35 / 69
第7話 追放勇者、後手後手に回る【その2】
しおりを挟む
憲兵詰所の入り口に入ってすぐ。
小さなエントランスが構えていた。入り口正面には小さな受付があり、担当者はそこに立ち、外部からの侵入者へ目を光らせていた。
そんな受付兼門番、今が一番眠くてたまらない時間帯だ。
今はまだ早朝であり、詰所の入り口は閉ざされていた。一般人を迎えるのには、まだ早すぎるのだ。
そんなときの眠気覚ましには、軽い雑談が最適。
早番でやってきた同僚と、お茶を片手に世間話……もとい、情報交換を行うのが、彼の日課だった。
「昨日、天使を見たんだよ」
昨夕まで受付担当だった男が、少し興奮気味に話しかけた。
「ウワサは聞いてるぜ! 有翼種の女の子だろ? かわいかったか?」
夜番の彼は、少々睡眠不足なためか、さらに高揚していた。
「まあまあだったな! 羽根はキレイだった」
「いいなぁ、夕番はいろいろあって飽きなくて」
「なにいってやがる。夜の方が圧倒的に『楽』だろ!」
「まあな、今の夜番なら、毎晩可愛い女の子の寝顔も拝めるからなぁ」
「誰のことだ? ま~た花街の子を連れ込んでるのか?」
「いやいや、そこらの娼婦とはレベルがちがうよ、ここの牢屋で寝てる……ええと、誰だっけ?」
「ああ、あの姉妹か。自分で言い出してなんで忘れてるんだよ、寝ぼけてるのか?」
「そうそう、思い出したわ、忍者の……」
すると、彼は帯刀している長剣を抜き、白光りする刃を自らの首……頸動脈付近にあてがった。
「うわ、長剣だと長すぎて自殺りにくいな。ちょっとこっちを引っ張ってくれ」
「あ、ああ……え? どういうこと?」
対先程まで談笑していた同僚に、笑顔のまま、剣の柄を向けこれを引いてくれと懇願した。首元にあてがわれた刃は、このまま動かせば確実に太い血管を割き、辺りは血でまみれるだろう。
「おま、何してるんだ……?」
剣の柄を渡された男は、現状を全く理解出来ていなかった。しかし、長剣の刃は既に、彼の首元に僅かに触れ、血が滲んでいた。
「──止めろっ!!」
大きな掛け声と共に、首に当てていた剣は弾かれ、近くの壁に突き刺さった。
サックの強烈なキックだった。ボール遊びよろしく、彼は長剣を蹴り飛ばしたのだ。
(靴が……っ! 限界か!)
しかしその瞬間に、サックの履く靴が爆ぜた。底が捲れ、足の甲を覆う部分は、破裂したように穴が空いた。
靴の能力を酷使し続けた結果だった。本来、一級品ともなれば、多少の無理を繰り返しても能力の使いすぎで壊れることはない。だが、『道具師』の力を制御できないサックには難しい調整だった。
最後の最後に『縮地』を発動した瞬間に、靴はボロボロに壊れてしまったのだ。
「……はえ?」
「え、俺はいったい何を……」
剣を弾いた衝撃によるものだろうか。首に刃を当てていた彼は、意識を取り戻した。そして、今しがた自分が行おうとした『愚行』に肩を震わせていた。
(暗示の引き金は……『忍者』かっ!?)
先程の彼らの会話と、ジャクレイの様子から想像するに、どうやら『忍者』、あるいは、サザンカたちを想起することで暗示が実行されるようだ。
(深層心理への暗示だと、通常の鑑定では判別できない……ならっ!)
するとサックは、ギュッと強く目を瞑った。
(……『深層鑑定』!)
そして、大きく目を見開いた。
魔王城の次元錠を開ける際に使用した、対象の深層部分まで鑑定する、鑑定士の上位技術だ。
するとどうだろう。
いきなり剣を蹴り飛ばし、派手に登場したサックに対する周囲の強い視線。
そこまで大きくない、憲兵詰所の出入口で騒ぎになっていれば、建物の奥から覗く人や、何があったのかとこちらに近づいてくる憲兵も出てくる。
そして半数が『昨夜からこの詰所にいた人物』だろう。ちょうど、夜番と早番の引き継ぎの時間だった。
(解除方法は……っ!!)
深層鑑定によって、各個人から多量の情報が止めどなく溢れでる。
この能力は、単に情報を『見る』だけである。そこから、今必要な情報の精査は、サックの技量に委ねられる。まるで濁流のごとく湧く情報を全て読み、仕分ける。
並みの人間では簡単に発狂するレベルの大仕事だ。
(見つからない……どこだっ!)
僅かに残る頭痛に苛立ちを覚えながら、サックはデータ整理に追われていた。端から見れば、他人を睨み付けて唸っているだけにも見えてしまうことが、この能力の残念なところか。
「なんだ? なんだ?」
「大丈夫かっ!」
「剣が飛んだぞ?」
などと、周囲に集まる憲兵たち。そのうちの何人かが、昨夜から泊まり込みで働いていたが、彼らのほとんどに、深層心理部分で暗示が掛けられていた。
「ねえ、あの人が連れてきたのよね……」
「そうそう、牢屋で寝てる……」
女性の憲兵。比較的若い二人組が、サックの素性について雑談し始めていた。
そして、この場の人たちの暗示を発現させるには十分な声量で、引き金を引いてしまった。
「忍者の女の子を連れてきた人よ」
抜刀。
一斉に、鞘から剣を抜く音がエントランスに響いた。
シャッ! と、鞘から滑り出た白刃は、全てその持ち主の、急所に向かって刃先を向けた。
(確証が無いが……やるしかないっ!)
出来ることなら、暗示に対する解除方法を明らかにしたかった。
しかし、そんな暇は無くなった。目下の憲兵の実に半分は、ものの数秒後には自決する。
「借りるぞっ!!」
サックは、先程から唖然としている受付の憲兵の首からぶら下がっていた、金属製の『警笛』をむしり取った。
異常の際や、警告のときに使用する、憲兵なら誰もが持っている、何の変哲もない警笛だ。
「潜在解放っ!!」
その笛に能力を使い、潜在的に眠る効果を呼び出し、付与させた。
(音波防御無しは初めてだが……背に腹は代えられねぇ!)
吹き口から一気に息を吹き込み、警笛は本来の音以上の高音を掻き鳴らした。
そして発生した音波は、さらに笛から発生した波に重なり、巨大な波形を描く。それらが、サックの笛を中心に広がる。
警笛に潜在的に付与されたのは【衝撃波の発生】。
ドおぉぉぉぉぉっ!!!!!
文字通り音速の衝撃が、憲兵たちと詰所全体を突き抜けて、アンティーク柄の洒落た窓ガラスは内側から激しく砕け、建屋も大きく揺さぶった。
壁は一気にひび割れ、土埃を立てた。
近くにいた人は激しく吹き飛ばされ、また遠くから覗いていた人間にも衝撃波は届き、体を激しく揺さぶられた。
まるで内部でガス爆発でもあったかのようであった。
(暗示は、『衝撃』を受ければ覚めるはず……)
詰所に集まった人物を一度に覚醒させる方法は、急造ではこれくらいしか思いつかなかった。
もちろん危険も裏表一体ではあるが、選択の余地はなかった。
望まない自殺よりマシだろう。
だが、警笛から発せられた衝撃波は、サックの予想を越えていた。
(……だめだ、やっぱ力の制御が効かねぇ……)
衝撃波による大爆発の中心部には、サックがいる。文字通り目の前にある警笛が発した衝撃波は、音波耐性を持たない本人自身にも、相当なダメージを与えることになった。
激しい衝撃が体を貫き、脳みそを強く揺さぶる。
女神から貰った強力な力でも、加減ができなければ身を亡ぼす。
脳震盪によって、サックは暫く、意識を失うことになった……。
小さなエントランスが構えていた。入り口正面には小さな受付があり、担当者はそこに立ち、外部からの侵入者へ目を光らせていた。
そんな受付兼門番、今が一番眠くてたまらない時間帯だ。
今はまだ早朝であり、詰所の入り口は閉ざされていた。一般人を迎えるのには、まだ早すぎるのだ。
そんなときの眠気覚ましには、軽い雑談が最適。
早番でやってきた同僚と、お茶を片手に世間話……もとい、情報交換を行うのが、彼の日課だった。
「昨日、天使を見たんだよ」
昨夕まで受付担当だった男が、少し興奮気味に話しかけた。
「ウワサは聞いてるぜ! 有翼種の女の子だろ? かわいかったか?」
夜番の彼は、少々睡眠不足なためか、さらに高揚していた。
「まあまあだったな! 羽根はキレイだった」
「いいなぁ、夕番はいろいろあって飽きなくて」
「なにいってやがる。夜の方が圧倒的に『楽』だろ!」
「まあな、今の夜番なら、毎晩可愛い女の子の寝顔も拝めるからなぁ」
「誰のことだ? ま~た花街の子を連れ込んでるのか?」
「いやいや、そこらの娼婦とはレベルがちがうよ、ここの牢屋で寝てる……ええと、誰だっけ?」
「ああ、あの姉妹か。自分で言い出してなんで忘れてるんだよ、寝ぼけてるのか?」
「そうそう、思い出したわ、忍者の……」
すると、彼は帯刀している長剣を抜き、白光りする刃を自らの首……頸動脈付近にあてがった。
「うわ、長剣だと長すぎて自殺りにくいな。ちょっとこっちを引っ張ってくれ」
「あ、ああ……え? どういうこと?」
対先程まで談笑していた同僚に、笑顔のまま、剣の柄を向けこれを引いてくれと懇願した。首元にあてがわれた刃は、このまま動かせば確実に太い血管を割き、辺りは血でまみれるだろう。
「おま、何してるんだ……?」
剣の柄を渡された男は、現状を全く理解出来ていなかった。しかし、長剣の刃は既に、彼の首元に僅かに触れ、血が滲んでいた。
「──止めろっ!!」
大きな掛け声と共に、首に当てていた剣は弾かれ、近くの壁に突き刺さった。
サックの強烈なキックだった。ボール遊びよろしく、彼は長剣を蹴り飛ばしたのだ。
(靴が……っ! 限界か!)
しかしその瞬間に、サックの履く靴が爆ぜた。底が捲れ、足の甲を覆う部分は、破裂したように穴が空いた。
靴の能力を酷使し続けた結果だった。本来、一級品ともなれば、多少の無理を繰り返しても能力の使いすぎで壊れることはない。だが、『道具師』の力を制御できないサックには難しい調整だった。
最後の最後に『縮地』を発動した瞬間に、靴はボロボロに壊れてしまったのだ。
「……はえ?」
「え、俺はいったい何を……」
剣を弾いた衝撃によるものだろうか。首に刃を当てていた彼は、意識を取り戻した。そして、今しがた自分が行おうとした『愚行』に肩を震わせていた。
(暗示の引き金は……『忍者』かっ!?)
先程の彼らの会話と、ジャクレイの様子から想像するに、どうやら『忍者』、あるいは、サザンカたちを想起することで暗示が実行されるようだ。
(深層心理への暗示だと、通常の鑑定では判別できない……ならっ!)
するとサックは、ギュッと強く目を瞑った。
(……『深層鑑定』!)
そして、大きく目を見開いた。
魔王城の次元錠を開ける際に使用した、対象の深層部分まで鑑定する、鑑定士の上位技術だ。
するとどうだろう。
いきなり剣を蹴り飛ばし、派手に登場したサックに対する周囲の強い視線。
そこまで大きくない、憲兵詰所の出入口で騒ぎになっていれば、建物の奥から覗く人や、何があったのかとこちらに近づいてくる憲兵も出てくる。
そして半数が『昨夜からこの詰所にいた人物』だろう。ちょうど、夜番と早番の引き継ぎの時間だった。
(解除方法は……っ!!)
深層鑑定によって、各個人から多量の情報が止めどなく溢れでる。
この能力は、単に情報を『見る』だけである。そこから、今必要な情報の精査は、サックの技量に委ねられる。まるで濁流のごとく湧く情報を全て読み、仕分ける。
並みの人間では簡単に発狂するレベルの大仕事だ。
(見つからない……どこだっ!)
僅かに残る頭痛に苛立ちを覚えながら、サックはデータ整理に追われていた。端から見れば、他人を睨み付けて唸っているだけにも見えてしまうことが、この能力の残念なところか。
「なんだ? なんだ?」
「大丈夫かっ!」
「剣が飛んだぞ?」
などと、周囲に集まる憲兵たち。そのうちの何人かが、昨夜から泊まり込みで働いていたが、彼らのほとんどに、深層心理部分で暗示が掛けられていた。
「ねえ、あの人が連れてきたのよね……」
「そうそう、牢屋で寝てる……」
女性の憲兵。比較的若い二人組が、サックの素性について雑談し始めていた。
そして、この場の人たちの暗示を発現させるには十分な声量で、引き金を引いてしまった。
「忍者の女の子を連れてきた人よ」
抜刀。
一斉に、鞘から剣を抜く音がエントランスに響いた。
シャッ! と、鞘から滑り出た白刃は、全てその持ち主の、急所に向かって刃先を向けた。
(確証が無いが……やるしかないっ!)
出来ることなら、暗示に対する解除方法を明らかにしたかった。
しかし、そんな暇は無くなった。目下の憲兵の実に半分は、ものの数秒後には自決する。
「借りるぞっ!!」
サックは、先程から唖然としている受付の憲兵の首からぶら下がっていた、金属製の『警笛』をむしり取った。
異常の際や、警告のときに使用する、憲兵なら誰もが持っている、何の変哲もない警笛だ。
「潜在解放っ!!」
その笛に能力を使い、潜在的に眠る効果を呼び出し、付与させた。
(音波防御無しは初めてだが……背に腹は代えられねぇ!)
吹き口から一気に息を吹き込み、警笛は本来の音以上の高音を掻き鳴らした。
そして発生した音波は、さらに笛から発生した波に重なり、巨大な波形を描く。それらが、サックの笛を中心に広がる。
警笛に潜在的に付与されたのは【衝撃波の発生】。
ドおぉぉぉぉぉっ!!!!!
文字通り音速の衝撃が、憲兵たちと詰所全体を突き抜けて、アンティーク柄の洒落た窓ガラスは内側から激しく砕け、建屋も大きく揺さぶった。
壁は一気にひび割れ、土埃を立てた。
近くにいた人は激しく吹き飛ばされ、また遠くから覗いていた人間にも衝撃波は届き、体を激しく揺さぶられた。
まるで内部でガス爆発でもあったかのようであった。
(暗示は、『衝撃』を受ければ覚めるはず……)
詰所に集まった人物を一度に覚醒させる方法は、急造ではこれくらいしか思いつかなかった。
もちろん危険も裏表一体ではあるが、選択の余地はなかった。
望まない自殺よりマシだろう。
だが、警笛から発せられた衝撃波は、サックの予想を越えていた。
(……だめだ、やっぱ力の制御が効かねぇ……)
衝撃波による大爆発の中心部には、サックがいる。文字通り目の前にある警笛が発した衝撃波は、音波耐性を持たない本人自身にも、相当なダメージを与えることになった。
激しい衝撃が体を貫き、脳みそを強く揺さぶる。
女神から貰った強力な力でも、加減ができなければ身を亡ぼす。
脳震盪によって、サックは暫く、意識を失うことになった……。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる