってきて吹雪だ。
暗くなって来たので、外部照明を点灯し駐車場を明るくした。
作業効率アップするだろう。
職員の車を引っ張り出して、送り出すと、なんと先に帰ったと思ってた竹田さんがまだ駐車場内で雪かきをしていた。
しかも、ボディに乗った雪を降ろす雪かきスティックで!
あーかわいそうにー、スコップ持ってないなんて。
そんなスティックで雪を掻こうと言う意志がまた可愛い。
私「あれ?!竹田さん、まだ帰ってなかったんですか!」
竹田「あ!東條さん、18時までに保育園に行かないといけないんですー」
私「スコップなかったんですか?」
竹田「持ってませんでした。」
私「それ雪かくスティックですよ」
竹田「これしかなかったんだもん」
私「おーい、福島くん伊藤くん、今度は竹田さんの車を押すぞ」
二人「はい~」
私「竹田さん、俺の車で牽引ロープで動けるところまで引っ張るんで、フロントバンパーに牽引フック付けましょう!トランク開けますよ?」
竹田「散らかってて恥ずかしい」
私「大丈夫大丈夫~」
牽引フックを見つけてフロントバンパーに装着。
私の車に牽引ロープを接続した。
そして引っ張り始めることにした。
私「竹田さんハンドルを左にきって、優しくアクセルを踏んでください。二人が後ろから押すんで」
竹田「わかりました」
福島「引っ張っていいですよー」
引っ張り出そうとしたら、車体が隣の車にぶつかると思ったらしく、竹田さんはハンドルを左から右にきって更にブレーキまで!
思ったように動かなかった。
さらに隣の車との隙間が減ってしまった。
車を降りて、竹田さんの近くへ。
私「竹田さん左にハンドルをきるんですよ!?」
竹田「だって隣の車にぶつかると思ったんだもん」
私「大丈夫ですよ!」
竹田「絶対?!」
私「絶対大丈夫」
隣の車に寄ってしまったので、引っ張る方向を変更することに。
私「福島くん、伊藤くん車の場所変えるわ。ここからだともう隣の車に当たるから、前に持ってくるわ」
二人「わかりました」
私「竹田さん俺の車を前に持ってくるんで、ちょっと待ってて」
竹田「はい」
フックを外して私は駐車場をぐるりとまわり雪山を越えて、正面から竹田さんの車を引っ張る位置に移動した。
そして、牽引フック装着。
私「竹田さん、今度は真っ直ぐ引っ張り出しますんで、そのままハンドルは真っ直ぐで!」
竹田「わかりました!」
私「二人ともいくぞー」
二人「はい~!」
今度はまっすぐ進むだけだから、うまく引っ張りだして、竹田さんの車を走り出せるところまで引いて、牽引ロープを外した。
私「おっしゃ、これでオッケー」
保育園に間に合うかどうかはわからない。
私「18時に間に合うといいですね」
彼女「たぶん間に合います!ありがとうございます!」
私「いえいえー、礼には及びますよー二人とも道路まで頼む」
二人「はい~」
竹田さんは二人に押されながら、無事駐車場を出発。
私は次の車へ牽引フックをかけに行った。
その後もスタックした職員を3人で助け続けて、作業を終えた。
ともさんも事務仕事を終えて帰ることに。
ともさんはスタックせずに帰れた。
私「いやー終わったねぇ、お疲れ様」
二人「お疲れ様です」
私「やばかったね」
福島「やばかった明日もですかね?」
私「まぁこのままだと明日はもっと雪積もるだろうね」
伊藤「駐車場って除雪車って入って来ませんか?」
私「業者頼んでるんだけど、他も忙しくてすぐ来れないらしい。施設にある除雪車壊れてるけんな」
福島「意味ないっすね」
私「ホントだよー。修理してもらわんとね」
伊藤「ですね、帰りましょうか」
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と言って3人はしっかり残業を付けてこの日の作業を終えた。
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