107 / 190
#107 完全無欠?の和食の朝食(昆布と鰹無双)。その1
しおりを挟む
さぁ、待ちに待った昆布と鰹の出汁で朝ご飯である。
まずは、昨日の晩から浸けておいた米を炊く。
次に和風出汁を取る。水を張った鍋に昆布を入れておく。
その間に、他の材料を取りに厨房へ。冷蔵庫から鰹節と卵とブロッコリ、棚から人参とじゃがいも、レモンを出し、2階に戻る。
まずは人参を、皮を剥かずに乱切りに。水から茹でて行く。沸いて来たら塩を加える。
次はブロッコリ。小房に分け、粗方茹だった人参の鍋に追加して行く。
米の鍋が沸いて来たので、弱火にして。
鰹節を削る。昨日やった通りに、引き削りして行く。時折量を確認しながら。たっぷり必要な筈だ。
さて、人参とブロッコリが茹で上がったので、ザルに丘上げしておく。
鰹節削り器の箱を見ると、なかなかの量が削れていた。これで足りるだろうか。
では、昆布を浸した鍋を火に掛ける。
沸騰するまでの間に、じゃがいもの皮を剥いて拍子木切りに。
出汁の鍋が沸いて来た。慌てて昆布を引き上げる。火を止めて、鰹節をたっぷりと入れる。このまま少し待つ。
その間にボウルに卵を割り入れ、解しておく。
やがて鰹節が鍋底にしっかりと沈む。味噌汁を作る鍋に、出た出汁だけをゆっくりと静かに移して行く。鰹節の細かい破片などが入ってしまうが気にしない。
透明で綺麗な1番出汁が取れた。壱は満足げに眼を輝かす。
その出汁を少し分けておいて。
出汁の鍋に、表面のでんぷんを取る為に流水で洗ったじゃがいもを入れ、まずは煮て行く。これは味噌汁になる。
そろそろ米が炊き上がるだろうか。耳を澄ましてみると、チリチリと小さな音。火を消して蓋を開けると、つやつやほかほかの白米が現れた。
濡らした木べらで底から返し、また蓋をして蒸らしておく。
お次はふりかけ作り。出汁殻の昆布を細く切り、鰹節が入ったままの鍋へ。そこにひたひたの水を入れると火に掛けて、沸いたら砂糖と味噌を入れて煮詰めて行く。
次に溶いておいた卵に、先程分けておいて粗熱が取れた出汁と塩を入れ、良く混ぜる。
フライパンを用意し、オリーブオイルを引き、焼いて行く。出汁巻き卵である。出来上がったらまな板に上げておく。
次はマヨネーズを作る。全卵を泡立て器で良く解し、オリーブオイルを少しずつ入れながら撹拌。乳化したらレモン汁を入れて更に混ぜる。これで出来上がりである。
仕上げに入る。まずは人参の葉をざく切りに。これは味噌汁に入れる。
続いて粗熱が取れた出汁巻き卵を切り、皿に盛る。
壁際の振り子時計を見る。そろそろ茂造が起きて来るだろうか。味噌汁に味噌を溶いておこう。
ふりかけも混ぜて。
そうしている内に、茂造が起きて来た。
「おはようのう。今朝もありがとうのう。良い匂いじゃ」
茂造が嬉しそうに鼻をひくつかせた。
「おはようじいちゃん。サユリ起こして来てよ」
「ほいほいっと」
茂造が洗面所に向かうと、壱は味噌汁に人参の葉を入れる。
最後にもう1品。茹でて丘上げしておいた人参とブロッコリをボウルに移し、マヨネーズで和える。そこに鰹節を入れて更に和えて行く。
人参とブロッコリのおかかマヨネーズ和えの完成である。
サラダボウルに盛り、米と味噌汁もスープボウルに注ぐ。出来たふりかけも小皿に。
出汁巻き卵と一緒にテーブルに並べ、朝食の完成である。
我ながらその出来栄えに、壱が満足げに息を吐くと、サユリと茂造が食堂に戻って来た。
「ふむ、壱、その表情から、今日の朝食は会心の出来なのだカピな?」
サユリが言い、眼を細める。
「うん! 昆布も鰹節も使える様になったからさ! しっかり和食を作っちゃったよ」
「それは楽しみだカピな」
サユリがテーブルに上がり、茂造が椅子に掛けた。
まずは、昨日の晩から浸けておいた米を炊く。
次に和風出汁を取る。水を張った鍋に昆布を入れておく。
その間に、他の材料を取りに厨房へ。冷蔵庫から鰹節と卵とブロッコリ、棚から人参とじゃがいも、レモンを出し、2階に戻る。
まずは人参を、皮を剥かずに乱切りに。水から茹でて行く。沸いて来たら塩を加える。
次はブロッコリ。小房に分け、粗方茹だった人参の鍋に追加して行く。
米の鍋が沸いて来たので、弱火にして。
鰹節を削る。昨日やった通りに、引き削りして行く。時折量を確認しながら。たっぷり必要な筈だ。
さて、人参とブロッコリが茹で上がったので、ザルに丘上げしておく。
鰹節削り器の箱を見ると、なかなかの量が削れていた。これで足りるだろうか。
では、昆布を浸した鍋を火に掛ける。
沸騰するまでの間に、じゃがいもの皮を剥いて拍子木切りに。
出汁の鍋が沸いて来た。慌てて昆布を引き上げる。火を止めて、鰹節をたっぷりと入れる。このまま少し待つ。
その間にボウルに卵を割り入れ、解しておく。
やがて鰹節が鍋底にしっかりと沈む。味噌汁を作る鍋に、出た出汁だけをゆっくりと静かに移して行く。鰹節の細かい破片などが入ってしまうが気にしない。
透明で綺麗な1番出汁が取れた。壱は満足げに眼を輝かす。
その出汁を少し分けておいて。
出汁の鍋に、表面のでんぷんを取る為に流水で洗ったじゃがいもを入れ、まずは煮て行く。これは味噌汁になる。
そろそろ米が炊き上がるだろうか。耳を澄ましてみると、チリチリと小さな音。火を消して蓋を開けると、つやつやほかほかの白米が現れた。
濡らした木べらで底から返し、また蓋をして蒸らしておく。
お次はふりかけ作り。出汁殻の昆布を細く切り、鰹節が入ったままの鍋へ。そこにひたひたの水を入れると火に掛けて、沸いたら砂糖と味噌を入れて煮詰めて行く。
次に溶いておいた卵に、先程分けておいて粗熱が取れた出汁と塩を入れ、良く混ぜる。
フライパンを用意し、オリーブオイルを引き、焼いて行く。出汁巻き卵である。出来上がったらまな板に上げておく。
次はマヨネーズを作る。全卵を泡立て器で良く解し、オリーブオイルを少しずつ入れながら撹拌。乳化したらレモン汁を入れて更に混ぜる。これで出来上がりである。
仕上げに入る。まずは人参の葉をざく切りに。これは味噌汁に入れる。
続いて粗熱が取れた出汁巻き卵を切り、皿に盛る。
壁際の振り子時計を見る。そろそろ茂造が起きて来るだろうか。味噌汁に味噌を溶いておこう。
ふりかけも混ぜて。
そうしている内に、茂造が起きて来た。
「おはようのう。今朝もありがとうのう。良い匂いじゃ」
茂造が嬉しそうに鼻をひくつかせた。
「おはようじいちゃん。サユリ起こして来てよ」
「ほいほいっと」
茂造が洗面所に向かうと、壱は味噌汁に人参の葉を入れる。
最後にもう1品。茹でて丘上げしておいた人参とブロッコリをボウルに移し、マヨネーズで和える。そこに鰹節を入れて更に和えて行く。
人参とブロッコリのおかかマヨネーズ和えの完成である。
サラダボウルに盛り、米と味噌汁もスープボウルに注ぐ。出来たふりかけも小皿に。
出汁巻き卵と一緒にテーブルに並べ、朝食の完成である。
我ながらその出来栄えに、壱が満足げに息を吐くと、サユリと茂造が食堂に戻って来た。
「ふむ、壱、その表情から、今日の朝食は会心の出来なのだカピな?」
サユリが言い、眼を細める。
「うん! 昆布も鰹節も使える様になったからさ! しっかり和食を作っちゃったよ」
「それは楽しみだカピな」
サユリがテーブルに上がり、茂造が椅子に掛けた。
10
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる