目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

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第2章 開拓篇

第106話 村人 船を売る

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「これが改リバティー級1番船か?」

建造ドックで新型飛行船を見ている。今回は、従来のリバティー級とは異なり、武器を装備していない。その代わりとして、サントス国王からの注文でもある魔導士席という場所を作っている。これは、戦闘時には魔導士がその席について、魔法で攻撃をすることができる席をつけたのだった。もちろん、魔導防壁やハイパーメガ魔導砲なんかはつけていない。

「これが魔導士席か?」

俺の横には建造監督のユズル・ヒラガが立ち会っているがかなり不満な顔をしている。

「そうです。ここが魔導士席です。戦闘時にはここが開いて吹き曝しになります」

「ふむふむ。こんな原始的な」

そこにサントス王国、近衛師団、筆頭技術士のリシュリューが

「こほん。これだけしっかりとされていれば、十分なのですが。ところでエンジンについては何も教えてもらえないのでしょうか」

「それは契約でそう決まっているはずですが」

「あ・・いえ。万が一故障した場合にですな」

「それは大丈夫です。乗組員は我が村人航空大学校を卒業した優秀な人材が乗船いたしますのでご安心を」

実は、この船のエンジンは、魔導エンジンを使っているのだが、もちろん内部はブラックボックスになっている。解体すると復旧はできないような仕組みになっている。そんなことはどうでもいいのだが、リシュリューの行為が気に食わなかったのかユズル・コジマがギロリと睨みを利かすとビクリとしてリシュリューは黙り込んで

「伯爵の義理の息子のくせに」

「何か言いましたか?」

「え・・・いえ・・・なにも」

 なぜ、こんなことになったかというと、義父であるサンカルロス伯爵は、俺たちの特産物である胡椒を中心とする香辛料や鉄製品、更にズーダンからの絹製品なんかでかなりの利益を上げていて、サントス王国の貴族たちからも一目置かれる存在になっている。そして、極秘事項であった飛行船の存在がサントス国王へ知れ渡った。その存在を知ったサントス国王から船がほしい。献上しろということで、改リバティー級を建造している。問題は、サントス国王 カールルイス1世が建造ドックでの引き渡しを望んでいることだった。つまり、村人村へやってくるといのだった。そのことが決まったのは引き渡しまで1ヶ月を切ったある日のことだ。こちらとしても準備があって、てんやわんやしている。
まず、前夜祭は村人温泉で行うことにしていて、パーティーでの催し物として、ズーダン雑技団やサーカス団も準備をしている。え?喜び組も、シン王へ連絡して美女をよこすように指示しておこう。こうして、一応、国王様ご一行を迎え入れる準備をしている。

「ところで国王の移動はどうされるのですか」

「一応サンカルロスからダイバースクエアーまでは義父の飛行船で来ていただいて、そこからは大陸鉄道の旅を考えている」

するとユズル・コジマがうなずいた。

「多分、村人空港に来て、その規模を見たら愕然とするに違いない。現在、ドレッドノートとエンタープライズとタカミナ級が4隻もいるのだから、この艦隊を見た瞬間に大ごとになるに違いない」

するとミケえもんは

「とりあえず艦隊はマインへ移すことになっております」

「それでは、村人村の防衛力が下がるのでは?」

「それについては、第2空港にタカミナ級のサヤカとシオリとナッツミーの3隻を置いております」

「わかった」

実は厄介なことがもう一つある。改リバティー級1番船カールルイスの引き渡し前日がロクテン魔王とライムとの戦いの日だった。つまり、この日にタカミナ級7隻をダイバースクエアー空港へ移動することになっている。

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