208 / 579
第208話 願望のかたち
しおりを挟む
「しかしなあ優羽花!
俺が無償のおっぱい好きであることをわざわざ皆の前で言わなくても良いだろう!」
「何よう!
お兄があたしをまるで変態幼女好きのロリコンみたいに言うから、
あたしも言ったまでなんだからね!」
「俺がお前の度を越した可愛いもの好き振りにちょっと引いたのは事実だけど、
そこまで言ってないよ俺は!
えっ優羽花さん…そんな嗜好だったの?」
「急に妹を他人行儀にさん付けすんな!
…あたしは生まれてからずっと今迄お兄の妹で、
お兄に可愛がってもらって、
そのことに何の不満も無いけど…
あたしにも、
もし年下の可愛い妹が居たら…
あたしもお兄みたいに妹を可愛がるのになあ…
そういう想像することもあったの。
そしたら、あたしが思い描いていた通りの、
理想の妹の姿をしたヒカリちゃんが現れたから…
ちょっと歯止めが利かなくなったというか…」
なるほど、優羽花は妹が欲しかったのか。
俺は兄だし、お隣さんで同い年の静里菜も
優羽花を少し妹的な目で見ている所があるからなあ。
優羽花は周りからは常に年下として愛情を注がれる側だった。
それで無いものねだりと言うか、
自分より年下で愛情を注げる存在を望んだということなのだろうか?
「うう…だからあたしヒカリちゃんにやり過ぎちゃったのかも…。
ごめんねヒカリちゃん」
優羽花はヒカリに頭を下げて謝った。
「優羽花、あたまをあげてほしい。
わたしは光の精霊、
元々いまのようじょのすがたではない。
このすがたは光の勇者である優羽花の
心の底にあった思い、願望に呼応してかたち作られたもの。
わたしは光の精霊、
大魔王を倒すことが出来る光の勇者を召喚する存在、
だから召喚対象である優羽花の思いにわたしは大きく左右されて、
このようじょのすがたとなった。
でも、わたしはいまのすがたが結構お気に入り。
このすがたでなければわたしは、
ケイガおにいちゃんのいもうとにはなれなかったのかもしれない。
その意味ではわたしは優羽花に感謝している。
だからあたまをあげてほしい」
ヒカリの口から語られた言葉を受けて俺は色々と腑に落ちた。
この世界エゾン・レイギスの上位存在である光の精霊が、
妙に幼い姿であるということを
俺は少し疑問に思っていたのである。
だがその姿にこの様な理由があったのだ。
光の精霊ヒカリの姿は
優羽花が望んでいた妹の姿を形作ったものだったのである。
そして優羽花は、
ずっと自分の思い描いていた理想の妹が急に目の前に現れて、
思わず我を失ったということか…。
「ヒカリちゃん…あたしを許してくれるの?」
「優羽花のはげしい様子には、
ちょっとびっくりした。
でももうだいじょうぶ。
わたし、光の精霊は光の勇者と連なる存在、
勇者である優羽花をきょひすることはない」
「ひ、ヒカリちゃあーん!!」
優羽花は目を潤ませると、
両腕を広げてヒカリを思いっきり抱きしめた。
俺が無償のおっぱい好きであることをわざわざ皆の前で言わなくても良いだろう!」
「何よう!
お兄があたしをまるで変態幼女好きのロリコンみたいに言うから、
あたしも言ったまでなんだからね!」
「俺がお前の度を越した可愛いもの好き振りにちょっと引いたのは事実だけど、
そこまで言ってないよ俺は!
えっ優羽花さん…そんな嗜好だったの?」
「急に妹を他人行儀にさん付けすんな!
…あたしは生まれてからずっと今迄お兄の妹で、
お兄に可愛がってもらって、
そのことに何の不満も無いけど…
あたしにも、
もし年下の可愛い妹が居たら…
あたしもお兄みたいに妹を可愛がるのになあ…
そういう想像することもあったの。
そしたら、あたしが思い描いていた通りの、
理想の妹の姿をしたヒカリちゃんが現れたから…
ちょっと歯止めが利かなくなったというか…」
なるほど、優羽花は妹が欲しかったのか。
俺は兄だし、お隣さんで同い年の静里菜も
優羽花を少し妹的な目で見ている所があるからなあ。
優羽花は周りからは常に年下として愛情を注がれる側だった。
それで無いものねだりと言うか、
自分より年下で愛情を注げる存在を望んだということなのだろうか?
「うう…だからあたしヒカリちゃんにやり過ぎちゃったのかも…。
ごめんねヒカリちゃん」
優羽花はヒカリに頭を下げて謝った。
「優羽花、あたまをあげてほしい。
わたしは光の精霊、
元々いまのようじょのすがたではない。
このすがたは光の勇者である優羽花の
心の底にあった思い、願望に呼応してかたち作られたもの。
わたしは光の精霊、
大魔王を倒すことが出来る光の勇者を召喚する存在、
だから召喚対象である優羽花の思いにわたしは大きく左右されて、
このようじょのすがたとなった。
でも、わたしはいまのすがたが結構お気に入り。
このすがたでなければわたしは、
ケイガおにいちゃんのいもうとにはなれなかったのかもしれない。
その意味ではわたしは優羽花に感謝している。
だからあたまをあげてほしい」
ヒカリの口から語られた言葉を受けて俺は色々と腑に落ちた。
この世界エゾン・レイギスの上位存在である光の精霊が、
妙に幼い姿であるということを
俺は少し疑問に思っていたのである。
だがその姿にこの様な理由があったのだ。
光の精霊ヒカリの姿は
優羽花が望んでいた妹の姿を形作ったものだったのである。
そして優羽花は、
ずっと自分の思い描いていた理想の妹が急に目の前に現れて、
思わず我を失ったということか…。
「ヒカリちゃん…あたしを許してくれるの?」
「優羽花のはげしい様子には、
ちょっとびっくりした。
でももうだいじょうぶ。
わたし、光の精霊は光の勇者と連なる存在、
勇者である優羽花をきょひすることはない」
「ひ、ヒカリちゃあーん!!」
優羽花は目を潤ませると、
両腕を広げてヒカリを思いっきり抱きしめた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
最凶と呼ばれる音声使いに転生したけど、戦いとか面倒だから厨房馬車(キッチンカー)で生計をたてます
わたなべ ゆたか
ファンタジー
高校一年の音無厚使は、夏休みに叔父の手伝いでキッチンカーのバイトをしていた。バイトで隠岐へと渡る途中、同級生の板林精香と出会う。隠岐まで同じ船に乗り合わせた二人だったが、突然に船が沈没し、暗い海の底へと沈んでしまう。
一七年後。異世界への転生を果たした厚使は、クラネス・カーターという名の青年として生きていた。《音声使い》の《力》を得ていたが、危険な仕事から遠ざかるように、ラオンという国で隊商を率いていた。自身も厨房馬車(キッチンカー)で屋台染みた商売をしていたが、とある村でアリオナという少女と出会う。クラネスは家族から蔑まれていたアリオナが、妙に気になってしまい――。異世界転生チート物、ボーイミーツガール風味でお届けします。よろしくお願い致します!
大賞が終わるまでは、後書きなしでアップします。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる