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第6話 追放勇者、未来へ繋げる【その2】
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「オレが疲労でぶっ倒れるなんてな」
「もう年なんだから、無理すんな」
全くだ、わはは……などと、ジャクレイとサックが談笑している。
ここは、詰所に作られていた総隊長室。ジャクレイの仕事場だ。
応接間よろしく革張りのソファーに、中央には赤を基調としたカーペット。部屋の奥には、いかにもな事務机が鎮座していた。
サックは昏睡したジャクレイを抱え、この部屋にやって来た。そして入室するや否や、彼をソファーに横たえさせた。
が、彼は少し休んだかと思ったら、すぐに立ち上がった。
「動いて大丈夫なのか?」
「おうよ、丈夫で明るいのが、オレの取り柄だからな!」
サックは、彼の底抜けに明るいさまと、異常な体力に感心しきっていた。
(流石だな。半日は倦怠感が残るよう調合したんだがな)
「……っと、どこまで話したっけ? ええと……」
「話は一通り終わったよ」
「ん? ……そうか」
なにか腑に落ちないような、もやもやした気持ちを抱えながら、とりあえずジャクレイはサックの話を信頼することとした。
サックは、先ほどの報告書のうち、『勇者の教団』関係のものを中心に、テーブルの上に並べた。
しかし、いずれもその内容は薄く、うわさ話や、報告者の憶測によるものばかりだった。
「教団名『極幸教』。最初に確認されたのはミクドラム。だが、教祖の名前も、信仰対象も、その後の拠点も不明、ね」
「どうやら『勇者の力』と称して、いろいろ奇跡を起こしているらしい」
「勇者の力?」
確かに、女神の天恵を受けた勇者は、常人ならざるスキルと体力を持つ。
道具師の『全装備可能』や『アイテム範囲化』もそれに類する。
「勇者の力は、信者の願いを叶え、幸せの絶頂に包むんだと。ま、いずれも確信はない」
胡散臭さ全開の教団ではあるが……だが、おそらく現状、イチホ=イーガスの所在に一番近い団体だ。
「もう少し情報が欲しいな」
今ある情報では、想像の域を出ない。
もちろん、現在進行形でジャクレイら憲兵が動いてくれているが、もっと早く、奴らの素性を知りたい。
「……新聞屋に協力要請するとか?」
サックは、思い付きでジャクレイに聞いてみた。しかし、彼は渋い顔をして答えた。
「同業者が口封じで殺されて、全員が協力を拒んでいる。あまり期待できない」
いかに新聞屋でも、自分の命は惜しい。当たり前だ。
「ああ、こんな時に、命知らずな新聞屋でも居たらなぁ」
自分の好奇心だけで、未だ強靭な魔物が闊歩する魔王城前線基地まで飛んで行ってしまうような、そんな新聞屋が居てくれたなら、これほど心強いことは無いのだが。
トントン。
総隊長室の扉をノックする音。誰かが入室許可を求めていた。
「誰だ?」
ジャクレイは扉の向こうの人物に声をかけた。机上に機密文書を広げていたので、どこの馬の骨を入れるわけにはいかなかった。
扉の向こうから返ってきた声色は、女性の声。いや、少女の声だ。
『ご無沙汰してます、ジャクレイさん! 勇者アイサック様がこちらと伺って参りました!』
ジャクレイも、もちろんサックも、よく知っている『彼女』の声。
がちゃりと扉が開き、陽気で朗らかな声が部屋に響いた。
「どもー! 誰よりも早く、正確に! 新聞屋『クリエ=アイメシア』でっす!」
「まじか……」
サックには、彼女の登場がまるで女神のように思えた。情報収集という任務に彼女以上の戦力を、サックは知らない。
「まじか……」
そして、ジャクレイは、彼女の登場をまるで悪夢の再来のように感じていた。
ジャクレイは、正直なところ、彼女の事が苦手なのである。
「つい今しがた、こちらに戻ってきたばかりで、もうヘロヘロですよ~」
そういうと彼女は、ツカツカと勝手に部屋に入ってきて、客人用ソファーに深く腰を埋めた。
『クリエ=アイメシア』。
勇者専属新聞記者の彼女は、確かに二日前に魔王城前線基地へ向かった。
だが、彼女は相当なスピードで戻ってきたのだろう。ところどころ汚れが残る服や、あまりセットされていない髪の毛が、それを物語る。
「あ、おやおや、この資料は……極幸教??」
銀縁メガネのズレを右手で直しながら、彼女は机に広げっぱなしだった資料を覗き見た。
「まて新聞屋、極秘資料を勝手に見るな!」
そんなクリエを、ジャクレイが強く制した。しかし、
「……『バニーちゃんくらぶ、ユキさん』、『恋恋慕通信、マリンさん』、『ピンクパール、メイさん』……」
ぼそぼそと、ジャクレイやサックに聞こえるか聞こえないかの小声で、クリエは謎の言葉を呟いた。どこかのお店と、そのスタッフの名前だろうか。
「こちらが追加の資料です、あ、あと、何か飲み物持ってきますか?」
180度真逆な態度を取り始めたジャクレイ。先ほどの呪文には、ジャクレイを思うが儘に操る効果があるようだ。
「あ、じゃあお水をお願いします……奥さんたちは大切にね、ジャクレイ?」
そういうと、クリエはニヤリと、悪戯っぽく笑った。童顔の彼女の笑みはまさに小悪魔だった。
この女を、完全に『敵』に回してはいけない。
サックは改めて思うのだった。
ジャクレイが差し出したコップを半ば無理矢理奪い取り、クリエは水を一気に飲み干した。
「クリエ、折り入って話が……」
「ストップ、私は一言も、本件を手伝うとは申しておりません」
手のひらをサック側に向けて『待て』のポーズ。彼女は彼のセリフを遮った。
「じゃあ何故、ここに来たんだ?」
「急ぎの案件です」
すると、クリエはジャクレイを一瞥した。
「一旦、席を外して頂けますか?」
どうやら、彼女はサックにだけ伝えたいことがあるようだ。
「おいおい、ここは総隊長室だぞ?」
「……『モーモーミルク、モモさん』……」
「ごゆっくりどうぞ」
ジャクレイの去り際は、まるでベテランの給仕のようであった。
(弱み握られすぎだろ。しかも全部『花街』関係じゃねえか……)
奴の『夜の力』は底なしか? サックは逆に感心しきりだった。
バタンと、重厚なつくりの扉が閉じ、部屋にはサックとクリエの二人だけになった。
「サックさん──いえ、『勇者アイサック様』」
いつの間にか、クリエは背筋を伸ばし両の手を膝に重ねて座っていた。
先ほどまでソファの上で脱力していたとは思えない切り替えの早さ。
「……そういうことか」
「はい、そういう内容です」
クリエの様相から、多くを感じ取った。彼女がサックを『勇者呼び』するときは、あまり冗談が通じない、悪い知らせが大半だ。
「二日前のお話しを受けて、私的に調査した内容の報告です」
「だろうな、しかも、あまり芳しくない」
コクリ、と、クリエは小さくうなずいた。
「サックさんの想像通りでした。第3層突破が最新情報だなんてとんでもない。既に勇者様たちは、『第5層』を攻略中でした」
「なんだ、いい報告じゃん」
「ええ、ですが……」
一旦、クリエは言葉を飲み込み、深呼吸した。顔に疲労が見え隠れしていた。
そしてその内容は、ジャクレイほどの『総隊長レベル』の人間すら人払いで避けた理由として十分だった。
「勇者アリンショア様が、逝去されました」
「……え」
あまり聞きなれない言葉に戸惑ったが、つまりは『逝去した』……『死んだ』ということだ。
「ちょっと……待てよ」
サックの脳みそが、事実を受け入れてくれない。戦友が亡くなったことに、理解が追い付いていないのだ。
「ボッサは……ボッサは何をしていたんだよ!」
福音奏者ボッサ=シークレ。七勇者の『ビショップ』にあたる、回復のエキスパートだ。40歳を越えたくらいの、元医師で元牧師。いつもニコニコしている男性。
サックに余命宣告をした本人でもある。
「ボッサ様も手を尽くしたのですが……亡くなったそうです」
七勇者のビショップをもってしても、回復ができなかったレベルの負傷だったということか。
「……そして」
クリエの報告は、未だ続いていた。伝えなければいけないことは、アリンショアの件だけではなかった。
「そのボッサ=シークレ様が、行方不明です。アリンショア様の治療後、忽然と姿を消したそうです」
「……まじかよ、じゃあ今、イザムたちは──」
「はい、イザム様、ヒメコ様、ユーナリス様、ネア様、の4名で、魔王城第5層に挑んでいます」
アリンショアの死。
回復の要であるボッサの失踪。
たった4名の勇者だけで魔王に挑んでいる現実。
衝撃的なニュースを一度に目の当たりにしたサックは、ただ呆然とするしかなかった。
「もう年なんだから、無理すんな」
全くだ、わはは……などと、ジャクレイとサックが談笑している。
ここは、詰所に作られていた総隊長室。ジャクレイの仕事場だ。
応接間よろしく革張りのソファーに、中央には赤を基調としたカーペット。部屋の奥には、いかにもな事務机が鎮座していた。
サックは昏睡したジャクレイを抱え、この部屋にやって来た。そして入室するや否や、彼をソファーに横たえさせた。
が、彼は少し休んだかと思ったら、すぐに立ち上がった。
「動いて大丈夫なのか?」
「おうよ、丈夫で明るいのが、オレの取り柄だからな!」
サックは、彼の底抜けに明るいさまと、異常な体力に感心しきっていた。
(流石だな。半日は倦怠感が残るよう調合したんだがな)
「……っと、どこまで話したっけ? ええと……」
「話は一通り終わったよ」
「ん? ……そうか」
なにか腑に落ちないような、もやもやした気持ちを抱えながら、とりあえずジャクレイはサックの話を信頼することとした。
サックは、先ほどの報告書のうち、『勇者の教団』関係のものを中心に、テーブルの上に並べた。
しかし、いずれもその内容は薄く、うわさ話や、報告者の憶測によるものばかりだった。
「教団名『極幸教』。最初に確認されたのはミクドラム。だが、教祖の名前も、信仰対象も、その後の拠点も不明、ね」
「どうやら『勇者の力』と称して、いろいろ奇跡を起こしているらしい」
「勇者の力?」
確かに、女神の天恵を受けた勇者は、常人ならざるスキルと体力を持つ。
道具師の『全装備可能』や『アイテム範囲化』もそれに類する。
「勇者の力は、信者の願いを叶え、幸せの絶頂に包むんだと。ま、いずれも確信はない」
胡散臭さ全開の教団ではあるが……だが、おそらく現状、イチホ=イーガスの所在に一番近い団体だ。
「もう少し情報が欲しいな」
今ある情報では、想像の域を出ない。
もちろん、現在進行形でジャクレイら憲兵が動いてくれているが、もっと早く、奴らの素性を知りたい。
「……新聞屋に協力要請するとか?」
サックは、思い付きでジャクレイに聞いてみた。しかし、彼は渋い顔をして答えた。
「同業者が口封じで殺されて、全員が協力を拒んでいる。あまり期待できない」
いかに新聞屋でも、自分の命は惜しい。当たり前だ。
「ああ、こんな時に、命知らずな新聞屋でも居たらなぁ」
自分の好奇心だけで、未だ強靭な魔物が闊歩する魔王城前線基地まで飛んで行ってしまうような、そんな新聞屋が居てくれたなら、これほど心強いことは無いのだが。
トントン。
総隊長室の扉をノックする音。誰かが入室許可を求めていた。
「誰だ?」
ジャクレイは扉の向こうの人物に声をかけた。机上に機密文書を広げていたので、どこの馬の骨を入れるわけにはいかなかった。
扉の向こうから返ってきた声色は、女性の声。いや、少女の声だ。
『ご無沙汰してます、ジャクレイさん! 勇者アイサック様がこちらと伺って参りました!』
ジャクレイも、もちろんサックも、よく知っている『彼女』の声。
がちゃりと扉が開き、陽気で朗らかな声が部屋に響いた。
「どもー! 誰よりも早く、正確に! 新聞屋『クリエ=アイメシア』でっす!」
「まじか……」
サックには、彼女の登場がまるで女神のように思えた。情報収集という任務に彼女以上の戦力を、サックは知らない。
「まじか……」
そして、ジャクレイは、彼女の登場をまるで悪夢の再来のように感じていた。
ジャクレイは、正直なところ、彼女の事が苦手なのである。
「つい今しがた、こちらに戻ってきたばかりで、もうヘロヘロですよ~」
そういうと彼女は、ツカツカと勝手に部屋に入ってきて、客人用ソファーに深く腰を埋めた。
『クリエ=アイメシア』。
勇者専属新聞記者の彼女は、確かに二日前に魔王城前線基地へ向かった。
だが、彼女は相当なスピードで戻ってきたのだろう。ところどころ汚れが残る服や、あまりセットされていない髪の毛が、それを物語る。
「あ、おやおや、この資料は……極幸教??」
銀縁メガネのズレを右手で直しながら、彼女は机に広げっぱなしだった資料を覗き見た。
「まて新聞屋、極秘資料を勝手に見るな!」
そんなクリエを、ジャクレイが強く制した。しかし、
「……『バニーちゃんくらぶ、ユキさん』、『恋恋慕通信、マリンさん』、『ピンクパール、メイさん』……」
ぼそぼそと、ジャクレイやサックに聞こえるか聞こえないかの小声で、クリエは謎の言葉を呟いた。どこかのお店と、そのスタッフの名前だろうか。
「こちらが追加の資料です、あ、あと、何か飲み物持ってきますか?」
180度真逆な態度を取り始めたジャクレイ。先ほどの呪文には、ジャクレイを思うが儘に操る効果があるようだ。
「あ、じゃあお水をお願いします……奥さんたちは大切にね、ジャクレイ?」
そういうと、クリエはニヤリと、悪戯っぽく笑った。童顔の彼女の笑みはまさに小悪魔だった。
この女を、完全に『敵』に回してはいけない。
サックは改めて思うのだった。
ジャクレイが差し出したコップを半ば無理矢理奪い取り、クリエは水を一気に飲み干した。
「クリエ、折り入って話が……」
「ストップ、私は一言も、本件を手伝うとは申しておりません」
手のひらをサック側に向けて『待て』のポーズ。彼女は彼のセリフを遮った。
「じゃあ何故、ここに来たんだ?」
「急ぎの案件です」
すると、クリエはジャクレイを一瞥した。
「一旦、席を外して頂けますか?」
どうやら、彼女はサックにだけ伝えたいことがあるようだ。
「おいおい、ここは総隊長室だぞ?」
「……『モーモーミルク、モモさん』……」
「ごゆっくりどうぞ」
ジャクレイの去り際は、まるでベテランの給仕のようであった。
(弱み握られすぎだろ。しかも全部『花街』関係じゃねえか……)
奴の『夜の力』は底なしか? サックは逆に感心しきりだった。
バタンと、重厚なつくりの扉が閉じ、部屋にはサックとクリエの二人だけになった。
「サックさん──いえ、『勇者アイサック様』」
いつの間にか、クリエは背筋を伸ばし両の手を膝に重ねて座っていた。
先ほどまでソファの上で脱力していたとは思えない切り替えの早さ。
「……そういうことか」
「はい、そういう内容です」
クリエの様相から、多くを感じ取った。彼女がサックを『勇者呼び』するときは、あまり冗談が通じない、悪い知らせが大半だ。
「二日前のお話しを受けて、私的に調査した内容の報告です」
「だろうな、しかも、あまり芳しくない」
コクリ、と、クリエは小さくうなずいた。
「サックさんの想像通りでした。第3層突破が最新情報だなんてとんでもない。既に勇者様たちは、『第5層』を攻略中でした」
「なんだ、いい報告じゃん」
「ええ、ですが……」
一旦、クリエは言葉を飲み込み、深呼吸した。顔に疲労が見え隠れしていた。
そしてその内容は、ジャクレイほどの『総隊長レベル』の人間すら人払いで避けた理由として十分だった。
「勇者アリンショア様が、逝去されました」
「……え」
あまり聞きなれない言葉に戸惑ったが、つまりは『逝去した』……『死んだ』ということだ。
「ちょっと……待てよ」
サックの脳みそが、事実を受け入れてくれない。戦友が亡くなったことに、理解が追い付いていないのだ。
「ボッサは……ボッサは何をしていたんだよ!」
福音奏者ボッサ=シークレ。七勇者の『ビショップ』にあたる、回復のエキスパートだ。40歳を越えたくらいの、元医師で元牧師。いつもニコニコしている男性。
サックに余命宣告をした本人でもある。
「ボッサ様も手を尽くしたのですが……亡くなったそうです」
七勇者のビショップをもってしても、回復ができなかったレベルの負傷だったということか。
「……そして」
クリエの報告は、未だ続いていた。伝えなければいけないことは、アリンショアの件だけではなかった。
「そのボッサ=シークレ様が、行方不明です。アリンショア様の治療後、忽然と姿を消したそうです」
「……まじかよ、じゃあ今、イザムたちは──」
「はい、イザム様、ヒメコ様、ユーナリス様、ネア様、の4名で、魔王城第5層に挑んでいます」
アリンショアの死。
回復の要であるボッサの失踪。
たった4名の勇者だけで魔王に挑んでいる現実。
衝撃的なニュースを一度に目の当たりにしたサックは、ただ呆然とするしかなかった。
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