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『千玲』3日目~1泊2日のバイトを終えるまで
第119話 千春さんはどんなお礼をする?
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誰かのスマホのアラームで目が覚める。聞き慣れない音だし朱里さんか月夜さんだろうが、今何時だ? 俺は枕元にあるスマホを手に取って確認する。
――6時か、朝食まで後30分だな。もう少しみんなの様子を見て、それでも起きないようなら起こそう。
「う~ん、起きなきゃ…」
そう思ってすぐ、月夜さんが寝ながら伸びをした後にスマホに触れる。…アラームが止まったから、彼女のスマホで鳴っていたようだ。
「瀬川君、起こしてしまってすみません。いつもこの時間に設定してるので…」
「構いませんよ。6時30分に朝食なので、ちょうど良いぐらいです」
「そうなんですか。ならそろそろ朱里を起こしたほうが良いですね」
「はい。俺は詩織さん達を起こします」
「お願いします」
俺が詩織さんの肩に触れようとした瞬間、突然キスの音が聞こえた。気のせいかも? と思いつつも念のため確認すると、月夜さんが朱里さんにキスしてるじゃないか!
「これはその……、“目覚めのキス”ですね。朱里はいつもこれで起きるんです…」
彼女は恥ずかしそうに答える。いつもやってるから、俺達がいてもできるのか。
「良いね~、目覚めのキス」
紬さんが起き上がる。タイミングが良すぎるから、様子を窺ってたな。
「まーちゃん、ウチをキスで起こして♡」
「もう起きてるじゃないか…」
「え~。じゃあ詩織ちゃんと満里奈みたいに寝たフリする!」
「寝たフリ?」
観察して確かめてみるか。
「――紬ちゃんにはバレてたか~」
「あんた空気読んでよ…」
観念したのか、2人は体を起こす。全然気付かなかった…。
「皆さん、あのアラームで起こしてしまいすみません。――朱里起きて!」
キスで起きないせいか、体を揺すり始めた。今日は寝起きが悪いのかな?
「月ちゃん、ウチと代わって!」
「わかりました」
交代した紬さんは…、寝ている朱里さんにキスしながら胸を揉み始める。起こす気あるのか?
――目を覚ました朱里さんが紬さんの肩を何度も叩くので、彼女はキスを止める。
「姉さんが朝からやる気満々だと思ったらつむぎんなんだもん。ビックリしたよ」
「朱ちゃんがやる気なら、今ウチが相手になるよ♡」
「紬さん。もうすぐ朝食だから無理だぞ」
一応念を押しておく。
「そうだった。Hはその後だね♡」
そんな時間ないと思うが、言うのも面倒だな…。
フリースペースに向かうと、千春さんが全員分の朝食をセットし終えたところだった。彼女は笑顔で俺達の元に来た。
「満里奈ちゃん、昨日は本当にありがとう。満里奈ちゃんがいてくれたおかげで美容院に行けたし、新しい服を買う事ができたわ♪」
…言われてみると、いつもよりキレイな気がする。千夏さんの言うように羽を伸ばせたみたいだ。
「お役に立てて良かったです」
「みんな、温かい内に食べてね♪」
――席に着いたので朝食を頂く。やはり出来立てはおいしいな。
「真くん・満里奈ちゃん・月夜ちゃん。今日の事について、千夏ちゃんから話は聞いてるかしら?」
「はい、聞いてますよ。一緒に買い物に行けば良いんですよね?」
詩織さん・紬さん・朱里さんは、ここに残って常連にスクール水着姿で相手する事になっている。
「そうよ。色々な所に行きたいから、早めにここを出たいと思うの。大丈夫かしら?」
「早めと言うと、いつぐらいですか?」
「そうね…、7時30分ぐらいには出たいわ」
8時の開店前に出るみたいだが、特に問題ない。
「俺は大丈夫ですよ」
満里奈さん・月夜さんも続けてOKした。
「ありがとう。千夏ちゃんは『無給』って言ったらしいけど、ちゃんとお礼するから安心してね♪」
話が終わったので、千春さんは受付裏に入って行く。
「オバさんのお礼か~。オッパイで何してくれるんだろ~?」
何で胸前提なんだ…。
「朱里。後の事はお願い」
「任せてよ! 姉さんこそ、まことんとまりなんの事頼むわ」
やる事とメンバーの振り分けを考えると、買い物組より水着組のほうが大変だろうな…。頑張ってくれ、詩織さん・紬さん・朱里さん!
朝食と準備を終えた俺達は、7時20分頃に受付前に着く。――物音で俺達に気付いたのか、受付裏から千夏さんが出てきた。
「真達は母さんが来るまでこのまま待ってて。詩織達は今の内にコスプレについて話しておくよ」
「あれ? ウチらにスクール水着着て欲しいんじゃないの?」
「そうなんだけど、すぐ着たら1時間も持たないでしょ? だからいろんなコスプレして引き伸ばすって訳」
「テレビのCMみたいなもんか~」
「つむぎん、それとは話が違うよ…」
「王道のメイド服はもちろん、チャイナ服・レディーススーツ・制服とか色々あるから、アンタ達でうまく分担して」
「だったら朱ちゃんに制服着てもらおうかな~」
「もう制服着る歳じゃないって…」
コスプレの組み合わせか…。胸が大きい詩織さんはメイド服・大人の朱里さんはスーツとか良いかも? 紬さんは……、ピンとこない。
「まこくん、今コスプレについて考えてたよね?」
「えっ? なんでわかった?」
顔に出てないつもりだったが…。
「何となく。ずっと一緒にいるからわかるよ♪」
「お二人は仲が良いですね。セ〇クスしたおかげでしょうか?」
クスッと笑う月夜さん。
まさか彼女がそんな冗談言うとは。俺達に心を開き始めた影響かも?
「お待たせ~♪」
さっきよりもオシャレになった千春さんが受付裏から出てきた。
「母さん。今日の真達は長居しないから程々にしてよ」
「わかってるから安心して千夏ちゃん。みんな、行きましょ♪」
千春さん・俺・満里奈さん・月夜さんの4人は『千玲』を出る。
千春さんの車は既に『千玲』前の駐車スペースに移動済みらしく、彼女は出てすぐ足を止める。
「好きなところに座って良いからね♪」
「瀬川君・古宮さん、私が助手席に乗ります。お二人は後部座席でゆっくりして下さい」
月夜さんに気を遣わせてしまったが、満里奈さんと隣同士は嬉しい。
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて…」
話がまとまったので、俺達はすぐ車に乗り込む。いよいよ出発だ!
――6時か、朝食まで後30分だな。もう少しみんなの様子を見て、それでも起きないようなら起こそう。
「う~ん、起きなきゃ…」
そう思ってすぐ、月夜さんが寝ながら伸びをした後にスマホに触れる。…アラームが止まったから、彼女のスマホで鳴っていたようだ。
「瀬川君、起こしてしまってすみません。いつもこの時間に設定してるので…」
「構いませんよ。6時30分に朝食なので、ちょうど良いぐらいです」
「そうなんですか。ならそろそろ朱里を起こしたほうが良いですね」
「はい。俺は詩織さん達を起こします」
「お願いします」
俺が詩織さんの肩に触れようとした瞬間、突然キスの音が聞こえた。気のせいかも? と思いつつも念のため確認すると、月夜さんが朱里さんにキスしてるじゃないか!
「これはその……、“目覚めのキス”ですね。朱里はいつもこれで起きるんです…」
彼女は恥ずかしそうに答える。いつもやってるから、俺達がいてもできるのか。
「良いね~、目覚めのキス」
紬さんが起き上がる。タイミングが良すぎるから、様子を窺ってたな。
「まーちゃん、ウチをキスで起こして♡」
「もう起きてるじゃないか…」
「え~。じゃあ詩織ちゃんと満里奈みたいに寝たフリする!」
「寝たフリ?」
観察して確かめてみるか。
「――紬ちゃんにはバレてたか~」
「あんた空気読んでよ…」
観念したのか、2人は体を起こす。全然気付かなかった…。
「皆さん、あのアラームで起こしてしまいすみません。――朱里起きて!」
キスで起きないせいか、体を揺すり始めた。今日は寝起きが悪いのかな?
「月ちゃん、ウチと代わって!」
「わかりました」
交代した紬さんは…、寝ている朱里さんにキスしながら胸を揉み始める。起こす気あるのか?
――目を覚ました朱里さんが紬さんの肩を何度も叩くので、彼女はキスを止める。
「姉さんが朝からやる気満々だと思ったらつむぎんなんだもん。ビックリしたよ」
「朱ちゃんがやる気なら、今ウチが相手になるよ♡」
「紬さん。もうすぐ朝食だから無理だぞ」
一応念を押しておく。
「そうだった。Hはその後だね♡」
そんな時間ないと思うが、言うのも面倒だな…。
フリースペースに向かうと、千春さんが全員分の朝食をセットし終えたところだった。彼女は笑顔で俺達の元に来た。
「満里奈ちゃん、昨日は本当にありがとう。満里奈ちゃんがいてくれたおかげで美容院に行けたし、新しい服を買う事ができたわ♪」
…言われてみると、いつもよりキレイな気がする。千夏さんの言うように羽を伸ばせたみたいだ。
「お役に立てて良かったです」
「みんな、温かい内に食べてね♪」
――席に着いたので朝食を頂く。やはり出来立てはおいしいな。
「真くん・満里奈ちゃん・月夜ちゃん。今日の事について、千夏ちゃんから話は聞いてるかしら?」
「はい、聞いてますよ。一緒に買い物に行けば良いんですよね?」
詩織さん・紬さん・朱里さんは、ここに残って常連にスクール水着姿で相手する事になっている。
「そうよ。色々な所に行きたいから、早めにここを出たいと思うの。大丈夫かしら?」
「早めと言うと、いつぐらいですか?」
「そうね…、7時30分ぐらいには出たいわ」
8時の開店前に出るみたいだが、特に問題ない。
「俺は大丈夫ですよ」
満里奈さん・月夜さんも続けてOKした。
「ありがとう。千夏ちゃんは『無給』って言ったらしいけど、ちゃんとお礼するから安心してね♪」
話が終わったので、千春さんは受付裏に入って行く。
「オバさんのお礼か~。オッパイで何してくれるんだろ~?」
何で胸前提なんだ…。
「朱里。後の事はお願い」
「任せてよ! 姉さんこそ、まことんとまりなんの事頼むわ」
やる事とメンバーの振り分けを考えると、買い物組より水着組のほうが大変だろうな…。頑張ってくれ、詩織さん・紬さん・朱里さん!
朝食と準備を終えた俺達は、7時20分頃に受付前に着く。――物音で俺達に気付いたのか、受付裏から千夏さんが出てきた。
「真達は母さんが来るまでこのまま待ってて。詩織達は今の内にコスプレについて話しておくよ」
「あれ? ウチらにスクール水着着て欲しいんじゃないの?」
「そうなんだけど、すぐ着たら1時間も持たないでしょ? だからいろんなコスプレして引き伸ばすって訳」
「テレビのCMみたいなもんか~」
「つむぎん、それとは話が違うよ…」
「王道のメイド服はもちろん、チャイナ服・レディーススーツ・制服とか色々あるから、アンタ達でうまく分担して」
「だったら朱ちゃんに制服着てもらおうかな~」
「もう制服着る歳じゃないって…」
コスプレの組み合わせか…。胸が大きい詩織さんはメイド服・大人の朱里さんはスーツとか良いかも? 紬さんは……、ピンとこない。
「まこくん、今コスプレについて考えてたよね?」
「えっ? なんでわかった?」
顔に出てないつもりだったが…。
「何となく。ずっと一緒にいるからわかるよ♪」
「お二人は仲が良いですね。セ〇クスしたおかげでしょうか?」
クスッと笑う月夜さん。
まさか彼女がそんな冗談言うとは。俺達に心を開き始めた影響かも?
「お待たせ~♪」
さっきよりもオシャレになった千春さんが受付裏から出てきた。
「母さん。今日の真達は長居しないから程々にしてよ」
「わかってるから安心して千夏ちゃん。みんな、行きましょ♪」
千春さん・俺・満里奈さん・月夜さんの4人は『千玲』を出る。
千春さんの車は既に『千玲』前の駐車スペースに移動済みらしく、彼女は出てすぐ足を止める。
「好きなところに座って良いからね♪」
「瀬川君・古宮さん、私が助手席に乗ります。お二人は後部座席でゆっくりして下さい」
月夜さんに気を遣わせてしまったが、満里奈さんと隣同士は嬉しい。
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