9 / 17
勝敗の行方
しおりを挟む
<お詫び>
日曜に投稿設定したものが土曜に設定されており、直近の4話の投稿順がおかしくなってました。
土曜の夜に気づき、念のため日曜予定分を非公開⇒公開で順番通りにしてみましたが、
順番前後、または途中が抜けてる状態で読まれた方がいたかと思います。すみません!
どこに書いていいかわからず本文に記載しております。この文は後ほど削除します。
==
家に戻ると、すぐに父から伯爵位を継ぐよう告げられた。
「お前のわがままに何年も付き合ってやったのだ。これからは貴族としてしっかり務めろ。まずは結婚相手を探す」
「長きにわたり、寛大な処置をありがとうございます。これからは伯爵の名に恥じぬよう、誠心誠意努めてまいります」
「お前がふらふらしている間に、釣り合うご令嬢の嫁ぎ先は次々に決まっていった。残っているのは数人だけだ。もはや選り好みしている状況ではない。絶対に決めろ」
「……はい、父上」
仕事の合間に顔合わせに赴いたが、結果は散々だった。
震え、泣き、果ては卒倒する令嬢まで現れ、誰一人としてまともに言葉を交わせなかった。これでは結婚相手など到底望めない。
「この際、平民でもいい。懇意にしている女はいないのか? 養子にでもすればどうにかなる」
そう問われ、思い浮かんだのはクリスの顔。だがクリスは……女ではない。
「申し訳ございません。それといった相手は……」
「わかった、引き続きこちらで探す。だがその顔をどうにかしろ。目が合っただけで逃げられては話にならん」
「……善処します」
そう答えるしかなかった。
それから幾日か経った夜遅く、酒に酔った父が上機嫌で俺の部屋を訪ねてきた。
「ついに結婚相手が決まったぞ!ヴァレンティーナ男爵家の長女、クラリス嬢だ。お前より四つ下だ」
「釣り合う女性はもういなかったのでは? それに、決まったとはどういう――」
「向こうも訳ありということだ。すでにいくらか金を払っておいた。断られることはまずないだろう……まさかお前、今さら嫌だなどと言うまいな」
「勿論、心得ております」
少し調べてみたところ、クラリスは“魔性の女”と呼ばれているようだ。隙あらば男を誑かすため、外出を禁じられ屋敷に閉じ込められているという。
父から「逃げられては面倒だ、顔合わせはやめておけ」と告げられ、俺は二つ返事で了承した。
今は仕事に集中したいし、どうせ結婚すれば嫌でも顔を合わせるのだ。
慣れない伯爵としての仕事に追われ、気づけばクラリスが屋敷に来る日となっていた。
愛などないことを暗に伝えた方がいい。何事も、最初が肝心だ。――そう考え、俺は帰らなかった。
もっとも、明日は結婚式のために出向かなければならないのだが。
そして迎えた翌日。
教会に入ると、神父と、豪華なドレスを身にまとった女性が一人いた。
あの女性が“魔性の女”と呼ばれているクラリスだろう。
後ろ姿だけだと、普通の女性に見える。いや、女性にしては幾分か背が高いか……?
何か男を虜にする術でもあるのかもしれない。気を引き締めねば。
参列者がいない式は、淡々と進んでいった。
神父に促され、誓いのキスのときが来る。
――本当にする必要はない。振りだけでいい。
ヴェールを上げ、顔を近づけた瞬間、強烈な香水の匂いが鼻を刺した。
思わず顔をしかめたが、そんなことで中断するわけにはいかない。
悪女の面を拝んでやろうと一瞥すると、クラリスが驚いたように目を見開いていた。
その瞳に吸い込まれるように、気づけば――唇を重ねていた。
(……なにをやっているんだ、俺は!?)
式を終え、自室に戻った俺は必死に心を落ち着けようとした。
キスはしない、振りだけすればいい。そう思っていたはずなのに。
これが魔性の女と呼ばれている所以なのか。
あの女、ただの悪女ではない。やはり何か怪しげな術を使えるのではないか……。
そんな女が、先ほど自分の妻となったのだ。そして本来ならこれから初夜となる。
だが俺にその気はなかった。父は俺の子を望んでいるが、俺には弟ルシアンがいるのだ。是が非でも子を作る必要はない。
それを伝えるために、俺は夜、クラリスの待つ部屋へと向かった。
「俺だ。入るぞ」
「……はい」
ナイトドレスを纏ったクラリスがそこにいた。白い肌に薄布が映え、金色の髪が艶めいていた。
今度は、悪女の思うままにはならない――そう心に言い聞かせながら彼女に近づいた。
愛することはないと釘を刺す。それだけのはずだった。
「いいか。俺がお前と結婚したのは――」
だが、彼女は顔を背けたままこちらを見ようとしない。
「人が話しているのに、その態度は何だ」
苛立ちのあまり、つい声が荒くなる。
その時だった。クラリスの口元が、かすかに弧を描いたのを俺は見逃さなかった。
笑った――?
戦場で敵兵を震えあがらせるほどの怒気を浴びせても、全く意に介していない。
それどころかこの悪女、俺を馬鹿にしているのか。
「……舐めるなよ」
顎を掴み、強制的に顔を上げさせる。至近距離で覗き込んでくるその瞳は、無性に俺の心をかき乱す。
その時、ふわりと甘い香りが鼻を撫でた。
抗えない衝動が走り、気づけば彼女をベッドに押し倒していた。
「くっ……これが悪女の術なのか……騙されるな……」
あろうことか、目の前にいるのがクリスに見えたのだ。
やや釣り上がった目、血色のいい頬の色、艶やかな唇、シルクのように輝く金の髪。
どれもクリスとは似ても似つかない。
それなのに、瞳が、香りが、クリスを呼び起こす。
俺は固く目をつぶった。目の前にいるのはクラリスであって、クリスではない。必死に己に言い聞かせる。
この悪女は心の奥底にいる想い人の姿を見せて、俺をその気にさせる魂胆なのだ。
(落ち着け……相手の出方がわかった以上、思い通りになど――)
「だ、だん……」
固いはずの決意は、クラリスによっていとも簡単に崩されてしまう。
クリスに『団長』と呼ばれた気がして、俺はつい目を開けてしまった。
(……よく見ろ!目の前にいるのはクリスじゃないだろう!)
「旦那様……」
潤んだ瞳で上目遣いで見つめてくるその姿に、心が激しく揺さぶられる。
「服は……脱がさないでください……」
その瞬間、まるで頭を強く殴られたかのような衝撃が俺を襲った。
そして――
翌朝。
俺は屋敷の庭で、目の下に隈を作りながらも、一心不乱に木剣を振り続けていた。
これ以上、悪女に負けるわけにはいかない。とにかく鍛錬あるのみ。そう信じて。
日曜に投稿設定したものが土曜に設定されており、直近の4話の投稿順がおかしくなってました。
土曜の夜に気づき、念のため日曜予定分を非公開⇒公開で順番通りにしてみましたが、
順番前後、または途中が抜けてる状態で読まれた方がいたかと思います。すみません!
どこに書いていいかわからず本文に記載しております。この文は後ほど削除します。
==
家に戻ると、すぐに父から伯爵位を継ぐよう告げられた。
「お前のわがままに何年も付き合ってやったのだ。これからは貴族としてしっかり務めろ。まずは結婚相手を探す」
「長きにわたり、寛大な処置をありがとうございます。これからは伯爵の名に恥じぬよう、誠心誠意努めてまいります」
「お前がふらふらしている間に、釣り合うご令嬢の嫁ぎ先は次々に決まっていった。残っているのは数人だけだ。もはや選り好みしている状況ではない。絶対に決めろ」
「……はい、父上」
仕事の合間に顔合わせに赴いたが、結果は散々だった。
震え、泣き、果ては卒倒する令嬢まで現れ、誰一人としてまともに言葉を交わせなかった。これでは結婚相手など到底望めない。
「この際、平民でもいい。懇意にしている女はいないのか? 養子にでもすればどうにかなる」
そう問われ、思い浮かんだのはクリスの顔。だがクリスは……女ではない。
「申し訳ございません。それといった相手は……」
「わかった、引き続きこちらで探す。だがその顔をどうにかしろ。目が合っただけで逃げられては話にならん」
「……善処します」
そう答えるしかなかった。
それから幾日か経った夜遅く、酒に酔った父が上機嫌で俺の部屋を訪ねてきた。
「ついに結婚相手が決まったぞ!ヴァレンティーナ男爵家の長女、クラリス嬢だ。お前より四つ下だ」
「釣り合う女性はもういなかったのでは? それに、決まったとはどういう――」
「向こうも訳ありということだ。すでにいくらか金を払っておいた。断られることはまずないだろう……まさかお前、今さら嫌だなどと言うまいな」
「勿論、心得ております」
少し調べてみたところ、クラリスは“魔性の女”と呼ばれているようだ。隙あらば男を誑かすため、外出を禁じられ屋敷に閉じ込められているという。
父から「逃げられては面倒だ、顔合わせはやめておけ」と告げられ、俺は二つ返事で了承した。
今は仕事に集中したいし、どうせ結婚すれば嫌でも顔を合わせるのだ。
慣れない伯爵としての仕事に追われ、気づけばクラリスが屋敷に来る日となっていた。
愛などないことを暗に伝えた方がいい。何事も、最初が肝心だ。――そう考え、俺は帰らなかった。
もっとも、明日は結婚式のために出向かなければならないのだが。
そして迎えた翌日。
教会に入ると、神父と、豪華なドレスを身にまとった女性が一人いた。
あの女性が“魔性の女”と呼ばれているクラリスだろう。
後ろ姿だけだと、普通の女性に見える。いや、女性にしては幾分か背が高いか……?
何か男を虜にする術でもあるのかもしれない。気を引き締めねば。
参列者がいない式は、淡々と進んでいった。
神父に促され、誓いのキスのときが来る。
――本当にする必要はない。振りだけでいい。
ヴェールを上げ、顔を近づけた瞬間、強烈な香水の匂いが鼻を刺した。
思わず顔をしかめたが、そんなことで中断するわけにはいかない。
悪女の面を拝んでやろうと一瞥すると、クラリスが驚いたように目を見開いていた。
その瞳に吸い込まれるように、気づけば――唇を重ねていた。
(……なにをやっているんだ、俺は!?)
式を終え、自室に戻った俺は必死に心を落ち着けようとした。
キスはしない、振りだけすればいい。そう思っていたはずなのに。
これが魔性の女と呼ばれている所以なのか。
あの女、ただの悪女ではない。やはり何か怪しげな術を使えるのではないか……。
そんな女が、先ほど自分の妻となったのだ。そして本来ならこれから初夜となる。
だが俺にその気はなかった。父は俺の子を望んでいるが、俺には弟ルシアンがいるのだ。是が非でも子を作る必要はない。
それを伝えるために、俺は夜、クラリスの待つ部屋へと向かった。
「俺だ。入るぞ」
「……はい」
ナイトドレスを纏ったクラリスがそこにいた。白い肌に薄布が映え、金色の髪が艶めいていた。
今度は、悪女の思うままにはならない――そう心に言い聞かせながら彼女に近づいた。
愛することはないと釘を刺す。それだけのはずだった。
「いいか。俺がお前と結婚したのは――」
だが、彼女は顔を背けたままこちらを見ようとしない。
「人が話しているのに、その態度は何だ」
苛立ちのあまり、つい声が荒くなる。
その時だった。クラリスの口元が、かすかに弧を描いたのを俺は見逃さなかった。
笑った――?
戦場で敵兵を震えあがらせるほどの怒気を浴びせても、全く意に介していない。
それどころかこの悪女、俺を馬鹿にしているのか。
「……舐めるなよ」
顎を掴み、強制的に顔を上げさせる。至近距離で覗き込んでくるその瞳は、無性に俺の心をかき乱す。
その時、ふわりと甘い香りが鼻を撫でた。
抗えない衝動が走り、気づけば彼女をベッドに押し倒していた。
「くっ……これが悪女の術なのか……騙されるな……」
あろうことか、目の前にいるのがクリスに見えたのだ。
やや釣り上がった目、血色のいい頬の色、艶やかな唇、シルクのように輝く金の髪。
どれもクリスとは似ても似つかない。
それなのに、瞳が、香りが、クリスを呼び起こす。
俺は固く目をつぶった。目の前にいるのはクラリスであって、クリスではない。必死に己に言い聞かせる。
この悪女は心の奥底にいる想い人の姿を見せて、俺をその気にさせる魂胆なのだ。
(落ち着け……相手の出方がわかった以上、思い通りになど――)
「だ、だん……」
固いはずの決意は、クラリスによっていとも簡単に崩されてしまう。
クリスに『団長』と呼ばれた気がして、俺はつい目を開けてしまった。
(……よく見ろ!目の前にいるのはクリスじゃないだろう!)
「旦那様……」
潤んだ瞳で上目遣いで見つめてくるその姿に、心が激しく揺さぶられる。
「服は……脱がさないでください……」
その瞬間、まるで頭を強く殴られたかのような衝撃が俺を襲った。
そして――
翌朝。
俺は屋敷の庭で、目の下に隈を作りながらも、一心不乱に木剣を振り続けていた。
これ以上、悪女に負けるわけにはいかない。とにかく鍛錬あるのみ。そう信じて。
26
あなたにおすすめの小説
バイトの時間なのでお先に失礼します!~普通科と特進科の相互理解~
スズキアカネ
恋愛
バイト三昧の変わり者な普通科の彼女と、美形・高身長・秀才の三拍子揃った特進科の彼。
何もかもが違う、相容れないはずの彼らの学園生活をハチャメチャに描いた和風青春現代ラブコメ。
◇◆◇
作品の転載転用は禁止です。著作権は放棄しておりません。
DO NOT REPOST.
私を愛してくれない婚約者の日記を読んでしまいました〜実は溺愛されていたようです〜
侑子
恋愛
成人間近の伯爵令嬢、セレナには悩みがあった。
デビュタントの日に一目惚れした公爵令息のカインと、家同士の取り決めですぐに婚約でき、喜んでいたのもつかの間。
「こんなふうに婚約することになり残念に思っている」と、婚約初日に言われてしまい、それから三年経った今も全く彼と上手くいっていないのだ。
色々と努力を重ねてみるも、会話は事務的なことばかりで、会うのは決まって月に一度だけ。
目も合わせてくれないし、誘いはことごとく断られてしまう。
有能な騎士であるたくましい彼には、十歳も年下で体も小さめな自分は恋愛対象にならないのかもしれないと落ち込む日々だが、ある日当主に招待された彼の公爵邸で、不思議な本を発見して……?
【短編/完結】偽のプロフィールで始めたマッチング相手が運命の人でした
大森 樹
恋愛
お転婆な貴族令嬢のジェシカは、年上の紳士が好み。だけど父親からは年齢差のある恋は認められないと大反対されるので、マッチングサービスを使って秘密に相手を探すことにした。
しかし、実際に始めてみると若いジェシカの身体目当ての気持ち悪いおじさんからのメッセージしか来なくてうんざりしていた。
「あえて結婚適齢期を過ぎた年齢に設定すればいいよ」
弟的存在の二歳年下の美形な幼馴染チェスターに、そうアドバイスをされて偽のプロフィールを登録してみると……すぐに紳士で気の合う男性とマッチングすることができた。
だけど、いつになっても彼はジェシカに『逢いたい』と言ってくれなくて….!?
※完結&ハッピーエンド保証します。
私を嫌っていた冷徹魔導士が魅了の魔法にかかった結果、なぜか私にだけ愛を囁く
魚谷
恋愛
「好きだ、愛している」
帝国の英雄である将軍ジュリアは、幼馴染で、眉目秀麗な冷血魔導ギルフォードに抱きしめられ、愛を囁かれる。
混乱しながらも、ジュリアは長らく疎遠だった美形魔導師に胸をときめかせてしまう。
ギルフォードにもジュリアと長らく疎遠だったのには理由があって……。
これは不器用な魔導師と、そんな彼との関係を修復したいと願う主人公が、お互いに失ったものを取り戻し、恋する物語
初恋をこじらせたやさぐれメイドは、振られたはずの騎士さまに求婚されました。
石河 翠
恋愛
騎士団の寮でメイドとして働いている主人公。彼女にちょっかいをかけてくる騎士がいるものの、彼女は彼をあっさりといなしていた。それというのも、彼女は5年前に彼に振られてしまっていたからだ。ところが、彼女を振ったはずの騎士から突然求婚されてしまう。しかも彼は、「振ったつもりはなかった」のだと言い始めて……。
色気たっぷりのイケメンのくせに、大事な部分がポンコツなダメンズ騎士と、初恋をこじらせたあげくやさぐれてしまったメイドの恋物語。
*この作品のヒーローはダメンズ、ヒロインはダメンズ好きです。苦手な方はご注意ください
この作品は、小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
【完結済】春を迎えに~番という絆に導かれて~
廻野 久彩
恋愛
辺境の村から王都の星環教会へやってきた研修生アナベル・ウィンダーミア。
門で出会った王族直属騎士団副団長ルシアン・ヴァルセインと握手を交わした瞬間、二人の手首に金色の光が浮かび上がる。
それは"番"——神が定めた魂の半身の証。
物語の中でしか聞いたことのない奇跡的な出会いに胸を躍らせるアナベルだったが、ルシアンの口から告げられたのは冷酷な現実だった。
「俺には……すでに婚約者がいる」
その婚約者こそ、名門ルヴェリエ家の令嬢セレナ。国境の緊張が高まる中、彼女との政略結婚は王国の命運を左右する重要な政治的意味を持っていた。
番の衝動に身を焼かれながらも、決して越えてはならない一線を守ろうとするルシアン。
想い人を諦めきれずにいながら、彼の立場を理解しようと努めるアナベル。
そして、すべてを知りながらも優雅に微笑み続けるセレナ。
三人の心は複雑に絡み合い、それぞれが異なる痛みを抱えながら日々を過ごしていく。
政略と恋情、義務と本心、誠実さと衝動——
揺れ動く想いの果てに、それぞれが下す選択とは。
番という絆に翻弄されながらも、最後に自分自身の意志で道を選び取る三人の物語。
愛とは選ぶこと。
幸せとは、選んだ道を自分の足で歩くこと。
番の絆を軸に描かれる、大人のファンタジーロマンス。
全20話完結。
**【キーワード】**
番・運命の相手・政略結婚・三角関係・騎士・王都・ファンタジー・恋愛・完結済み・ハッピーエンド
堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
第零騎士団諜報部潜入班のエレオノーラは男装して酒場に潜入していた。そこで第一騎士団団長のジルベルトとぶつかってしまい、胸を触られてしまうという事故によって女性とバレてしまう。
ジルベルトは責任をとると言ってエレオノーラに求婚し、エレオノーラも責任をとって婚約者を演じると言う。
エレオノーラはジルベルト好みの婚約者を演じようとするが、彼の前ではうまく演じることができない。またジルベルトもいろんな顔を持つ彼女が気になり始め、他の男が彼女に触れようとすると牽制し始める。
そんなちょっとズレてる二人が今日も任務を遂行します!!
―――
完結しました。
※他サイトでも公開しております。
冷徹公爵閣下は、書庫の片隅で私に求婚なさった ~理由不明の政略結婚のはずが、なぜか溺愛されています~
白桃
恋愛
「お前を私の妻にする」――王宮書庫で働く地味な子爵令嬢エレノアは、ある日突然、<氷龍公爵>と恐れられる冷徹なヴァレリウス公爵から理由も告げられず求婚された。政略結婚だと割り切り、孤独と不安を抱えて嫁いだ先は、まるで氷の城のような公爵邸。しかし、彼女が唯一安らぎを見出したのは、埃まみれの広大な書庫だった。ひたすら書物と向き合う彼女の姿が、感情がないはずの公爵の心を少しずつ溶かし始め…?
全7話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる