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第13話 手紙
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春の雨が去り、庭の花々が一層色濃く咲いていた。
スノードロップの白が揺れ、パンジーの紫が朝露を抱いて輝いている。
ミカは窓辺で紅茶を注ぎながら、ふと外の空を見上げた。
空は高く、少しだけ夏の気配が混じっていた。
(……もう、3週間か。)
ダリウスが王都へ発ってから、館は静かだった。
でも、それは寂しさだけじゃない。
彼が残してくれた「約束」という灯が、毎日の生活を穏やかに照らしていた。
その日も、勉強部屋の扉が小さく開く。
「ミカ先生!そろそろお勉強の時間?」
リアムが元気に顔を出した。
「うん。昨日の分の復習もしようね」
「やる! パパが帰ってきたとき、びっくりさせるんだ!」
その言葉に、ミカは思わず笑顔になった。
「びっくりさせる?」
「うん、“リアム、字が書けるようになったのか!”って言わせるの!」
机の上には、厚紙と羽ペン、インク壺。
リアムは真剣な顔で椅子に座り、
ペン先を紙に慎重にあてた。
「“りあむ”って、こう?」
「上手。少し“り”の線をまっすぐにしてごらん」
「こう?」
「うん、そう。完璧だね」
リアムは嬉しそうに笑って、今度は「パパ」「ミカ」と書き足した。
「すごい! もうこんなに書けるようになったんだね」
「えへへ。これ、パパが帰ってきたら見せるの!」
ミカはその小さな字を見つめながら、胸の奥がじんわりと温かくなった。
(……ダリウス様、リアムくん、こんなに頑張ってますよ!)
心の中で、遠い王都の空に語りかける。
ペンを持つリアムの手を見守りながら、ミカの表情は、どこか誇らしげだった。
◇
夕方、ジェスが一通の封書を手に、廊下を歩いてきた。
「ミカ様、王都から便りが届きました。」
ミカは思わず立ち上がる。
「旦那様から……!」
封を切る手が震える。
淡い青の紙に、整った筆跡。
丁寧で、無駄のない字。
――まるで彼そのもののような手紙だった。
《手紙》
ゆうへ
王都に到着して10日が過ぎた。
会議は長く続くが、陛下も領地のことを気にかけておられた。
館の様子はどうだ。
リアムは相変わらずやんちゃか。
お前がそばにいれば大丈夫だと思うが、無理はするな。
仕事の合間にふと空を見上げると、
あの日、温室で見た月を思い出す。
……帰ったら、また一緒に紅茶を飲もう。
ダリウス
手紙を読み終え、ミカの視界がにじんだ。
涙というより、胸の奥が熱くなって仕方なかった。
「……紅茶、ですね」
小さく呟き、窓辺に立つ。
夕陽が庭を赤く染めていた。
花壇の花々が、まるで彼の領地を守る兵のように、
凛として風に揺れている。
「ねぇ、ミカ先生。パパ、なんて書いてた?」
リアムが駆け寄る。
「パパね、『リアムは元気にしてるか』って」
「ほんと!? えへへ、元気にしてるよ、パパ!」
リアムは満面の笑みを浮かべ、自分の書いた紙を抱えて見せた。
「見て! これもパパに見せるの!」
「きっと、喜ぶよ」
「ミカ先生、パパに手紙、書きたい!」
「いいよ、一緒に書こうか」
二人は顔を見合わせて笑った。
その笑い声が、館の中に春風のように広がっていく。
外では、遠くの山の向こうに夕陽が沈んでいく。
橙色の光が、まるで王都まで届くように空を染めていた。
(――この光が、あなたのもとにも届きますように。)
ミカは胸に手を当て、そっと窓越しの空に微笑んだ。
「帰ってきたら、紅茶を一緒に飲みましょう。」
その声は風に乗り、春の花々がやさしく頷くように揺れた。
◇
その日は朝から、冷たい風が吹いていた。
春のはずなのに、山の方ではまだ雪が残っている。
その雪が解けて小川に流れこみ、屋敷の裏庭をゆるやかに濡らしていた。
ダリウスが王都へ発ってから、1か月。
館には穏やかな日常が流れていた。
その静けさの奥に、ほんの少しだけ“寂しさの影”が潜んでいるのを、ミカは感じていた。
リアムは元気そうに見えた。
けれど、父の名を出すとき、どこか声が小さくなる。
勉強のときも、ふと窓の外を見つめていることが増えた。
(無理してるのかも……)
そう思いながらも、ミカは“言葉”を探せなかった。
ただ優しく見守ることが最善だと思っていた。
──その日の午後。
ミカは書庫で本を整理していた。
昼食のあと、リアムはジェスと外で遊ぶと言っていたはず。
しかし、庭の方から戻る気配がない。
不安が胸をよぎったとき、慌てた足音が廊下を駆けてきた。
「ミカ様!」
「ジェスさん?」
「坊ちゃまが……いらっしゃらないのです!」
「え……?」
言葉が止まる。
ジェスの顔には、焦りがにじんでいた。
「ほんの一瞬、目を離した隙に……!
“手紙を届けに行くんだ”と……!」
「手紙……?」
「旦那様への手紙です!」
ミカの胸が締めつけられた。
椅子を蹴るように立ち上がる。
「すぐに探しに行きましょう!」
◇
森の道はまだぬかるんでいた。
雪解け水が小さな流れを作り、足跡をすぐに消してしまう。
「リアムくん!」
呼び声が風に溶ける。
返事はない。
ミカは必死に道を探した。
小さな足跡を追いながら、胸の中で祈る。
(どうか、無事でいて……)
やがて、木々の間から泣き声が聞こえた。
小さな影が、倒れた切り株のそばにうずくまっている。
「リアムくん!」
駆け寄ると、リアムが泣きながら顔を上げた。
片手にくしゃくしゃの封筒を握りしめている。
「ミカせんせい……!」
「大丈夫、もう大丈夫だよ!」
ミカは泥だらけの彼を抱きしめた。
冷たい手を包み込みながら、胸の奥が痛くてたまらなかった。
二人は手をつないで館へ戻った。
途中、ジェスが駆け寄ってきて、心底ほっとした顔をした。
玄関に入ると、他の使用人たちも心配そうに待っていた。
リアムの顔を見るなり、ほっとした空気に包まれる。
「坊ちゃま……! 本当に良かった……」
「ごめんなさい、ジェス……パパに、手紙を渡したくて……」
「……そうでしたか」
「でも……道が分かんなくなっちゃって……」
泣きじゃくるリアムの頭をそっと撫でながら、ミカは微笑んだ。
「リアムくん……自分で渡そうと思ったんだよね。その気持ちはすごくよくわかるよ」
「うん」
「でもね、パパは今遠いところにいるでしょう?どうしても、届けたいと思ったら、まずは相談してほしい。
そしたら、僕もジェスもこの手紙をどうやったら、届けられるか、一緒に考えることができる」
リアムは涙で濡れたまま、目を丸くした。
「一緒に?」
「そうだよ。」
「うん、わかった……僕、みんなに心配かけて……ごめんなさい」
「そうだね、方法は間違えてしまったけど、“想いを伝えようとした”気持ちはとても素晴らしいことだよ」
そう言いながら、ミカは小さく息を吸った。
「それに……僕こそ、ごめんね」
「え?」
「僕、最近……君の寂しさに気づいてたのに、ちゃんと寄り添ってあげられなかった」
リアムは驚いた顔をしたあと、首を横に振った。
「ちがうよ。ミカ先生はちゃんと、そばにいてくれた。お勉強も遊びも。
いつもそばで笑ってくれた!」
その瞳はまっすぐだった。
小さな手が、ミカの袖をぎゅっと掴む。
「ミカ先生がここに来てくれて、ほんとによかった。
僕も、パパも、ジェスも……みーんな、ミカ先生が大好きだよ」
その言葉に、ミカの喉の奥がつまった。
視界が滲んで、言葉が出てこない。
「……ありがとう」
かすれた声で、それだけを言った。
涙が頬を伝って落ちる。
リアムの小さな指が、それを拭った。
「ほら、泣かないで。パパが心配しちゃう、笑おうよ!」
「うん……そうだね」
「そうですよ。ミカ様が笑っていないと、旦那様が心配で仕事なんかしてられませんよ」
「ジェ、ジェス!?」
ジェスはウィンクすると
「さて、ミカ様、無事にリアム坊ちゃんも見つかりましたし……今夜はパーティーにしましょう!
普段は旦那様がミカ様を独占してますからね。
旦那様がいない間にミカ様ともっと交流したいです、我々としては」
「ど、独占って……!」
ミカが顔を真っ赤にすると、ジェスが愉快そうに笑った。
「ふふ、我々使用人も、前々からミカ様とお話をしたかったのですよ」
その言葉に、他の使用人たちも笑顔で頷いた。
厨房からは香ばしいパンの匂いが漂ってくる。
リアムが元気に声をあげた。
「パンのいい匂いがする!今夜は本当にパーティーなの?」
「はい、今厨房では一所懸命美味しい料理を作ってくれてますよ!」
笑い声が館いっぱいに広がる。
その中心に、ミカはいた。
もう“外から来た人”ではない。
ダリウスがいなくても、この家は暖かい。
この場所に、自分の居場所がある。
ミカは胸の奥で静かに呟いた。
「……ありがとう、リアムくん」
風が窓の外を吹き抜け、雪解けの森が小さくきらめいた。
スノードロップの白が揺れ、パンジーの紫が朝露を抱いて輝いている。
ミカは窓辺で紅茶を注ぎながら、ふと外の空を見上げた。
空は高く、少しだけ夏の気配が混じっていた。
(……もう、3週間か。)
ダリウスが王都へ発ってから、館は静かだった。
でも、それは寂しさだけじゃない。
彼が残してくれた「約束」という灯が、毎日の生活を穏やかに照らしていた。
その日も、勉強部屋の扉が小さく開く。
「ミカ先生!そろそろお勉強の時間?」
リアムが元気に顔を出した。
「うん。昨日の分の復習もしようね」
「やる! パパが帰ってきたとき、びっくりさせるんだ!」
その言葉に、ミカは思わず笑顔になった。
「びっくりさせる?」
「うん、“リアム、字が書けるようになったのか!”って言わせるの!」
机の上には、厚紙と羽ペン、インク壺。
リアムは真剣な顔で椅子に座り、
ペン先を紙に慎重にあてた。
「“りあむ”って、こう?」
「上手。少し“り”の線をまっすぐにしてごらん」
「こう?」
「うん、そう。完璧だね」
リアムは嬉しそうに笑って、今度は「パパ」「ミカ」と書き足した。
「すごい! もうこんなに書けるようになったんだね」
「えへへ。これ、パパが帰ってきたら見せるの!」
ミカはその小さな字を見つめながら、胸の奥がじんわりと温かくなった。
(……ダリウス様、リアムくん、こんなに頑張ってますよ!)
心の中で、遠い王都の空に語りかける。
ペンを持つリアムの手を見守りながら、ミカの表情は、どこか誇らしげだった。
◇
夕方、ジェスが一通の封書を手に、廊下を歩いてきた。
「ミカ様、王都から便りが届きました。」
ミカは思わず立ち上がる。
「旦那様から……!」
封を切る手が震える。
淡い青の紙に、整った筆跡。
丁寧で、無駄のない字。
――まるで彼そのもののような手紙だった。
《手紙》
ゆうへ
王都に到着して10日が過ぎた。
会議は長く続くが、陛下も領地のことを気にかけておられた。
館の様子はどうだ。
リアムは相変わらずやんちゃか。
お前がそばにいれば大丈夫だと思うが、無理はするな。
仕事の合間にふと空を見上げると、
あの日、温室で見た月を思い出す。
……帰ったら、また一緒に紅茶を飲もう。
ダリウス
手紙を読み終え、ミカの視界がにじんだ。
涙というより、胸の奥が熱くなって仕方なかった。
「……紅茶、ですね」
小さく呟き、窓辺に立つ。
夕陽が庭を赤く染めていた。
花壇の花々が、まるで彼の領地を守る兵のように、
凛として風に揺れている。
「ねぇ、ミカ先生。パパ、なんて書いてた?」
リアムが駆け寄る。
「パパね、『リアムは元気にしてるか』って」
「ほんと!? えへへ、元気にしてるよ、パパ!」
リアムは満面の笑みを浮かべ、自分の書いた紙を抱えて見せた。
「見て! これもパパに見せるの!」
「きっと、喜ぶよ」
「ミカ先生、パパに手紙、書きたい!」
「いいよ、一緒に書こうか」
二人は顔を見合わせて笑った。
その笑い声が、館の中に春風のように広がっていく。
外では、遠くの山の向こうに夕陽が沈んでいく。
橙色の光が、まるで王都まで届くように空を染めていた。
(――この光が、あなたのもとにも届きますように。)
ミカは胸に手を当て、そっと窓越しの空に微笑んだ。
「帰ってきたら、紅茶を一緒に飲みましょう。」
その声は風に乗り、春の花々がやさしく頷くように揺れた。
◇
その日は朝から、冷たい風が吹いていた。
春のはずなのに、山の方ではまだ雪が残っている。
その雪が解けて小川に流れこみ、屋敷の裏庭をゆるやかに濡らしていた。
ダリウスが王都へ発ってから、1か月。
館には穏やかな日常が流れていた。
その静けさの奥に、ほんの少しだけ“寂しさの影”が潜んでいるのを、ミカは感じていた。
リアムは元気そうに見えた。
けれど、父の名を出すとき、どこか声が小さくなる。
勉強のときも、ふと窓の外を見つめていることが増えた。
(無理してるのかも……)
そう思いながらも、ミカは“言葉”を探せなかった。
ただ優しく見守ることが最善だと思っていた。
──その日の午後。
ミカは書庫で本を整理していた。
昼食のあと、リアムはジェスと外で遊ぶと言っていたはず。
しかし、庭の方から戻る気配がない。
不安が胸をよぎったとき、慌てた足音が廊下を駆けてきた。
「ミカ様!」
「ジェスさん?」
「坊ちゃまが……いらっしゃらないのです!」
「え……?」
言葉が止まる。
ジェスの顔には、焦りがにじんでいた。
「ほんの一瞬、目を離した隙に……!
“手紙を届けに行くんだ”と……!」
「手紙……?」
「旦那様への手紙です!」
ミカの胸が締めつけられた。
椅子を蹴るように立ち上がる。
「すぐに探しに行きましょう!」
◇
森の道はまだぬかるんでいた。
雪解け水が小さな流れを作り、足跡をすぐに消してしまう。
「リアムくん!」
呼び声が風に溶ける。
返事はない。
ミカは必死に道を探した。
小さな足跡を追いながら、胸の中で祈る。
(どうか、無事でいて……)
やがて、木々の間から泣き声が聞こえた。
小さな影が、倒れた切り株のそばにうずくまっている。
「リアムくん!」
駆け寄ると、リアムが泣きながら顔を上げた。
片手にくしゃくしゃの封筒を握りしめている。
「ミカせんせい……!」
「大丈夫、もう大丈夫だよ!」
ミカは泥だらけの彼を抱きしめた。
冷たい手を包み込みながら、胸の奥が痛くてたまらなかった。
二人は手をつないで館へ戻った。
途中、ジェスが駆け寄ってきて、心底ほっとした顔をした。
玄関に入ると、他の使用人たちも心配そうに待っていた。
リアムの顔を見るなり、ほっとした空気に包まれる。
「坊ちゃま……! 本当に良かった……」
「ごめんなさい、ジェス……パパに、手紙を渡したくて……」
「……そうでしたか」
「でも……道が分かんなくなっちゃって……」
泣きじゃくるリアムの頭をそっと撫でながら、ミカは微笑んだ。
「リアムくん……自分で渡そうと思ったんだよね。その気持ちはすごくよくわかるよ」
「うん」
「でもね、パパは今遠いところにいるでしょう?どうしても、届けたいと思ったら、まずは相談してほしい。
そしたら、僕もジェスもこの手紙をどうやったら、届けられるか、一緒に考えることができる」
リアムは涙で濡れたまま、目を丸くした。
「一緒に?」
「そうだよ。」
「うん、わかった……僕、みんなに心配かけて……ごめんなさい」
「そうだね、方法は間違えてしまったけど、“想いを伝えようとした”気持ちはとても素晴らしいことだよ」
そう言いながら、ミカは小さく息を吸った。
「それに……僕こそ、ごめんね」
「え?」
「僕、最近……君の寂しさに気づいてたのに、ちゃんと寄り添ってあげられなかった」
リアムは驚いた顔をしたあと、首を横に振った。
「ちがうよ。ミカ先生はちゃんと、そばにいてくれた。お勉強も遊びも。
いつもそばで笑ってくれた!」
その瞳はまっすぐだった。
小さな手が、ミカの袖をぎゅっと掴む。
「ミカ先生がここに来てくれて、ほんとによかった。
僕も、パパも、ジェスも……みーんな、ミカ先生が大好きだよ」
その言葉に、ミカの喉の奥がつまった。
視界が滲んで、言葉が出てこない。
「……ありがとう」
かすれた声で、それだけを言った。
涙が頬を伝って落ちる。
リアムの小さな指が、それを拭った。
「ほら、泣かないで。パパが心配しちゃう、笑おうよ!」
「うん……そうだね」
「そうですよ。ミカ様が笑っていないと、旦那様が心配で仕事なんかしてられませんよ」
「ジェ、ジェス!?」
ジェスはウィンクすると
「さて、ミカ様、無事にリアム坊ちゃんも見つかりましたし……今夜はパーティーにしましょう!
普段は旦那様がミカ様を独占してますからね。
旦那様がいない間にミカ様ともっと交流したいです、我々としては」
「ど、独占って……!」
ミカが顔を真っ赤にすると、ジェスが愉快そうに笑った。
「ふふ、我々使用人も、前々からミカ様とお話をしたかったのですよ」
その言葉に、他の使用人たちも笑顔で頷いた。
厨房からは香ばしいパンの匂いが漂ってくる。
リアムが元気に声をあげた。
「パンのいい匂いがする!今夜は本当にパーティーなの?」
「はい、今厨房では一所懸命美味しい料理を作ってくれてますよ!」
笑い声が館いっぱいに広がる。
その中心に、ミカはいた。
もう“外から来た人”ではない。
ダリウスがいなくても、この家は暖かい。
この場所に、自分の居場所がある。
ミカは胸の奥で静かに呟いた。
「……ありがとう、リアムくん」
風が窓の外を吹き抜け、雪解けの森が小さくきらめいた。
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