祖国に棄てられた少年は賢者に愛される

 祖国に棄てられた少年――ユリアン。
 彼は王家の反逆を疑われ、追放された身だと信じていた。
 その真実は、前王の庶子。王位継承権を持ち、権力争いの渦中で邪魔者として葬られようとしていたのだった。

 絶望の中、彼を救ったのは、森に隠棲する冷徹な賢者ヴァルター。
 誰も寄せつけない彼が、なぜかユリアンを庇護し、結界に守られた森の家で共に過ごすことになるが、王都の陰謀は止まらず、幾度も追っ手が迫る。 

 棄てられた少年と、孤独な賢者。
 陰謀に覆われた王国の中で二人が選ぶ道は――。
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