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第2章 開拓篇
第105話 村人 ダイバースクエアーを開発する
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実は、ダイバースクエアー自体はかなり前に完成していた。この駅を中心とした外郭城塞もできつつあったのだが、本国との中間地点として空港も整備していた。そして、航空部隊基地も完成していたのだが、艦隊はあえて配備していなかった。それは、隣接する魔族の国エルドラに配慮したこともあった。ただ、ライム殿の本心が見えない今となっては、警戒するべき相手であると全会一致で結論がでていて、とりあえず、タカミナ級護衛艦7隻を緊急配備することになった。しかし、それの時期をいつにするのかが大事となる。理由としては、ライムが現時点でこちらに警戒心を持たせないことともう一つは、ロクテン魔王との対決について、こちらで優位に進めたいという思惑があった。よって、艦隊配備は、十大魔王会において、ロクテン魔王との対決の日に行うということで決定した。これは、アーチャン、クロマティーとロクテンと話を合わせている。対決の日に、艦隊配備の情報を流すことによって、ライムへの焦りを引き出すことが目的だ。
ロクテンは当日も分身に戦わせる予定だと言っていた。彼女曰く、分身で十分何とかして見せるということだった。詳細は後日詰めることになった。
一方、ダイバースクエアーの進捗状況はミケえもんが管理していた。
「ミケえもん、ダイバースクエアーの進捗状況はどうだ?」
「進捗状況は作業工程に対しては、110%で進んでいます。ただ、」
「ただ?」
「ロボット兵を輸送した場合、要塞化がばれる恐れがあります」
「どうしてだ?」
「ダイバースクエアーは現在建設中の街ですが、冒険者や労働者が多く住んでおり、すでに都市としての機能も進んでおります。また、ギルドのダイバースクエアー支店もできていることから、冒険者や労働者相手の商売が盛んになっていて、エルドラからも商人が来ているのですよ」
「そうか、それは厄介だな。いきなりその商人を追い出すわけにはいかないしな」
「たしかに」
「追い出すのは、艦隊を配備してからにしないか?」
「どうして?」
「確実にライムへ連絡が入るはずだ。そのことを利用して、スパイ容疑をかけるんだ」
「それはいい手かもしれません」
「ロボット兵は、俺がテレポーテーションで持っていくことにする」
「わかりました。ところで、この度我々の開発チームが作った。警備ロボを配備したいのですが」
「それはいいな。どんな奴だ」
「これです。ペッパー警部!!これは、警備ロボットです、ロボット兵ほどの火力はないのですが、人を気絶させるくらいの性能は持っています。町中の安全はこれで対応すれば十分かと思います」
「わかった、これは、大陸鉄道で輸送するか」
「それがいいかと」
こうして、ダイバースクエアーの要塞化は進んでいったのであった。
一方、エルドラの状況というと、隣接するヨーゼフ領と友好関係があるようだ。また、サントス王国の隣国、ヘルマー王国とは平和条約まであることから、それと神聖教会とも何らかの折り合いをつけている様子だった。つまり、サントス王国が黙認を決めない限り、エルドラとの交戦はできないと考えた方がいい。それは、神聖教会の影響力もあるのは確かだった。
すると川口ヒロシ地質探検隊から地質調査の報告があった。
「鉄鉱石と石炭を発見、そのほかの鉱物資源も埋蔵量は豊富です、更に、魔導鉱石まであります」
つまり、ここには、第二のマインとタタラを作ることができるということであった。
こうして、村人連合の新都市、ダイバースクエアーの開発は進んでいったのだった。
そして、本国の義父から連絡が入った。
「サントス国王がリバティー級輸送船を所望している」
弱ったぞ、リバティー級でも西側諸国のパワーバランスは崩れるのは間違いない。
「お義父様、武器類の装備はつけないということでよろしければ」
「そうだな。それしかないな」
ロクテンは当日も分身に戦わせる予定だと言っていた。彼女曰く、分身で十分何とかして見せるということだった。詳細は後日詰めることになった。
一方、ダイバースクエアーの進捗状況はミケえもんが管理していた。
「ミケえもん、ダイバースクエアーの進捗状況はどうだ?」
「進捗状況は作業工程に対しては、110%で進んでいます。ただ、」
「ただ?」
「ロボット兵を輸送した場合、要塞化がばれる恐れがあります」
「どうしてだ?」
「ダイバースクエアーは現在建設中の街ですが、冒険者や労働者が多く住んでおり、すでに都市としての機能も進んでおります。また、ギルドのダイバースクエアー支店もできていることから、冒険者や労働者相手の商売が盛んになっていて、エルドラからも商人が来ているのですよ」
「そうか、それは厄介だな。いきなりその商人を追い出すわけにはいかないしな」
「たしかに」
「追い出すのは、艦隊を配備してからにしないか?」
「どうして?」
「確実にライムへ連絡が入るはずだ。そのことを利用して、スパイ容疑をかけるんだ」
「それはいい手かもしれません」
「ロボット兵は、俺がテレポーテーションで持っていくことにする」
「わかりました。ところで、この度我々の開発チームが作った。警備ロボを配備したいのですが」
「それはいいな。どんな奴だ」
「これです。ペッパー警部!!これは、警備ロボットです、ロボット兵ほどの火力はないのですが、人を気絶させるくらいの性能は持っています。町中の安全はこれで対応すれば十分かと思います」
「わかった、これは、大陸鉄道で輸送するか」
「それがいいかと」
こうして、ダイバースクエアーの要塞化は進んでいったのであった。
一方、エルドラの状況というと、隣接するヨーゼフ領と友好関係があるようだ。また、サントス王国の隣国、ヘルマー王国とは平和条約まであることから、それと神聖教会とも何らかの折り合いをつけている様子だった。つまり、サントス王国が黙認を決めない限り、エルドラとの交戦はできないと考えた方がいい。それは、神聖教会の影響力もあるのは確かだった。
すると川口ヒロシ地質探検隊から地質調査の報告があった。
「鉄鉱石と石炭を発見、そのほかの鉱物資源も埋蔵量は豊富です、更に、魔導鉱石まであります」
つまり、ここには、第二のマインとタタラを作ることができるということであった。
こうして、村人連合の新都市、ダイバースクエアーの開発は進んでいったのだった。
そして、本国の義父から連絡が入った。
「サントス国王がリバティー級輸送船を所望している」
弱ったぞ、リバティー級でも西側諸国のパワーバランスは崩れるのは間違いない。
「お義父様、武器類の装備はつけないということでよろしければ」
「そうだな。それしかないな」
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