目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

文字の大きさ
107 / 267
第2章 開拓篇

第107話 村人 サントス王国 国王をもてなす

しおりを挟む
サントス国王対策はこうだ。飛行船”サンカルロス”で伯爵領都サンカルロスからダイバースクエアーまでは空路で移動後、ここで一泊。翌日、ダイバースクエアー駅で大陸鉄道の弾丸ライナー”ルミエール”に乗車し、村人温泉まで来るとい予定だ。
更に同日、タカミナ級護衛艦、七隻、アッチャン、ユウコ、マリコ、マユユ、タカミナ、コジハル、トモチンをダイバースクエアーへ配備すべく、村人国際空港から出港させたのであった。護衛艦隊には、飛行船”サンカルロス”が村人領へ入った時点で護衛を行う予定にもなっている。本来であれば、飛行船”サンカルロス”の装備で十分なのだが、それを見せるとその装備をつけてくれと言われかねないので。タカミナ級護衛艦隊で少し距離を置いて護衛の任務に就かせることにした。もちろん、旗艦は総監督が乗船しているタカミナに決まっていた。

当日、俺は、サンカルロス国際空港にいる。目の前にはサントス国王がいる。

「君が村人か?」

「はい」

「そうか。今日は頼むぞ」

「はい」

飛行船”サンカルロス”を見て、その大きさに驚いていた。

「これが噂の飛行船か」

実は、この世界にも飛行船は存在しているが、リバティー級ほど大きくはない。リバティー級は全長135mあるのに対して、せいぜい20mしかない。つまり、船で例えると小型船舶くらいの大きさくらいしかないのだ。ちなみにこのサイズは建造できるサイズだそうだ。実は、全長50mの大型魔導船というのもあり、これは古代文明からの発掘品らしく、国王クラスしか所有していないものであった。サントス国王はその大型魔導船に乗船して、サンカルロス国際空港に来ていたのだった。因みにタカミナ級は150m、ドレットノートは160mである。だからだろう倍以上ある船を見てかなり関心を抱いていた。

「この船の防御はどうなっているのか?」

「は・・・この船は輸送船ですので魔導士を乗船するようにしております」

お義父様は、予定通りのセリフで答えてくれた。魔導銃を装備していて、ワイバーンくらいの飛行魔獣であれば簡単に撃ち落とせますなどといった日には、国王からどんな目でみられるか。正直ドキドキしながら二人の会話を聞いていた。

やがて出港の時間がやってきた。サントス国王は、部下の大臣たちと近衛師団20名とは別に20名の魔導士を乗船させてきた。彼らは王様の船”サントス”に乗船し、砲撃隊としての役割を与えられた連中だ。




しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

処理中です...